日本だったら、絶対に「あ り え な い」ことが、ドイツでは起こる。お笑いコントかと思えるほどの衝撃的な
出来事。
今回の舞台は ミュンヘン空港。
主役は ルフトハンザ航空。
物語は、ドイツの労働時間厳守によって、乗客が一晩(零下)駐車中の機内で過ごす羽目になったこと。
夜9時半フライト予定のミュンヘン発コペンハーゲン行き。飛行予定時間はたったの90分。
普通に搭乗。
普通に着席。
天候は雪。
↓
「天候/運航上の理由で待機します」
↓
ここまでなら、普通だろう。
真夜中近く、
「本日のフライトはキャンセルとなりました」
ざわつく機内。
乗客
「仕方ない。家に帰るか」「ホテルに宿泊だな」
スタッフ
「……現在、ターミナルへ戻るバスがありません」
?????????
どうやらすでに地上スタッフの勤務時間が終了。調整業務不可。
バス運行も終了。
乗客もパイロットも、CAも全員、機内、ロックイン。
機内で一夜を明かすことに。
ブランケットや枕:乗客全員分ない。早い者勝ち。
リクライニング角度:気持ち程度
水:配給制っぽい雰囲気
深夜2時。
前方でドイツ語の交渉、
後方で英語のため息、
中央で赤ちゃんの泣き声、
そして全員の無言、諦めの境地の団結。
深夜3時。
機内は謎のキャンプ場のような静寂に包まれる。
CAさんも疲労困憊。
乗客も悟りの境地 (ドイツ在住者は常に忍耐の限界をためされ、次第に悟りを開くようになる。どんなことにも動じない)
そして朝。
やっとバス到着。
拍手。
Take home message:
ー 空港バスは終電がある
ー ドイツの労働時間は守られる
ー ドイツの空港では、機内で零下の夜を過ごすこともある。