10月の宮城県知事選で落選した自民党元参院議員の和田政宗氏(51)が20日、自民党に離党届を提出した。同知事選では参政党の実質支援を受ける形で選挙戦を展開し、現職の村井嘉浩氏(65)に僅差で敗れた。党や県連対応への不満があったとみられる。
和田氏は報道各社に宛てた声明文の中で離党の理由を示し、「裏金とは何か不記載とは何か、定義のないままに野党やマスコミから問題提起されているが、犯罪と道義的責任について積極的に解決しようとせず、政治の停滞を招いている」と指摘。「知事選について、党籍を有する私からの支援要請について自民党宮城県連として明確な結論を出さず、ルールを無視した」などと説明した。
事務所関係者によると、和田氏は20日午後、党本部を訪れ、離党届を提出。今後も政治活動を継続する意向を示しているが、参政党へのくら替えなど、具体的な活動方針は「白紙の状態」という。
知事選では、7月の参院選で躍進した参政党の「全面支援」を受け、同党の神谷宗幣代表ら主要メンバーが次々と応援に駆け付けた。6選を果たした村井氏とは1万5千票余りの僅差で敗れたが、参政党の勢いを示す象徴的な選挙となった。