何度か似たことを書いているけれど、若い頃の自分はバカだったので、自分の「いびつな部分」について、周囲や親しい人には隠さずそのまま受け入れてもらいたいと思っていて、そういう部分を隠さずさらけ出すことが誠意だとさえ思っていた。けれど年齢を重ねていろいろな人と付き合ってみて思ったのは、誰もが大なり小なり「いびつな部分」を抱えていて、「それ」が周囲や親しい人に刺さったり傷つけたりしないよう、最低限の節度をもって振る舞うことこそが「誠意」と呼ばれるものの中身であるということであった。バカだったから理解するのに時間がかかってしまった。でも死ぬ前に分かってよかった。