70dBを超える鼻いびきが起こり、鼻中隔湾曲症と鼻炎が原因だったので、粘膜下下甲介骨切除術などによって治療しました。
- 2023年11月:いびきエスカレート、有害性を増す
- 耳鼻科へ:そういえば鼻中隔湾曲症じゃん
- 2025年6月、入院
- 退院後1週間:鼻毛がない/綿球で鼻塞ぐのマジで嫌!!
- 退院後3週間:綿球から解放されて嗅覚が蘇り、いびきは消失
- その後:月1診察でかさぶたを取ってもらう日々
- 全てが治った快適な日々、みんなにもオススメ
- 痛み:痛みはあるけど期限つきなので辛くない。鼻呼吸できないのが辛い
- 費用:6日間の入院手術で6万円ちょっと、事前の検査等込みでも10万円くらい
2023年11月:いびきエスカレート、有害性を増す
2023年11月頃から、「いびきがうるさい」とのクレームを受けることが増えた。
昔からいびきはかく。普通にいびきがあるね、程度だったのに年々ひどくなり、ついに閾値を超えたらしい。
「マジでうるさい」「寝られない」「部屋の壁を貫通してうるさい」などのクレームを受ける。具体的にどんなうるささ?と聞くと「鉄くずで出来たバイオリンを弾いている」「耳に突き刺さる高音なのに反響がなく、耳栓をしても貫通してくる」と返ってくる。録音を聞いても、いわゆる睡眠時無呼吸症候群のいびきは「ゴーッ!!ガーッ!!」みたいな感じだけど、私のいびきは「ズーーーーーー!!」みたいな高い音。他にも色々検証していびきが鼻から出ていることは特定でき、鼻腔テープを使ってみるもあまり効果がない。
これを使ってもいびきがゼロにはならないし外れた瞬間†終わる†などの問題がある。
いびきの音量を測ったところ70dBを超えた。70dBといえば高速走行中の車内、または騒々しい事務所程度のうるささらしい。騒々しい事務所って何? 私の前職では社長と専務が怒鳴り合いの喧嘩の果てに事務所(賃貸)の壁を壊してたけどそういう感じ?
ともかくいびきの酷さのあまり「金は出すから病院で治療を受けて欲しい」とまで言われてしまったので仕方ない。耳鼻科に行って、もろもろの診察と治療を受けることになりました。
耳鼻科へ:そういえば鼻中隔湾曲症じゃん
いびきが主訴の場合、まず疑わしいのは睡眠時無呼吸症候群。起床時の頭痛/昼間の眠気などがあれば睡眠時無呼吸症候群の検査になるものの、私はどちらも無し。逆に私の話を聞いた友人が「え、寝起きの頭痛って普通じゃないの!?」と言いだして睡眠時無呼吸症候群の診断が下りるなどのハプニングもありつつ、ひとまず薬で様子を見ることに。
鼻炎の薬を使うと格段にいびきがよくなった(ゼロではない)。要は酷い鼻炎で鼻が塞がっていびきに繋がっているらしく、一般的な鼻炎薬を投薬することで改善された。
よく考えたら私は鼻中隔湾曲症で左鼻穴がかなり狭い。冬の間は左鼻からだけ毎日鼻血が出るし、鼻水は出始めたら30分は止まらない。
鼻炎薬は毎日使うもので、鼻水の抑制と鼻汁の凝固の役に立つ。具体的に言うと鼻水が減って鼻くその量が増え、鼻をかむ代わりに毎日4回(両鼻合わせて8回)ほど鼻の中から長い鼻くそを引き抜く作業が発生するようになったものの、鼻をかむよりはストレスが低いのでまだ良い。
そうは言っても薬で抑えているだけではある。薬を飲み忘れた瞬間あの酷いいびきが再発するし、根本的に左鼻穴をもっと広くできたら解決する……ということで、鼻中隔湾曲症の手術をすることに決定。
2025年6月、入院
2024年秋頃に耳鼻科の先生に手術の相談をし、手術を受ける病院へ紹介状を書いてもらう。
ネットで鼻中隔湾曲症の手術例を見ると日帰り・1泊が多いのに、当然のように「まあ1週間くらい入院すると思うよ」と言われてビビる。なんで!?と思ったけど、結論から言うと1週間入院して本当に良かったです。日帰り・1泊でやってやれないことはないけど、帰ったところで痛みで何も出来ない+最低でも隔日で来院は必須なので意味はなかったと思う。立って歩けはするから日帰りや1泊が不可能ではない、ってだけですね。
事前に検査を受けると、右鼻はファイバースコープが最奥まで入ってもちょっと息苦しい程度だけど左鼻は悶えるほど苦しいうえ最奥まで入らない。その他の色々な検査をして左鼻に問題があるのは確定し、2025年夏に手術をすることに。
何気に入院・手術・全身麻酔が全て初めてなので緊張する。病院から貰ったパンフレットを元にエネマシリンジやおむつを買い、インターネット・叡智を元にS字フックも買う。
「エネマ」って言うからエッチな道具かと思ったら違った
おむつを買うのは初めてで、おむつが必要になる状況に抵抗がある。全身麻酔ってそういうことではあるんだけどさあ……とか言いながら購入。紙おむつは1枚あれば十分とのことで、ドラッグストア等だと12枚セット等でしか売っていないため病院の売店で購入しました。
入院1日目:手術前夜、己のBMIと歯を恨む
手術の事前説明を受ける。
現在の問題点は、鼻の骨が歪んでいるせいで鼻粘膜が肥大、鼻炎になっていること。というわけで左右の鼻穴を隔てる鼻中隔の骨を抜き取り、鼻の中の肥大した粘膜を除去し、くしゃみ等の原因になる鼻神経の一部を切断する……とのこと。
鼻神経の切断は初耳だったので動揺しつつ、くしゃみ等の抑制に繋がるなら別に問題はない。付添人とともに同意書にサインをし、鼠径の動脈部から動脈血の採血を受けたり薬剤師・栄養士・麻酔科医等との応対をしたり。
麻酔科医には言うべきことが2つあった。ひとつは私がBMI30超えの肥満で全身麻酔のハイリスク者であること、もうひとつは治療中の歯があること。
全身麻酔、というより医療行為全般は肥満だとリスクが増す。「BMIが30以上なので」という言い方をしてくれるところに微妙な優しさを感じつつ、ダイエットを頑張ろう……と己を恥じる。一応言っておくとこれでも先月より3kgは落としたんですよ……それでもBMI30超えな私が悪い。
あとは歯の話。
全身麻酔後は口から気道に管を入れて呼吸を確保する。意識のない人間の口を開かせて管を通すので歯を押さえることになり、歯牙の欠損が0.1%くらいの確率で起きるらしい。
グラつく動揺歯はないものの治療中の歯があった。右下の奥歯が欠け、詰め物を入れる前の仮蓋段階で止まっている。本当は入院前に治療が完了してるはずだったんだけど私が病院の診察時間を勘違いしたせいで治療が終わらなかった。
歯の話をすると「右奥はちょうど指掛けるからね~!まあ何もないように頑張りますが、命が最優先なので、ね……」と言われてかなり不穏な空気があって笑う。もしかして鼻の骨だけでなく歯も失う感じですか?
手術後はしばらく入浴が出来ないとのことで、術前のうちに院内の風呂へ。冷静に考えればそうなんだけどドライヤー持ってこなきゃいけなかったな。
入院2日目・手術当日
15時くらいから手術と言われたけど前の手術が巻きまくって14時に手術開始。
全身麻酔なので術前は絶食になる。一応手術当日の午前7時まではゼリー類は食べても良い、とのことだったけど、売店に行くのも面倒だったので前日の夕食を最後に絶食。飲めるギリギリの時間まで水を飲み、飲食禁止時間から点滴を入れてもらう。点滴で色々確保されているとはいえ普通に喉は渇くんだな。
点滴をしていること以外は元気なので手術室には歩いて行く。手術台がやけに温かくて天国みたいだな~と思った。ちゃんと見てないから分からないけど綿でも敷いてた?布団的な柔らかさというより綿をダイレクトに感じる。超最適な温度の手術台に横たわって「天国のベッドってこれかもな」と思う。
そんなこんなで上半身を脱がされ、麻酔が入る。麻酔が入る瞬間がやけに痛かった。
付添人から「全身麻酔に可能な限り抗ってほしい」とオーダーを受けていたため、目を開けたまま麻酔が入ってから秒数をカウントする。「入りました」と言われてから4秒目で視界が大きく歪み、7秒目に「ヤバい」と思ったのを最後に意識が途絶。目が覚めたら「終わりましたよ」と言われる。名前とか確認されるかな~と思ったけどそれは特になく、目の前に指を出されて目で追う・指の本数を答える等の簡単なチェックのみ。これは鼻中隔湾曲症の合併症で目と脳に障害を負う可能性があるからですね。
手術室に向かったのが14時、手術室を出たのが16時30分なので、2時間ちょっとの手術だった模様。
手術台の上で上の服を着せてもらって病室までストレッチャーで移動し、その後3時間は安静。人工呼吸器+心電図+カテーテル+おむつの状態でぼんやりする。
痛みはそんなにないけど呼吸が苦しい。鼻は完全に塞がれており、口呼吸をするしかないので唇がガサガサになる。喉も渇くけど水も飲めない。そういえばと思って口の中を探ると、気にしていた右下の歯は存在していた。0.1%の歯牙欠損の可能性を引かずに済んだ模様。
とにかく暇!!!!面会時間を過ぎたので人間もいないし、手術中にベッドを整理してもらったから手の届く範囲に何もない!スマホだけでも取れないか?と思って起き上がろうとしたらカテーテルを挿れた場所が痛い+心電図が外れかけたので断念。もしかして安静だからカテーテルを入れるんじゃなくて、カテーテルが入ってるから安静なんだろうか。
2時間くらい経ったところで鼻の痛みが襲来。鼻の骨格全体が圧迫されるように痛い。点滴から痛み止めを投与してもらい、やることね~~とぼんやりしながら安静期間の終わりを迎える。
カテーテルの抜去は強烈な違和感!というだけで痛くはない。おむつも外してもらい、手術前に脱いだ服を着せてもらい、看護師さんの付き添いのもとトイレとうがいに向かう。尿道の違和感すげ~(翌日には収まった)。
うがいがてら鏡で顔を見ると、鼻が面白いことになっている。鼻にはスポンジとは別に詰め物がされていて、術前の説明では「ビニール手袋の指二本を切って詰め物をしたやつ」を鼻に入れると言われていた。言われた通り鼻と鼻の間にビニール手袋の指の股みたいなものが通っていて「手袋って比喩じゃなかったんだ……」と思ってややウケる。
で、鼻からは血が出まくっている。上記のビニール手袋は止血の役目を果たさないため、鼻の出血は鼻奥のスポンジと鼻の浅瀬の綿球で受け止めることになる。鏡を見ると左側の綿球が真っ赤になっていて、吸いきれなかった血が垂れ始めていた。
「綿球は気になったら替えてくださいね」とのことで、替え方とか……説明は無いのか!?と思いつつ抜き取って新しいのを嵌める。ちなみに鼻の中腹に入っているビニール手袋が抜けるのはかなりマズいらしく、抜けたらすぐに呼んでくださいね!!と言われる。綿球と一緒に外れたらと心配していたけど外れる気配すらなかった。
血でビッショビショになった綿球を取り替え、水を飲んでいると消灯時間に。
口呼吸しか出来ない状態だとかなり寝づらい。鼻を完全に封じられた状態で寝ようとすると口からいびきが出るのだけど、口いびきによって口内に振動が発生すると気になって起きてしまう。ウトウトするところまでは出来るけど深く寝入ることは出来ず、鼻はもちろん口呼吸のせいで乾ききった口内も痛い。朝の検温の声掛けで目を覚ましたので、一応少しは寝ていた模様。
入院3日目・手術翌日:口呼吸、口内の痛み、鼻の痛み、動きにくさ、全てが辛く苦しい
今思い返すとこの日がピークでしんどかった。
まず、鼻は三段構えで止血されている。鼻の最奥にはスポンジが入り、鼻の中腹にはビニール手袋があり、鼻穴の手前には綿球が控えている。鼻呼吸は一切できない。
鼻呼吸が一切できないので口は開けっぱなしなのだけど、手術中に管を入れていたせいもあってか口の中がほんのり傷ついているから口呼吸のたびに痛い。
この日から食事はおかゆ等が出るものの、鼻呼吸が一切できない状態で口にものを入れると窒息する。食事しないと死ぬのに食事すると死にそうになるんですか!?許せねえよ。
というわけで食事は咀嚼数を減らすか、咀嚼中に口を開けて呼吸を取り入れなければいけなくて本当に惨め。いびき治したいっつって手術した結果、口呼吸のクチャラーになって悲しい。
綿球は血を吸いきれなくなるまでは同じものを嵌めっぱなしで良いのだけど、私は気になっちゃって1時間に1回くらい替えていた。綿球の汚れ具合も予後のチェックに使うらしく、抜いた綿球はゴミ箱とは別の場所に溜めておく。
この日はとにかくずっと痛い。痛かったらずっとゲームでもしていようと思ったけど、痛みのせいで何一つ集中できないのでゲームもしなかった。痛い……つってうずくまり、定期的にナースコールを押して痛み止めを貰うのみの生活。
寝て時間をスキップしたい気持ちは大いにありつつ、上述の通り口呼吸しかできないので寝にくい。更に言うと、鼻の中にみっちり物が詰め込まれており、分泌された涙の一部を鼻~喉に流す役割を持つ鼻涙管が圧迫されているので涙が定期的に流れる。溢れて止まらない、というよりは薄~く開いた水道からちょっとずつ水が垂れるような流れ方で、思いっきり泣いて終わり、というわけでもないのがかなり厄介。しかも涙が出続けるので目やに等が固まって睫毛までガビガビになっているし、アイマスクの内側が濡れるのでアイマスクも着けられなくてますます寝づらい。痛い寝れないゲームもできない身動きも取りづらいで何も出来ない。終わりかも。
痛み止めは6時間に1回しか投与できないのに4時間くらいで効果が切れるので本当に辛かった。「痛いです……」と訴える私に看護師さんが「じゃあ次のお食事の時のお薬、痛み止めだけ先に飲みましょうか」と言ってくれて早めに痛み止めだけを飲み続ける。でもこれって痛み止めを飲むサイクルが早まるから絶対どっかで痛みに耐える瞬間が来ますよね!? もう耐えられませんよ!!
入院4日目・術後2日目:依然として鼻は塞がっているも一気に楽になる
深夜のうちに朝食後に飲むはずの痛み止めを飲んでしまい「痛み止めが飲めないタイミングが来る」との絶望を抱きつつ迎えた朝。
朝に医師の診察があり、この日は鼻の中腹に入っているというビニール手袋を抜き取ることになっている。これが抜ければ楽になるとは事前に聞いていたため、希望はそれしかない。
診察で呼ばれた瞬間診察室へ急ぐ。一刻も早く楽になりたいとの願いが通じて、ビニール手袋は抜いてもらえることになった。
抜いた瞬間鼻から血が噴出。「あとで着替えるといいかもね」と言われて気付いたけど確かに服が血まみれになっていた。点滴入ってて着替えの介助を頼むのもめんどくさいからこのままでいいか?
引き続き鼻はほとんど塞がっていて食事のたびに窒息しかけるものの、鼻の中を封じるものがなくなったので格段に楽!痛みもゼロではないものの食後の痛み止めを飲むだけで済み、あれほど欲していた頓服が一気に不要になる。涙も出ないので眠いときは寝れる!!
さすがに口呼吸も3日目となると慣れるというか諦めがついて、少し長めに寝れるようになってきた。2時間寝ては30分起きて……みたいなのを繰り返して1日が終わる。
入院5日目・術後3日目
今日は鼻の最奥にあるスポンジを抜く。
このスポンジは水に溶けるらしく、予後によっては喉に落ちてくることもある……と聞いていたけど、私の場合は特にそういうことはナシ。朝の診察で両鼻からスポンジを抜いてもらうことに。
鼻穴からピンセットを突っ込んで鼻奥を封じていたスポンジを抜くので当然痛い!痛いけど、スポンジが抜けた瞬間、鼻が†開通†したのが分かってかなり気分が良い!まあ綿球は入れなければいけないわけですが……。
綿球は引き続き両鼻に入れているものの、綿球につく血の色がどんどん薄くなってきた。全然赤いし血はついているものの、術後すぐの赤黒く血が染み渡った綿球を見てきた私からすれば改善度がすごい。
この日からエネマシリンジを使用する鼻洗浄も開始。要は鼻うがいなんだけど、1日2回、1回につき500mlの生理食塩水を使うのでかなりうがい液が多い。血っぽい粘液がいくらか出るし、鼻から出る液体もまあまあ血の色。とはいえ、鼻がスッキリするのでかなり嬉しい。
さらにようやく点滴が抜けて自由の身に。介助がいらないから血まみれのTシャツから無事に着替えられる!風呂も入れる!ドライヤー持ってくればよかったな……。
入院6日目・術後4日目:退院当日。鼻の中を焼かれる
退院予定日。診察後、医師の判断によって退院の可否が決まるわけだけどもうこっちは完全に退院気分でウキウキで荷造りをしている。
診察で鼻穴の様子を診てもらう。「処置しますね~」と言われて何かが鼻の中に入った瞬間、鼻の中で火花が爆ぜる。いてえ!!
術前の説明で「出血している場所があれば電気で焼いたりします」と言われていたので恐らくソレなんだろうけど、これがかなり痛い!!鼻の中で花火をしているような激痛で、久々に嗅覚が効いたと思ったら自分の肉が焦げるニオイなのは最悪!!
とはいえこれで腫れている部分が焼き切れたのか、終わったらかなり楽になった。鼻が完全にまっすぐな筒になって障害物がないことが分かる。鼻ってこんなにダイレクトに空気が出入りする器官だったんだ!と感動しつつ、綿球は次回の診察まで着けているようにとのこと。嫌すぎる。
そういうわけで退院。会計等の処理はまた後日とのことで、金も払わず病院を去る。
退院後1週間:鼻毛がない/綿球で鼻塞ぐのマジで嫌!!
退院後もエネマシリンジを用いた鼻洗浄は続き、綿球で鼻も塞ぐ。
放っておけば分泌液が垂れてくるから鼻を塞がなきゃいけないのは分かるけど本当に嫌!鼻呼吸がしたい!!と思って結構な頻度で綿球を外してしまう。耐えられない。
寝る時も綿球は外せないので口からいびきをかく。いびき治すっつって入院して帰ってきた人間がいびきかいてるの最悪では?と思ったけど、やっぱり鼻からと口からだといびきの音域が変わるらしく「うるさいけど常識的ないびき」「耳栓ガードが効く」とのことで問題はない模様。そうは言っても口いびきビギナーとしては口腔が振動するのが耐えがたく、2時間に1回くらい起きてしまう。耐えられなくて寝る時は綿球を外してしまった。
鏡で鼻の中を覗き込むと、鼻穴の入口すぐを除いて鼻毛が全然ない。今のところはむき出しの肉って感じでかなり怖い。確かにこれは綿球で守ってやらなきゃなんねえ。
退院から1週間後に診察してもらうと「鼻の中が結構乾いている」とのことで引き続き綿球を着けるよう言い渡される。次の診察まであと2週間もあるのに!? 耐えられませんよ!
その他、鼻の中にできたかさぶたを取ってもらう。かさぶた取ってもらいに病院行くの面白いな。
退院後3週間:綿球から解放されて嗅覚が蘇り、いびきは消失
引き続き鼻洗浄+綿球生活は続く……のだけど、耐えかねて綿球はほとんど外して過ごしていた。耐えられない。
とはいえ身体の治癒力が効いてくれたようで、退院後3週間目(前回の診察から2週間)の診察で綿球を外す許可をいただく。嬉しい!嗅覚があるとコーヒーが美味しい!
主訴であるいびきについては完全に無くなった。
軽減ではなく無。元から口いびき(睡眠時無呼吸症候群)ではなかったようで、鼻が開通すればいびきはゼロになる。人に聞いても普通の寝息があるだけでいびきらしい音は一切無くなったらしくかなり嬉しい。
その後:月1診察でかさぶたを取ってもらう日々
大きい変化があったのはここまでで、その後は1ヶ月に1回通院し、鼻の様子を見てもらってかさぶたがあれば除去して薬を出してもらう。
鼻洗浄でたまに大きめのかさぶたが出てきて面白い。一度だけ、長さ5センチくらいの血の塊が両鼻から出てきたことがあってかなりテンションが上がってしまった。かさぶたが取れた直後はヒリヒリして少量の出血があるものの、生活に支障が出るほどの痛みや違和感ではないです。
診察では治りが順調とのことで、9月には鼻洗浄も不要になる。単純に高レベル鼻うがいとして洗浄することはあったものの、鼻うがいの必要性を感じていたのは8月くらいまでだと思う。
全てが治った快適な日々、みんなにもオススメ
その後は鼻の傷が治ったことを確認して鼻の空気の通り等を検査し、全て問題がないことを確認して終了。
今後は何かあれば紹介状を書いてもらった耳鼻科に相談してね、とのこと。定期的な耳鼻科通院の必要はなくなり、今は何のストレスもなく鼻呼吸を謳歌している。
例年なら11月が近づけば鼻いびきが異常な音量になり、毎日鼻炎薬を使って加湿をしっかりやっても耐え難い騒音を奏でていた。今はまったく無音で眠っていて、鼻水もたまにしか出ず、鼻血とは無縁の日々を送っている。快適そのものの状態で、鼻の状態が良くなったことの喜びを日々噛み締めている。
鼻に悩みがあったり鼻中隔湾曲症だったりするなら手術はした方が良いと思う。死ぬまで付きまとう呼吸の悩みがある状態で生きる意味は皆無と言って良く、鼻手術をするかしないか迷っている方がいるなら是非とも手術を受けていただきたい。
鼻の手術を迷っていた時、「どのくらい痛いか」「費用はどのくらいか」が気になっていたので、私のケースではどうだったかを書いて本記事を終えたいと思います。
痛み:痛みはあるけど期限つきなので辛くない。鼻呼吸できないのが辛い
かなり痛かったけど、人生で一番痛かったかと言われるとそうでもない。親知らずの抜歯後の方が痛かったです。
術後の鼻の詰め物由来の痛みが強かったので「コレを抜けば楽になる」と分かっていたので痛くはあるけど気持ちは楽だった。いつ終わるかが分かると安心できるらしい。
ただ、術後~退院直前の苦しさはかなり強かった。綿球が鼻に入っていて呼吸が一切できないのが本当につらい。食事と睡眠の両方に強いストレスが発生するのはしんどかった。
費用:6日間の入院手術で6万円ちょっと、事前の検査等込みでも10万円くらい
5泊6日の入院+手術で会計は6万2,000円くらい。大部屋、食事込み(牛乳分抜き)の金額です。
これとは別に入院用に購入した綿球・エネマシリンジ代が合計4,000円くらい。診察費で言うと、手術前月に行った検査が1万円、それ以外の診察は2,000~3,000円くらいで5~6回だったので、診察費は高く見積もっても3万円以内。薬代は診察のたびに1,600円でトータル1万円以下なので、総費用は10万円ちょっと。
鼻の通りを良くするのに10万円が安いか高いかは人によるだろうけど、私にとっては断然安い。仮に鼻炎持ちで毎月病院に行って診察処方を受けているとしたら、月3,000円×12ヶ月で年間36,000円はかかっているわけで、鼻炎治療3年分の費用で鼻炎の根本原因を無くせるなら高いとは言えない。私は手術して良かったし、迷っている人がいるなら手術を強く勧めたい。