沢村ブチ壊し、四球で自滅 危険球で退場
[2014年10月17日7時26分
紙面から]<セCSファイナルステージ:巨人2-5阪神>◇第2戦◇16日◇東京ドーム
巨人先発沢村拓一投手(26)が自滅した。3回1死、9番の岩田にストレートの四球を与え、1番西岡から3連打で2失点。5回は先頭の西岡に四球、上本の頭部へ危険球で、退場してしまった。後を受けた久保が2本の適時打を食らい、大勢が決した。
短期決戦にめっぽう強い、たけだけしい姿はなかった。投手への四球と、先頭打者への四球。タブーを2度も犯した。突然の降板でゲームプランまで崩してしまった。「チームが勝てなかった。結果がすべて」と繰り返し「上本さんに、申し訳ないことをした。明日、謝りにいきます」と続けた。
原因を洗い、もう1回勝負すればいい。右打者への頭部死球が象徴するように、全体的にシュート回転していた。2年前、CS直前練習で原監督から直接指導を受けた。軸足をバットで強制的に押さえ、体重移動の間を確保する特訓。効果はてきめんでシュート回転が劇的に改善し、大車輪の働きで日本一に大きく貢献した。少しのきっかけで立て直す時間は残されている。
まだ修羅場じゃない。第2戦の先発投手が70球で降板した。沢村には再び、今度は剣が峰で出番が回ってくる。「頑張ります」。前夜の内海同様に、プロの修正力を発揮する時だ。
▼沢村が危険球で退場。プレーオフ、CSの退場は、塁審に暴行の79年第3戦坂本コーチ(近鉄)危険球の09年2S第1戦M・中村(巨人)に次いで3人目。日本シリーズでは過去3人が退場処分を受けており、12年第5戦多田野(日本ハム)と13年第4戦宮川(楽天)が危険球で退場している。