【インタビュー】西武・小島大河 強打司令塔の覚悟「一番はリーグ優勝、日本一。そこに、自分が一つのピースになる」
小さいことをコツコツと
昨年10月のドラフト会議で明大からドラフト1位で入団。大学生捕手の1位指名は08年の日本ハム・大野奨太以来、17年ぶりだった。宮崎・南郷キャンプは一軍に入り、鍛錬の日々を過ごしている
【2026プロ野球新戦力特集/新人編】 2025年、NPBスカウトの評価は「なかなか出てこない選手」で一致していた。つまり、左打ちの攻撃型キャッチャーは「希少価値」があるからだ。西武はドラフト2日前に1位指名を公表。単独入札で、ラブコールが実った。かつての新人捕手で高木大成、森友哉が着けた背番号「10」からも、期待の大きさが伝わる。 取材・構成=岡本朋祐 写真=川口洋邦 ※年齢は2026年の満年齢 文字どおり、野球漬けの毎日を過ごしている。朝9時30分から全体練習が開始し、ランチを挟み、14時30分過ぎから個別練習がスタート。取材スペースに現れたのは17時前で、すでに日は傾いていた。表情は前向きで、充実度を感じた。 ──初のプロ野球キャンプを過ごしていますが、想像とのギャップはありますか。 小島 言うまでもなく、レベルが高いです。これまで経験したことのないプレーの質と向き合うことがありますけど、そこまでびっくりするようなことは、今のところないです。疲れはたまってきていますけど毎日、野球ができて幸せです。 ──「幸せ」という言葉が新鮮と言いますか、実直な小島選手らしさを感じます。 小島 それに上回るものはないです。これだけの素晴らしい環境で、スタッフの方を含めて、多くの裏方の方々がこのキャンプに携わっている。そして、ファンの方もこの南郷に足を運んでくださる。感謝という言葉だけでは言い尽くせない、率直にそういった感情が出てきます。 ──グラウンドから離れ、ホテルでのリラックスタイムを教えてください。 小島 温泉に浸かり、食事して、少ししたら、寝るみたいな……。ストレッチは毎日、やっています。学生時代から、ルーティンみたいなのは設けていないです。それに縛られるのが、息苦しくなるので……。毎日できる小さいことをコツコツという感じでキャンプを過ごしています。 ──キャンプ必需品はありますか。 小島 消臭剤ですね。帽子、靴とかに噴射するんですが、思った以上に役立っているんです。大学でも使っていて、ちょうど余っていたので、若獅子寮入寮の際に持ち込み、南郷でも活躍しています。 明大時代は口数が多いほうではなかった。ドラフトイヤーを迎えた25年1月8日の練習始動日。プロへの思いを聞いても「評価は自分がするものではない。目の前のことを全力で。自分よりもチームのための1年にしていきたい」と控えめ。ところが1年後、プロの覚悟は違った。 ──さて、2月1日から23日までの南郷キャンプでのテーマは何でしょうか。 小島 まず、一番は・・・
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週刊ベースボール