スカイツリー、過去も閉じ込め エレベーター製造元「心からおわび」

玉那覇長輝 遠藤和希
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 東京スカイツリー(634メートル、東京都墨田区)で22日夜にエレベーター2基が緊急停止し、5時間半以上にわたって20人が閉じ込められた。運営会社によると、この2基では過去にも同様に、客が閉じ込められる事案が計2回起きていた。うち1回については原因が特定できなかったという。

 エレベーターを製造した東芝エレベータ(川崎市)は今回のトラブルについて、「閉じ込められた皆様に長時間にわたり大変なご迷惑とご心配をおかけしたことに対して心からおわびする」と取材に回答。「原因究明と調査を最優先で進めている」とコメントした。

 スカイツリーには2012年の開業当初から、4階と地上350メートルの天望デッキを結ぶ「春」「夏」「秋」「冬」と呼ばれるエレベーター(40人乗り)が4基ある。

 スカイツリーを運営する東武タワースカイツリー(墨田区)によると、22日に緊急停止したのは「秋」と「冬」の2基。このうち、客20人は「冬」に乗っていた。

 22日午後8時15分ごろ、「秋」と「冬」が警報とともに緊急停止。警察や消防も駆けつけ、翌23日午前2時過ぎに、閉じ込められた20人全員が救出された。「秋」には客が乗っていなかった。

2015年と17年に

 東武タワースカイツリーによると、この2基のエレベーターに関しては、「秋」は2015年8月に36人が29分間、「冬」は2017年3月に27人が18分間にわたって、それぞれ閉じ込められる事案があった。このうち、15年のケースでは扉を閉めるセンサーの故障が原因とされたが、17年のケースは原因が特定されなかったという。

 メンテナンスは毎月2回を基本に年間計31回行われ、「秋」は1月22日、「冬」は2月16日が直近の点検だった。いずれも異常は認められなかったという。

エレベーターは「オーダーメイド」

 製造元の東芝エレベータのホームページによると、これらのエレベーターは分速600メートルで天望デッキに50秒で到達するとしている。同社の説明では、顧客の要望を受けてつくる「オーダーメイド型」。東芝エレベータが東武タワースカイツリーから保守業務の委託を受けているという。

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この記事を書いた人
遠藤和希
首都圏ニュースセンター
専門・関心分野
空き家、循環社会、鉄道の将来、通貨危機など

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