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『資さんうどん』出汁について公式声明発表 語られた重要な「3つのポイント」とは #エキスパートトピ

フードジャーナリスト
『資さんうどん』が出汁について公式声明を発表。(画像:筆者)

 2024年に『すかいらーくホールディングス』傘下になった、北九州発祥の『資さんうどん』。関東を中心に全国への出店も加速し、その人気は福岡県外でも変わることなく、過去最高の増収増益を達成しています。

 今回、資さんうどんの社長が元すかいらーくホールディングスの取締役に変わるというニュースによって、ネット上で「ソウルフードがなくなる」という声が上がり、資さんうどんが公式Xにて出汁についての説明をポストしました。

 なぜ資さんうどんは声明を発表したのでしょうか。その背景と内容の重要な点について考えます。

ココがポイント

経営陣変わっても「変える方針はございません」 すかいらーく出身社長に反発の声も
出典:J-CASTニュース 2026/2/24(火)

新店ができるたびに、一から味を確かめる
出典:東洋経済オンライン 2026/2/24(火)

『すかいらーく』の色に染めようとは全く思っていない
出典:テレ東プラス 2025/3/7(金)

資さんうどん【公式】(@sukesan1976)

エキスパートの補足・見解

 資さんうどんは今回のXにて「出汁は毎日店で手作り」「出汁の原材料などは創業者時代と変えていない」「北九州と同じ味が出せるように数値分析し水の硬度も研究」という3点を挙げ、従来の味を守っていく姿勢を明らかにしました。これによって経営陣が変わっても味は変わらない、という姿勢が明確になりました。

 今回社長に就任する崎田晴義氏は、元すかいらーくホールディングスの取締役で現在の資さん会長でもあります。以前より資さんうどんの独立性の維持については言及しており、味は一切変えることなくマニュアルの見直しやコストの圧縮に尽力してきました。

 そもそもすかいらーくが資さんうどんを買収した理由は、ブランドポートフォリオの再構築もさることながら、すかいらーくホールディングスの谷真会長が大の資さんうどんファンであったことも大きいと言われています。北九州の人たちが資さんうどんを愛しているように、すかいらーくの人たちもまた資さんの味を愛しているのです。

 うどんで重要なのは麺、そして出汁です。シンプルだからこそ手が抜けない部分です。これまでの味を守りながらいかに効率よく展開していくか。今後のすかいらーくの取り組みに期待したいところです。

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ありがとうございます。
フードジャーナリスト

フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/雑誌『週刊文春』『SENSE』他/テレビ『郷愁の街角ラーメン』(BS-TBS)『ABEMA Prime』(ABEMA TV)他/YouTube『トーキョーラーメン会議』他/音声メディア『美味しいラジオ』(Voicy)/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ』(DMM.com)/ウェブ『文春オンライン』『千葉拉麺通信』『福岡ラーメン通信』他/飲食店プロデュース・コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら様々な媒体で活動中。

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