『暮らし百景』第177話
僕が敬愛してやまない、出口治明さんに聞いたお話しをまとめました。
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出口さんは、APU(立命館アジア太平洋大学)の学長をつとめているさなか、脳出血で倒れ、失語症と右半身麻痺の後遺症を抱えることになりました。
とても大きな環境の変化だったと思いますが、出口さんは極めて理性的に、自分が直面している事態を「変えられないファクト」として受け入れて、できる中で最善の治療方針をみずから選び、懸命のリハビリを続けました。
その後、発語の面でも回復をみせて、ふたたび学長の職務に復帰を果たしています。
ものすごいレジリエンスだと思います。
出口さんには以前、ライフネット生命の社長をされていた時に、「読書論」というテーマでお話しをお願いしたことがありました。
その時に語られたことを文字起こしした時、ほとんど編集が必要ないほどに話しが明晰で、理路整然とした内容だったことに、とても驚いたのを覚えています。
僕が今回聞いた中で、ものすごく印象に残っているのは、「あと1年待ってください。またお話しをする時には、もっとしゃべれるようになっていると思います。」という言葉でした。
当たり前のように、いつも前を向いて、よりよく生きようと考えているのです。
僕は、人間は、逆境の時にこそ本当の真価が試されると思っています。
出口さんの生き方から、僕はいつも進むべき指針を与えられていて、心の中で常に、僕もこういう歳の重ね方をしたい、と思うようなロールモデルで在り続けています。
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