研究結果から、全診断カテゴリーを合わせた全年齢層において、女性は男性より遅く紹介され(年齢中央値:男性14.4歳 vs 女性19.7歳;p < 0.001)、診断も遅れる傾向(年齢中央値:男性15.2歳 vs 女性20.2歳;p < 0.001)が示され、約5年の遅延が確認された。自閉症の子どもと青年においては、女性は男性より遅く紹介され(年齢中央値:男性7.5歳 vs 女性10.5歳;p = 0.002)、診断も遅れていた(年齢中央値:男性9.3歳 vs 女性11.9歳;p = 0.003)。しかし、自閉症の成人では紹介時および診断時の年齢に有意な性差は見られなかった。特に自閉症では、10歳未満の子どもでは男女比が2.21:1と男児が多いのに対し、思春期では女性の方が多く(男女比0.79:1)、成人期でもほぼ同等(男女比0.94:1)であった。