「金目的なんでしょ?」が刺さった——Youtubeチャンネル「ブルアカ教室」の収益停止と、好き×お金の話
いつもお世話になっているブルアカ教室様のチャンネルが収益停止してしまった。
現在は、動画の方向性を変え、いろいろ試みていくとのこと。
ずっと応援しています。
「新たな価値が付加されておらず、視聴回数を増やすことのみを目的として大量生産されたコンテンツや繰り返しの多いコンテンツがこれに該当します」
という理由での収益停止だった。
Youtubeの規約が変更になって、いくつものチャンネルが停止に追い込まれているらしい。
こういったプラットフォームを使う以上、仕方のないことなのかもしれない。
ブルアカ教室様を通して、私の二次創作シナリオも多くの人に見てもらえて、とてもうれしかった。
今でもコメント欄は見返すくらい嬉しい。
いいものができた、という自負もあるし、創作における自信もついたから、成長の機会という意味でもとても良いものだった。
コメント欄でも比較的悲しむ声が多かったように見える。
が、以下のような内容を見つけて、「ウッ!!!!」と思ったので、今回はそれについて深掘りしてみたい。
「収益化停止してチャンネルが止まるなら、結局金儲けが目的だったんでしょ?」というコメント
これは私に対して直接言われた言葉ではない。
コメントの応酬の中で出てきた言葉だ。
原作愛じゃなくて、結局ビジネスでしょ?みたいな指摘だった。
「ウッ!!!!」
と思った。
「ウ゛ァっっ!!!!」
となった。
これは図星を突かれたときに自然と出る言葉だ。
いやいや、こんなこと言う人はどこにでもいるし、気にするだけ無駄だよ。
とか、
金儲けの何が悪い!
とか、
強く反発したくなる気持ちがある。
つまりこれは、私はこの言葉に強く反応しているということだ。
強く反発しているということは、苦しんでいるということだ。
私に対して直接言われたわけではないのにこんなに苦しいのは、図星を突かれたからだ。
どの部分が図星だったのだろう。
ここから目をそらしてはいけない気がする。
感情の棚卸が必要だ。
早急に。
これはビジネスか?→YES
私自身に問うてみた。
私は「シナリオ製作/二次創作で収益を得たい」と思っている
この活動はビジネスか?
うん、これは事実だ。
原作が好きだからやっている。
でも、同時に「自分のシナリオが金に変わるのか」を試したい気持ちがある。
無償でオリジナルを書き続けた期間は、十分に長い。
ずっとずっとやってきた。
そこで得たものはある。
でも次の段階に行きたいと思って、今は別の活動をしている。
自分の能力を金額で測ってみたい、という感情がある。
だから、「金目的なんでしょ?」という言葉が勝手に刺さったのは、マジで事実だからだ。
私にとっての、お金を受け取ることの意味
私の本業はエンジニアだ。
加工機械の設計者として、会社から給料をもらっている。
時間を支払い、技術を支払い、責任を引き受け、対価を受け取る。
怒られたり、失敗したり、成長したりしながら、仕事だから頑張ろう、家族のために頑張ろう、と自らを奮い立たせて電車に乗っている。
それが本業だ。
これまでシナリオ制作は、
無意識のうちに「趣味の範囲」に置いていた。
好きでやるもの。
責任も限定的。
やっていること自体に意味があって、私がどう思ったかがすべての評価軸。
でも今は、シナリオ制作も、時間を支払い、技術を支払い、お金を受け取る、という同じ構造のなかにある。
私は、シナリオ製作と本業を、同じ地平に置きたい、という欲求があって、お金を受け取ることはそれを成立させてくれるとても大切なものだ。
趣味で終わらせない、という宣言
私にとって、お金をもらうことは「ただの趣味で終わらせない」という宣言になる。
買ってくれる人がいる。
その人が喜ばなければ意味がない。
原作をリスペクトできていなければ意味がない。
自分自身が「これは良い」と思えなければ意味がない。
お金を受け取るということは、その全部を引き受けることだと考えている。
あるいは、考えたいと思っている。
軽いものにしたくない。
だから「しょせん金目的」というコメントが目に入ると、むっとする。
直接言われたわけでもないのに勝手に拾って、自分で自分の図星を突いて、苦しんでいる。
原作への愛が無いか?→No
原作は好きだ。
ブルアカの世界観も、キャラも、かなり好きだ。
だから「原作のことなんて何とも思ってないんでしょ?」
と言われると、「ムッ!!」となってしまう。
「む゛ぁっ!そんなことないよ!」
「ユウカ好きだよ!」
「ヒナ好きだよ!!」
「ハナコ好きだよ!!!」
と声を荒げて言い返したくなる。
ハナコ好きだよ!
ハナコが苦しんでいるところも、
ハナコが喜んでいるところも交互に見たいよ!
見た目も最高でバックグラウンドも最高だよ!
たまんないよ!
ハナコの喜怒哀楽で交互浴したいよ!
まだ言える!もっと言える!朝まで言えるぞ!聞くか!?おい!聞いてくれよ!私のシナリオにハナコのいいのあるよ!ハナコ活躍するよ!
あっでもブルアカ教室様は動画消しちゃうかもだから早めにチェックしてね!
私のシナリオは、ブルアカじゃなくても成立するか?→Yes
物語には骨格がある。
私は骨格を作るのがとりわけ好きだ。
シナリオ教本の「SaveTheCatの法則」は何度も読み返して擦り切れた。
私のシナリオは、ブルアカIP以外でも成立すると思う。
いや、成立させる自信がある。
ここ数年で私は、30本を超えるブルアカ二次創作シナリオを書いてきた。
文字数的にはどれも1万文字を超えていて、ここから学んだことはとても多い。
これを生かして、別の面白い話を書ける自信がある。
たくさん失敗もしたけど、それを生かして試したいことがたくさんある。
もっともっといろんなことに挑戦したい欲がある。
ゲームも作りたいし、音声作品だって気になる。
ブルアカが衰退してしまったら、悲しいけど、別の作品の二次創作にも手を出すだろう。
ハナコは好きだけど、それはそれ、これはこれ。
そういう意味では、原作愛100%の活動ではない。
私が突かれた図星の中身
以下三点は事実だ。
ビジネス目的を含んでいること
IPの力を借りていること
原作愛が絶対ではないこと
ただし、「金だけが目的」という断定は違う。
もしそうなら、私は本業の方で残業時間を増やすだけだ。
その方が安定する。
楽だから、稼げるから、シナリオ製作をやっているわけではない。
「愛がない」という断定も違う。
好きじゃなきゃこんなに考えられない。
好きじゃないキャラを動かしたって楽しくない。
楽しくないならやりたくない。
同じ「やりたくないこと」をやるだけなら、本業をもっとやる。
ブルアカでシナリオを作るのが楽しいからやっている。
好きだからハナコのシナリオばっかりになる。
好きだからハナコを描く時は慎重になる。
好きだからハナコの魅力を発揮できないシナリオは没になる。
さいごに
ブルーアーカイブとブルアカ教室を通して、自分のシナリオを多くの人に見てもらえたことは、本当にありがたい経験だった。
コメント欄で喜んでくれた人。
笑ってくれた人。
考察してくれた人。
本当にありがとうございます。
あの反応があったから、ここまで続けることができている。
自分のシナリオを読んで、面白いと言ってくれた人たちには、改めて感謝したい。
そしてブルアカ教室様も、形は変わっても活動を続けていくとのこと。
「どうやったら面白くなるか」ということをたくさん相談できて、フィードバックしていただけたのは、得難い経験でした。
今後も応援しています。
これからも、共にたくさん面白いものを作れたら、これほどうれしいことはありません。
そして何より、ブルーアーカイブという作品そのものに感謝したい。
製作者の愛が詰まっていて、ファンとの交流が感じられるゲームだと思う。
キャラクターの背景、関係性、音楽、イベントの空気。
ここまで多くの人に愛される理由がある。
借りている土台が素晴らしいからこそ、その上に何かを乗せる責任を感じる。
ブルアカがなければ、私はこんなふうに悩むことも、こんなふうに書くこともなかった。
本当に、すばらしい作品だと思っています。
よし、まじめな記事を書き終わったので、ハナコが活躍するシナリオを書いてきます。
例えば、「君の名は」みたいに、先生とハナコが入れ替わる話はどうだろうか。
ムフフなシーンも入れやすいし、先生の苦悩もハナコの苦悩も書きやすい。
まて、立ち絵メインのYoutube動画になるなら、ハナコと先生が入れ替わる話は見栄えが悪いか?
じゃあハナコとコハルを入れ替えたほうがいいかもしれない。
ハナコとコハルはセット運用がとてもしっくりくる。
あー楽しい。



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