2026-02-25

ウルトラマンみたいなママ友がいる

悪い人ではないんだけど、誘われてランチに行くと必ず始まる。

シェア!」

シェア!」

まだ注文もしてない。

メニュー開いた瞬間から戦闘態勢。

「これシェア前提でいこ?」

前提ってなに。

私はまだ迷っている。

パスタが運ばれてくる。

湯気が立っててよし、一口目いくぞと思った瞬間、

シェア!」

フォークが伸びる。

シェア!」

もう一撃。

私のカルボナーラ、開幕から二口消える。

ランチメニュー唐揚げが四つの日もある。

「二個ずつでちょうどいいじゃん!」

ちょうどよくない。四つ食べたい日だってある。

でも彼女の中ではランチ団体戦であり個人競技ではない。

シェアのほうが楽しくない?」

真顔。あの顔。あの、説得ではなく確信の光。

ピコン。

ピコン。

心の中でタイマーが鳴る。

だが彼女無限活動時間

一度だけ抵抗したことがある。

今日はそれぞれ好きなの食べよ?」

三秒沈黙

「でもせっかく一緒なんだしさ?」

負けた。

最近は私のほうから言ってしまう。

今日シェアする?」

彼女の目が光る。

シェア!」

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