俳優の三浦春馬さん(30)が死去したことが18日、分かった。

2013年6月16日の日刊スポーツ紙面に掲載されたインタビュー「日曜日のヒーロー」では、子役時代からの苦労談、俳優の魅力、家族との関係などを語っていた。以下は当時の「日曜日のヒーロー」全文。

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フジテレビ系ドラマ「ラスト・シンデレラ」(木曜午後10時)で演じているセクシーな肉食系男子がはまってみえる。

俳優三浦春馬(23)。意外にも、キャリアのスタートは子役にさかのぼるベテランだ。仕事ぶりは順風満帆に見えるが、かつては引退も考えるほどの挫折も味わった。演技に対するこだわりも強く、骨太な一面も持つ。画面から放つ「色気」だけに気を取られると、この人の本質は捉えきれない。

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三浦が「ラスト-」で抜群の存在感を放っている。男の色気を前面に出した新境地の演技。シャワーシーンなどを集めたユーチューブの公式動画「お色気編」は投稿2週間で再生40万回を超えた。

三浦 年上の女性を魅了するものって何だろう? 世の女性は男性のどういうしぐさにくすぐられるのか? そう考え、世の男性のしぐさを注目して見るようになりましたね。街で彼女と歩いてる彼だとか、格好いいなと思う人のしぐさなんかを見続けて。自分的にも、今回の役はきっとロン毛だろうなと。ロン毛は人生で初めてですが、結構気にいってます。

研究の成果は数字に表れた。視聴率は7話まで右肩上がりで上昇。6日放送の第9話は15・9%を記録した。

三浦 反響はかなりいいんじゃないかなと。間違ってはいないと思ってます。

昨年はCM起用社数ランキングで男性6位(8社)。短期間で一気にブレークした印象もあるが、実は「芸歴」は長い。4歳で劇団に入り、7歳で子役デビューしている。

三浦 親とは「中学3年生ころには、地元の土浦の駅を歩けないくらいになっていたいね」と話してました。でも全然そんなことなくて高校入ったころも全然歩けていました(笑い)。知名度が上がっていったのは、「14才の母」「ごくせん」「恋空」くらいですかね。土浦の駅を歩いて、1、2年遅れでそういう風になってきたかなと。

子役デビューから16年。歌もダンスも卓越した実力を持っているが、こだわっているのは「演技」だ。

三浦 子役だった僕は、小学校で授業に出られなかったこともある。勉強も頑張って両立していたところもあった。そんな中で、よくぞ芝居を嫌いにならずにいてくれたと思う。楽しんで演技していてくれた自分がいたから、ここまでこれたんだろうと。そんな自分に感謝したいし、周りの人にも感謝したい。

16年で体感した俳優の魅力は「高揚」という。

三浦 演じていて本当に高揚する時間帯、瞬間ってあるんです。泣くシーンだったり、怒り狂うシーンだったり。そういう人間の沸点みたいなところを演じていて、バチっと決まると気持ちいいもんなんです、僕は。代償として、胃が痛くなったり、体がどっと疲れたりとか多々ありますけど。やっぱり役者はやめられないなと思います。