中日立浪和義監督(53)が24日、今季のトレードでの補強終結を宣言した。広島から名古屋への移動中に「さすがに、もうないですよ」と公表。31日の期限を待たずに、他球団との戦力交換を封印した。同時に近日中に育成ドラフト3位樋口正修内野手(24)を支配下登録することも明かした。
立浪監督は就任1年目の昨オフから積極的にトレードを実施。楽天とは涌井と阿部、DeNAとは砂田と京田との交換トレードを成立させた。今年に入ってからも6月には日本ハムとの宇佐見、斎藤と郡司、山本との2対2のトレードを実施。7月18日には西武と川越、高松の1対1のトレードを成立させたばかりだ。
指揮官は「いろいろ変えていかないと(チームは)変わらないから」と説明。通算157勝のベテラン涌井は先発ローテを担い、砂田、斎藤も左のリリーフとして重宝されている。また、宇佐見は移籍直後から故障離脱中の木下に代わって正捕手を務める。川越は23日広島戦で代打で初打席初適時打デビューを飾り、トレードでの補強は確かな成果を見せている。
中日は前半戦最後の3カードを連続で勝ち越し、最下位からの後半戦巻き返しをにらんでいる。しかし22日からの広島2連戦(マツダスタジアム)は守備、走塁の乱れもあり連敗。指揮官は23日の試合後に「この2連戦はよくミスが出た。試合を左右するところでミスが出ている。そんなに点が取れるような状況じゃない中で。ああいうミスしていたら負ける」と憤慨していた。
リーグ最少248得点の攻撃力に、同最多55失策が足を引っ張る現状打破へ内野陣の競争強化を兼ね、樋口の支配下昇格を決めた。樋口は今季2軍で72試合に出場。二塁中心ながら遊撃、三塁守備での経験も積んだ。打率2割6厘ながら16犠打を成功。50メートル5秒7の俊足を生かした機動力強化にも期待をかけられる。
◆樋口正修(ひぐち・せいしゅう)1998年(平10)11月17日、埼玉県出身。北本(埼玉)から駿河台大、BC埼玉を経て22年育成ドラフト3位で中日に入団。50メートル5秒7の俊足と守備範囲の広さが武器の内野手。リオ五輪陸上競技代表監督の指導も受けた。177センチ、75キロ。右投げ左打ち。