日本も他人事ではない
それが現実となれば、韓国株への売り圧力は高まり、ウォン安も鮮明となるだろう。状況次第で、急激な海外への資金流出も起きうる。
1997年のアジア通貨危機、2008年9月のリーマンショック、2020年3月のコロナショックで、韓国はドル資金不足に直面した。特に、リーマンショック時、日韓通貨スワップ協定が韓国のドル資金調達に寄与した。
2022年末、韓国家計などの債務残高はGDPの105.0%だった。韓国内外での金融引き締め長期化に伴い、家計の利払いコストは増え、景気後退の懸念も高まるだろう。
これまでの教訓を活かし、中期的な経済の不安定化リスクに備えるために、韓国政府は日韓通貨スワップ協定の再開を重視している。
半導体関連部材、製造装置などの主要輸出先である韓国との金融面での関係強化は、わが国の経済にとっても重要だ。