共産党の小池晃書記局長は24日の記者会見で、高市早苗首相の施政方針演説に対する中道改革連合の小川淳也代表の代表質問について「こういう質問はなんていうか…」とつぶやき、「憲法改正を煽り立てるような質問は、非常に強い違和感がある」と苦言を呈した。小池氏は最近、小川氏の憲法改正を巡る発言を疑問視し続けている。
小川氏は同日の代表質問で、高市首相に対して「総理が思われる改憲論は、どのような事情で、どのような条文を、どのように改めることを期待するのか。いつの改正発議を目指すのか」と現時点での首相の具体的な考えを尋ねていた。
小池氏は、手元の発言録に目を通しながら、「高市さんが憲法9条を変えると言っているようなときに、高市改憲に迎合する質問になっている」と指摘。その上で、「こんなことまで聞くのか。どこをどう変えるのかは、総理大臣が決める問題ではない。国民の中で世論が成熟したときに議論すべきことだ」と反論した。
小池氏は18日のラジオ日本番組でも、小川氏が改憲について「自衛隊の明記はあり得る」などと発言した姿勢について、「(改憲に前向きな高市首相に)迎合する発言だ」と批判していた。
共産党を巡っては、先の衆院選で議席が半減したため、今国会から衆院で代表質問に立てなくなっている。
小池氏は「議員の数が減ったので、国会の活動が制約されるのは間違いない」とし、委員会質疑の充実や衆参の連携強化でカバーしたい考えを示した。その上で、参院本会議で予定する自身の代表質問を挙げて「私が頑張る」と語った。
22日には共産党も参加する形で、市民連合主催の街宣集会が東京・有楽町で開催されている。
小池氏は「あのような集会は何度かやったが、明らかに増えている。いつもの2倍以上は来ていた」と述べ、「高市さん、暴走するのではないかと。国会の状況に危機感を持っている市民は非常に多い。国会の外でもこういう取り組みに全力を挙げたい」と語った。(奥原慎平)