10月の宮城県知事選で落選し、自民党を離党した元参院議員の和田政宗氏(51)が参政党入りしたことについて、選挙で激しく争った宮城県の村井嘉浩知事(65)は3日の定例記者会見で「非常に器用な生き方をされる方だなと思う」と述べた。
和田氏は同知事選に自民党籍のまま無所属で立候補した。参政党の実質支援を受ける形となり、神谷宗幣代表が選挙期間中に4度も応援演説に駆け付けるなど、党が掲げる「日本人ファースト」を意識した選挙戦を展開。6選を果たした村井氏には1万5千票余りの僅差で及ばなかったが、県内有権者の5割を占める仙台市では和田氏の得票が村井氏より約3万6千票上回った。
和田氏は11月20日、自民党に離党届を提出。報道各社に宛てた声明の中で「知事選について、党籍を有する私からの支援要請について自民党宮城県連として明確な結論を出さず、ルールを無視した」と党や県連対応への不満をあらわにした。
村井氏は会見の中で、和田氏を巡る一連の経緯を踏まえ、「どの党に入ってどのような活動をするかは個人の考え」と指摘。「自民党に所属しながら、離党後はさっそく(参政党に)入党というのは一つの選挙戦術なんだと思う。私もストーリーを聞きたい」と述べるにとどめたが、表情はややあきれ気味だった。