スマホをついつい操作も原因に…女性トイレ混雑問題に国も本腰 便器数の倍増で効果も・福島
続いて、大規模なイベント会場や商業施設で見受けられる女性トイレ前の行列。
この女性用トイレの混雑解消に向け国も本腰を入れようとしています。
取材したのは郡山市のスポーツ施設。
プロバスケットボールチームの試合が行われていたとあって、この日は家族連れや女性のブースターの姿も多くありました。
その会場で、トイレの悩み事を聞いてみると…
■来場者
「大型のショッピングモールだったりとか、こういう試合会場とかは結構女性の人や、お子さん連れも多いので並びます」
■来場者
「男性と比べると、比較的女性って長いじゃないですか。違うところに行ったり、そういうロス時間があったりします」
女性トイレの混雑問題です。
駅や商業施設、大規模なイベント会場で見られるトイレの混雑。
特に、女性トイレは長い列が出来ることも。
ある調査では、トイレの利用時間について女性は男性の約3倍、時間がかかるともいわれています。
そこで国はいま、女性トイレの混雑解消に向け、便器の数を男性以上にするなどの指針を打ち出し、議論を進めているのです。
この問題に先手を打ったのが、郡山市のこちらの施設。
宝来屋ボンズアリーナは2025年4月の改修のとき、女性トイレの数を大幅に増やしたのです。
以前は女性トイレに長い列ができていたといいますが、改修後、そうしたことは少なくなったといい、取材したこの日も、列はできていませんでした。
■施設担当者
「お客様が並んでいるという風景がほとんど見られなくなったということと、利用者の声としてトイレが増えてよかったなということをご意見としていただいています」
国のまとめによりますと、個室で身だしなみを整えたり、化粧や着替えをしたりといったトイレ以外の目的で個室を利用するケースが女性は男性よりも多い傾向にあるといいます。
そこで、こんな場所を用意している施設があります。
こちらは、福島市にある「道の駅ふくしま」。
旅の道中にトイレに立ち寄る人も多いとあって、混雑を防ぐため男性の約1.5倍の数の女性トイレが整備されています。
さらに、施設に備えているのがこの広~いパウダールーム。
やはり化粧直しの時間が混雑に影響していると考えたそうで、トイレとパウダールームの空間を分けたといいます。
■道の駅ふくしま 総務広報課 インフォメーション担当
「(女性トイレは)多くの台数そろえておりますので、特に今のところ並んだりとかの混雑は見られないような感じです。」
一方で、男性トイレを巡ってはこんな状況も…
■道の駅ふくしま 総務広報課 インフォメーション担当
「夏の時期であったり、モモの時期になったりしますと、かなりお客様来られますので、その時だとちょっと並ばれたりだとかそういったことは今までございました」
男性も個室トイレを利用しますし、数に限りがある施設もありますからトイレの混雑問題は性別に関係なく快適に使える社会を考えていきたいですね。
■道の駅ふくしま 総務広報課 インフォメーション担当
「性別問わず、色々なお客様もいらっしゃいますので、心地よい環境で快適にお使いいただければと思います」
国のまとめでは、トイレがきれいな施設が増えたり便器の洋式化が進んだりしたことでトイレの快適性が上がったことや、先ほどもあったように身だしなみを整える、そしてみなさんも経験はないでしょうか、スマホをついつい操作してしまう。
こうしたことを背景に、ある調査では、2007年と2018年との比較でトイレの個室の利用時間が男女ともに2割~3割ほど増えているそうなんです。
公共のトイレはみんなのものですから、次を待つ人のために適切な利用を心がけたいですね。