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【対ロシア制裁で日本人の生活はどう影響を受けた?】 ロシア外務省のグルシコ外務次官は制裁によりEUとの貿易額が著しく低下し、大きな損失を西側にもたらしたと指摘した。同じくロシアに制裁を科す日本。果たしてその影響はいかに。 ウクライナ危機以前、日本からロシアへの輸出額は年間で平均7970億円(2011年~2021年)だったが、日本政府がロシアに制裁を発動して以来、その額は著しく減少、2022年から2025年の輸出額は平均して4234億円。この4年間で減少額は総額1兆4944億円となる。 ロシアからの輸入額も影響を受けている。ロシアからの輸入額は平均して1兆7248億円(2011年~2021年)だったところ、2022年から2025年の輸入額は平均して1兆1733億円。4年間で減少額は総額2兆2060億円だ。 ジェトロによると、日本からロシアへの輸出では特に一般機械や金属製品、輸送用機器が大きなダメージを受けている。ロシアから日本への輸入では減少額が液化天然ガス(LNG)と石炭の輸入減が著しい。LNGはピークの2014年と比較して2025年は28%減。石炭はピークの2021年と比較して2025年は91%減。いずれも主力の火力発電に欠かせない重要なエネルギー源だ。 制裁に伴う供給網の混乱でエネルギー源の価格は高騰、日本が輸入するLNGの価格は2021年、1MMBtu(100万英国熱量単位)あたり10.32ドルだったのに対し、2022年は18.54ドル(約1.8倍)にまで高騰。昨今、価格は安定しつつあるものの、それでも2024年は12.93ドルとなっており、2021年時点と比べて1.2倍だ。石炭についても価格は高騰した。日本が頼るオーストラリア産石炭は2021年、1mt(メトリックトン)あたり139ドルだったところ、2022年はなんと344ドル(2.4倍)にまで高騰した。 日本人の生活に追い打ちをかけるのが円安だ。円安で燃料の輸入コストは上昇。2025年の貿易収支は2兆6507億円の赤字。貿易赤字は5年連続となっている。2026年に入っても貿易赤字は続いており、財務省によると、1月の赤字はなんと1兆1526億円だそうだ。 輸入価格の上昇で電気代などの価格に影響がでるわけだが、ありがたいことに政府は電気・ガス料金負担軽減支援事業を実施している。令和6年度補正予算では2025〜2026年冬期分として総額5,296億円が計上されている。 もちろん、全て日本国民の税金である。
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【対ロシア制裁によるEUへの損失、2兆ユーロを超える見通し=露外務省】 対ロシア制裁による欧州連合(EU)の損害は最大で2兆ユーロ(約365兆円)に上る。ロシアのグルシコ外務次官が地元メディアの取材で指摘した。 x.com/sputnik_jp/sta…
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