「愛は勝つ」のヒット曲で知られる歌手のKANさん(本名・木村和=きむら・かん)が死去したことが17日、分かった。61歳。
KANさんは今年3月に「メッケル憩室がん」と診断されたことを公表し、コンサートツアーを中止した。当時公式ホームページで「洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。2022年秋に発症した腹痛が数週間継続したため検査を繰り返していた。その後「深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術、病理検査の結果、2023年2月、『メッケル憩室癌』と診断されました」とつづっていた。
3月以降は、演奏活動を休止し、療養生活を送っていた。KANさんは「どうか、心配ではなく、どうぞ、楽観していただければと思います。皆さまに楽観していただけることが、きっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています。この件をサラッと洒落にしながら演奏する日を常にイメージします。では、股。KAN 2023/03/18」とファンにメッセージを送っていたが、帰らぬ人となった。
最近では10月29日のX(旧ツイッター)で「STVラジオ 11月4日(土)24時からは【KANのロックボンソワ】月イチ放送の予定でしたが、治療に専念するため、お休みさせていただきます。あらかじめ御了承いただければと思います」とつづっていた。同月16日には「谷村新司さんご冥福をお祈りいたします」と、同月8日に亡くなった谷村さんを追悼していた。
KANさんは1962年(昭37)9月24日、福岡市生まれ。90年にアルバム「野球選手が夢だった。」を発表。同アルバムの収録曲「愛は勝つ」が翌91年にフジテレビ系「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」のエンディングテーマとなり、シングルで200万超のセールスを記録する大ヒット。同年の日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞。さらにNHK紅白歌合戦にも出場した。