深夜トランジット台北・失敗編(インドネシア出張9回目)
スターラックス航空は快適だった。機内は高級で、飯もうまい。ビールが出なかったことを除けば文句はない。
だが、正直どうでもいい。飛行機なんて、飛んで降りるだけだ。
問題は、次のフライトまで約10時間。
この空白をどう過ごすか――それが本題である。
空港泊という正解を、捨てる
桃園空港の深夜について調べると、情報は山ほど出てくる。
24時間営業のレストラン、仮眠場所、無料のシャワールーム、おしゃれなカプセルホテル……。
真夜中の空港を探検する、それも確かに楽しそうだ。
だが、僕は思った。
10時間も空港に引きこもるのは、さすがにナンセンスだ。
短い間でもいい。入国して、現地の空気を吸いたい。
夜市の飯と酒。それだけでいい。
そうと決まればGoogleマップで「夜市」と検索。空港から一番近い「大園夜市」を目指すことにした。
(しばらくダイジェストでお送りします)
入国審査を電撃的に突破し、両替所で現金を略奪!
電車をジャックして(もちろん切符は買った)
3駅先「大園」に向かわせた!
駅前で自転車を借りようとしたがアプリ登録に失敗!
(台湾の携帯番号が必要らしい)
しかたなく徒歩で2キロ行軍!
な、なんだあのセクシーお姉さんは・・・!
(ビンロウ売り)
そして――
夜市は、終わっていた。
夜市は、終わっていた。(大切なことなので2度言いました)
こういうのでいいんだよ。
深夜のトランジットなんて━━。
結局、唯一開いていた屋台に立ち寄った。
何の店か分からず一瞬ためらったが、揚げ物屋だった。
ちょっと日本語の分かるおばちゃんがいて、救われる。
大鶏排(ジーパイ)と揚げ豆腐をテイクアウト。
さらにセブンイレブンでビールと味玉を買い、イートインスペースで流し込む。
もう実質、夜市みたいなもんである。
こういうのでいいんだよ。深夜のトランジットなんて。
セクシーお姉さんに、眠気を奪われる!
腹を満たしてから、セクシーお姉さん(檳榔辣妹というらしい。写真はNGだった)のお店でビンロウを買ってみた。
小さなヤシの実のようなものを葉ごと口に含み、奥歯で噛み潰す。湿ったタバコの葉をすり潰しているようで、正直、マズイ。頑張ったが3個で限界だった。
ただ、強壮作用は本物だったのかもしれない。
その後、深夜3時過ぎまで街を徘徊し、ほぼ不眠で6時発のジャカルタ行きに乗り込んだ。
タクシー代をケチった結果
実は前々から調べていたのだが、
空港からタクシーで30分ほどの場所に「桃園観光夜市」という、毎日24時まで営業している夜市がある。しかも、その近くには、「星野日式三温暖」というサウナ兼カプセルホテルまであるのだ。
つまり、最適解は分かっていた。
桃園観光夜市で酒を飲み、風呂に入り、寝る。
これで文句を言うのは、たぶんバチが当たる。
だが、僕はそれを選ばなかった。タクシー代をケチったのだ。
次に台湾トランジットの機会があれば、その時こそ正解ルートを選びたい。
――たぶん、またケチるだろうけれど。


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