なにかひとつ「事案化」されるだけで個々人の問題が属性全体の問題にされるのがトランスジェンダー。というか、マイノリティ。
個別具体的な出来事については、個別具体的に必要な処理がなされればいい。それに便乗して「トイレに盗撮用カメラを仕掛けたに違いない」「リュックに子どもを入れて誘拐するに違いない」と、およそ事実ではない話を付け加えていくのはモラルパニック。さらに、「トランスっぽい人を見つけたら撮って晒せ」とトランス全体を犯罪者化=悪魔化して描くのは単なる差別言説。
トランス差別団体「女性スペースを守る会」が私に仕掛けてきた名誉毀損SLAPP訴訟の判決では
①悪魔化されたトランス女性の描写には「悪意がある」こと
②差別言説に対して「それは差別だ」と指摘する行為には公益性があること
が認められています。
なお、トイレという奥まった空間での暴力・犯罪を防止し、かつ、ミスジェンダリングやアウティングを防ぐトイレのあり方については、試行錯誤が続いています。「トランス狩り」ではなく、こちらの支援にこそ力を注ぐべき。
【判決全文と補足】「女性スペースを守る会」から村田しゅんいちに対する名誉毀損SLAPP訴訟・東京高裁判決で勝訴しました|村田しゅんいち @education_mania