







「そ、それじゃあ……」
「……ん、うん」
──目の前に、愛する人の裸がある。
俺……梶浦晃希は、妻である梨紗をベッドの上に組み敷いている。
まぎれもなく、これからセックスを行う夫婦の体勢だ。
(……ッ)
どうしようもなく緊張していた。
高揚や興奮じゃない、悪い意味での緊迫感。
それでも自分を奮い立たせて……。
「い、いくよ」
「うん、きて……んんっ!」
ぐいっ……!
握ったペニスを、梨紗の膣口にあてがう。そのまま腰を進めようとする。

だが……。
「あ……く、くそ」
ぐいっ、ぐいっ……。
うまく勃起しない。
硬さの足りない亀頭は、当然のように膣穴へ入っていくことができない。
「う……く、く」
握った手をスライドさせ、汗でぬめるペニスをしごく。
このまま勃ってくれと、なかば祈るような気持ちだった。
けれど……。
「……ごめん」
「大丈夫、焦らないでいいって」
「うん……ああ……」
梨紗の優しい声かけが、逆に羞恥と焦燥感を煽っていく。
「私はいつでもオッケーだからさ、ね?」
「ああ……。く……うぅ、んくうぅ……」
くちゅっ……。
「んっ、はぁっ……」
手での刺激が功を奏してわずかに勃起した肉竿が、梨紗の膣穴を押し広げる。
梨紗が息を呑んで、俺を受け入れる体勢になる。
(このまま、このままいけば……)
念じながら腰を進める。
「あっ……ああ……」
だが祈りもむなしく、俺の股間はまたしぼんだ。
くちっ……。
梨紗の中でしおれ、挿入も浅かったのですぐに膣外に出てしまう。
「晃希……平気?」
「ちょっと待って……」
しばらくペニスをいじったり、梨紗の秘唇に押しつけたりを繰り返したけれど。
「……ごめん」
結局、ダメみたいだった。
申し訳なさでいっぱいだ。
「ううん、気にしないでいいって、そんなときもあるでしょ」
梨紗はあっけらかんと笑ってくれる。
でも、その表情がかすかにかげったのを見逃す俺じゃない。
それに、梨紗の秘唇も……いつの間にか乾きかけていた。
──近頃、俺たちの夫婦の営みはずっとこんな感じだった。
(まさか、子供が欲しいってなったタイミングでこんなことになるなんて……)
俺と梨紗は結婚してもう何年も経つ。
お互いに『いい歳』と呼んでも差し支えのない夫婦だ。
(まあ、梨紗はいつまでたっても若々しい見た目なんだけどさ)
たまに外で会社の連中と鉢合わせると、奥さんとだいぶ歳離れてるね、なんて言われたりする。
まるで女子大生のようなみずみずしさを持った、自慢の妻。
俺はそんな妻をほっぽって、新婚のときから今の今まで仕事に没頭してきた。
今は繁忙期だから、子供が生まれたときにお金に困らないよう昇進しておこう、将来子供ができたときや老後のため、貯蓄をしておきたい……。
そんな言い訳で……俺は仕事にかまけ続けた。
梨紗も梨紗でものわかりよく、俺の気持ちを、仕事優先な生活を支えてくれた。
……俺は、それに甘えすぎていた。
自分では気づかないうちに、いつの間にか家のことを蔑ろにしていて……そしてセックスレスになっていた。
平社員からそれなりの役職になり、抱えていた部下の育成も一段落。
ようやくゆとりができて、子作りを意識するようになった。
それを梨紗に告げると「私もそろそろかなって思ってた」という返事。
出産や育児の年数を考えていくと、年齢的に今が頑張りどころ。
それから俺たちの子作り、いわゆる妊活がスタートする……はずだったのに。
「ほんと、気にしないでね。時間はいくらでもあるんだし、元気なときにまた、ね?」
──いや、時間はあまりない。梨紗の言葉は俺への慰めだ。
「私はいつでも受けて立つから。晃希の挑戦なら、いつでも」
「……あはは。ありがとう」
悔しい。こんなに気遣いのできる梨紗の、期待に応えられない自分が。
「さーて。いつまでも裸じゃあ風邪引いちゃうわ~」
梨紗が明るい様子で下着を身につける。
(梨紗は可愛いし綺麗だ。身体だって魅力的なのに)
最初は、仕事の疲れから来るものだと思っていた。
でも何度も勃起不全が続くうちに、そうじゃないんだと気がついた。
(まさか自分が、妻を女性として見られなくなるなんて……)
恋人同士として交際していた頃のような情熱がない。
猛烈に梨紗を求め、裸を見るだけで股間が昂ぶるような状態が思い出せない。
そしてそれは……俺だけじゃないようだった。
「ほら、いつまでフルチンでいるの?」
「あ、ああ……そうだな。パンツ取ってくれ」
梨紗のお尻のすぐそばにあった……ついさっき脱ぎ捨てたばかりの下着を、拾ってもらう。
「ねぇ、ほんとに気にしないでね。こういうのって、意識しすぎると余計にダメって言うし」
梨紗も、若い頃に比べれば身体の反応が悪くなっていた。
さっきもそうだった。
俺の勃起が不完全というのもあるが、今いち濡れ具合がよくなかった。
俺の愛撫がよくなかったのかもしれないし、反応の鈍い俺を見て、梨紗のほうも期待が薄くなってしまうのもあるだろう。
俺がすっかりセックスというものを忘れてしまったように、彼女も男としての俺を忘れてしまったのかもしれない。
(こんなことじゃいけないって、わかってるのに……)
男の悲しい性。意識すればするほど股間が弱々しくなっていく……。
「そうだな……うん、ごめん」
「ほらぁ、そのごめん何回目~?」
「ごめ……う」
「あ、途中で止めた」
「すまん」
「意味一緒じゃんっ」
梨紗が笑う。
気を使ってくれてるのが、逆にプレッシャーとなってしまう。
(どうにかしないと……)
このまま単にベッドへ誘ってセックスしても、また失敗してしまいそうだ。
もっとリラックスしたり、雰囲気を作ったほうがいいのだろうか。
(……デート。そうだな、デートとか……)
「なあ、明日予定もないし、行きたいところとか食べたいものある?」
恋人らしいことをして、昔の雰囲気を思い出してみるのもいいかもしれない。
「ん? あ、車の芳香剤が切れそうだったじゃない? ホームセンターに行かないと」
「あ、ああ……そうだな」
車の芳香剤。
梨紗の中では、俺との外出というと……あくまで日用品の買い出しが真っ先に頭に浮かんでしまうのか。
(いきなりデートとか言っても、浮いちゃうだけかな……)
俺はちょっとくじけてしまう。
が、慌てて気を持ち直す。
「あと、会社のロッカー用の消臭剤も欲しいかな」
「それはドラッグストアで買ったほうが安いかも」
「あ、そうなんだ……昼飯はどうする?」
もう少し色気のある展開はないものだろうか。
「じゃ、明日はドラストとホムセンっと。お昼はハンバーガーにしよっか」
「ドラストってどんな略し方っ? 昼もハンバーガーでいいの?」
「えー? 友達とか普通に言うけど。ハンバーガーは駅前のお店の期間限定が食べたいの」
「期間限定か……うん、なら行こう」
「やった、フォトスタの投稿ネタゲット♪」
「ええぇ……そのために食べるの?」
「普通に食べたいのもあるけどねー。限定モノとかの写真あげると、いいねがいっぱいつくから」
「へえ……女子っぽい世界だなー」
「女子って歳でもないけど……ちまちまやるの楽しいよー」
──歳でもないけど。
何気ない梨紗の言葉が胸へと刺さる。
改めて真剣にセックスレスや、子作りのことを考えないといけない。
(でも、どうしたらいいのか……)
「ふぅ、眠くなってきちゃった。そろそろ寝るね~」
「ああ、俺も。おやすみ」
「おやすみー」
他の夫婦だって、こういう問題を抱えているはずだ。
みんなはどうやって解決しているのだろうか。
(ちょっと、調べてみるか)
ぼんやり考えながら、俺はまぶたを閉じた……。

「あら、志保さんまた甘いもの?」
「ええ。ここへ来るとつい頼んじゃうの」
目の前で、妻と同年代の女性がにこやかに談笑している。
「いやぁ、まさか趣味が同じだとはね。楽しいですよね、サッカー観戦」
「ひいきチームも同じで助かりましたよ」
そして俺はその女性の夫たる人と楽しく会話する。ここ数週間で、俺たち夫婦の生活は大きく変化した。
──セックスレス解消のために俺たちが選んだのは、ネットで見かけたセックスセミナーに行くことだった。
初めは、特に梨紗のほうがうさんくささを感じてためらっていたが、藁にもすがるような思いで一緒に通いだした。
ためらいは杞憂だった。船越という名の初老の男性講師と、アシスタントの女性たちはみんな感じがよく、なによりも俺たちの悩みに真摯に向き合ってくれた。
『あなたたち夫婦は、愛情と性愛の乖離を起こしてしまっている』
講師からは、そう言われた。
パートナーへの愛情が冷めたわけではないのに、それが性欲と離れがたく結びついていた頃とは心が異なってしまっている。
なんでもこれは、そんなに珍しいことではないらしい。
『大丈夫。あなたたちはお互い愛のある夫婦だ。じっくり、真剣に向かい合っていれば確実に解決できる』
そう言われ、俺と梨紗は船越先生を信じてセミナーに通い続けることを決めた。
──そこで出会ったのが、今、会食している苑田夫婦だ。
苑田洋佑さん、志保さん。
彼らは俺たちと同世代で、同じようにセックスレスに悩んでいた。
といっても彼らは少し俺たちとは事情が異なっていて、奥さんの志保さんが性交痛に悩んでいるのだそうだ。
セミナーでのグループセッションを通じて出会い、俺と洋佑さん、梨紗と志保さんがそれぞれ気が合うのもあり、今では定期的にプライベートでも会っていた。
「梶浦さんとあなたが、同じチーム推しでよかったわ。いつもテレビの前で雄叫び上げるくらい熱中してるんだもの。別チーム好き同士だったら戦争だったかもしれないわね~」
「あっはは、戦争って……でも、ありえるかも。私も前に父とスタジアムに行ったけど、熱気が凄かったもの」
ロングヘアにとろりと垂れた瞳が印象的で、おっとりした志保さん。ちゃきちゃきサバサバした梨紗とは対照的と思いきや、なかなかいいコンビなようだった。
「苑田さんの家は……」
「──そうだ。前からちょっと思ってたんですけど」
俺の声を、苑田さんが優しくさえぎる。
「前々から思ってたことなんですがね、そろそろ名前で呼び合いませんか? 苑田さん、梶浦さんじゃ、どっちを指してるのか、こんがらがるときがあるし」
確かにそうだ。いつの間にか梨紗たち奥様組は、名前で呼び合っているし。
自分もふとしたときに、苑田さんと言ってしまいふたりが振り向くことがある。
「そうですね……じゃあ、洋佑さん?」
「おう。いいですね、晃希さん。ははは」
「なんか照れくさいですね……これ、アハハ」
「ですねぇ、仕事仲間とも名前では呼び合わないからなぁ」
「じゃ、梨紗さん」
ふと、洋佑さんが、梨紗を名前で呼ぶ。
「え……ええっと、じゃあ……洋佑さん?」
梨紗も、それに名前でレスポンスする。
男同士、女同士名前で呼び合う──くらいの考えでいたせいか。
名前を呼んだだけなのに……梨紗と洋佑さんが、一気に親しくなったかのような錯覚に陥る。その不意打ちに、妙に心がざわついた。
「それじゃあ……晃希さん、でいいかしら?」
「ぁ……!」
思わず変な声が漏れる。苑田さん……志保さんに名前を呼ばれて、胸が高鳴ってしまった。クラスメートと距離が近づいた学生のような気分だった。
「え……え、ええーっと……!」
その後ろめたさを、三人に見透かされているようで気まずかった。
でも、ここで自分だけまごまごしているのも変だ。
「し、志保……さん」
「はい。志保です」
志保さんが、頷く。
「なーに恥ずかしがってるの? うぶな学生みたいになってたよ、今」
「い、いや! だって、女性を名前で呼ぶなんて、久しぶりすぎて」
「そうねぇ、言われてみれば私も最近はないかも……」
俺をからかった梨紗が、ふと考え込むような仕草をする。
「よしよし。今後はこんな感じでいきましょう。仲が深まった気がしますね!」
「……って言っても、私たちはもう、ずっと名前で呼び合ってるけどね」
「うふふ、そうねぇ、仲よしですものね」
「女性は、仲よくなるのが早いなぁ」
「男の人たちがドライすぎるの。洋佑さんも、もっと晃希さんと親しくなってみたら? 食事以外でも、一緒に出かけたり」
また名前を呼ばれて、どきりとする。
(なんだろう……この不思議な感じ)
その感情の正体は掴めなかったけれど……でも、悪い気分じゃない。
苑田夫妻……洋佑さんと志保さんとは、これからもうまくやっていけそうだと思った。
(それに、お互い同じ悩みを持ってるからな。それを分かち合える人たちっていうのは、本当に貴重だと思うから……)
「それじゃあ……いくよ」
「うん……きて」
夜、寝室で。
俺たちは再び、夫婦の営みに挑戦していた。
セミナーでは、忘れがちな初歩的な愛撫の方法やお互いを高め合う方法もレクチャーされた。それを実践してみようという気になったのだ。
(大丈夫……習ったことを思い出して……焦らずゆっくり……)
梨紗の乳房と、秘唇をじっくりと愛撫していく。
「梨紗、濡れてる」
「あふ、う、うん……まあ、いい感じ、かも……」
くちゅりと、久しぶりに触れる感触。熱い蜜が、指に絡みついてくる。
「嬉しいよ……梨紗……もっと感じて」
「あぅ……そう言われると、なんか……んっ、くふ……あはぁんっ」
(これ……梨紗も、講習の成果が出てる……ごくっ……いけるかも)
「梨紗……こんなにオマンコ濡れて、俺……嬉しいよ」
「……ッ、ちょっ、や、やだ……なにそんなことっ……はぅンッ……!」
ぐちゅうぅぅっ……!
俺のあられもない言葉に驚く梨紗の膣穴に、指を深く差し込む。
梨紗の膣穴の奥の奥から、熱い粘液が分泌されるのがはっきりと伝わってきた。
(あとは、俺が勃起すればいいだけ……)
そう思って、梨紗のオマンコに触れながらも自分の力のなさに焦りを覚える。
なにか興奮することを考えないと……。
興奮する……興奮……ドキドキすること……。
『じゃ、梨紗さん』
『え……ええっと、じゃあ……洋佑さん?』
「──……ッッ!!」
「あっ」
梨紗が声をあげる。俺の股間に力がみなぎってきたのが視界に入ったのだろう。
どうしてか、洋佑さんが梨紗と名前を呼び合ったときのことを考えると……急にペニスに血が集まった。
「晃希……」
「うん、いけそうだ……入れるよ?」
「ん……うん、きて……」
梨紗が頷くと同時に、俺はゆっくりとペニスを挿入していく。
ぐちゅっ……ずぢゅっ……ずぶうぅ……!
「ふっ……! くあっ、あふ、ふくぅぅっ!」
「く……あっ……あぁっ……」
本当に久しぶりの、梨紗のオマンコ。ねっとり絡みつく膣穴、少しきつい締めつけ。
「はぁっ、はぁっ……ご、ごめん……久しぶりだから、きついかもっ」
「大丈夫……気持ちいいよ」
俺にとって、この締め付けはべつに苦痛ではない。むしろ快感だった。
ずぶっ……ぐぢゅぅ……!
そのまま……根元まで、ペニスを挿入することができた。
「はぁ、あぁ……全部、入った……!」
「うんっ……! よかった……はぁっ、あぁ……」
ふたりで安堵のため息をつく。
「このまま、動くから」
「んっ……! いいよ、はぁっ、あぁっ……」
ゆっくり……本当にゆっくり、味わうように腰を使っていく。
「んんっ……あ、はぁ、ん……ふっ、ん……」
(ひ、久しぶりのセックスッ……!)
萎えることなく奥まで挿入できた。感激だった。
「あぁ……晃希ぃ……あぁ……はぁっ……!」
梨紗のほうも、驚きながらも喜んでいる。
(よ、よし……このままっ)
射精まで一気に……!
──と、意気込んだものの……。
(あ……あ、あれ……?)
腰を動かすごとに、膣穴の中でペニスが元気を失っていくのを感じ……。
「ぁう……そんな、くそ……」
ずるんっ……!
「んぁっ……!」
俺のペニスは、膣穴から力なく抜け落ちてしまった。
「……く、ご、ごめん……」
「はぁっ、あぁ……う、ううん。こっちこそ……ごめん」
梨紗も、罪悪感を覚えているような表情をする。
──また、お互い謝るようなムードになってしまった。
その後、必死に手でしごいたりするが、萎えたペニスが硬くなることはなかった。
(もう少しだったのに……)
まだ、努力が必要なのだろう。愛撫だけでなく、自分の意識を変えるための……。
「んーまあ……気にしないでっ。一歩前進したのは間違いないんだからさっ」
「ああ。そう……そうだよな」
「いやぁ、でも、久しぶりに硬くなってくれて、嬉しかったよー」
「あ、あはは……俺も、梨紗が濡れてくれて嬉しかった。というか安心した」
「あはーっ、言葉にされると、ちょっと恥ずかしいねー」
正直、焦りはある。
でも、焦ったところでどうにもならないというのもわかっている。
(先生のセミナーで、もっとしっかり解決を……)
絶対、どうにかなるはずだ。
先生だってそう言ってくれたし、実際今日はこれまでできなかった勃起ができたのだ。
焦らず頑張れば、きっといい結果にたどり着くことができる。
そう信じて、俺はそっと梨紗の髪を撫でた。
「ん……」
梨紗は心地よさそうに目を伏せる。
焦らない、焦らない……一歩ずつだ。
それから何度も、船越先生のセミナーに通い続けた。
最初の頃から、明確な変化があった。
参加するカップルの人数が、明らかに減っているのだ。
だいたいの人たちは、先生の講習によってセックスレスを卒業することができている。それをできない、俺たちのような男女だけがまだ残っていた。
(……このあいだ来てた若い人たちも、もう卒業か)
羨ましさを覚えないと言ったら嘘だ。同時に自分に対する焦りも募っていく。
何度も受けたテクニック講習、先生のすすめによって始めた、挿入までいかないスキンシップ……。
それ自体はとてもためになったし、夫婦の間で成果を出している。
梨紗が濡れやすくなったのも、そのせいだと考えられる。
けれど、テクニックは身についたけれども、自分自身の精神的な面で上手くいっていない。梨紗と軽く触れ合っていても、俺はまったく勃起できないのだ。
ときたま気まぐれのようにペニスが硬くなる程度。
(このままで、なんとか……なる、んだろうか……)
船越先生でもどうにもできないくらい、俺たちは重症なんじゃないか……。
そんなふうに考え始めてしまう。
──そんな中、先生が教室の中に入ってきた。
「今日お越しくださった方々に、提案があります」
先生が女性講師さんと一緒に、俺たちを見渡した。
「今ここにいるのは、これまで長い間、私たちの講習を受けてくれた方たちだと思います」
俺と梨紗を含めた男女たち……離れたところに洋佑さんと志保さんもいる……は、黙って頷いた。
「講習を受けても、パートナーさんとの問題を解決できていない。満足が得られていない。そうお思いでしょう」
また、全体が小さく頷く。
「そこで、新たなステップへと踏み出したほうがいいという結論に至りました」
「パートナーふたり一組として、二組のグループを作ってもらいます。詳しい話はこちらが指定した組の方々へ個別にお話させていただきます」
……先生にしては、もったいつけた物言いだった。
そして……グループとして集められたのは、俺たち夫婦と苑田夫妻だった。
他の参加者たちは別グループにされて、隣の個室に移された。
「これでグループセッション……なら、いつも通りよね」
「ええ……でも、新しいステップって言っていたから……」
「なにをするんでしょうね……?」
四人の顔には疑問符が浮かんでいる。
船越先生は、そんな俺たちの顔をざっと見渡した。
「苑田さんと梶浦さんは、似たようなお悩みをお持ちですね。グループセッションで、もう深いところまでお話できているでしょう。どちらも子供が欲しく、同時にセックスが上手くいかない」
「それは……はい」
「そう……ですね」
妻ふたりが頷く。本当のことだ。
「四人の様子を見ていて、この方々なら大丈夫と思いました」
「大丈夫、とは?」
「最初のヒアリングで話した、スキンシップや、テクニックでセックスレスを解消できない場合のことです。率直に言いましょう。苑田さん、梶浦さん、お互いに夫婦を交換して、愛撫を学びましょう」
──夫婦を、交換?
一瞬あっけにとられて……その言葉の意味が理解できなかった。
「梶浦晃希さんと苑田志保さん。苑田洋佑さんと梶浦梨紗さん。このようにパートナーを入れ替えます」
「えっ!?」
「ど、どういうことなんです……?」
女性ふたりが露骨にためらった声を出す。俺と洋佑さんも顔を見合わせた。
「突拍子もないことのように聞こえるかもしれません。ですが、セミナーをやっていく中で、確実に効果のあった方法です」
「効果……って、そんなことで……」
「つ、妻を交換することに、どういう効果が……?」
四人全員、さっきとはまた別の疑問符と戸惑いに支配されてしまった。
「まず、梶浦さん。それから、苑田さんご夫婦の志保さんは、愛情と性愛の乖離が起きてしまっています」
『性愛の乖離』
それは幾度となくセミナーで言われたことだ。しっかりと自分の心の中にも刻み込まれている。
「どちらのご夫婦も、パートナー相手ではこの乖離を解消できない段階で止まってしまっています」
「それは……まぁ……」
「そこで、性愛の対象を他人に置き換えてみます。この場合お互いの夫・妻を交換、というのがそれです」
ドクンッ……ドクンッ……。
動悸がする。その意味するところがわからないまま、先生の話は続いていく。
「このセミナー外でも、この方法を試す方はたくさんいます。セミナー内の、信頼のおけるグループの方なら、より安全です」
「安全……って」
「妻や夫ではない他人相手には、まだ性愛を抱ける可能性があります。『家族』ではなく、『他人』だからこそ得られる感情なのです。だから……あなた方には、その可能性を引っ張りだし、性欲を高めていただきます」
「可能性……」
「そして、自分は異性に対して反応できるんだという自信、自己肯定感を取り戻す。これが非常に重要なのです」
ドキリとする。自己肯定感……それは確かに、今の俺に足りないものな気がした。
「そして、その自信を夫婦の中へと持ち帰る。還元する。それだけのことです」
「そ、それだけって……」
話としては、そんな簡単なものには聞こえない。傍から見れば、単なる浮気だ。
「確かに、突拍子もなく聞こえるかもしれません。ですが、今まで実践してきた中では、これが一番効果的で安全な方法なのです」
「安全……ですか?」
「ええ。レスを解消できない状態で、危険な……妻を全く知らない、マッチングアプリで知り合った者に貸し出したり……」
「え!?」
「風俗店で働かせるなんていう、自暴自棄な自傷行為に走った人も、残念ながらたくさん見ました」
「そんなことが……」
「刺激を求め、命を危険にさらすようなプレイに及んだ人もいます。それを防ぐため、セミナー内で信頼できる方たちで実践します」
「……」
苑田夫婦は、真剣に見つめ合っている。
「……っ」
俺は、梨紗と顔を合わせることができない。
妻が他の男に……なんて考えたくもない。
「で、でも、そんな方法でレス解消なんて……入会時には聞いてなかったです」
戸惑いの強い梨紗が、ぼそりと言う。
「ええ。大抵の方は、この段階に至るまでにレスを解消できるのです。ですが……」
「私たちは……それだけ深刻、ということですか……?」
先生は、あえてなにも言ってこない。
俺たちに判断を委ねようとしているのがわかった。
「梨紗……」
「えっと、ど、どうするの……?」
気まずいなんて言っていられず、梨紗と視線を交わす。
「……やります」
「え!?」
洋佑さんが、声をあげる。
「やってみます。それで解消できるなら……!」
「私も……梨紗さんたちが、嫌じゃなければだけど」
──苑田夫妻が頷く中、俺たち夫婦は言葉に詰まる。
船越先生が、無言のまま俺たち夫婦を見る。
(ど、どうすれば……!?)
正直……それしか方法がないなら……それにすがりたい。
それで梨紗との愛情──性愛がよみがえってくるなら……そして梨紗との子供に恵まれるようになるのなら。
それしかないなら……そうしたい。
(でも……り、梨紗を、洋佑さんに触れさせるのか……?)
「妻を交換と言っても、最初は愛撫からの実践です。お互い取り決めたことだけして、それ以上は絶対に踏み込みません」
「…………それ、なら」
俺は、悩みながらも……声を絞り出した。
「晃希……いいの?」
「……正直、嫌だよ。梨紗を……たとえ信頼できる洋佑さんにでも、触れさせるなんて」
「晃希さん……」
「でも、ふたりはもう覚悟してるんだ。俺だって、梨紗のことをちゃんと……あ、愛するために、なんとかしたい!」
決意を叫ぶと、梨紗の瞳からも狼狽が消えた。
「…………わかった。やります」
梨紗は……長年連れ添った妻は、俺の覚悟を理解してくれた。
──そしてそれから数日経過し、実践交流のときがやって来た。
緊張していないと言えば嘘になるが、それよりも不安のほうが大きい。
(梨紗のほうもそうなのかな……)
お互いに別々の場所でするということで、この場には妻と洋佑さんの姿はない。
やっぱり梨紗の姿が視界の中にないのは不安だった。
(大丈夫かな……)
どうしても自分のことより、梨紗のほうが気になってしまう。
「それでは、そろそろ始めましょうか?」
「……はい」
「よろしくお願いします」
この場もべつにふたりきりというわけじゃない。俺と志保さんの他に、女性講師がついてくれている。その指示に従って俺は志保さんへ愛撫していけばいいのだ。
──言われるままにお互い下着姿となり、志保さんと対面する。
正直目のやり場に困るが、ひと目のある手前、平気な顔をする。
「ふぅー…………じゃあ、始めますね」
「はい、よろしくお願いします」
緊張している俺とは対照的に、志保さんのほうは随分と落ち着いている様子だった。
その豊かな胸に、つい目を奪われてしまう。
「……」
どうやら志保さんのほうも落ち着いてはいても、多少の恥ずかしさはあるようだ。頬が少し紅潮している。
「最初は梶浦さんが普段奥さんにしているように、苑田さんを愛撫してみてください」
「……ッ、わかりました」
いろいろと思うところはあるが、これもすべては梨紗との夫婦関係のため。そう自分自身に言い聞かせながら、志保さんの体に触れていく。
「ン……」
まずは下着で覆われている部分以外の素肌に、優しくそっと触れていく。
さりげなく講師のほうを見ると目が合い、大丈夫だとでも言うかのように小さく頷いてくれる。
「そう……まずはお互いの肌が触れ合うことで、体温を高め合っていきましょう」
「はい……どうですか、志保さん?」
「んっ、いいです……優しい触られ方、好きです」
その言葉を受け、首筋や肩、腕や太股、そして脇やお腹といった辺りに、優しく俺の手を触れさせていく。
「ぅ……ん……あふ……はぁ、はぁ……」
少しずつだが、志保さんの息が弾んできた気がする。
心なしか頬の紅潮も強くなって、素肌にもうっすらと汗が滲んでいるように見えた。
「そろそろ脱がしてあげてください」
「っ……はい……じゃあ、志保さん……」
志保さんが頷いて腰を浮かす。俺はそっとショーツを下ろした。
「んくっ……!」
志保さんの秘唇が露わになる。
(り、梨紗じゃない人の……オマンコ……!)
固唾を呑みつつ、いきなり直接的な部分には触れず、まずは太股の付け根辺りから優しく愛撫していく。
「ただ触れるだけじゃなくて、ちゃんと言葉もかけてあげてください」
そうだった。他人だからと緊張して、つい忘れてしまっていた。
「えっと、とっても綺麗ですよ……志保さん……」
「ありがとうございます……そう言ってもらえると、嬉しいです……ふぁ……」
ありきたりな褒め言葉ではあったけれど、志保さんは嬉しそうに笑みを浮かべてくれた。

志保さんに言葉をかけながら、少しずつ中心部分へ指を進める。
(っ……濡れてきてる……)
志保さんは明らかな反応を見せていた。感じてくれているとわかると、俺の気分も一段と高揚し、もっと気持ちよくなってほしいと思えてくる。
「もっと感じてください、志保さん……」
優しくクリトリスに触れる。
「ぅンッ……! くふうっ……! そ、そこ……ひぅっ……!」
濡れた指先を押し当てるようにして、優しく撫でるような愛撫をする。
「気持ちいいですか……? ここ、硬くなってきてますね……」
俺のそんな言葉に、講師の女性が小さく頷く。
ただ褒めたりするだけではなく、相手の反応についてもちゃんと言及するのが正解なようだ。
「はぁ……はぁ……わ、私……ンッ……くっ……んんっ……!」
まさかこんなに興奮するとは思わなかった。
(今、俺……梨紗にするときより、興奮してるかもしれない……他の人の奥さんだからなのか?)
罪悪感と背徳感が入り混じって、なんとも言えない気持ちにさせられる。
「んんぅ……! はぁ、はぁ……晃希さんっ……んんぅ……!」
志保さんの息も徐々に弾んできて、甘い声があらわになってくる。
「敏感なんですね、志保さん」
「はぁ……はぁ……そんな……くぅん……」
頬を火照らせてうっとりと微笑み、俺の言葉に静かに頷く。
──その時だった。
(ん……?)
隣の部屋から……女性の声が聞こえてきた。
「くふっ、ぅんっ……んっ、んっ……あうぅっ……!」
「……ッッ!」
思わず身が固まってしまった。
(間違いない……これ、梨紗だっ……!)
「はぁ……はぁ……はい……んんんっ……ンッ……くぅっ……! んっ、ぅんっ……んああぁんっ……!」
かなり感じている様子で、愛撫を受けている。
この壁の向こうで、梨紗と洋佑さんもペッティングを……。
(あんなの、最近の俺とのセックスじゃあげない声だぞ……!)
「くっ……!」
「梶浦さん? どうなされました?」
「あ……すいませんっ……なんでも」
講師の声にハッとなり、止まっていた愛撫を再開させる。その間も、隣の部屋からは梨紗の甘い嬌声が漏れ聞こえ続けていた。
「も……もっと感じてください、志保さん……!」
「はいっ……んっ、んんっ……くぅっ……ンッ……!」
その嫉妬のような高揚をごまかすように、志保さんの身体に触れていく。
そろそろ頃合いだろうと、膣口に指を沈めていった。
ぐちゅぅ……。
「はぅっ……! んんっ……くっ……はぁぁぁっ……」
ゆっくり指を押し込んでいくと、溜まっていた愛液が溢れだした。
(すごい……こんなに濡れてたのか……!)
志保さんの中は、ねっとりと湿っている。俺の指を一切拒まない。
「ぅンッ……! んっ、あっ……い、いいっ……気持ち、いいですっ……!」
志保さんがはっきりと快感を口にしだした。その反応を見ながら愛撫し続けるうちに、気がつけば俺のペニスもしっかり勃起していた。
ペースを上げ、指をしっかり上下させる。
「あああっ! も、もう、来るっ……来ちゃいますっ……んああぁぁっ……!」
「イッてください、志保さん……!」
「ふあぁっ、あぁっ、ああぁあぁんっ!」
(……イッ、イッた……!)
志保さんが達したのを見て、信じられないくらいに気分が高揚する。
こんな達成感は、久しく味わったことがなかった。
この手で女性を絶頂させることができたという達成感が、俺を支配していた。
「はぁっ、はぁっ……んんっ……くふぅぅ……! はぁっ……はぁっ……」
志保さんの呼吸が、少しずつ整いだす。
──それと同時に。
「ふあぁっ……! くっ……んっ……んんんんぅぅ~~~~~~~~っ!」
(り……梨紗!)
壁越しの梨紗の声が、ひときわ大きくなった。
(い……イッた、のか……? 洋佑さんに触られて……)
いったいどんな愛撫を受けたのか。俺がするより気持ちよかったのか……。
「……さん。梶浦さん?」
「は、はいっ」
「落ち着かれたらこちらのタオルと、おしぼりを使ってください。今日はこれでおしまいです。お二方、お疲れ様でした」
「は、はい……お疲れ様でした……」
「ん……っふ、最初は、イけるか不安ったけど……晃希さん、ありがとうございました」
こうして初めての、他人の奥さんへの愛撫は終わったのだった……。
「……その、どうだった、そっちは」
「え? え……う、うん……まあ、よかった……かな」
──パートナーを交換しての実践交流の夜。部屋でふたりきりになってから、俺は梨紗に問いかけた。
梨紗のほうはちょっと視線を外しながら、そんなふうに返してくる。
「……志保さんとのは、どうだったの」
「あ……え、えーっと……その、まあ、これが夫婦のためになるならって感じで」
「ふぅん……?」
(な、なんだよ。梨紗だって……あんなに感じた声を出してたのに!)
胸がちりちりする。
だが……俺の心にあるのは、梨紗への怒りなどではなかった。
なにかもっと心地のいい予感めいた……なにか。
「……そうだよね。私たち夫婦の未来のためっ」
俺から目を逸らしていた梨紗が、こっちを向いてくれる。
「このまま、頑張ろ……私も、努力するから」
「うん、ありがとう、梨紗……」
──その夜、俺たちはまた夫婦の営みにチャレンジしたが……結局俺が最後まで果たすことはできなかった。
まだまだ、セミナーによる助けが必要なようだった……。
──二回目のパートナー交換の実践交流の日。
「じゃあ、このままお口でご奉仕させていただきすね……」
「は、はい……お願い、します……」
肉竿を隆起させて立つ俺の足元には、さっきまでオイルでペニスを愛撫してくれていた志保さんがいる。
今日は女性が男性に奉仕するオーラルセックスをするというプランだった。
(隣の部屋でも、今頃は梨紗が……洋佑さんのをっ……!)
ただでさえ刺激と、志保さんとの行為で高揚していたのに……梨紗のことを思うと、ペニスがビクンと跳ねた。
「あぁ……跳ねた。すごい……いきますよ、んっ……」
「あくぁっ……!」
鮮やかな色合いの舌が、ねっとりと股間を舐め回す。
(うくっ……り、梨紗よりずっとうまいぞ……慣れてる……のかな……)
手を添えて愛おしそうに舐められると、背筋がゾクゾクしてしまう。
「し、志保さんっ……うぅ……」
「いっぱい、感じてくださいね……ちゅ、ちゅるぅ……れろれろ……」
普段から洋佑さんに、こんなエロいフェラチオをしているのだろうか……。
正直、梨紗にはあまりフェラをしてもらうことがなかった。
新鮮な刺激と、それを他人の奥さんに与えられているという背徳感で震えあがる。
「あぁ、あぁ、くぅっ……!」
あっという間に射精感が襲い来る。

「梶浦さん、できるだけ我慢を……」
「は、はい、くっ、くっ……!」
「んむちゅうぅっ……!」
「ああっ、そんなにしたらっ」
女性講師に我慢を伝えられた途端、志保さんの愛撫が強まった。
「くはぁ、出る、出るっ、あぁっ……!」
「んむっ! んううぅうぅっ……!」
──我慢もむなしく、俺はそのまま志保さんの口の中に精液を放ち……。
「~~~っ、んくんっ、ごくんっ……!」
「あ、ああっ……!」
志保さんは、それをためらいなく飲み干してくれる。
「はぁ……ちゃんと勃起して……射精も、できましたね……」
「はいっ……くぅ、こんなに、簡単に……」
開放感と快楽で気が抜けていた俺は、志保さんの言葉で我に返る。
そうだ。梨紗相手にはあれだけ手こずっていた勃起と射精が、志保さん相手にはこんなにあっさりと……。
「……これなら、梨紗さん相手にも……きっと、すぐできるようになります」
志保さんの励ますような言葉に、女性講師も頷いた。
(そう、だよ、な……!)
これは、夫婦の絆を取り戻すための交流。
(あっちの部屋では、梨紗だって頑張ってるんだ……)
頑張って、俺のために、洋佑さんのペニスを頬張って……!
「……ッ!」
ドクンッ……。
(あぁっ……)
射精したばかりの肉茎が、梨紗のことを思うとまた跳ねた。
(大事なものが……掴めそうな気がする……)
今まで忘れかけていたものが……志保さんへの愛撫で……。
そして、洋佑さんから梨紗への愛撫で……戻ってきているような気配があった。

──それから数日後のセミナーで、講師からあることを告げられた。
次回の実践交流では、本番行為──セックスを行うと。
きちんと避妊をし、さらには今までのように別室での行為ではなく、お互いの目の届く場所でのフェアなプレイにする、とは言われたけれど……。
俺と梨紗は衝撃を受け、別室で苑田夫妻と話し合いをさせてもらっていた。
「えっと…………苑田さんたちは、どう……思います?」
「……パートナーを交換してのセックスをするかどうか……ということですよね?」
「え、ええ……まあ……」
洋佑さんと志保さんは、顔を見合わせて頷く。
「実は私たちは、するつもりでいます」
「えっ……も、もう決めてたんですか……!?」
次は本番行為だと聞かされたのは、つい今し方のことだ。
ふたりで相談したような様子もなかったのに、洋佑さんも志保さんも、既に気持ちは固まっている様子だった。
「ええ。たぶん、次はそうなるだろうなって……家で話してたんです」
「そ……そうだったんですね……」
「なんと申しますか……この交流で、私の意識が変わってきて。妻への気遣いだったり、ちょっとした言葉だったり……その大切さに気付いたんです」
「……なるほど」
隣で志保さんが嬉しそうに頷いていた。たぶんこのパートナー交換は、苑田夫妻にとって、喜ばしい変化や気付きをもたらしたのだろう。
「ですから、いろいろと試したい気持ちがあるんです……愛撫だってもっと学びたいし……もちろんセックスも……」
「そうね。夫婦の間だけだと、気付けないこともありますし……」
「まあ、もちろん妻に対する嫉妬もあるんですけどね、ハハハ」
洋佑さんはそう言って、気恥ずかしそうに頭をかいた。
「いやあ、妻がですね、家でしきりに言うんですよ……晃希さんの愛撫がすごく、上手だって……」
「えっ……? いや、でも」
恐縮してしまう。
「でも、嫉妬はするけど……それ以上にもっと、グッとくるものがあって」
「それは……」
──それは、俺もそうだ。
(梨紗が洋佑さんに触れたり、触れられたりしたって思うと……)
股間が熱を持って、いてもたってもいられなくなる。
今までとは違う角度から……梨紗に対する愛惜がわき起こっているのを感じる。
「ですから、私としてはもっと続けていきたいんです」
「私も同じ気持ちです。おふたりはどうですか……?」
そう尋ねてくる志保さんに、梨紗が不安げに俺を見る。どうするかは、俺の意思に委ねるということなんだろう。
「──やります」
俺は、頷いた。
「最初に、パートナー交換をするって言いだされたときから決めてたことですから。梨紗をちゃんと、また愛せるようになるためって」
「あなた……」
「中途半端にやめるのは、逆に筋が通ってない。梨紗とセックスできるようになるまで、ちゃんと続けたいです」
俺の言葉に、梨紗が顔を赤くしながら……感じ入った顔をする。同意してくれたようだった。
──そしていよいよ、本番行為も含めた実践交流の日がやってきた。
これまでは男女一組で愛撫のために呼ばれていた部屋に、今日は四人が集合していた。大きなベッドの上に、枕がふたつある。
いつも姿のある女性講師はいない。かわりに、部屋に押しボタンのようなものが用意されていた。
『なにか問題があったらすぐに押してください。駆けつけます』──講師からそう伝えられていた。
(今日は最後まで……しちゃうんだよな……)
まだ不安も迷いもあるけれど、それでも最後まですると決意している。
(普通じゃ……ないよな。こんなこと……)
いくらセックスレス改善のためとは言っても、かなりアブノーマルな内容だ。
これから梨紗が他の男に抱かれるのかと思うと、胸が苦しくて息が詰まりそうになる。緊張もしている。
だけど、もう立ち止まっていたくない。
「じゃあ、私たちはこっちで……」
「なら、私たちは……こっち、ですね」
梨紗が晃希さんの前に。そして志保さんが俺の前に。
「……っ」
ふと、梨紗と目が合う。
覚悟を決めるように、お互いに目配せをして気持ちを確かめる。
梨紗が視線で頷くのに返し、俺は志保さんへと向き直った。
「頑張りましょう、梨紗さん」
「……はい」
「よ……よろしくお願いします……」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
──まずは前戯から。俺たちの愛妻交換セックスが始まった。
俺は優しく丁寧な愛撫を心がけて、志保さんに触れていく。
「ぅ……ン……はぁ……」
相変わらず志保さんは敏感で反応がいい。軽く触れているだけなのに、もう頬を染めてうっとりとしていた。
「ンッ……く……ふぅ……んんっ……」
横目で洋佑さんの様子を窺うと、むこうも同じように愛撫の最中だ。
(あんな触り方をするのか……)
──これまでのグループセッションや、パートナーを交換しての愛撫で……志保さんの口から聞かされていたこと。
『主人とセックスすると、ちょっと痛いんです』
だから正直、手つきが荒いのかとは予想できていたけれど……俺の目から見てもちょっと雑なように見える。
俺の愛する妻なんだから、もっと丁寧に触れて欲しいと思ってしまう。
ただし、その愛撫からは情熱というか、洋佑さんの興奮の度合いが伝わってくる。
「くぅ……んふぅ……はぁ……はぁ……」
それに愛撫される梨紗は顔を赤くし、まんざらでもない様子だった。
「んん……ふぁ……ンッ……あ……あんっ……」
俺も負けじと、丁寧に志保さんに触れ続けた。集中しないといけない。
「ぅんっ……んっ……くふっ……はぁ……はぁ……んんっ……!」
けれど隣から漏れ聞こえてくる、梨紗の押し殺すような吐息が、俺の気持ちを惑わせる。
──嫉妬で胸が痛い。
(くそっ……俺だって志保さんを……!)
志保さんへの愛撫については、もうコツを掴んでいる。
指を折り曲げて膣壁を引っかくように刺激すると、一気に愛液の量が増してきた。
「これ……どうですか?」
「んんぅっ……! そこっ……そこですっ……あっ、あっ……あぁんっ……!」
志保さんも隣の洋佑さんを気にしているようだが、声を抑えようとはしない。
俺の愛撫にしっかりと反応し、甘い声を漏らしてくれる。
「くふっ……ンッ……ぅ……あっ……やんっ……んんっ……!」
「ど……どうですか、梨紗さん……?」
「は……い……んっ……いい、です……くふっ……!」
洋佑さんは志保さんのほうをチラ見しつつ、懸命に梨紗の秘唇に指を出し入れしている。
梨紗もちゃんと感じてはいるようだが、志保さんの反応と比べてしまうと、まだまだ物足りない感じだ。
(洋佑さんは、少し丁寧さが足りないのかも……)
正直なところ、俺のほうが愛撫が上手いことにちょっと安堵してしまった。
志保さんの膣内はどんどん潤いを増してくる。
俺は濡れた指を引き抜き、愛液をクリトリスへと塗りつけた。
「あっ……あっあっ……いいですっ……クリ、感じるっ……!」
高まる快感に志保さんが身悶える。その様子を見ていたのか、洋佑さんも梨紗のクリトリスを刺激し始める。
「梨紗さんも、ここが好きですか……?」
「そ、そこは……んくっ……あまり、強くされると……ひぅっ……! い、痛くなってしまって……」
「そ、そうですか……なら、こっちのほうが……」
「ひんっ……! あ……あ、あ……指っ……くふっ……!」
洋佑さんの愛撫は、女の尖りを責めるのには向いていないようだ。
「んんぅっ……! くっ……ふあっ……あっ……あっ……あぁっ……!」
しかしクリトリスへの刺激に及び腰だった梨紗も、膣内をしっかりと刺激されると反応する。俺よりも無骨な指を出し入れされ、切なげな声を漏らしていた。
(よ、洋佑さんの指は……そんなに気持ちいいのか……?)
嫉妬と興奮で、ペニスが熱く滾ってきた。
(やっぱり、俺……梨紗が洋佑さんにされてるって思うと……)
興奮する。
だんだん自分で自分の気持ちがごまかせなくなってきた。
嫉妬心が、梨紗を恋しい、愛おしいと思う気持ちを大きくしていく。それが性的な興奮へと繋がっていく感覚があった。
くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……。
「ひゃぅっ……! それっ、それいいですっ……ああっ、あぁんっ……!」
「はぁっ、はぁっ……いっぱい溢れてきてますよ、志保さんっ……!」
高揚を志保さんへの愛撫に乗せていく。彼女も俺の指でしっかり感じて、秘唇の湿りがどんどん濃さを増していく。
「梨紗さん……ここを……もっと、こうしたらっ……どうです?」
洋佑さんは相変わらず苦労しているが、かなり熱が入っているのは伝わってくる。
「はぅっ、く……いっ……いい、ですっ……あっ……ぅんっ……くぅっ……!」
梨紗もしっかりとそれに反応しているようだ。
(もし洋佑さんがもっと愛撫に慣れてきたら……梨紗はどんな反応をするんだろう)
想像して頭がカッと熱くなる。下腹部にも大量に血流が集中し、ペニスはさらに硬く張りつめた。
「んんぅっ……くふっ……! はぁっ、はぁっ……あんっ、ああっ……あっ、あっ……いいっ……あっあっ……!」
興奮した俺の手つきに反応して、志保さんの喘ぎが大きくなっていく。
「……もうイキそうですか?」
小声でそっと尋ねると、一瞬だけ俺を見つめてコクンと頷いた。
「いいですよ、志保さん……このまま……!」
クリトリスを強く捏ね回す。同時に膣口にも指をめり込ませ、入り口の浅いところも刺激していく。
「あああ……! やっ……ダメっ、イクッ、イッくぅっ……んんんんっ! ふあああぁぁ~~~っ!」
志保さんの腰が僅かに浮き上がり、ビクン、ビクンと震える。
(よ、よし……! 先にイかせた……!)
梨紗も感じているようだが、絶頂までは至っていない。
洋佑さんより先にイかせられたことに、強い高揚感を味わうことができていた。
「ああ……し、志保……こんなに……」
志保さんが昇り詰めた様子に、洋佑さんが少し驚いている。こんなに早く、と呟くような声が聞こえた気がした。
「はぁっ……はぁっ……ンッ……くふぅぅっ……んふぅぅっ……」
絶頂に震えていた志保さんが呼吸を落ち着かせながら、うっとりと笑みを浮べる。
俺に向けられる視線は、明らかな欲情に濡れていた。
「はぁ……はぁ……んく……とっても、よかったですぅ……んん……」
「そうですか……よかった……」
(でも……これからどうする……?)
梨紗と洋佑さんはまだ愛撫の最中だ。梨紗の準備が整うまで待ったほうがいいのか。
「くふぅ……ねぇ、晃希さん……入れてください……」
「……!」
思いがけず、志保さんから挿入を求めてくる。
ドクンと鼓動が高鳴り、同時に強い興奮が込み上げてくる。
「じゃ、じゃあ……その……し、失礼、します……」
──正直俺も我慢の限界だ。洋佑さんが梨紗をイかせるのを待つのは難しかった。
急いでコンドームを装着し、しっかりと濡れた膣内へ押し込む。
ずにゅぅぅぅぅぅっ……!
「くふぅぅ……! んんっ……んはぁぁぁ……!」
一気に挿入してしまうと、志保さんが艶のある吐息を漏らした。
その様子に洋佑さんが反応したのがわかる。焦っているようで、こちらを見ないように、必死に手を動かしている。
梨紗もかなり感じている様子だが、絶頂の気配は感じられない。
「はあっ……んんぅ……晃希さんの、奥で感じます……」
「俺もです、志保さん……」
──初めて感じる、友人の妻の秘唇は……ねっとりと湿って気持ちよかった。
俺の愛撫でここまで肉穴がほぐれたのだと思うと、男としての自信もよみがえってくるようだった。
「ぅんっ……くっ……はぁっ……はぁっ……んんっ……!」
「くそ……り、梨紗さん……!」
濡れにくい妻への愛撫に苦労する洋佑さんを見ていると、ちょっと申し訳ない気持ちになる。
「じゃあ、動きますね……」
同時に俺はわずかな優越感を抱えたまま、ゆっくりと抽送を始める。
「ぅんっ……くっ……ふあっ……! あっ……あっ……あぁんっ!」
愛撫で絶頂を迎えている志保さんは、反応がいい。膣穴は肉竿の出し入れを受け入れ、トロリととろけている。
「ハァ、ハァ……こ、これくらい濡れていれば……大丈夫ですよね、梨紗さん……!」
「はぁ……は……はい、大丈夫……です……」
洋佑さんは梨紗を愛撫でイかせることは諦め、もう挿入することに決めたようだ。
「じゃ、じゃあ……入れますから……!」
洋佑さんが慌ただしく勃起したペニスを取り出し、コンドームを装着しようとしていた。
(なっ……!? あ、あんなに太いのか……!?)
ドクンッ……!
初めて目にする洋佑さんの勃起したペニスは、かなりの太さがあった。
長さは俺のほうが上かもしれない。だが、カリから幹にかけてが凶悪なくらいに太い。
(あ、あんなのを梨紗に入れたら……!)
「力を……抜いていてくださいね……」
「は、はい……うぅ……」
流石に梨紗もその太さのペニスを挿入されることに、少し緊張している様子が伝わってくる。
(む、無理しなくても……っ……)
喉まで出かかった言葉を飲み込む。
俺はもう志保さんに入れてしまった。洋佑さんにだけ待ったをかけるわけにはいかない。
コンドームを着けた野太いペニスが、俺の視界の端で妻の膣口へ押し当てられている。
自分が動きを止めていることに気づいていたが、どうしても隣のふたりの様子に気を取られてしまう
(は、入るのか……本当に……!?)

志保さんも俺の様子を察して、黙ってそれを許してくれていた。
「ぅ……くっ……くぅっ……ンンッ……!」
ゆっくりと……太い肉竿が妻の膣穴に挿入されていく。
梨紗は眉根を寄せているが、辛そうというよりは、切なげに見える。
「くぅぅ……はぁぁ……ああ、全部、入りましたよ……梨紗さん……」
「っ……は……い……くぅっ……んはぁぁっ……」
(全部っ……!? あ、あの……太いのが……梨紗の中を、押し広げて……)

埋め尽くしている──そう思った瞬間、頭の中で光が弾けた。
「梨紗さんの中、締め付けが……ぅ……凄いですね……くっ……これはちょっと、我慢が……!」
洋佑さんは堪えきれない様子で、すぐに腰を動かし始めていた。
「はうぅぅっ……! っンッ……くっ……んっ……んっ……んんっ……!」
「んんっ……晃希さん……ああっ!」
「っ……志保さん……!」
俺は……激しい嫉妬による興奮を、目の前の志保さんへぶつけていく。
「あぁんっ……! いいっ、いいですっ……ああっ、激しいっ……! あっ、あっ、あっ……!」
夢中になって腰を動かし、志保さんの膣内へペニスを出し入れする。
「んんんっ! ふあぁぁぁ……! き、来てるっ……奥まで来てますっ、晃希さんのっ……ふああん!」
「し、志保さん……!」
志保さんは淫らに腰をくねらせ、喜びの声をあげてくれていた。
「お……奥が、いいんですか……っ……」
「はいっ……! 奥ぅ、いいですっ、んんっ、くふぅっ……! はぁっ……晃希さんので、いっぱい……いっぱい突いてください……!」
志保さんは梨紗が口にしないような台詞で、強く俺を求めてくれる。それが俺に少しだけ自信を与えてくれていた。
「くぅぅ……! 志保さんっ……!」
「あっ、あんっ、ああっ! いいっ、いいですっ! 気持ちいいっ! 晃希さんのおちんぽ感じるっ……! くぅぅぅンっ……!」
志保さんの淫らな喘ぎに、気持ちが昂ぶっていく。
「すっ……ご……ああっ……! ぅんっ! んっ、んっ、んっ……! んんんっ……んあぁぁっ……!」
(り、梨紗……!)
快感で高揚する俺に、梨紗の喘ぎ声が聞こえてくる。
志保さんのようなとろけきったものではないが、ここ最近の俺とのセックスでは出さなかったような、感じているものだ。
(くそっ……くうぅっ!)
嫉妬の興奮が加わったことで、俺はそのまま一気に昇り詰めてしまう。
「し、志保さんっ……うぅっ……出るっ……!」
びゅるるっ! びゅぶうぅぅうっ……!
「ああぁっ……ああぁあんっ……!」
コンドームの中に放った精液が溜まっていく。
──射精による快感はあったけれど、達成感はまったくなかった。
「ハァッ……ハァッ……ハァッ……」
たった一度の射精でペニスが力を失っていくのがわかる。
(あぁ……志保さんを……イかせられなかった……)
愛撫ではなんとか絶頂へと導くことができたけれど、肝心のセックスではダメだった。惜しいところで終わってしまった。
「はぁ……はぁ……素敵でしたよ、晃希さん……」
うっとりとした笑みを浮べ、志保さんはそう言ってくれる。
「ハァ……ありがとうございます……志保さんも、とっても素敵でした……」
悔しい気持ちを噛み締めながら言葉を返す俺の表情には、どんな色が浮かんでいただろうか。
萎えたペニスは抜けてしまい、もう続けるだけの力もない。あとはもう、隣のセックスを見ていることしかできなかった。
「ふっくっ、くんんぅっ……はぅっ、んっ、んんんっ、んぁっ……くふぅっ、んはぁぁっ……!」
洋佑さんの腰使いは力強く激しい。
単調と言えば単調なのかもしれないが、それを補って余りあるような気がした。
「まあ……あんなに激しく……」
俺と同じように隣を見ていた志保さんが、何気なくそう呟く。普段はあそこまで激しくないんだろうか。
「きっ……気持ちいいですか、梨紗さん……!」
「いっ……いい、ですっ……! あぁんっ、すごい……すごいぃっ……!」
「くぅぅぅ……! もっと、もっと感じてくださいっ……!」
梨紗の反応に興奮したのか、洋佑さんのペースがアップする。
そんなにされたら妻が壊れてしまう……焦燥感と嫉妬で頭がどうにかなりそうだったが、俺はなぜだか強く興奮してしまっていた。
「あああぁ! やっ、あっ、ダメっ! あっ、あっ、あっ、ああぁぁぁっ……!」
「うぅっ……! で、出るっ……出るよ梨紗さん……! おっ、おおおぉぉっ!」
思い切りペニスを突き込み、洋佑さんが腰を震わせた。
「ひぅっ……! んんんんん~~~~~~~~~~~っ!!」
洋佑さんが射精するのと同時に、梨紗もその体を震えさせる。
全身が強張っているのが、横で見ていてわかるくらいだった。
「ふはっ……うっ……くぅぅぅぅ……!」
「んんぅっ……はぁぁぁっ……ああっ、あっ……はぁっ、んんんっ……!」
梨紗の体がビクン、ビクンと何度も震える。
(も、もしかして……イッたのか……?)
セックスで梨紗をイかせたことのない俺には、その様子を見ているだけでは判断がつかない。
「向こうも終わりましたね……」
「え……ええ……」
志保さんの呟きに答えはしたものの、喉と唇が乾いていて、まともに声が出たかわからない。
それぐらい、俺は衝撃を受けていた。
嫉妬で狂いそうだ。
(でも……なんだ……これ……)
この、心の奥から込み上げてくる、梨紗を愛おしいと思う気持ち。
(梨紗を……俺のものにしたい! 洋佑さんから取り返したい!)
そんな情熱が、胸の奥で燃えさかっていた。
──確信があった。
この夫婦交換プレイは、俺の勃起不全を治してくれる。このまま続ければ……きっと解決の糸口が見つかる。
行為を終えた四人が、それぞれ顔を合わせる。
誰ひとりとして、もうこんなことはよしましょう……なんてことは、言わなかった。
実践交流で初めてセックスまでした翌日、俺は改めてベッドの上で梨紗と対話することにした。
愛撫や奉仕とは決定的に違う、一線を越える行為をした後だからこそ、お互いの気持ちを伝え合うのは……大切だと思った。
「正直に言うと…………興奮した。その、他の……女の人に触れたり、セックス……することに」
「うん……」
「梨紗に申し訳ないっていう気持ちもあるんだけど、でも……すごく興奮しちゃってた。志保さんが、すごく反応がよくて……」
「……そうみたいね」
昨日は梨紗も横で見ていたから、志保さんがどんな反応したのかは、もう知っている。
「どこに触れてもさ、その……感じてくれるし、喜んでくれて……もっと触れたい、喜ばせたいって気持ちになるんだよ……」
「うん……やっぱり、大事、だよね……そういうの」
改めて言葉にして伝えると申し訳ない気持ちになってくる。けれど話を聞いている梨紗の顔は……頬を紅潮させているように見えた。
「……で、梨紗のほうは、どうだった……?」
梨紗が少しだけ考えるような素振りを見せたのは、俺に伝えるための言葉を探しているのだろうか。
「んー…………やっぱり、あんまり上手じゃなかったかなー……」
そう言って梨紗が浮かべた表情は、苦笑いだった。
「そう、なんだ……」
「でもね、その……情熱みたいなのは伝わってくるの……」
「っ……情熱……」
「うん……触れられてる指からね、私を感じさせたいっていう気持ちみたいなのが……ね?」
洋佑さんの愛撫を思い出しているのか、目線が俺ではなく少し遠くを見る。頬がさらに赤くなっていた。
「その、ちょっと強引な感じなんだけど……私、どうしてなのか昂ぶっちゃって……それで感じちゃったんだと思う……」
「……そ、そうか」
照れたように話す梨紗に……嫉妬で胸は苦しくなっているのに、肉体は熱く昂ぶってくる。
「あ、でもね? やっぱりあなたのほうが上手だと思う……優しくて、丁寧だし」
俺には梨紗のその言葉が、まるでこちらをフォローしているかのように聞こえてしまった。
「──じゃあ、どうして今まで感じてくれなかった? もっと乱暴なのがいいの……?」
「こ、晃希……あの、そういう意味じゃ……あっ……」
気が付くと俺は、梨紗を押し倒していた。
「今日は強引……なのね……あっ!」
股間へ手を伸ばすと、指先に湿り気を感じる。
「なあ……な、なんで、もう濡れてるんだ……?」
「ぁ……ンッ……くふぅ……」
潤んだ瞳で俺を見上げながら、梨紗は明らかに欲情した様子で、切なげな吐息を漏らしていた。
「どうして……?」
「あ……あなたに、話してて……ん……思い出しちゃった、から……」
「っ……なにを……?」
自分でもわかるくらい声が掠れていた。目を逸らしたままの梨紗は、たっぷりと時間をかけて呟く。
「…………洋佑さんの…………愛撫……」
「り……梨紗っ……!」
気が付けば俺のペニスも、しっかりと勃起していた。
その猛ったものを強引に挿入してしまう。
「んんっ……! んくっ……んんん……!」
「はっ……ひ、久しぶりの、梨紗のナカっ……!」
ずっと挿入が叶わなかった秘唇に、こんなにあっさりと……。
「……梨紗っ、教えてっ。洋佑さんとのセックスは……よかったのか!」
だが、その感激よりも……俺は激情に駆られていた。
「んっ……くっ……はぁっ……はぁっ……気持ち、よかった……! 洋佑さんの、太いおちんちんで……感じちゃった……!」
──俺の中でなにかが弾けた。
こんな嫉妬をぶつけるだけのセックスはいけないと理性が警鐘を鳴らしているが、もう止められない。
「うぅっ……! 梨紗っ……! 梨紗っ……!」
「あぁんっ……! は、激しいっ……!」
洋佑さんに負けたくないという思いが溢れていた。夢中になって腰を動かし、妻の膣内を往復させる。
「んんっ、んあっ……! あんっ、ああっ……!」
「く、イ……あっ、あっ……!?」
──しかし、絶頂に走るかと思った俺の肉竿は硬さを失っていく。
「くそッ……くそ、くそっ」
「あぁんっ……!」
そしてやがて、梨紗の膣穴から抜け落ちてしまう。
「く……う、うぅ……ごめん……」
恥ずかしすぎて梨紗の顔を見ることができない。俺は前屈みになり、妻に背を向けてうつむいた。
「──晃希。これからも続けよう、相手を交換してのセックス」
「……!」
そんな俺に、梨紗が言う。
「今……わかった。あなたが私の中に入ってきてくれて……すごく嬉しかった」
「り、梨紗……」
「洋佑さんとのセックスがどうのっていうのは……その、置いておいて。私たちには、必要なんだよ。夫婦交換セックスが」
梨紗の声には、迷いがなかった。
「あなたが……私を思いっきり愛してくれて。赤ちゃんを授かれるまで」
「……梨紗……」
「頑張ろう? 一緒に……」
「…………ああ。ありがとう……」
──俺は、自分の妻がここまで己に尽くしてくれることに。
なによりも、俺とセックスできて嬉しい、最後までしたいと思ってくれていることに……言い表せない感動を抱いていた。
「ああ、梨紗さんのオマンコは本当に綺麗だ……」
「あぅぅ……そ、そんなに見つめられると……」

「志保さんのアソコも、いやらしい匂いがします」
「だ、ダメぇ……そんなこと言われたら……恥ずかしいっ!」
──あくる日の仕事帰り。俺たちはセミナー外のプライベートタイムに二組でデートをし、そのままラブホテルになだれ込んだ。
こうなる前から、俺と洋佑さんはセミナーでの講習以外にもパートナー交換をしようと話し合って、互いの妻にも了承を得ていた。
『あの夫婦交換は興奮した。正直これからも続けたい』

……そう洋佑さんに伝えられていた。
梨紗がああ言ってくれたこともあり、俺も乗り気だった。
「志保さんのオマンコ……んむっ」
「ひあぁっ! あぁんっ!」
勢いに任せ、クリトリスを包皮の上からねぶる。感じやすい志保さんの身体は震え、すぐに男を受け入れる体勢になっていく。
「梨紗さんも……舐めますよ」
「は、はい……ンンッ!」
洋佑さんも負けじとクンニをしだす。指やペニスの律動と同じように、荒々しく舐め回す動きだった。
「んあぁんっ! あぁっ、あん、あっ、あっ……!」
(ごくっ……梨紗……!)
梨紗がその動きに愚直に反応するのを悔しく思いながら、志保さんを愛撫していく。
「はぁうっ、晃希さんの舌、気持ちいいっ……す、すぐ、イッちゃいそうです……」
「いいですよ、このまま……んむっ!」
「ああぁあっ! あぁんっ、あっ、ああぁあぁあぁっ!」
志保さんの身体がビクッ、ビクッ、と震える。舌先に濃い愛液がなだれ込んできた。
「だっダメっ、隣でそんなにいやらしくされたらぁっ……あぁっ、わ、私もイくっ、あぁっ、ひああぁあぁんっ!」
「……!」
梨紗の身体も痙攣する。洋佑さんの舌愛撫で絶頂を迎えたようだった。
(こ、この間は……前戯じゃイかなかったのに……!)
悔しさと高揚が同時に襲い来る。
でも、これで妻ふたりは準備完了だ。
俺と洋佑さんは同時にコンドームを装着し、互いに交換した妻の秘唇にペニスをあてがった。
「あ……ああぁぁ……晃希さんっ……あぁぁっ……!」
「はうっ……んんんっ……んくぅっ……んんんんぅ……!」
肉竿が、膣穴の中に埋まっていく。志保さんは幸せそうな声をあげ、梨紗は切なげな声とともにのけぞる。
(またあのペニスが入ったのか……っ……)
梨紗の膣口が、洋佑さんの太いペニスに押し広げられている……そう考えただけで、ペニスがさらに脈打つ。
「動きますね、志保さん……」
「はいっ……動いてください、晃希さん……気持ちよくしてぇ……!」
「くぅっ……! 梨紗さんの中は、やっぱり狭くて……うぅ!」
洋佑さんは既に腰を振り始めていた。
「うっ……んっ……んっ……く……ンッ……!」
その圧に梨紗が呻くような声を漏らす。
俺も負けじと腰を動かし、じっくりとペニスを出し入れする。
「はぁあぁっ、晃希さんのおちんぽ、奥まで届いてすごくいいっ……あぁ、いい、いい、気持ちいいですぅっ」
「くぅ、志保ぉ、そんなに晃希さんがいいのかっ」
「あああぁっ! ダメっ、洋佑さん、激しすぎぃっ……! 太いのがナカに擦れちゃううぅっ! んはぁあぁんっ!」
お互いの妻が、お互いの弱いところを刺激されて悶える姿で興奮する。四人はすぐに絶頂感に追い立てられていく。
「イっくぅ、晃希さんのおチンポでイくぅっ! あぁっ、ああぁあぁっ!」
「ダメぇっ! い、イくっ……イく、洋佑さぁんっ、ああぁくうぅうぅっ!」
妻ふたりが同時に震え、膣穴が激しくこじれる。
「くあぁっ! ダメだ、イく……くぅっ!」

「出しますよ梨紗さんっ! はぁぁ……!」
どくぅっ、どびゅっ、ぶびゅうぅぅっ……!
俺たちも音が立ちそうなほど激しい射精をする。その感触で志保さんと梨紗はさらに震え、もう一度ブルンッと絶頂を迎える。
──初のセミナー外での交換セックスは、こうして幕を閉じた……。
「……どうだった、講習以外で……洋佑さんとセックスしてみて」
帰り道、梨紗にボソッと訊ねてみる。
梨紗は隣を歩く俺の手を、きゅっと握った。
「……すごかった」
「……!」
「この間よりも……自分の身体が感じやすくなってるって思った。洋佑さんの太いのに、慣れてるみたいに」
「……くっ」
「…………それに、隣であなたと志保さんがエッチしてるって思ったら……」
繋いだ妻の手が、小さくわなないた。
それに俺は、たまらないものを感じて……。
「梨紗。帰ろう。帰ってもう一回、挑戦させてくれ。梨紗を抱きたい」
「晃希……」
ぎゅっ。
握り合う手の力が強まる。
──俺たちは確かに、倒錯したことをしているかもしれない。
だがそれによって、枯れかけていた夫婦の絆が、みずみずしくよみがえっていくのを感じる。
このままいけばきっと、望む通りの未来が得られる……そんな予感があった。

──それから俺たち四人は、セックスを交えない会食やダブルデートでより親交を深めた。
志保さんのこと、洋佑さんのことをより深く知っていく中で、思いがけずに梨紗の新しい一面を知ったりもする。
そして親しくなればなるほど、苑田夫妻は、セックスレス解消の交換プレイの相手としては得がたいパートナーだと思えてくる。
「初めて来るお店だけど、美味しいわね。また来たい」
「あっはは、梨紗、もう次の話をしてるの」
今日も四人で顔を合わせる。カジュアルな雰囲気の店で食事を楽しんでいた。
「私も気に入ったわ。デザートが豊富で嬉しいし」
「志保さんって、甘いもの好きなのにお腹まわりはすっきりしてるのよねぇ。うらやましいわー」
「梨紗さんのほうが細いじゃない」
妻たちの微笑ましいやりとり。俺たちはそれをにこにこしながら眺めつつ……。
「……」
洋佑さんと、お互い目で合図をし合う。
「志保、梨紗さん、そろそろ」
「……行きましょうか」
「ん……」
洋佑さんの声がけに妻ふたりが腰を浮かせる。
──倒錯した夫婦交換が始まろうとしていた。
信頼関係を深めるうちに、志保さんと俺、洋佑さんと梨紗で、それぞれホテルの別の部屋に入って行為に及ぶようになっていた。
セミナーのルームとは違い、始まってしまえば部屋を出るまで相手の様子をうかがうことはできない。
お互いの潔白……逸脱した行為をしていないという証明のため、それぞれの部屋の様子を映像として記録すると約束していた。
信頼はあるけれど、撮っているとなれば変なことはできないし、後からお互いに夫婦で録画を楽しむことだってできる。
「これで……よし」
ビデオカメラの赤いボタンを押し、録画開始。ベッドの上が遠景で撮影できているはずだ。
背後では、俺と交互に入浴を終えた志保さんがもじもじしている。
「あの……今日は私が……洋佑さんにご奉仕をしたくて」
「え……志保さんが?」
「はい。この前は晃希さんにいっぱいしてもらっちゃいましたから」
「……じゃ、じゃあ」
そう言われると、断る理由もない。
(志保さんのご奉仕……ゴクリ)
せっかくふたりきりなんだし、という気持ちも働く。遠慮はいらないのだ。
梨紗にはあとで、おっぱいには勝てなかったよ……と言っておこう。
「それじゃあ、失礼します」
「は、はい。お願いします」
枕で上体を起こしながらベッドに寝た俺の股間に、志保さんが寄りかかってきて……まだしなびているペニスを、柔らかな感触が包んだ。
「うあっ……!」
「んふ……どうですか?」
「あ、温かくて、柔らかくて……こんなの初めてです」
志保さんの胸の大きさはこうして見ると圧巻だ。萎えているとはいえ、俺のペニスがすっかり隠れてしまった。
「ふふ……これをすると、夫も喜んでくれるんですよ……?」
俺の顔を見上げながら、志保さんが微笑みながら呟く。
「わかる気がします……これはたまらない」
胸の大きさに対する好みなんて人それぞれだと思うが、やっぱりパイズリ奉仕は男のロマンだ。
「志保さんは、自分からこういうことをするのって、好きなんですか」
「んー……そうですね、男の人が気持ちよさそうにしてるのを見てると、嬉しくなっちゃって……晃希さんは、こういうのお嫌いですか……?」
「いっ……いや、好きですよっ」
「ふふ、よかった……」
乳房がゆさっ、ゆさっ、と揺らされる。その波打つ感触が、次第に快感へと繋がっていく。
「あ……おっきくなってきました」

ご奉仕好きを自称したのは嘘じゃないという顔で、志保さんが微笑む。
ちょっと気恥ずかしいが、勃起は本当だ。胸の谷間から、亀頭がちらりと顔を出し始めた。少し前まで勃起不全だったとは思えないくらい、簡単に硬さを持つ。
「ふふ……」
乳房を左右に揺すったり、上下させてペニスをしごくような動きが始まる。
(た、たまらない……人の妻にこういうことをしてもらうっていうのは)
──人の妻。
そう思った瞬間、ふと梨紗の存在が頭をよぎった。
(梨紗はなにしてるんだろう……洋佑さんにフェラしたり?)
「ん……ダメですよ、奥さんのこと考えちゃ……」
「えっ……わ、わかるの……?」
「ふふ……女はそういうの、敏感なんですよ。今は、私だけ見て……ね?」
「は、はいっ……」
(そ、そうだよな。パイズリまでしてもらってるのに、余計なことを考えるのは)
そう思っていると、志保さんがはみ出た肉竿の先端に唇を寄せた。
「ン……ちゅ……ちゅる……れろ……れろぉ……」
ペニス全体を胸の谷間で揉むようにされ、さらには亀頭を舐め回される。
「ちゅるぅ……んふ……やっぱり長い……おチンポ、すごい……あの人のは、こうして舐められないから……」
「そ、そうなんですね……うぅっ……」
確かに洋佑さんの長さだと、胸の谷間から先を覗かせるのは難しいかもしれない。
今まで太さを気にして劣等感を感じていたが、ここに来て長さで勝ることに安堵する。
「前からしてみたかった、パイズリフェラ……んむぅ……」
滲んだカウパーを味わうように、舌がなまめかしく這い回る。
「んふ……こうして私たちに付き合ってくれて、本当に感謝してます」
「え……?」
「今までは私、欲求不満を自分で解消するしかなくて……オナニーで紛らわせてたんです……んむっ……」
「えっと……それって……」
「んちゅ、ちゅるぅ……梨紗さんには話したんですけど……夫とのセックスが上手くいかないと、自分でするしかなくて……」
いきなりの告白に少し戸惑ってしまったが、わからない話ではない。
(もしかして、梨紗もそんなふうにしてるのか……?)
「でも、最近は夫ともちゃんとセックスできて……チュッ、以前ほど強引でもなくて、愛撫も上達してるんですよ」
志保さんは笑うけれど、俺からすると、その上達した愛撫やセックスを梨紗に向けられているということだ。気が気でない。
……とはいえ、苑田夫妻の仲が円満になるのは喜ばしいことだ。
「でも……どうしても、晃希さん、梨紗さんと一緒にしたときのことが忘れられなくて」
「……ッ」
「夫以外の男性に抱かれる興奮と……それに嫉妬した夫から激しく求められる……それがいいの。こんな淫乱は嫌いかしら……?」
「……っ……とんでもない、むしろ大好きですよ」
志保さんと通じ合う部分を感じて、俺は素直に頷いていた。
「俺も同じです……梨紗が洋佑さんに抱かれて……そんなふたりの隣で志保さんとセックスするのに、興奮するんだッ」
「嬉しい……ちゅ、ちゅぅ……あぁ、晃希さん……」
志保さんのパイズリフェラが激しさを増す。
「じゅぶっ、じゅぶっ、んぶっ、ぐぶぅっ、ぢゅぶぢゅぶっ……!」
胸でしっかりと肉竿をしごきながら、志保さんは器用に亀頭をしゃぶる。
「く、出ちゃいますよっ。志保さんッ」
「出して……んむっ、ん~っ……!」
「あぁっ、くはぁっ!」
どびゅっ……びゅぶうぅぅっ……!
志保さんの胸の中でペニスが脈打つ。白濁が彼女の乳房や顔を汚した。
「んふぅ……はぁ……はぁ……こんなにいっぱい……ちゅるぅ……」
飛び散った精液を、ぴちゃぴちゃと舌を鳴らしながら舐め取っていく。その淫らな表情と仕草に、再び股間が熱を持つ。
本当に……少し前まで、勃起不全だったとは思えないくらいの欲望が宿っていた。
──性愛の乖離。船越先生が言っていたことを思い出す。俺はEDなんじゃなくて、ただ、梨紗への性欲のスイッチの押し方を忘れただけなんじゃないかと。
「ふぅっ……ふぅっ……今度は俺の番、ですよね……?」
「はい、してください……晃希さんの長いおチンポで、いっぱい可愛がって」
そう言って志保さんが四つん這いになる。俺はその背後に陣取り、秘唇に指を寄せた。まずは優しくクリトリスを指先でほぐしていく。
「くぅん……あぁ……それ、いいです……あんっ……」
志保さんがすぐに甘い声を漏らしだす。
「気持ちよくなれてますか……?」
「はい……んんぅ……はぁ……はぁ……晃希さん、やっぱり夫より上手……あ……ぅんっ……くふ……」
「そう言ってもらえると嬉しいです……」
人妻からそんな台詞を引き出せれば、男冥利に尽きるというものだ。
「ンッ、あぁ……いい……晃希さん……クリが、ぴりぴりして……んんっ!」
さらに愛撫を激しくしていく。膣穴に指を差し込んで、ぐちぐちと内壁を刺激する。
「ああっ! あっ、あくっ、そこ、ひあっ、あっだめ、そこ、されたら……」
志保さんの秘唇は奥までねっとりと湿っている。俺の指を包み込み、快楽も正直に受け止めてくれる。
「いっ、イッちゃう、あぁっ、あくぅ、あんっ、あっ、あっ、あっ……」
「いいですよ、さっき射精させてもらったお礼です……ほらっ」
「ひぅっ……! あっ、あっ、あっ、あああああぁ~~~っ!」
膣内に指を突き立てると、志保さんはそのまま達した。大量の蜜液を溢れさせ、腰をビクビクと震えさせる。
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……あぁっ……!」
俺は膣内から指を引き抜き、カメラに映るようにかざした。
「ほら、見て……志保さん。俺の指、こんなになってる」
膣内に入れていた指は、愛液に濡れて淫らに光っていた。
「はぁ……はぁ……恥ずかしいです……私、そんなに濡らして……」
「いっぱい感じてくれた証拠ですよ……でも、指だけじゃ物足りないですよね」
少しわざとらしい言葉遣いだと思ったが、後でこれを見る洋佑さんへのサービスだ。
「……そろそろ、欲しくないですか……?」
「~~~っ……! はい、欲しいです……晃希さんの長いおチンポ……志保に入れてくださいっ……!」
俺は用意したコンドームを装着し、そのまま背後から彼女の巨尻に組みついた。
「ぅンッ……あ……あぁ……入ってくるぅっ……あああ……!」
「凄いですよ、志保さん……奥までトロトロで、それなのに締めつけも強くて……包み込まれてるみたいだ……」
「あぅぅ……わ、私のオマンコも……喜んじゃってます……んっ……晃希さんのオチンポ……あぁ……素敵……」
腰に手を添えてゆっくりと抜き差しを始めながら、目の前の志保さんを眺める。
(大丈夫……ちゃんとやれてる……)
パイズリフェラで射精したあとだけれど、ペニスはしっかりと勃起したままだ。
(これを続けて、射精までいけばいい……!)
ペニス全体を使うような、ゆっくりとしたストローク。出し入れするたびに、ねちゃねちゃと卑猥な音が響いた。
「志保さんって、本当にすごく濡れやすいんですね……」
「んんっ……そうなんです……んっ……恥ずかしいですけど、んんっ……すぐにこうなっちゃって……」
それなのに洋佑さんが手間取ったのは、少しの愛撫で入れようとしていたからかもしれない。あの太さだと、もっと濡らさないと痛みが出てしまうだろう。
「……ッ」
そんな洋佑さんが、今は俺の妻に熱意をぶつけたセックスをしているんだ。
そう思うと腰の動きが加速する。
「あああぁっ、激しいっ……! 奥っ、奥にきてますっ……ふぁぁぁ!」
「こういうのが欲しかったんですよね、志保さん……!」
「そうっ、そうなんですっ……! あっあっあっ! 好きっ、奥が好きなのっ……! いいっ、感じちゃうぅっ!」
志保さんは太さと力強さではなく、丁寧な愛撫と奥への刺激を求めていた。
俺も洋佑さんも足りないものがある。
それをこうして補い合えるのは、きっと幸運なことだ。
お尻を押し潰すように腰を密着させ、できるだけ深く押し込んだ状態で小刻みに腰を振る。
「はぅぅぅっ! あっ、ああっ! いいっ、いいですっ! それすごいっ、くるっ、感じるっ、あっ、あっ、あっ、あああっ……!」
志保さんの喘ぎがどんどん大きく、そして淫らに響いていく。
それを引き出しているのが俺なんだと思うと、雄としての昂ぶりが強くなる。
「志保さんっ……! もっと感じて! 俺のチンポで感じて!」

「あああぁぁ! くるっ、きちゃうぅっ! 長いのが奥にぃっ、ああっ! もうイクっ、イクっ、晃希さぁんっ……!」
「ハァッ……! ハァッ……! イッて……イッてくださいっ、おおおっ……!」
「んああああっ! イッくぅっ、イくぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ!」
志保さんがのけぞりながら絶頂の叫びをあげる。膣内がぎゅうっと強く締まって、俺のペニスを深い所で引き留めようとする。
「くぅっ……! 締まるっ……!」
射精を促す収縮。だが俺は歯を噛んで必死にこらえた。
「……まだ続けますよ、志保さん!」
ぐじゅっ、ぐじゅっ、ぐぢゅうぅうっっ……!
「やぁんっ……! まだダメッ、あああっ! ダメダメっ、まだ敏感なのぉっ! すぐイッちゃうっ、イッちゃうぅっ……!」
志保さんは一度昇り詰めると、そう簡単には冷めないタイプのようだ。膣内全体がうねるように蠢き、歓喜に震えているのがわかる。
「くっ……俺も、あと少しですからっ……!」
「すごいぃっ! ああっ、ああっ、奥にくるのぉっ、すごいぃぃっ!」
「ハァッ……ハァッ……ハァッ……!」
限界の扉が目の前に迫っているのを感じながら、それでも必死に出し入れを続ける。
「んんぅっ! あああっ! いいっ、すごいぃっ! 晃希さんっ! 晃希さぁんっ! ああぁぁっ!」
「っ……うぅっ……あああっ……! で、出るっ……!」
──やせ我慢は限界を迎えた。
びゅるるぅぅぅっ! びゅびゅっ! どびゅんっ!
「んんんぅっ! んっはあぁぁぁぁっ……!」
堰を切ったように、コンドームの中に精液が溢れる。
志保さんの背中も微かに震え、射精するペニスを膣内全体が優しく包み込んでくれていた。
「くぅっ……! ハァッ、ハァッ、ハァッ……!」
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……くふぅん……んんぅ……」
二度も射精するとさすがに俺も限界で、ペニスは完全に萎えていく。
志保さんも満足げな様子で、うっとりとベッドにうつ伏せになった。
「あふぅ……あぁ……とっても素敵でした、晃希さん……」
「ハァ……よかった……俺もですよ、凄くよかった……」
志保さんにそう言ってもらえて、改めて安堵する。
心地よい疲労感を味わいながら脱力して……。
(梨紗は……今どうしてるんだろう……)
そんなことを考える。
同じ建物の別の部屋で、今妻が他の男にどんな姿を見せているのか。
それを思うと少し切なくなった……。
「じゃあ……この前の動画、見てみよっか……?」
「う……うん、そうね」
週のなかばに入ったところで、先日の動画を夫婦ふたりで見ることにした。
それでお互い興奮できれば、その流れでセックスできるかも……という期待もあった。
スワッピングはあくまで副産物。本来の目的は俺と梨紗のレス……特に、俺の勃起不全解消なのだから。
「先に、俺と志保さんのでいい?」
「うん……見たい。晃希と志保さんが、どんなことしたのか」
促され、俺は動画の再生ボタンを押した。画面にベッドに横たわる俺が映し出され……やがて、志保さんが脚の間に入って乳房を使いだす。
(うわ……う、これ、こうして見ると……俺、だらしない顔してる)
羞恥心で顔面がカアッと熱くなる。
梨紗はといえば、驚きの表情で画面を凝視していた。
「…………どう、だったの?」
「ど、どうって……」
「志保さんの……おっぱい……の感触、とか」
梨紗は俺を向かずに、動画を見ながら聞いてくる。
(言い訳はできないな……)
「うん……すごく……よかったよ、うん……」
「そう……へぇ……」
動画の中の俺はすでに勃起し、志保さんの胸の谷間に肉竿を埋めているところだった。
「こんなに、早く……」
たやすく勃起する俺を見てか、梨紗は黙り込んだ。
からかわれたり、呆れられたり、はたまた文句を言われるのかと思っていたが……そんな予想とは真逆の、重苦しい沈黙。
そうしている間に、映像の中の俺は志保さんからパイズリフェラをされる。
「…………の」
「えっ?」
「……あんなふうに、してほしいの……?」
梨紗は、拗ねた声色でそんなことを言った。
慌てて顔を見ると、頬は紅潮して瞳も揺れている。
──重苦しい沈黙、じゃない。
梨紗は、興奮で言葉に詰まっていたんだ。
「えっと……そう、だね……してくれたら、嬉しい……かな……」
「そうなんだ……これって、射精しちゃったんだよね……?」
「……うん、した」
正直に認めると、梨紗は少しだけ考えるような素振りをする。
「……頑張って、みる」
「り、梨紗……うあっ……!」
梨紗が動画を再生していた俺を押し倒し、服を脱がせて肉竿を引っ張り出す。
そして自分の乳房も露出させ、そっと両側から包み込んできた。
「わ……私も、してあげるから……こ、こう……かな……ん……」
梨紗は動画の志保さんを参考にして、見よう見まねでパイズリする。
(梨紗が……自分からパイズリって……)
ちょっと唖然としてしまっていた。今までの梨紗は、ご奉仕にはあまり積極的ではないと感じていた。
(志保さんに嫉妬して、意欲が湧いたんだ)
驚かされたが……それ以上に、顔がニヤけるくらい嬉しかった。
「なんか、すごく嬉しそう……そんなに好きなの? これ……胸でするの」
「う、うん。胸もイイんだけど……」
「……エロオヤジみたい。んっ……」
軽くからかわれながら、梨紗の揺れる乳房を味わう。
大きさこそ志保さんにはかなわないが、むっちりと詰まったすべすべの感触だ。
その快感に、俺のペニスはがちがちに硬くなった。
「あぁ……大きくなった。晃希がこんなに感じてくれるなんて」
──梨紗の言葉に、自分の勃起不全が解消されたことを実感する。
(梨紗で……梨紗に対して、ちゃんと性欲を持ってる……俺!)
梨紗に気持ちよくしてもらいたい。梨紗の愛撫が気持ちいい。梨紗と……セックスしたい。

今まではプレッシャーや緊張感に押されて素直に抱けなかった気持ちが、今ではストレートに出てくる。
──セックスレス解消のパートナー交換は、確実に威力を発揮していた。志保さんに抱いた欲情と、それによる自信。それを夫婦仲に持ち帰って梨紗に還元する。それが上手くいった……!
「ん……ちゅる……れろ、れろ……れろぉ……」
梨紗が、乳房からはみ出た亀頭をペロペロと舐めだす。
「うぅ……そ、そんなことまで……」
「だって……これが気持ちいいんでしょ……?」
(く……破壊力がっ……)
どちらかと言えばこういったことには奥手で、自分から積極的にするタイプではない梨紗が、率先して奉仕してくれているという現実が俺を興奮させる。
動画の中の志保さんも、俺への奉仕が最高潮に達する。
梨紗もそれに張り合うようにペースを上げ、力強くペニスを刺激していく。
「うぅ……くっ……! ハァ……ハァ……ハァ……」
単純な刺激はもちろん強いが、やっぱりこの状況に興奮してしまう。
動画の俺は、志保さんに射精させられて……。
「ん……イッちゃったね……」
志保さんが飛び散った精液を舐め取るのを見ながら、ペニスの先から口を離して梨紗が呟く。
言葉にしづらい罪悪感と羞恥心がわき起こる。
しかし動画は止まらない。攻守交代して、俺が志保さんを愛撫している様子が映り込む。
「……っ」
志保さんの気持ちよさそうな様子を見て、梨紗が頬を赤らめる。興奮だろうか、嫉妬だろうか。
「ぢゅ、ぢゅるっ……んぶっ……ぢゅぶ、んちゅ……はぁ、あなたっ……ぢゅぶ……んっ……んんっ……!」
パイズリフェラも自然と激しくなり、その熱の度合いが増していく。
映像の中で淫らに喘ぐ志保さんと、それに煽られて懸命に奉仕してくれる梨紗。
こんなに背徳的で、興奮する行為があるだろうか。
「あぁ……いいよ、梨紗……うぅ……!」
映像は志保さんが絶頂を迎え、いよいよ俺が肉竿を挿入する場面だった。
「ねぶ、じゅる……ん……やっぱり、したんだよね……ねぶぅ……! んんっ……ぢゅぶ、ぢゅぶっ……!」
「あ、ああ……うっ……く……!」
「んぶ……後ろからなんだ……んちゅ、ぢゅるぅ……んんっ……!」
「っ……そう、だね……くぅっ……!」
「じゅぶっ……んんっ……あんなに激しくして……私とするときより、気持ちよさそう……んむ~っ……!」
「うぅ……そんなこと、ないよ……確かに、興奮はしてた……けどっ……」
咎められているわけではないが、正直に認める。あのときの俺はものすごく興奮していた。
「そうなんだ……ちゅぅっ、むちゅっ……じゅぶぅっ……!」
梨紗は少し恨めしそうに俺を見つめ、より激しく俺のペニスをなぶる。
「うぅっ……り、梨紗っ……ああっ……!」
「れろれろっ、ちゅぶっ、ぐぶっ……! んんっ、んぶっ……ぢゅっ……ぢゅるっ、じゅぶじゅぶっ……!」
目の前の妻が、画面の中の志保さんや俺に嫉妬しているのがわかって、逆に気持ちが高揚してしまう。
(梨紗を、こんなに可愛いと思うなんて……いつぶりだろうっ)
「くっ……そ、そんなに、したらっ……!」
「ぐぶっ、ぐぶっ、じゅるるっ……ぢゅぶっ、ぢゅぶ、ぢゅるっ……! ぐぼっ、ぐぼっ、ぐぼっ……! ぐぢゅぅっ……!」
「うぅぅ……ああっ……!」
びゅるるっ! どびゅっ! びゅびゅっ! びゅるんっ!
「んんんっ……! ふあぁぁぁ……! はぁ、はぁ、はぁ……」
胸の谷間で脈打つペニスから、勢いよく精液が噴き出す。
「うぅ……ご、ごめん……顔に……」
「ン……大丈夫……ゴク……ちゅる……んちゅぅ……」
梨紗はそれを気にする様子もなく、むしろ嬉しそうに頬を緩ませる。
「れぇ……んちゅ……そんなに、気持ちよかった……?」
「ぅ……ああ、凄くよかったよ……最高だった……」
「そう……ちゅ、ちゅ……ん……れろ……まだ硬いね……」
完全に萎えたりはしないが、射精した直後から力を失いかけている。
それを乳房の感触、そして舌による刺激が、辛うじて支えてくれていた。
「ちゅる……ン……じゃあ、次は……私たちの……見る?」
「え……! あ……あ、ああ……そう、だな……み、見ないと」
そう……まだ終わったわけじゃない。
梨紗が洋佑さんとセックスする……、その様子を見なくてはいけないのだ。
「じゃあ……再生するよ……」
「……ッッッ!」
開始早々視界に入ったものの衝撃に、声にならない声をあげてしまう。
映し出されたのはベッドの上のふたり。洋佑さんと梨紗がキスをしていた。
(べ、べつに禁止してるわけじゃないもんな……キスぐらい……する、よな……)
頭ではそう理解していても、動揺を抑えられない。鼓動が早鐘を打っていた。
「ちゅ……ちゅ、ちゅぅ……ん……ちゅぶ……んふ……ん……」
ふたりがキスする音が微かに聞こえてくる。
挨拶代わりの軽いものではなく、本格的に睦み合うための……前戯のようなディープキスだった。
「な……長く、ないか……?」
「……そう……?」
絞り出すような俺の声に、梨紗は首を傾げながらとぼける。
最初にキスをしたのは洋佑さんからだったが、映像の中の彼女は、明らかにそれを受け入れきっていた。
映像だけを見せられて、このふたりは夫婦だと言われたら、信じてしまうかもしれない。
それくらい梨紗と洋佑さんとの口づけは情熱的だった。
「ぅ……うぅ……」
熱っぽいキスを交わすふたりの様子を見て、萎えかけていたペニスに再び熱が入ってくる。
「あっ、また……キス見ただけで、こんなにおっきくしちゃうんだ……?」
再び胸でペニスを刺激しながら、上目使いでそう言われる。
いたずらっぽい梨紗の表情には、明らかに喜びの色が浮かんでいた。
「ぅ……そ、その……だって……っ……」
「まだ……キスしただけだよ……?」
その言葉が刃のように突き刺さる。
(まだ……そうだ、まだ、キスしか見てない……)
「あのね……洋佑さんのキス……とっても上手だったよ……ちゅ……」
「梨紗っ……うぅ……!」
「だから……ほら、見てみて……」
動画の中のふたりはキスを終えて、うっとりと見つめ合っていた。
そして洋佑さんは梨紗を押し倒すと、いつものように愛撫を始める。
「やんっ……! ああっ……! あっ、あっ、あっ……んんっ……! は、激しいっ……あああっ……!」
一聴しただけでわかってしまう、明らかに感じている女の声。
「いっぱい、気持ちいいキスしちゃったから……私も、最初から濡れちゃってさ……んむっ、ちゅっ……」
画面の中の梨紗は……明らかに洋佑さんの愛撫で快感を得ていた。
「んくぅぅぅ! ふああああぁ~~~~~っ!」
動画の中で女体がのけぞる。
「……ッッ!」
声はもちろん、その表情や体の動きで、梨紗が達してしまったのがわかる。
まさか洋佑さんの前戯で、梨紗がイくなんて思ってもみなかった。
「イ……イッた……んだよ、な……今の」
「あー……うん……イかされちゃったね」
素直にそう認める妻の声には、どこか悪戯っぽい響きが感じられた。
愛撫が上手だと志保さんに褒められて、俺の心のどこかに驕りが生まれていた。
──洋佑さんは俺よりセックスが下手なんだろう、と。
でも、実際は違った。梨紗と洋佑さんは相性抜群だ。
嫉妬と後悔、そして焦燥感で胸が切なくなるが、どうしようもなく興奮してもいた。
「ね、見なくていいの……? 私が、洋佑さんと……してるとこ……」
「っ……!」
言われて我に返り、動画に視線を戻す。
画面の中では、もう既に……あの洋佑さんの野太いペニスが梨紗を貫いていた。
洋佑さんの腰使いは激しく、そしてペースも速かった。
「んんぅっ……! ああっ……! あぅっ、んんっ、んくっ、ふあっ……ああっ、あんっ、あっ、あっ、あっ!」
力強く激しいその腰使いに、梨紗も淫らな喘ぎを漏らしている。
「はぁっ、はぁっ、んくっ、んんっ! あんっ! あっ! やんっ! すごいぃっ! あぁひぃっ、あぁんっ、ああぁんっ!」
「くっ……うぅ……」
明らかに前回のセックスとは反応が違う。
撮影しているとはいえ、やはり個室でふたりきりだからなのか……梨紗が洋佑さんを受け入れている感じがした。
(あ、あ、あんな喘ぎ声っ……出すなんて……!)
梨紗が漏らす淫らで甘く蕩けた声に、頭の中がおかしくなりそうだった。
そんな俺に対して、目の前の梨紗がパイズリフェラを激しくしてくる。
「うぅっ……り、梨紗っ……!」
「ちゅぅ……ン……すっごく感じちゃった……って、見たらわかるよね……ねぶ、ちゅるぅ……私、あんなにエッチな声してたんだ……」
「あ、ああぁっ……! で、出るっ……うぅっ!」
びゅびゅぅっ! びゅるるっ! びゅるびゅるぅっ!
「んんっ……! ふあぁぁ……!」
梨紗に煽られ、俺は呆気なく果てた。二度目だというのに、射精の勢いも量もかなりのものだった。
それを見た俺の妻は、口元を緩める。
「んふぅ……いっぱい出たぁ……ちゅ……れる……」
「うぅ……」
「んふふ~……こんなに出るようになったんだ」
「あ……ああ……そう、だな……梨紗にしてもらって……」
「……そんなに興奮した?」
「ぅ……興奮……した……」
「そうなんだ……ふふ……晃希の、まだこんなに硬いよ……?」
「そう、だね……」
梨紗の言う通り、二度の射精を経てもまだ完全には萎えていない。
新たに興奮材料を投入してやれば、復活しそうな気配すら感じられる。
「じゃあ……続きも見よっか……ね?」
そう促され、再び映像へと目を向ける。
──映像の中のセックスはまだ続いていた。
いつの間にか洋佑さんは数回射精していて、使い終えたゴムがベッドの上に散らばっている。
(ちょっと早漏気味だけど、それを差し引いても、どれだけ絶倫なんだよ)
回数を重ねられることは、男として素直に羨ましく思う。
ただ、それだけ何度も射精していても、まだ妻が達した様子がないことが救いだった。
(……いや、でも……待てよ……この動画……)
残りの再生時間が気になる。
「あ……あの、さ……もしかしてこの日……イッた……?」
胸の膨らみで俺のペニスを柔々と刺激しつつ、梨紗は俺の問いかけに対して頷いた。
「うん……一回だけ」
「そ……そうか……」
何度もイかされたわけではないと知って安堵しつつ、それでも達した事実があることに胸を締めつけられる。
キスで蕩けさせられ、愛撫でもイかされ、そしてセックスでも。
洋佑さんは明らかに成長している。
(このまま行ったら、もしかしたら……梨紗を、取られるんじゃっ……!)
──ドクンッ!
「あぁっ……! 本当にすごいね……またこんなに元気になって……」
嬉しそうに……本当に嬉しそうにそう呟き、梨紗が再びパイズリフェラで俺のペニスをあやしてくれる。
「れろぉ……はむ、んちゅ……じゅるるっ……ぢゅぶ、ぢゅぶ……! んっ……んぶっ……じゅぶぅ……!」
「うっ……くぅ……」
奉仕を受けながらも、俺は映像に釘付けだった。
いつ梨紗がイくのかわからない以上、一瞬たりとも目を離せない。
「ハァ……ハァ……ハァ……ぅ……うぅ……」
何度も射精する洋佑さんの姿に、ずっとハラハラさせられている。
梨紗の喘ぎも大きく、そして官能的なものになっていた。
「んん、んぶっ……ぐぶっ、ぐぶっ……! んぶ、んぢゅ、ぢゅるぅっ……!」
洋佑さんがもっと成長して、梨紗も快感を受け入れ易くなっていけば、もっと簡単にイッてしまうかもしれない。
それにプラスして、洋佑さんはタフだ。
(っ……そうなったらもう、俺じゃ……敵わないんじゃないか……)
そうなってしまったとき、梨紗は俺とのセックスで満足してくれるのか。
「くっ……うぅ……! 梨紗っ……!」
焦燥感とともに興奮と快感は高まり、どうしようもなくなっていく。
「んんんん~~~っ! んはぁっ! んーっ! んーっ! ああっ! あぅっ! んんっ! んあっ! あっあっあっあっあっ!」
(うあぁっ、梨紗……!)
映像の声に俺は身体を強張らせる。
「ひあああぁっ! あっ、んはああああぁぁぁぁぁぁぁっっ……!」
何度目かの洋佑さんの射精と同時に、梨紗が絶頂を迎えていた。
言葉にしなくても、その様子を見ていればわかってしまう。
「あ……あああっ……梨紗ぁっ!」
その姿に……俺も限界を迎えて射精した。
びゅびゅびゅっ! びゅるるっ、びゅくんっ!
「くふぅっ……! んんっ……んはぁぁぁ……!」
映像の妻を見つめながらの射精。
(梨紗が……他の男にイかされる姿で、こんなにも……俺は……)

ゆっくりと鎮まっていく射精の快感といっしょに、俺の頭も冷静さを取り戻しつつあった。
「ハァ……ハァ……あぁ……」
「あふ……気持ちよかった……?」
「あ、ああ……うん……すごく、よかった……」
言葉がうまく出てこない。聞きたいことも、伝えたいこともあるはずなのに、それを形にすることができなかった。
──それでもひとつだけ、俺の中で明確になっているものがある。
ちゃんと自分から、それだけは伝えなければいけなかった。
「……まだ続けたいんだ。この夫婦交換、スワッピング……」
「…………うん、それでいいと思う。私も……続けたほうがいいって感じる」
梨紗は俺の言葉に頷き、そして少し曖昧な答えを返してくれた。
スワッピングの中で俺が興奮を得られているからなのか。
それとも梨紗自身が、洋佑さんとのセックスを続けたいと思っているからなのか。
そこをはぐらかされた気はする。
でも……ともかく、梨紗は同意してくれた。
──とある休日の午後。
俺と梨紗、そして苑田夫妻の四人は、話し合いをするため喫茶店に集まっていた。
「どうですか、最近……その、夜のほうは?」
「いやあ、まだなかなか……でも、なんとなく糸口が見えてきた気がしますよ。なあ志保?」
「そうね、もうひと押しというか……梨沙さんたちのほうはどう?」
「そ、そうね……うちも、もう一歩ってところ。ねえ?」
「……そうだな。もう一歩だよな……」
あと少し、あと少しだ。
梨紗への欲望が開花する……そんな予感があった。
「なるほど……お互い、頑張らないとですねえ」
はたから見たら、二組のカップルが和気あいあいと、午後のお茶を楽しんでいるのか、と思われるだろう。
だが、実際に話しているのはそんな呑気な内容じゃない。
「それで……本題なんですけど」
「ああ、そうですね。そろそろ……始めますか」
さすがに、ついお互い声をひそめてしまう。
「なんだか、悪だくみでもしてるみたいね……」
「ふふっ、あまり大きな声でする話じゃないのは確かだけれども」
そう、今回集まったのは、ただの現状報告のためだけじゃない。
今後のスワッピングの継続について相談するのが主な目的だ。
メッセージを交わしてお互い了解を取ってはいるけど、より詳細を詰めるべく、こうして集まったのだ。
「まず、大前提として……これからもこの関係を続けたい。そうですよね?」
「ええ、そのつもりです。……それでいいよな?」
「うん……」
梨紗は神妙な顔で頷いた。
「わかりました。自分たちも同じ気持ちです。な、志保」
「ええ」
志保さんも控えめながら頷く。
その様子に、どこか安堵を覚えてしまう。
「ことがことだけに、なし崩しで、なあなあな感じになると、厄介な事態になりそうですし……」
「確かに……ちゃんとルールを決めなきゃですね」
どううまく言いつくろっても、セックスはセックスだ。
肌を重ねれば、情が湧くのは当然だろう。
かくいう俺も、志保さんに対して……すでに特別な感情を抱いていることは否定できない。
(このまま、なりゆきに身を任せてしまったら……)
梨紗を裏切るような結果になりかねない、という不安もある。
お互い、スワッピングを継続することに関しては、異存はない。
そのためにも、ルールを決めるのは大事だと思う。
「そうね。あくまでも、そういうプレイなんだから……お互い、楽しめる範囲にとどめておかないと」
梨紗の言葉は、どこか自分にも言い聞かせているような気がした。
「ええ、スリルがあるのはいいですけど……命綱は大切ですから」
改めて、具体的なルール決めをしていくことにした。
「まず、お互いの夫婦とする時には、きちんとゴムをつける……と。これは、当たり前ですね」
「ええ、ちゃんと守りましょう」
セックス中に盛り上がってしまうと、つい生で……なんて流れにもなりかねない。
こうしてお互いに釘を刺しておくのは大事だろう。
「もちろん、夫婦同士でのセックスは自由なのよね? そのときは生でも……」
「ええ、それはもちろん」
「うふふっ。晃希さんたちの承諾が必要になったら、それは困るものね」
「そもそも子供がほしいという話ですから、本末転倒になりますしね」
そこまでいったら、なにか別のプレイになってしまいそうだ。
「それから、そんなことにはならないと思いますが、無理矢理求めるような行為は厳禁、と……」
「当然ね。もっとも、洋佑さんはそんなことはしないと思うけど」
「ははっ、信頼してもらえて嬉しいな」
「うふふ……でも、晃希さんはちょっと怪しいかも?」
「ええっ!?」
「そ、そうなのか……!?」
「ふふっ、冗談よ。とっても優しいから、安心してちょうだい? ねえ、梨紗さん」
「あ、あはは……」
(そこは苦笑じゃなくて、はっきり否定してほしいところだけど……もしかして俺信用ない……?)
「あーそうそう、それから大事なポイントとしては……お互いのパートナーに秘密で相手と会うのは禁止、と」
「そうね……それは、絶対アウトよね」
(確かに、それをアリにしちゃったら、ただの浮気だもんな)
その他にも、細々としたことを話し合って、決めていく。
ちょっと細かすぎるような気もするが、デリケートな問題なので、しっかり詰めておくに越したことはない。
「……とりあえず、こんなところですかね」
ひと通りルールをまとめ終えて、一同にメッセージで送信しておく。
「そうですね。なにか問題が起きたら、その都度、調整するということで」
「なんだか、契約書作りみたいね……」
「ふふっ、でも、なんだか楽しいですね、こういうの」
契約書とまではいかないが、一種の覚書みたいなものではある。
さすがに、法的拘束力があるとは思えないけど。
「それじゃあ、さっそく次の予定ですが……ちょっと遠出してみるっていうのはどうです?」
「おおっ、いいですねえ。旅行……久しくしてないし」
旅行自体が楽しいものだけど、スワッピング旅行となったら、これはもう楽しいに決まっている。
「旅行かぁ……今の時期だと、山? 海? 志保さんはどっち派?」
「う~ん、どっちっていうこともないですけど……」
などなど、予定を詰めていく。
(なんだか、最初の目的からちょっとズレてきてる気もするけど……)
あくまでセックスレスの解消が目的だったはずだが、なんだか、スワッピングそのものが目的になっているような……。
(……まあ、楽しくやるぶんには、いいか……)
夫婦一組だけだと、どうしても行き詰まってしまいやすい。
こうやって──だいぶ特殊な関係ではあるけど──一緒にやっていける相手がいるのは、悪くないと思う。
「私は、やっぱり海かなぁ……?」
「おおっ、いいですね。梨紗さんの水着姿、見てみたいなあ」
「ええー? そんな、わざわざ見せるようなものじゃないけど」
などと言いつつ、まんざらでもなさそうな様子の梨紗。
「…………っ」
そんな様子に、つい目を逸らしてしまう。
と、志保さんと目が合った。
「ふふっ、私は見てもらいたいかなぁ……晃希さんに」
「おいおい、俺には見せてくれないのか?」
「うふふ……どうしようかしら?」
「あ、あははっ……」
(志保さんの、水着姿……)
想像しただけで胸が高鳴ってしまう。
「決まりですね、海だ。海に行きましょう!」
「楽しくなりそう!」
洋佑さんと志保さんが快活に微笑む。
「そうね、海なんて……ずっと行ってなかったし、いいかも」
「ああ。ただ……水着はないから、買いに行かないとな」
──そんなこんなで、俺たちと苑田夫婦の、倒錯しながらも手を取り合う関係は、さらに深まっていった。

──本当に四人で海水浴場へ行くと決めて、今日は全員の水着を買いに、ファッションビルへ来ていた。
「水着選びなんていつぶりかしら……今の流行りが気になるわ」
「そうね、最近だとやっぱり……」
買い物というだけで、女性陣はいつも以上にテンション高めな様子だ。
「ははっ、楽しそうにやってますね」
「ですね……今後も、仲よくやっていければ」
──俺と梨紗も苑田夫婦も、お互いもうセミナーは辞めていた。スワッピングによって、もうセミナーを受ける必要がなくなったと思ったからだ。
(無事にうまくいったら、お礼に行かないとな)
「晃希さん、ここはひとつ、勝負といきませんか?」
ふいに、洋佑さんがそんな提案をしてきた。
「……勝負、ですか?」
「ええ、どちらが女性に似合う水着を選べるか、っていう勝負ですよ。センスが問われますね」
「へえ……いいですね! 受けて立ちますよ」
勝負といっても、スポーツじゃあるまいし、どうやって勝敗をつけるのかよくわからない。でもまぁ、ちょっとした余興だ。
「ええ~……? なにその勝負。いいけど……」
「私もいいですよ。でも、誰が誰の水着を選ぶんですか?」
「それは、やっぱり……」
「……ですね」
男同士で頷き交わす。
自分は志保さん、洋佑さんは梨紗の水着を選ぶことになった。
お互いペアになり、いくつか候補を選んでいくことにする。
「そうそう、勝負の判定は、海でつけるっていうのはどうです?」
つまり水着のお披露目は、海でということか。
「おお、いいですねえ」
「はあ……男って、どうしてああいうノリが好きなのかしら。勝負だのなんだの」
「ふふっ。いいじゃないですか、元気があって」
女性陣からは呆れられてる気もするけど、ワクワクするんだから仕方ない。
お互いのペアで水着を選んでいき、試着室へ向かう。
「……っ、す、すみません、こんな所でっ……はぁっ、ふぅっ……」
「ふふっ……いいんですよ」
──志保さんに似合う水着選び、のはずだったのに。
ぬちゅっ……ずぬぬうっ……。
「あ、ああぁんっ……あふっ、あっ、入って、きてるうっ……くうぅんっ……!」
「くうっ……オマンコ、もうこんなに、濡れてっ……」
志保さんのセクシーな姿を見ている最中に我慢ができなくなり……俺たちは試着室の中で、密かに繋がり合った。
あやうく先日決めたルールを破って、生でしてしまうところだったけど……。
「ふふっ……こんなこともあろうかと思って、ゴムを用意しておいて正解でしたね」
「くぅっ……なんてスケベな奥さんなんだっ……」
ハンドバッグの中にゴムをこっそり仕込んでいた志保さんは、こういう流れになることもあらかじめ予想していたのかもしれない。
「こういうのも、ンンッ……盛り上がる、でしょうっ……ドキドキしてっ」
「くっ……ううっ……」
妖しい笑みを浮かべる志保さんの姿に、俺はますます昂ぶって、膣内のペニスを硬くさせてしまう。
「ああんっ……オチンポ、ますます膨らんで……はぁっ、あふうぅ~っ……」
ゴム越しにもわかる膣内の熱さと鮮烈な締めつけ……さらに、バレたらまずいというドキドキ感が劣情を刺激する。
「中で、すごく震えてっ……はぁっ、あふっ……くうぅんッ」
「志保さんっ、そんなエロい声出したら、気づかれちゃいますよっ」
「だ、だって……あふっ、ううぅんっ……はぁっ、あぁあっ……おチンポ、気持ちいいからぁ……!」
ペニスを咥え込んで甘い声で喘ぐ志保さんの淫らさに、もう我慢なんてできっこなかった。
「いやらしくて悪い人妻には、お仕置きしなくちゃねっ……!」
深くペニスを突き入れ、抽送を開始する。
ぬちゅっ……ずちゅっ……くちゅぅ……。
「あっ、あああ……んっ、うぅんっ……! お、奥にっ……ンンッ……! 晃希さんっ……あふっ……くうっ、ふあぁあッ!」
興奮が募り、否応なく腰を振る速度が上がってしまう。
「ひ、あっ、ンンッ、そ、それ、ダメぇ……ンうぅンッ!」
「エッチな声、出ちゃってますよっ……」
こんなところ、人に見られてしまったら絶対にマズい。
そうわかっているのに、腰を止められない。それどころか、ますますペニスは充血する。締まりのいい肉穴めがけて、さらに律動を速めた。
「こ、晃希さん、私っ……ぁ、うっ、ううぅンッ……!」
「ふぅっ、ふうっ……もう、イッちゃいそう、ですかっ?」
「イ、イくっ……イきそうっ!」
「俺のチンポで……イッちゃうんですね? 夫以外の男のチンポでっ……!」
「だって、ああっ、この長チンポ……すごく、いいからぁっ……!」
「いけない奥さんだっ……こんな場所で、水着姿で俺を誘って……はぁっ!」
煽るように囁きながら、ぬかるんだオマンコをひたすらかき回す。
ぐちゅっ! ずちゅっ、ぬっちゅうっ……!
「ンッぐッ……! イぐうぅぅっ……! イックぅうぅぅぅ~~~~ッ……!」
「うっ、おおおっ……!」
声を抑えながらも、志保さんは絶頂に達した。

「ふぅ、ふうっ……俺も、もうっ……!」
ドクッ! ドクン……ドクンッ! ドクッ……!
「あっ……あああぁぁっ……! はっ、んはああああぁぁぁぁ~~っ……!」
「うっ……おおっ……おおおっ……」
我慢の限界に達し、俺はゴム内にありったけの欲望をぶちまけていった。
「あふンっ……んんっ! あっ、あっ……くうううぅ~~っ……!」
「くっ、あっ……ぁ、ああああっ……」
背徳感と快感に、ふたりで身震いしてしまう。
俺は唸り声をこぼしながら、志保さんの奥でドクドクとペニスを脈打たせた。
「あああっ……まだ、出て、るぅぅっ……あふっ、ハァッ……」
「うっ、ああっ……すごいっ、搾り取られるっ……くはぁあっ」
お互いはぁはぁと息を整えて……汗だくになりながら、満ち足りた気持ちで微笑み合う。
「……水着……汚しちゃいました、ね……」
「そうですね……これはもう、バレバレかな」
「ふふっ……買い取らないと、ですね」
会計のとき、店員さんに気づかれてしまうんだろうな……と、思わずにはいられないのだった。
買い物を済ませた後……。
「ふぅぅっ……」
志保さんとのエッチを終え、満足でホカホカな気持ちでふたりを待つ。
「ふふっ……晃希さん、そんな顔してたら、すぐバレちゃいますよ?」
「そ、そんな変な顔、してました?」
「ええ。すごくニヤニヤしてました」
「あ、あはははっ……あっ、来ましたよ」
そうこうしていると、ちょうど梨紗と洋佑さんがやってきた。
「すみません、お待たせしちゃって……」
洋佑さんの隣の梨紗は、どこか頬を紅潮させていた。
「……ッ」
その表情を見ただけで、俺は浮かれ気分が吹き飛び、一気に現実に引き戻されてしまった。
(俺たちと同じように、試着室でしてたのか……!?)
もともと機会があったらしてもいい……という事前の了承があっての行為ではあった。
だから、向こうがしていてもなにも問題はない……けれど。
(くぅ……モヤモヤする……)
だがその気持ちが、ぞくぞくする愉悦感を呼んだりするから始末に負えない。
感情の自家中毒とでも呼ぶべきものに、取り込まれていた。
──そして、水着のお披露目の日……つまり海水浴の日がやってきた。
俺たち夫婦と苑田夫妻は、車に同乗して地元からは少し離れた海へとやってきた。
行きの運転は俺で、帰りは洋佑さんという予定だ。
「いやあ、晴れてよかったですねぇ」
「ですね。絶好の海水浴日和っていうか」
今、梨紗と志保さんたちは水着に着替え中で、一足先に着替えた俺と洋佑さんで待っているところだ。
「で、洋佑さん、どんな水着を選んだんです?」
「いやいや、それは見てのお楽しみということで」
「あんまり露出が多いのはNGですよ? レギュレーション違反だ」
言っててなんのレギュレーションだ、と思いながらも洋佑さんへ釘を刺す。
「ふふん……そういうそっちこそ、どうなんです? きわどいの選んでないでしょうね」
ちらりと、洋佑さんも牽制してくる。
「ちゃんとファールにならないレベルに収めましたよ……」
(……多分ね。実際は志保さんが決めたから、セーフだって信じたい)
そして……。
「お待たせしました」
「……っ、お待たせ……」
着替え終わった妻たちの、その姿は……。
「おおっ……!」
「…………くっ」
男ふたり、思わず声をあげた。
志保さんの水着は、際どいVラインがチラリズムを感化する。濃い色の布地に押さえ込まれた肌の白さが、このまぶしい日差しの下だとなお輝いている。
「うむむぅ……」
洋佑さんも思わず唸る妖艶さだ。
「はぁ……っ、私は、だいぶ恥ずかしいんだけど……?」
その後ろにいる梨紗の水着は……そこそこ面積もあるが、デザインが実にエロい。
ハリのある梨紗の肌と相まって、健康的なエロスとでもいうべきものを醸し出していた。
「う~ん、これは……甲乙つけがたいなぁっ」
洋佑さんも、さっそく鼻息を荒くしている。
「さて、どっちが勝ちかしら?」
「うう……ねぇ、早く決めてよ……」
水着を見ているだけなのに……つい股間を半勃起させてしまう。
「ちょ、ちょっとっ……晃希、待って、それ!」
「あっ、いや、これは、そのっ……」
「ふふっ……気が早いですね」
女性陣に目ざとく気づかれてしまい、思わず手で隠すが……時すでに遅し。
──ならばもう、恥じ入るだけ無駄だ。
洋佑さんとふたり、目配せをする。
「……行きましょうか」
「え、どこへ?」
「いいからいいから」
「ちょ、ちょっと……勝ち負けはどうなったの?」
もう、水着のデザイン勝負どころじゃなくなっていた。
四人そろって、洋佑さんが穴場だと言っていた岩陰へと身を隠す。
「梨紗……ここで、してくれるか?」
「ええっ! こんな所で……本当にするの?」
「志保も……頼むよ」
「くすっ……もう、仕方ないわね……」
「なあ、梨紗」
「はぁ、もうっ……わかったわよっ……」
苑田夫妻がノリノリなおかげで、梨紗も折れてくれた。
男ふたりが勃起のせいで窮屈な水着をずり下げると、妻たちはその前に跪いて……。
「んっ……んむっ、じゅじゅうっ……はふっ、じゅるうっ……」
「おっ……くううっ……!」
「はむぅっ……あふぅ、ねぷっ……んむぅんっ……じゅりゅっ、ねぷっ……じゅずぅうう~っ……」
「おおうっ……!」
並ぶようにして、お互いの夫にフェラをほどこしてくれる。
「ンンッ……こんな所で、こんなことするなんて……んじゅるっ、ふぅンッ」
「おっ……くうぅっ、梨紗のフェラ、いい……!」
「ちょっ、もうっ、大きな声出さないでっ……誰か来ちゃうじゃないっ」
「そ、そう言われても……くっ……!」

フェラの快感に加えて、いつ誰に見られるかもわからない不安感、そして背徳感に興奮が募ってくる。
さらに梨紗は激しく亀頭を吸い上げながら、竿をしごき上げてくる。気持ちよさに身をよじりつつ、自分の妻の上達ぶりを感じずにはいられない。
(知らないところで、どんどん上手になってるような気がする……まさか、隠れて洋佑さんと会って、仕込まれてるんじゃないだろうな……?)
なんて疑念すら湧いてしまうほどだ。
「んんっ……どうかしたっ……?」
「い、いやっ……すごく、気持ちいいからっ……」
「んふぅっ……んっ、じゅる、ちゅっ、ずじゅるぅっ」
俺の反応に嬉しそうに鼻を鳴らし、ますます熱心にフェラしてくる梨紗。
「うっ、くううっ……、梨紗っ……!」
一方、チラリと横に目を向けてみると……。
「んぷっ、んむっ……ずぞっ、ずじゅるぅっ、んふ~っ、ずじゅるぅ~っ……!」
洋佑さんのペニスにむしゃぶりついて、啜り上げ、竿や玉袋を撫でさすっている志保さん。その様子からは、いつも以上に貪欲さが感じられる。
「くうっ……ふ、普段より激しいじゃないかっ……くぅっ……!」
「んふぅんっ……だって、ドキドキしちゃうから……れろぉ、じゅぞぞっ……」
志保さんは興奮気味に鼻を鳴らしながら、夫のペニスを頬張り、愛おしげに味わっている。
洋佑さんもいつも以上に興奮しているようで、早くも限界が迫っているみたいだ。
片や、俺のほうは……。
「ふうっ、ふうぅっ、あなたも、イキそうっ……? じゅるるっ」
「ま、まだまだっ……くふぅっ……!」
そんなに長くはもちそうにないけど、懸命に耐え忍ぶ。
「ンふぅン……じゅぞっ、はふっ、んむ~っ」
「…………っ」
心なしか、志保さんは俺に見せつけるようにしているようにも見える。
(……考えすぎかな)
「うっ、あっ……! も、もうっ……くううっ……!」
「はぁっ、ふうっ、いつでも、出してっ……れるっ、じゅる、んじゅるっ……ぢゅるるううぅぅ~っ……!」
いっそう激しく洋佑さんのものをしゃぶり、卑猥な音を立てて吸引している。
「じゅずっ、れる、じゅぞっ……じゅりゅるう~っ……!」
「うおっ……! で、出るっ……うううっ!」
「んっ! んむううううぅ~~っ!」
そしてとうとう、洋佑さんは一足先に限界に達した。
「くっはっ……! うっ、おっ、止まらないっ……くうう~っ……」
「んんんっ……! いっぱい、出てるぅ……んっくっ、ンク、ンンッ……」
喉を鳴らしながら、ほとばしる精液を飲み干していく志保さん。
「ハァ、あむっ、あなたも出して、私のお口にっ……んむぢゅるっ!」
「ああっ、ダメだ、今吸われたらっ!」
洋佑さんに負けたくない思いで、どうにか我慢していたものの……限界が訪れた。
ドクドクッ! ビュルッ……ビュクンッ!
「んっ……んんっ、んく……ごくっ……ん……ふう、ふうっ……じゅぷっ……」
梨紗もまた、放出される精液を受け止めてくれている。
「はぁっ、はぁあっ……ごめん、気持ちよくてっ……」
「んんっ……んっ、大丈夫っ……んんっ、あふっ……ごくっ……んふぅ」
口内に溜まった精液を飲み下す。
「はぁっ、はぁあっ……大丈夫か、梨紗?」
「んっ……うん、平気っ……ふううぅっ……」
ためらうことなく精液を飲んでくれたのは、嬉しかったけど……。
(これも洋佑さんの影響なんじゃ……?)
そう思うと胸がざわつくものがあるが、それとは裏腹に……。
「んんっ……すごいっ……出したのにこんなに硬い。まだ、できそう?」
「あ、ああ……」
イッたばかりだというのに、ペニスはまるで衰えを知らなかった。
屋外でしている、という興奮もあるのかもしれない。
「ふううっ、こっちも、まだまだいけますよ」
「ん、本当っ……とっても熱いわ」
洋佑さんのほうは、これからが本番と言わんばかりだ。
「それじゃあ次は……パートナーを交代して、このまま最後まで」
──誰も、異論はなかった。多分。
梨紗と志保さんを向かい合わせにし、お尻をこちらへと向けさせる。
そのまま俺は志保さんへ、洋佑さんは梨紗へと挿入していった。
ずぬっ……ずにゅにゅうっ……。
「あ、ああぁぁぁっ……! おチンポ、くる……入って、くるうぅぅぅっ……!」
「あっ、ああぁんっ……! 硬いぃっ……くふうンンっ……!」
もちろん、どちらもゴムをつけての挿入だ。
「ああ~っ……まだカチカチでっ……素敵ぃ……んはぁ~っ……」
「うっ……くうっ、もう、オマンコ、トロトロですよっ……」
「はぁっ、あぁんっ……だってぇ……あっ、あふっ……くううぅ~んっ……」
「こっちもグッショリだっ……フェラで興奮したんだね、梨紗さん」
「そ、それはっ……んんっ、はぁっ、くふっ……くふぅうう~~っ……」
ふたりそろって、抽送を開始する。
ずっちゅ……ぬっちゅっ……!
「あんっ、ああっ、いいっ……あふっ! くううぅ~んっ……!」
「あ、あっ、んんっ……! は~っ、ああっ、こ、こんなところで、本当に、しちゃうなんてぇ……ンン~ッ!」
ふたりの甘い声に、ますます情欲をかき立てられてしまう。
「ふうっ、ふううっ……洋佑さんっ、バレたらまずいし、早めにイッちゃったほうがいいんじゃないですかっ」

「はぁ、そっちこそ……くうっ、無理に、我慢しなくても……おうっ……!」
まだ序の口なのに、黙っていたらすぐに果ててしまいそうなほど高揚していた。
「はぁ、すごいっ……あふっ、梨紗さんも、そんなに、感じてっ……ンンッ」
「やっ、んん、そ、そんなに、見ないでっ……んはっ、ああっ、くうう~っ……!」
ずっちゅっ! ずっちゅっ! ずっちゅっ! ぐっちゅうううううぅっ!
競うように抽送を激しくしていく俺と洋佑さん。

梨紗と志保さんもどんどん甘い声をこぼしていく。
「そ、それ、いい、いいですっ……はぁっ、も、もっと……あうっ、強くぅ……!」
「こう、ですかっ? これが、いいんですかっ……!」
力強いピストンで、濡れそぼつ柔穴をグチュグチュとかき混ぜる。
「んはぁ~っ! そ、そう、それ、いいっ……あぁんっ! はぁっ、ああっ、いいの、気持ちいいぃ~っ!」
あられもない声でよがり、どんどん蜜を溢れさせていく志保さん。
反対に梨紗はまだ、声を出すことに抵抗があるみたいだ。唇を噛んでこらえている。
「梨紗さん、声出して……大丈夫っ、ちょっとくらいなら気づかれない!」
「そ、そんなっ……んん~っ! ふぐぅぅっ、あっ、あっ、あっ、人が、来たらぁ……ンアアァッ!」
「そうしたら、見せつけてやればいいんだ……よっ……!」
「や、あっ……ンンッ! あんっ、あんっ、んあぁぁぁンッ……!」
結局声をこぼしてしまう梨紗の様子に、否応なく嫉妬と劣情が刺激されてしまう。
「あぁんっ……おチンポ、また膨らんでぇっ、すごいですっ……ああぁぁっ!」
「くっ、くううぅぅっ……!」
甘ったるい声で乱れる志保さんの膣肉に絞り上げられ、さらに快感が増す。
「くっ……あっ、おうっ……出るっ! 梨紗さん、イくっ……!」
「んんんん~~っ……!」
──そして洋佑さんが先に限界を迎えて、梨紗の中で果てた。
「おおうっ……絞り取られるぅ……くっはっ……!」
「んはぁっ……ドクドクって、脈打ってっ……あ、ああっ、あふぅ~っ……」
俺は射精を我慢しながら、洋佑さんへと見せつけるようになおも抽送を続ける。
ぐっちゅっ! ずっちゅっ……!
「ん~っ! んんんん~~ッ! あんっ! あ、ああっ、すご、すごいっ、ひぁっ! ああああぁ~っ!」
「志保っ……そんなに、よがってっ……いいのかっ? 晃希さんのチンポが!」
「ああっ、だってぇ……あんっ! もうダメッ、イッちゃうっ……イクッ! イクッ! イクうぅぅっ! イックぅうううぅぅ~~っ!」
洋佑さんの目の前で、志保さんを絶頂させる。
「くっ、うっ……! おおおっ……! 中がうねるッ」
鮮烈にペニスを絞られるが、かろうじて耐える。
妻の絶頂を見せつけられた洋佑さんは、悔しそうに歯噛みしている。
「うっ……ううっ……志保、そんなに、よかったのか……!」
「ハァ、ハァ……え、えぇ……すごく……あぁっ……気持ち、よかった、わ……あふっ、くふぅ~っ……」
「く、くそっ……くぅ……!」
ずっちゅ、ぬっちゅ、にっちゅっ……!
悔しそうに興奮を募らせ、ゴムを交換して再び抽送を再開する洋佑さん。
「ああぁんっ……! はぁっ、あっ、まだ硬いっ……あんっ! んんんん~っ!」
萎え知らずのペニスに喘ぐ梨紗を見ていると、一度は耐えた射精欲に負けそうになってきてしまった。
「んっ、んん、晃希さんっ、オチンポっ……あふっ、もう、出してっ……精液、出してぇっ……」
志保さんはそれを感じ取ったのか、身をくねらせて卑猥なおねだりをする。
「私のオマンコで、いっぱいイッてぇっ……あああぁっ!」
「ああっ、イクっ、くっ、ああっ……出るうっ!」
ドクドクッ! ドクンッ!
たまらず俺は、志保さんの中で射精した。
「んっ! んんん~ッ、出てるっ、ああっ、いっぱい……ンンン~ッ!」
「うおっ……おお、くうう~っ……全部、絞り、出されるぅっ……」
「あああっ……はぁっ、ああんっ……いっぱいっ……ああっ、ドクンドクンって……あああぁ~っ……」
俺が射精とその余韻に浸っている中、洋佑さんが梨紗への抽送を再開した。腰の動きが徐々に加速していく。
「あんっ! はぁっ、すごっ……そこっ、擦れてっ……ああぁんっ! ダメ、イくっ、イッちゃう、イく、イくッ、イくうぅううぅうぅうぅっ!」
「うくぁっ! ダメだ、もうもたないっ……!」
どくんっ! びゅぶっ、びゅるるるっ……!
「はぁあっ! あっ、あぁっ、ああぁあぁ~~~っ……!」
梨紗と洋佑さんが一緒に絶頂する。
「……くぅっ!」
「……あぁっ! 晃希さんの、ナカでまた膨れて……!」
いつまでも興奮が冷めない。梨紗と志保さん、どっちを見てもいつまでも勃起していられる。
(こんなすごいの……やめられそうにない……)
夫婦スワッピングの強烈すぎる興奮に、ますますハマっていく予感を覚えるのだった……。
──海水浴に行った翌日の夜……。
海での出来事、それからさかのぼってデパートでの水着選びについて、梨紗と話すことにした。
「前にも聞いたけど……試着室でしたんだよな……?」
「……うん。水着選びのとき、洋佑さんがすごく興奮してて、押し切られちゃって……それで」
もじもじしながらも告白する梨紗。
「っ……それで……どうだった?」
胸を締めつけられる感覚を覚えつつも、さらに尋ねる。
「その……声が出せない状態だったから、余計に興奮して……いっぱい濡れちゃって……すごかった」
梨紗は恥じらいつつも、試着室エッチの感想を口にする。
俺と志保さんも似た状況だったこともあり、その様子をまじまじと脳内で想像することができた。
「……どんな体勢でしたんだ?」
「それは、えっと……グッと持ち上げられて、足がつかない状態で……」
いわゆる駅弁というヤツだろうか。
(あれだけ筋肉質なら、そんなこともできるのかっ……)
とても自分には無理そうなので、つい嫉妬せずにはいられない。
せいぜいが志保さんとヤッたときの、壁にもたれての立位くらいだろう。
俺も、もっと体を鍛えるべきだろうか……?
洋佑さんに触発されて、多少はしてきたつもりなのだが……。
「……それで、そっちはどうだったの?」
──梨紗には、もうこちらがしていたこともバレバレだろう。観念して報告する。
「俺と志保さんも同じような感じで、試着室の中で……」
「ふぅ~ん……どんなふうにしてたの?」
嫉妬による圧力なのか、単なる興味なのか……梨紗の追及が熱を帯びてくる。
「立ったまま、志保さんの中に……あっ!」
ふいに梨紗がのしかかってくる。俺はそのまま押し倒されて……。
ぬぷっ……ぐちゅっ……。
「あふっ……んっ、ううんっ……」
すっかり興奮した梨紗が跨ってきて、俺のものを咥え込んでいった。
「んんっ……すごく、硬いっ……あふう~っ……んんんっ……志保さんとのこと思い出してるだけで、こんなに大きくしちゃうんだっ……!」
「いや、そ、それは……くぅっ!」
(梨紗が自分から、上になって入れてくるなんてっ……)
こんなの、初めてのことだった。
梨紗の中は奥まで潤っていて、ペニスをギュッと絞り上げてくる。
報告したりされたりしながら興奮していたのは、俺だけじゃなかったみたいだ。
「んふぅっ、あふっ……おチンポ、カチカチ……はぁ、はぁああっ……」
うっとりと喘ぎつつ、俺の顔を覗き込んでくる。
「ねぇ……志保さんと私、どっちがセックスうまい? んっ……!」
「え……えっ! そんな」
「どっちとするほうが、興奮する……!?」
「ぅ……そんなの」
「私って、言ってくれないの……? 確かに私、あんまり上手じゃないけど……こういうときくらい、言ってくれてもいいのにッ! んくぅっ!」
「ああッ、梨紗っ……!」
梨紗の嫉妬心を愛おしく思いながらも、俺も止まれない。
「じゃあ、そっちはどうだったんだっ……洋佑さんのほうが合うんじゃないのかっ。海でもデカいチンポ入れられて、喘ぎまくってただろっ!」
「……ッ!」
梨紗は一瞬肩をびくりとさせた。膣穴もキュンと締まった。
「そうねっ……洋佑さんのぶっといので、オマンコ広げられてっ……はぁっ、ふううっ……んんっ、満たされる感じがした……!」
俺を煽るように微笑みつつ、洋佑さんのペニスを評価していく。
「ちょっと早いのが難点だけど……回復力、すごいしっ……いっぱいしてくれるからぁっ、はぁっ、はあぁっ……」

「くっ、う、くぅうう~っ……!」
もうたまらなくなり、腰が自然と動いてしまう。
ずっちゅっ……ぬっちゅっ……!
悔しさに興奮をかき立てられつつ、力強く膣奥を突いていく。
「あうんっ! 怒ったの……? はぁっ、ふうっ、くうぅんっ……!」
「くっ、怒っては、ないけどっ……くっ、ううっ……!」
怒っているというより、これは……嫉妬だ。
「あなたにも……んんっ、いいところ、あるわよっ……はぁっ、んんっ……!」
「いいところって……?」
「あなたのほうが、全然長いしっ……長もちするしっ……前戯も上手だからっ……ン、ンンッ……!」
そう持ち上げられても、嫉妬の炎はおさまらない。痛いほどに張り詰めたペニスで、梨紗を突き上げていく。
「ああんっ……それっ、お腹に響くぅっ……! はうぅっ、くふうぅ~~っ!」
「くぅ、梨紗っ……!」
「んっ、ああっ、晃希……んんっ、うう~んっ……!」
お互いに腰を使い、夢中になって求め合う。
まるで学生同士のようながむしゃらなセックスで、どんどん昂ぶっていく俺たち。
数ヶ月前までのセックスレス状態が、逆に思い出せないくらいの情熱だった。
「ぁ、ああっ、ふぁあっ! 私もっ、もうっ……ンッ、ンンッ……オマンコ、イキそうっ……んはっ、あぁんっ……!」
「うっ……俺も、もう出るっ……!」
「ぁ、ああっ……イくッ……イッく……イくぅぅ……っ!」
ドクドクッ! ビュクッ! ビュルルッ!
「んっぐんん~っ! あっ! あああっ! くふううぅ~っ……!」
「ううっ! おっ、おおおっ……!」
梨紗と俺は同時に果てた。膣内で熱を爆ぜさせる。
(中出しは……俺だけの特権だっ……!)
そんな優越感も、多少は滲ませながら。
「んはぁっ……あったかい……あふぅ……ン……んはっ……ああ~っ」
「……はぁ、はぁっ……はぁあぁっ……」
射精を終えて、余韻を味わいつつ……ふと。
(もし……梨紗のオマンコに、洋佑さんが射精したら……)
──そんなことを考えた。
(そんなことになったら、俺は……どうなってしまうんだろう)
嫉妬か。怒りか。はたまた興奮によってか。
どうにせよ、おかしくなってしまうだろう……。
──あくる日の休日、俺と洋佑さんはラブホテルの一室にいた。
「ぼちぼちですかね?」
「ええ……そろそろかと……」
海水浴場でのスワッピングで味を占めた俺たちは、相手の妻のエッチな下着を選ぶ勝負をすることにした。
つまり俺が志保さんの、洋佑さんが梨紗の下着を選ぶ……という趣向だ。
水着と違って、下着は人前には晒せない。ホテルの一室で四人で楽しむべく、妻たちの着替えを待っていた。
「……っ、お待たせっ……」
「おっ……!」
まずは梨紗が登場した。身に着けているのは、洋佑さんが選んだ下着だ。
「おお……やっぱり似合うなぁ」
「…………っ」
普段は決して見ることのない卑猥な下着姿に、硬くなった股間にさらに力がこもる気がした。
「も、もうっ……あんまり見ないでっ……」
「そんなこと言われたって……こんなの、見るに決まってるだろ?」
下着姿は見慣れているけど、これは胸が丸出しの……男を誘うためのデザイン。
しかも洋佑さんという他の男が選んだともなれば、興奮待ったなしだ。
「お待たせしました。どうかしら」
続いて、俺が選んだ下着を着けた志保さんが登場した。
「おうっ……これは、またっ……」
下着の隙間から見えるむちむちとした肉体が、よりエロさを醸し出している。
自分で選んだものとはいえ、似合いすぎている。見ているだけで股間がギンギンに滾ってくるのがわかる。
「さぁ……どっちがいいのかしら? 水着のときは、勝負はなあなあになっちゃったけれど……今回は決めてくれるでしょ」
「……やっぱりまた勝負なの?」
そう言われても、なかなか選べるものではない。
甲乙つけがたいとはこのことだ。
「そうだなあ……ここは、女性陣にアピールしてもらうっていうのはどうです?」
「ほお、というと?」
「つまり、自分でアレをナニしてもらって、男性陣をより興奮させたほうが勝ち、ということで」
「おお、いいですねぇ……!」
「こらこらこらぁ! なんで私たちがそんなことっ……」
「でも、俺たちだけじゃ決められないから仕方ないんだよ!」
無駄に語気を強めて訴えかける。趣旨が変わってきたことなど、この際構ってはいられない。
「し、志保さんはそれでいいの?」
「ちょっと恥ずかしいけど……梨紗さんと一緒にするなら、いいかも」
梨紗はうつむいた。だが、志保さんは乗り気だ。
「それじゃ……お先に始めちゃうわね? んっ……んんっ、あふっ……」
志保さんはベッドに仰向けになり、胸を揉んだり、股間をまさぐったりしだす。
あまりに思い切りのよい志保さんの態度についていけず、梨紗は戸惑ったままだ。
たちまち俺たちは志保さんに目を奪われてしまう。
「さぁ……私を、選んでっ……? ンッ、ンンッ……はぁっ、うぅンッ……」
ずちゅ……にちゅっ……ぐちゅっ……。
俺が選んだエロ下着を身につけた志保さんが、いやらしい自慰行為を見せつけてくる。非日常的な光景に、情欲を煽られてしまう。
「んっ、はぁんっ……ほら、梨紗さんも……んんっ、私だけじゃ恥ずかしいし、私の不戦勝になっちゃうわよ……? はぁっ、あっ……あっ……はぁあっ……」
切なげに喘ぎながら、ぷっくりと膨らんだ乳首をこね、丸出しになった性器を撫でさすっている。
「おおおっ……すごいですよ……! これはもう、志保さんの勝ちかな……?」
「う~ん、そうかもしれないなぁ……」
男ふたりは志保さんの行為に夢中になり──なかばは演技だけど──梨紗にプレッシャーをかけていく。
「……っ、う、うう~っ……ぐぐぅ……」
梨紗はなおも少し躊躇していたが、やがて……。
「……っ、わ、わかったってっ……! やればいいんでしょ! ンッ……!」
不承不承ながらも、志保さんの隣へ来てオナニーを開始したのだった。
胸や股間へと手を伸ばし、おそるおそるといった手つきでいじり始める。

「おおっ……梨紗さんのオナニー……! なかなか絶景だなぁっ」
「ン、ンンッ……ふ、はぁっ、うっ……ん、んんっ……」
隣の志保さんや男たちの目線を気にしながらも、敏感な個所をいじっていく。
その様子に興奮とともに、洋介さんを誘惑しているのだという嫉妬も湧いてくる。
「あんっ、ああっ……くふう~んっ……ああっ……ハァッ、アアッ、ねえ……ほら、もっと、私を、見てぇぇっ……」
隣ではもう完全にできあがっている志保さんが、喘ぎ声をいっそう大きくしている。

「んっ……ううっ、んんっ、あふっ……んん~っ……」
一方で梨紗は、羞恥心もあるのか、いかにもぎこちない。
「梨紗さん、初々しくてそそられますよっ……もっと、大胆に指を動かしてっ」
「そ、そんなこと言われてもぉっ……み、見られながらするなんて……こんなの……ンッ、ンンッ……!」
俺も洋佑さんも、ますます息を荒くしながら、かぶりつくように両者のオナニーに熱中してしまう。
「あ、あんっ、ああっ……あはぁっ、オマンコ、切ないのぉっ……あんっ、はぁっ、オマンコ、ウズウズしてぇ……あああ~っ……」
志保さんを皮切りに、卑語も飛び出してくる。
「んんっ……んぅんっ、私も、おチンポ、欲しくなってきちゃってるぅっ……はぁっ、あふぅぅンっ……!」
しゅっ……しゅっ……。
そんな妻たちの痴態に我慢できず、俺も洋佑さんも、いつしか自分で肉竿をしごきだしていた。
情けないとは思いつつも、この異様な熱気は男を狂わせる。
「あ、ああっ……おチンポ、そんなになって……ああっ、はぁんっ……」
「ふぅっ、あうっ、も、もう、欲しいっ……んんっ、オマンコに……あ、ああぁんっ……!」
それを見て、妻ふたりもますます興奮している。
「はぁっ、んはぁんっ……オマンコ、もう、準備できてるからぁっ……はぁ、ああっ……おチンポ、突っ込んでぇっ……」
「う、うんっ……私も、もうっ……はぁ、はぁあっ……早くぅ~っ……」
「そうだ、ここは、お互いおねだりしてもらって、よかったほうにぶっかける、っていうのはどうです?」
「それ、いいですねっ……だったら、選ばれたほうから先にセックスできる、っていうのは?」
「おお、なるほどっ……ということは、梨紗さんが勝てば、僕が先にできて……」
「志保さんを選べば、俺が先にできるってことでっ……!」
若干さっきと趣旨が変わってしまった。
だがどちらを選ぶのかという点では変わりはない。
自分の妻が先に犯されるのを見るか、相手の妻を犯すのを見せつけるか……。
「はぁっ、あんっ……も、もうっ、勝手に決めてぇっ」
梨紗は文句を言いつつも、手を止めることなくオナニーに没頭している。
「はぁっ、あぁんっ、私に、かけてっ、ああんっ……早く、欲しいの……おチンポ、欲しいからぁっ……!」
志保さんもいっそう身をくねらせて媚態を振りまき、俺たちを挑発してくる。
「ふ~っ、んんっ……早くぅ……あんっ、私に、かけてぇっ……あっ、ああ、精液ぶっかけてぇ……!」
悔しそうに、そして複雑そうな表情でおねだりを続ける梨紗。
「あぁん、ちょうだい、私に、あんっ、ふたりぶんのザーメン、ちょうだいっ……あふっ、くふう~っ……!」
志保さんも先にセックスしたいようで、負けじとおねだりしてくる。
「……くうっ、ふう、うう……!」
「はぁっ、お、おおっ……!」
男ふたりはペニスをしごき、目の前で繰り広げられている妻たちのオナニーに釘付けになる。
俺は洋佑さんと目配せして、勝者を決定する。
最終的に俺たちが選んだのは──。
「くっ……おおっ!」
「出るうううっ……!」
ドピュッ! ドピュドピュッ! ビュウルルッ! ドクドクゥゥッ……!!
「あふっ……! ンハァッ……はうッ、んはぁぁぁッ……」
俺たちはふたりとも、梨紗へと向かって思いきり射精した。
「ううっ……はぁっ、はぁあっ……」
他人と一緒に自分の妻を汚すという背徳感に、いつも以上にたくさん出た気がする……。
「はぁ~っ……こんなに、いっぱいっ……はぁあぁっ……んふぅ~っ」
「ふぅぅっ……残念っ……でも、梨紗さん、とっても、エッチだったわ……」
さすがに志保さんは、少し残念そうにしている。
「あ、うぅ……本当に、私でよかったの……?」
梨紗は選ばれた嬉しさを覚えつつも、自分でよかったのかという疑問を抱き、困惑しているようだ。
「志保もエロかったけど、今日は梨紗さんのほうがエロかったんですよ。ねえ?」
「……っ、え、ええ……」
俺的には、梨紗と洋佑さんが先にセックスするのを見せられるというのは、耐え難いものがある……。
けれど、わかっていたのに、梨紗のエロさに軍配を上げてしまったのだった。
それほど梨紗のオナニー姿が魅力的に見えたのだ。
(これが、愛ってやつか……)
などとひとり考えている間にも、事は進み……。
「それじゃあ、お先にっ……」
「あんっ……! あっ、あああぁ~~っ……!」
「おおうっ……すんなり、咥え込んで……」
洋佑さんが梨紗へと挿入していった。
たっぷりとほぐしてあっただけに、挿入もスムーズだ。あの太い洋佑さんのモノを、あっさりと梨紗は受け入れてしまった。
「あ、ああっ、太くて……オマンコ、広がってるっ……くふううぅ~~っ……」
抽送が始まり、ふたりのラブラブのセックスを見せつけられる。
「あ、あああっ、これ、欲しかったの……あふっ! はぁっ、うんっ、うううぅ~んっ……!」
俺と志保さんは、ただただ、ふたりの交わりを見ていることしかできない。
いや、釘付けになっていると言っても過言ではないだろう。
「……っ、はぁっ、ふぅっ……」
梨紗と洋佑さんが激しく交わっている姿を、俺はただただ目を凝らしてじっと見る。
(……こんなに、梨紗がいいようにされてるっていうのにっ……)
憤りや無念よりも先に、たまらなく興奮を覚えていた。こんな状況なのに、高揚感があるのだ。
「あんっ、あっ、あああっ、すごいっ……あんっ! あ、ああっ、はああぁんっ!」
「うっ、くうっ、もうっ……!」
梨紗の喘ぎが徐々に高まってきた頃、洋佑さんが限界を口にして……。
「く、出るっ!」
ドクンッ……びゅぶうぅぅっ!
「あっ……はあぁぁぁぁっ! はぁあっ……あっ、ふぁあぁ~~っ……」
呆気なく、射精してしまったみたいだ。
「んあぁっ……はぁっ、は~っ……んはぁんっ……ふぅ、あふぅ~っ……ンン……」
梨紗はいいところまでは昂ぶったようだが、まだイッてはいない様子だった。
「くぅっ……ふううっ……」
洋佑さんも、やってしまった……と言わんばかりの悔しそうな雰囲気を漂わせている。
こちらとしては、射精が早かったおかげで、長々と行為を見せつけられずにすんだ。
「……っ、はぁっ、ふぅうっ……ふうぅっ……」
チラリと志保さんを見ると、目を潤ませ、すっかりその気になっていた。
お互い頷き合う。後攻の俺たちの出番だ。
「さあさあ、一回終わったしっ、もういいですよねっ?」
「えっ?」
洋佑さんたちの返事も聞かず、ペニスにゴムを装着すると、志保さんへの挿入体勢を取る。
「ああっ……は、早く来てぇ……晃希さんのおチンポ、早くうぅっ……」
「ええ、いきますよ……そらっ」
ずぶぶぶっ……。
「あ、ああぁ~~んっ……♪ きたぁっ、やっと、きたぁっ……ああっ、おチンポぉっ……ふああんっ、あああ~っ……」

さんざん焦らされた膣肉が、ペニスを貪欲に絞ってくる。
「くうっ……そんなに、いいのかっ?」
甘く喘ぐ志保さんを見て、洋佑さんが悔し気にこぼしている。
「ええっ、いいのっ……あぁっ、はぁっ、奥まできてっ……あふっ、晃希さんの長チンポで、いっぱいでぇぇぇっ……!」
「くぅっ……志保さんっ……!」

そんな志保さんの言葉に、俺はもうたまらなくなり、激しく腰を振っていった。
ぐちゅっ……ずっちゅっ! ぬちゅっ……!
「あんっ! はぁっ、あああっ! いい、それ、いいのっ、ひうっ!」
「……あぁっ! 洋佑さんっ!」
志保さんの言葉にたまらなくなったのか、洋佑さんがゴムを交換してすぐに梨紗に挿入する。
「んぁあぁんっ! あひっ、ああっ……!」
お互いの妻をそれぞれ入れ替えて犯す、倒錯した状態が完成する。
志保さんの膣内の締めつけ、隣で梨紗が洋佑さんに犯されているという高揚……すべてが俺のリミッターを外していく。
「くっ! 志保さん、イきますよっ」
「私もイくっ、イくぅ、イくうぅうぅっ! あぁあぁんっ! 来るぅうぅっ!」
「あぁっ、あっ、ダメ、私も、今度こそイくぅっ! んひあぁあぁっ!」
「出る、もう一回……今度は一緒に……くっはぁっ!」
ドクンッ! びゅぶっ! びゅぶるるるるっ!!
「あぁあぁあっ! あぁあぁあぁあぁ~~~っ!」
「ひぐうぅぅっ! イっくうぅうぅうぅううぅーーーっ!」
四人が同時に絶頂する。男ふたり、女ふたりの身体がビクビクと痙攣し、欲望が部屋中に充満する。
(やっぱり……四人でするセックスは……最高だ……!)
梨紗とふたりでするセックスも、なににも代えがたい喜びがある。
あるけれど……。
やっぱり四人でしたときの高揚感も捨てがたい、なんて思ってしまうのだった。
──欲望は、どんどんエスカレートしていく。
また別の日、梨紗に魔法少女の、志保さんにミニスカポリスのコスプレをしてもらって、撮影スタジオでスワッピングを行うことになった。
むにっ……ぐにぃっ……。
「あんっ……もう、こんなにしてっ……んっ、んんっ……あふぅっ……んっ……」
「おおうっ……!」
「んっ……はぁっ、ふうっ……こ、これで、いいのっ……? んんっ……」
「あ、ああ、いいよっ……くふっ……!」
お互いの夫のペニスを乳房で挟み、しごいてくる人妻コスプレイヤーたち。
「くふっ……せっかくコスプレしてるんだから、役になりきってしてほしいな」
快感に浸りつつ、そんなロールプレイを求める洋佑さん。
そこまではちょっと難しいんじゃ……と思ったけれど。
「んふぅ……悪い子には、お仕置きしないとねっ……ほら、ほらっ……ごめんなさいはどうしたのっ」
(志保さん、ノリノリだ!)
「ごめんなさいっ……くうぅっ!」
「ふふっ……ごめんで済むなら、ポリスはいらないのよっ……!」

いつもながらノリがいい苑田夫妻は、さっそくなりきりプレイに励んでいる。
正直……うらやましい。
「梨紗もなんか……魔法少女っぽいことしてよ」
「ええっ? ……わかったわよ……ええっと、あ、あなたの煩悩パワー、浄化してあげるんだからっ……!」
ぎこちないながらも、それらしいことを言って奉仕してくる。
「くぅっ……な、なんの、これしきでっ……!」
「ふぅっ、ふううぅっ……ど、どうっ? 浄化、されたっ……?」
「その程度じゃ、まだまだだなっ……!」
──なんてコスチュームプレイを楽しみながらパイズリされるうちに、男たちの限界は近づいてきて……。

「ふふっ、いけない子はひとりだけじゃないわね。隣のぼうやも私に取り締まられたいみたいだわ」
それを悟ったのか、志保さんが洋佑さんへのパイズリを止めて俺を見る。
「ほら、魔法少女リサ。あなたはこっちの悪い子を浄化するの。オマンコでね♪」
「ええっ……! く、くぅう……覚悟しなさいっ」
妻ふたりは左右交代。俺の前にミニスカポリスの志保さん、洋佑さんの前に魔法少女の梨紗が行って……。
ずぬぬっ……ずぢゅぶぅぅ。
「あっ、ああぁんっ……入って、くるうっ……ふぁっ、ああっ……んはぁんっ、はああっ……!」
「うっ、おおうっ……熱いっ……!」
志保さんに騎乗位で押し倒されて、ペニスを咥え込まれた。
「んふっ……ふうっ、こんなに大きくして、悪い子ねっ……有罪よ……♪」
「う、ううっ……!」
まるでポリスに強制的に犯されているような感覚に、否応なく興奮してしまう。
「さぁ、自分で咥え込んでごらんっ……それが、敗北した魔法少女の掟だろうっ?」
「はぁあぁんっ……は、はいっ……掟に、従いますっ……あなたのおチンポに、ご奉仕、しますっ……あんっ、あふぅぅ~っ……」
「おおっ……」
梨紗も洋佑さんの指示を受けながら、騎乗位でまたがっている。
しかもなにやら恥ずかしいセリフを言わされていて、洋佑さんに調教されているかのようだ。
(くっ……正直、めちゃくちゃ昂ぶるぞ!)
「こらっ……よそ見してちゃ、ダメでしょうっ?」
「おふうっ……!」
梨紗に気を取られていたら、乳首をギュッとつねられてお仕置きされてしまう。
「ふふっ……女に無理矢理犯されて、こんなにしちゃうなんてっ……あなた、変態ねっ……そうなんでしょうっ?」
「そ、そんな……くふっ!」
「嘘を言っても無駄よ……? おチンポも乳首もビンビンなんだからっ……あふぅっ……ンッ……」
俺がポリスに取り締まられる一方で……。
「ほら、自分で腰を使って、気持ちよくするんだっ……!」
「あぁっ……は、はいっ……くふぅ~っ……んっ、ああ、おチンポ、硬いぃ……」
「おおっ……いいぞ、その調子だ……!」
洋佑さんに教えられた通りに腰を動かし、喘ぐ魔法少女の梨紗。
「あ、ああっ……ありがとう、ございますっ……あんっ、はぁあぁんっ……!」
(くっ……うううっ……!)
今まで見たことがない従順な梨紗の様子に、俺はたちまち限界を迎える。
「んんっ! おチンポ、震えてっ……あ、ああっ……!」
「ぐううっ……もうダメだあぁっ!」
ビュルルルッ! ドクドクッ! ドクンッ!!
あえなく射精してしまった。
「くはっ……はぁっ、はあぁっ……んはぁ~っ……」
「まったくっ……あの人より早いだなんて、情けないにもほどがあるわね。恥ずかしくないのかしらっ」
あっけなく射精した俺を罵ってくる志保さんポリス。
「す、すみませんっ……う、くううっ……」
なじられることで、再びペニスが硬くなっていくのを覚える。
「んふふッ……こら、また、膨らんできてっ……怒られて勃起しちゃうなんて、やっぱり変態ね」
「うううっ……」
ふと、隣に目を向けると……。
「はぁっ、あんっ、あふっ……この、早漏野郎っ、全然効かないんだからっ……こ、これで、いいのっ……?」
「ううっ……そうだ、もっと罵倒してくれっ……!」
いつの間にか、洋佑さんも罵倒されていた。
傍から見れば滑稽で異様な光景だが、俺はどうしてか羨ましく思ってしまう。
「あふっ、ふうぅっ、あぁっ……掟とはいえ、こんなっ……あぁっ……早漏おチンポなんかで、犯されるなんてぇ……」
「ううっ……くうっ、はぁ、はぁっ……!」
ますます洋佑さんは息を荒らげ、切羽詰まってきているのがわかる。
「ああっ……中で、オチンポ、膨らんで……イくんだっ、早漏野郎のくせに、精液出しちゃうんですね……!」
「あ、ああっ……イクッ……出すッ……!」
限界を迎え、洋佑さんが射精した。
「あはぁっ、熱いぃっ! こんなに悪いモノを溜め込んでたなんてぇっ……はぁ、はぁ、はぁ~~~っ……!」
梨紗は息を荒くしながらも、ゴム越しのその射精を受け止める。
「……っ、そろそろ、頃合いでしょうか」
「ですねっ……!」
俺たちの言葉を聞いた妻たちが腰を上げる。
先に精液の溜まったゴムを纏ったペニスが、彼女らの膣穴から抜け出る。
「相手交換だっ……魔法少女リサ、次の相手は俺だっ」
「もう、あなたっ……完全に楽しくなってるじゃないっ」
言いながら俺の前に梨紗、洋佑さんの前に志保さんがやってきて……。
ぐっちゅうぅうぅっ……!
「んあぁあぁっ! あぁっ、入ってくるうぅうっ……!」

「くぅんっ! あんなにいっぱい出したのに、まだカチカチの悪い子チンポっ……お仕置きしがいがあるわねっ……はぁんっ!」
ゴムを外し、互いの妻に生挿入する。
「はぁあんっ、あっ、あっ……くぅっ! 私が犯されるのを見て興奮してたの? 変態おチンポねっ!」
「くぅ、志保ポリス……変態の俺を取り締まってくれっ」
「あなたもこんなに硬いじゃないっ……はぁ、こんな悪いチンポは、浄化魔法をかけてあげないとねっ……あぁあんっ!」

「くはぁ、はぁ……梨紗ぁっ……!」
コスプレという非現実的なアイテムがふたりから遠慮を取り払っているのか、ふたりともいつも以上に積極的だ。自分から腰を振り立て、ペニスを膣壁で刺激してくる。
「あふぁんっ、あぁっ、あぁっいいっ、太いおチンポっ、ナカをごりごりしてくるのぉっ! んあひぁあぁっ」
「はぁっ、志保ぉ……!」
「あぁっ、長チンポっ……奥に届くぅっ! ひくぅっ、くあぁあんっ!」
「梨紗っ……梨紗、あぁ、出るっ……くあぁっ!」
びゅぶぅっ! びゅくっ、びゅるるるッ!
「ひあぁああぁっ! あぁっ、あなたのっ……中で出てるぅっ! イクっ、中出しでイくっ、あぁっ、ああぁあっ、んぁああぁあぁっ!」
俺が射精すると同時に、梨紗の身体も肉穴も激しく痙攣して絶頂する。夫婦同時のアクメがたやすく叶う。
(す、すごい達成感だ……!)
夫婦でイけるのがこんなに嬉しいことだなんて。
「くぅっ、志保っ、俺も出すぞ! くぉおっ」
「あぁきてぇっ! イケないザーメン、婦警さんのナカに出してっ! んっひぁあぁああぁあぁぁあーーーっ!」
ドクンッ! どくっ、どくどくどくっ……!
洋佑さんと志保さんも同時に果て、満足げな笑みを浮かべる。
「……ふふ……んぅ、ふぅはぁ……ふふふっ」
「はぁ、あぁん……あぁ……ん、はぁ、くすっ……!」
淫ら妻ふたりは、夫の精を膣穴に受けながら微笑む。
それを見て俺たちも、幸福を噛みしめる。
──同時に。
(この状態で……また、相手を交換して……今度は生で入れてもらったら……)
先日梨紗とセックスしたときにも抱いた欲求が、またわき起こっていた。
もし……もし梨紗が洋佑さんに生で中出しされてしまったら……。
その隣で、俺は志保さんに膣内射精して……。
(そんなの、絶対嫌だ……無理だ、いくらなんでもそれは……)
そう思えば思うほど……。
(……ごくっ…………)
想像するだけ。考えるだけだ。
(きっと……ものすごく興奮して、最高のセックスになるだろうな……)
止められない。
俺を愛して、微笑んでくれる妻の膣穴から……他の男の白濁が垂れるところを夢想するのを……。

「四人で話し合いがしたいって……なんの?」
──ある日、俺と洋佑さんはある決意を固めて自宅に四人で集まった。
梨紗は改めて我が家で集まるという物々しさに、怪訝そうな顔をしている。
(……いいんですね、洋佑さん)
そんな気持ちを込めて目配せすると、彼は静かに頷いた。
それを受けて、俺は話を切り出す。
「今日は、話し合いっていうか……梨紗と志保さんにお願いがあって、集まってもらったんだ」
「お願い?」
「……これからのスワッピングは、避妊なしでやりたい」
俺の言葉に、洋佑さんが続ける。
「避妊なしでって……」
「ど、どういうこと?」
妻たちからは、予想通りの反応が返ってくる。
──そう。
スワッピングを続けるうちに、俺たちはわき起こってきたある欲求から目をそらせなくなっていた。
それは……。
(梨紗が……洋佑さんに中出しされているところが見たい)
そんな、明らかに異常な願望だった。
はじめのうちは気の迷いかと思った。興奮しすぎてあらぬことを考えているのではないかと。
でも……どうやら俺は、本気でそれを願ってしまっている。
それを洋佑さんに打ち解けた。
軽蔑されるんじゃないか、さすがに引かれるんじゃないかと思いながら……。
けれど彼は首を縦に振った。実は自分も同じことを考えていたと告げた。
それからふたりで散々悩み……その結果、覚悟を決めた。
「梨紗! 洋佑さんと生で……子作りセックスしてくれ!」
欲望を口にすると同時に、リビングの床に土下座する。
「志保っ……俺からも頼む。晃希さんと……!」
洋佑さんも同じように頭を床へと擦りつける。
……妻たちからは、返事が聞こえない。
洋佑さんと目配せして、おそるおそる頭を上げると……。
「っ……どういう意味か、わかってるの?」
梨紗は、怒ったような顔で俺に問うてくる。
「わかってる……」
震える声でそう返すことしかできなかった。
「それって、つまり……私に、洋佑さんの子供を妊娠しろって言ってるんだよ? 志保さんにも、あなたの……」
「……ッ、そう、なる、な」
「そんなの! 最初の目的と全然違うじゃない! どうして急にそんなこと……!」
当初の目的……梨紗と、船越さんのセミナーに通いだしたときに、考えていたこと。
(ふたりの子供と、円満な夫婦生活……)
あの頃のことが、ずいぶん遠くに感じられた。
確かにスワッピングを始めてから、勃起不全は改善された。
でも、そのせいで『普通の円満夫婦』とは少し離れてしまったように思う。
(もう、戻れないんだっ……)
俺は知ってしまった。梨紗を洋佑さんに抱かせる悦びを。志保さんを抱かせてもらえる快感を。愛する人を、他人の腕に預けることの甘美さを……。
──その、さらに上の快悦があるというなら……。
「私だって、赤ちゃんは欲しいよ……。でも……でもそれは、あくまで晃希のでっ……そんな……」
「私も……晃希さんの子供を産むなんて決意は……そんな……」
妊娠と出産をするのは妻たちだ。拒絶反応は当たり前だった。
「すまない……想像してしまったんだよ」
洋佑さんが、ぽつりと呟く。
「晃希さんと、梨紗さんとのスワッピングは……最高だった。志保だって、楽しんでただろう?」
「っ……」
語りだした夫に、志保さんが気まずそうに視線を逸らす。
「正直、こんな快感があるなんて……知ってしまったら、もう元には戻れない……快感だけじゃない。言葉にしきれない感情が大量に溢れてきて……それで、どんどん志保のことが愛しくなるんだ」
「愛しく……って」
「もっと、もっとって求めてしまうんだ。止まれないんだ!」
洋佑さんの瞳には、彼の言う通り……言葉にしきれない感情がこぼれそうなほどにたぎっていた。
「あなた、でも」
「志保……わかってる。志保の言いたいことはわかってる。でも……でも、考えたら止まらなくなった」
「もし、志保が晃希さんの子供を孕んだらって! 自分の妻が、別の男に妊娠させられたらって! どうしても欲望が抑えられないんだっ……!」
「でも……でも」
「異常なことだって、わかってるんだ。でも、こんなチャンス……スワッピングの最高のパートナーなんて、一生に一度しか見つからないと思う。ならそのパートナー夫婦と、後悔しない結果を残したい」
「後悔って……」
俺が言いづらかったことを、洋佑さんが全部口にしてくれた。
「普通の……スワッピングだけじゃダメなの?」
「……もっと上に行きたい。最高の瞬間を、志保、お前と一緒に味わいたいんだっ」
「……っ」
「晃希さんと梨紗さんは、最高の理解者だ。この人たちだからこそお願いしたい。志保のこと……」
「……でも……」
志保さんは、すぐとは決心がつかないようだった。
(当然だよな……だって、夫以外の子供を妊娠するなんて)
そんな、夫の身勝手な破滅願望に付き合わされるなんて。
我ながらおかしい。理不尽な欲望だと思う。
でも……でも止められない。洋佑さんの言う通り、後悔したくない。
最高の瞬間を……最大級の背徳を味わいたかった。
「……晃希も? あなたも、同じ気持ちなの?」
梨紗に問われる。
「……ああ、そうだ。覚悟もできてる」
「……それで、いいの……?」
再度問われる。俺は、また頷いた。
「…………どうかしてるわ」
梨紗が苦々しい顔でそう告げる。
その表情は嫌悪というよりも……俺たちの感情を、理解しようとして失敗したような感じだった。
──どうかしてる。
本当にそう思う。梨紗や志保さんの反応がなによりの証拠だ。
俺と洋佑さんは……世間一般のレールを、外れてしまったのだ。
「正直……俺の、俺たちのエゴの押しつけだってわかってる」
「……うん」
その短い返事には、梨紗の本音が表れていた。
……これは、説得は失敗するかもしれない。
それでも──。
「だけどな、それでも……梨紗や志保さんがいないと、できないことだから、どうしても協力して欲しいんだ」
失敗を覚悟しながらも、正直に自分の思いを語っていく。
「行けるところまで……年齢的に子供はもう、今後難しくなってくると思う」
「そうよ。だからこそ、あなたの……」
「そこなんだ! だからこそ……洋佑さんの子供がって思ったら……俺は、もうたまらない気持ちになるんだっ……!」
「やっぱり変だよ、晃希! 絶対、おかしいって……!」
「……わかってる! それでも、梨紗っ……生で洋佑さんとセックスして、洋佑さんの子を孕んで欲しいっ」
「そんな……!」
「なあ、志保……」
「ごめんなさい。いくらあなたの頼みでも、頷けない」
妻たちは、当然のように納得してくれない。
そんな様子のまま、時間だけが過ぎていく。
「急にごめん……なにも、今日すぐに結論を出してくれってわけじゃないんだ」
膠着状態を見てか、洋佑さんが言った。
「ただ、俺たちがそういう気持ちだってことを伝えたかった」
「ああ……俺と洋佑さんの考えは、変わらない」
ふたりは、黙ったまま。
俺たちの破滅的な願望は、やっぱり梨紗たちには受け入れがたいようだった。
──それから俺は梨紗を、洋佑さんは志保さんを説得する日々が続いた。
そんな中、休日に再び俺の家に集まった。
「どうかっ……お願いしますッ!」
「頼む、志保、頼むっ……!」
がばっ……!
また俺たちは、ふたり揃って頭を下げた。
「これを聞き入れてくれたら、あとの人生、もう俺は梨紗と子供のために生きる! なんでも言うことを聞く、なんでもする!」
「そんな……」
「俺もだ! これさえ叶うなら、交換条件としてどんなお願いも聞く! 頼む!」
そして。
「……そんなに、生でセックスしてほしいの?」
志保さんが、ぼそりと洋佑さんに言った。
その表情は戸惑いに満ちているが、初日とは明らかに違って、こちらへ歩み寄ろうとしている気配があった。
「ほんと、呆れるけど……でも、真剣なのは伝わってきたわ」
(これは、あとひと押しっ……!)
洋佑さんに目配せすると、視線がかち合った。
「その──じゃあ、いきなり生で……っていうのは、ナシでとかは……」
俺は手段を変えることにした。洋佑さんとは、事前に話し合っていたことだ。
「その、最初の頃、セミナーで妊活マッサージの講習を受けただろ?」
「え? ええ」
セミナーの補講であった、身体を温めて妊娠しやすくするマッサージ。
「洋佑さんも受けたっていうから、俺が志保さん、洋佑さんが、梨紗にやってみる……っていうのはどう?」
「……」
「妊娠しやすい身体を作る妊活への第一歩ってことでさ。相手がどうっていうのは、とりあえず後回しで……」
当然、それを活用して生セックスへと持ち込もうという腹づもりだった。
「はぁ……晃希、安直すぎ。そんな企み、バレないとでも思ってる? どうせその流れでしようって腹でしょう?」
「う……!」
……言うまでもなくバレバレだ。
「まあでも、マッサージくらいなら……赤ちゃん欲しいのは本当だし……」
「……!」
光明が見えてきた。
「おぉっ! 志保、いいか?」
「ええ、赤ちゃんできやすくなるなら、断る理由はないものね……」
(これは……いける……!)
再び洋佑さんと目配せし、視線を合わせる。
(……やりますか!)
やろう、という返事が聞こえた気がした。
(このまま……このまま……!)
至高の快楽を想像して、俺は身体を震わせた。
「なんか……変な気分ね。ホテルで水着になるっていうのも」
「汚れても大丈夫な服装と場所、ってことで」
「……本当にそれだけ?」
「ふたりとも、考えてることがバレバレなんだから」
じとっとした目の梨紗と志保さんに、なにも返せない。
でも、妻ふたりの顔が、かすかに赤いのに気がつく。
俺たちの狙っていることがわかっていながらも……水着になって、マッサージを受けてもいいと思ってくれているのか。
固唾を呑む。これから起こることへの期待と興奮で、どうにかなりそうだった。
「よし……オイルの準備、完了」
「こっちもオーケーだ」
「それじゃあ……ふたりとも、いい?」
「……今さら聞かないで」
「いいわ……よ」
俺たちの妻は、まだわだかまっているものがありそうな口調でありながらも……触れることを許可してくれた。
俺が志保さん、洋佑さんが梨紗。
それぞれパートナーを交換して組んで、マッサージオイルを身体に塗りたくっていく。ぬるうぅぅっ……!
「ひゃっ……! く、くすぐったい」
「はぁんっ! あ、でも……冷たくない。オイルって、こんな感じなのね……あっ、そこ、ちょっと気持ちいい……」
デコルテから胸元へ、老廃物を流すように手を動かしていると、志保さんが心地よさそうな声をあげた。
「鎖骨の下らへん……重たいものが流れてく感じがあって」
「あぁ、志保さんは胸が大きいから、肩とか胸元が張ってるのかも」

「そうなのかしら……んくっ、あんっ、今、乳首に触れて……!」
「そうかな?」
とぼけながらもただのマッサージではなく、性的なふれあいを意識する。
「んはぁっ……! はぁ、あ、洋佑さん、胸のあたりばっかり……!」
「全身、くまなく流していかないと。リンパの流れっていうのを習ったんだ」
梨紗と洋佑さんも、同じことをしているようだ。興奮を煽られ、俺の指先も逸る。
「じゃあ、どんどん下に行きますよ」
「え、ええ……んんっ! ひゃっ……あんっ!」
お腹のあたりにオイルを塗ると、志保さんがくすぐったそうに身をよじった。
テカテカになった乳房が揺れるのにどきりとするが、本命はもっと下だ。水着の隙間から手を入れる。
「あはぁっ……はんっ、あっ、あっ……あはぁ……」
「ここが大事って習ったでしょ。このへん……ほら、ここ」
「はぁんっ! あっ、そこ、違っ、ま、マッサージじゃ……んんんぅうぅっ!」
鼠径部を通り越してさらに下、秘唇の割れ目に指を滑らせる。
くちゅっ、ぬちゅっ、ぬりゅっ……。
「あっ、いや、だめぇ……あぁ、ぬるぬるの指、クリに触れて……あぁっ……あっ、あっ、あんっ……」
志保さんの熱い吐息が、喘ぎ声へと変化していく。
「んあぁっ……あっ、あふぅんっ……あんっ、あっ、あっ……」
それは梨紗も一緒だ。
「ここ、感じる? 梨紗さん」
「ふぁっ、あふぅ……だ、だめ、マッサージ……だから……お、オマンコ……いじっちゃ……ああぁあん……!」
「やっぱり感じるんだ。もっとしてあげるから」
くちゅっ……くちゅ、ぐちゅっ……!
「ふあぁあんっ……! あんっ、あっ、あっ……あっ……!」
洋佑さんは完全に梨紗の粘膜をいじくっている。

ぐちゅうぅぅっ……!
「はぁんっ! あっ、ゆびぃ、入ってくるぅ……んくぅ~っ……」
俺も負けじと志保さんの膣穴に指を挿入した。
オイルのせいだけじゃなく、志保さんの秘唇は中までねっとりと濡れていた。
「あぁっ、あっ、ああぁん……! やっ、あっ、ダメ、あっ、あっ、あぁんっ……あっ、ああぁあぁん……!」
深々差し込んだ指を、いきなり激しく動かす。
そうしても平気なくらい、志保さんの身体はできあがっている。
「指ぃっ、おまんこ、ずぷずぷって……ああぁあんっ」
「あぁダメぇっ、あくっ、あぁああぁあぁんっ!」
梨紗が、俺とのセックスでは絶対あげないような声をあげる。
それによる興奮を、志保さんへのマッサージ……いや、愛撫へ向ける。
「ああぁあぁっ! 晃希さんっ、あっ、あぁ、ダメぇえぇっ」
「ひぁっ、よ、弱いとこ押しちゃっ、あんっ、あくぅ、くぅうぅ……!」
四人の荒い呼吸が、部屋中に漂っていた。
洋佑さんと目配せする。
「ああ……志保さんのナカ、ぐちょぐちょだよ」
「うぅっ……!」
「ここに生で入れたら、多分すごく気持ちいい……」
「~~~っ! そんなこと言わないでっ」
「入れたい……志保さん、生で入れたい」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……。
「ひあっ! あっ、あくっ、くうぅ、でも、それは……」
「はぁ……はぁ……梨紗さん……俺も生で入れたいよ」
「はぁっ……う、うくッ、それはダメっ……」
洋佑さんも生セックスを求める。
「だ、ダメぇ……ダメなの……それは……」
ダメと言う志保さんの声は弱々しい。
「ダメ、生はダメ……赤ちゃんできちゃう……から……」
隣の梨紗の声も、か細くなっていた。
「ほら、ほら、気持ちいいでしょ」
ぐちゅうぅっ……ぐちゅっ、ぐぢゅうぅ……!
「ああぁっ! あひっ、そ、そこは……んぁあぁっ、あひぃいいんっ!」
膣穴に指を入れたまま手のひらを上にして、志保さんのGスポットを擦っていく。
「このいいところ……チンポを入れれば、もっと思いっきり突いてあげられるのに」
「うくぅっ……お、おチンポ、入れるのは……いい、けど……! でも、生はっ」
「生じゃないと入れたくない……生チンポ、味わってみたくない?」
ぐぢゅうぅうぅぅ……!
「んひぃんっ! そんなあぁっ……あっ、あっ、あはぁ……はぁくぅっ!」
どんどん追い込んでいく。
志保さんはもうそろそろなのでは、と思うほど蕩けきっている気がする。
「ほら……梨紗さん、志保はもうオーケーしそうだよ」
「それはっ……そんな、でも、あっ、あひっ、ひぃっ……ひくっ、んぁあぁっ」
「梨紗さんもいいでしょ……生で俺のチンポ、受け入れて……気持ちよくなろう」
「~~~ッ、ダメなのっ……生は、晃希のしか……あっ、あぁっ……!」
ぐぢゅぢゅぶっ……!
「あぁ~~~っ……! はぁっ、はっくぁっ、あっ、あぁあダメえぇぇ……」
洋佑さんが梨紗を追撃する。
俺も負けじと、志保さんの中をかき回した。
「だめっ、イくっ、イくっ、イッくうぅううぅううぅぅうぅーーーっ!」
ビクッ! ビクッ……ぷしゃあぁああぁあっ……!!
「んっはあぁぁぁぁっ、あっ、ああぁあぁああぁぁ~~~っ……!」
志保さんが潮を噴き上げながら絶頂する。
──でも、俺は手を緩めない。
「はぁ、はぁ、志保さんっ、生で入れていいよね! もう、いいでしょっ」
ぐちゅ、ぐちゅぐちゅっ……!
「ダメぇっ、今敏感なのっ、中ぁ、いっぱい突いちゃ……んんふうぅうぅっ!」
「生でいいって言ってくれないと止めないよっ、ほらほらっ!」
「~~~っ! す、するっ、生セックスするっ! 晃希さんと生でエッチ……するうぅうぅっ!」
「──っ、本当に? 本当だねっ!」
「する、しますっ……生でいいから……ああんっ、入れてっ、入れてぇぇっ!」
ついに……志保さんの許可を得た。
「はぁっ、ありがとう……! 生で入れたら……中出しもいいよね……!?」
「そ、それはダメっ! 入れるだけ……最後は抜いて、外で出して……ンンッ、ふぁっ、あっ、あぁっ」
「最後までさせて……!」
「ダメぇ、あぁっ、生、入れるだけだからぁっ……!」
「くそおぅ……志保、本当に言うなんて……! ほら、梨紗さんも! これでどうだっ!」
「ひあぁあぁんっ! それダメぇっ、あっ、あっ、ああぁあぁぁっ……わっ、わかったからぁっ……い、入れるだけなら……!」
「ッッッ!」
「今、わかったって言った? 俺と……生セックスしてもいいって!」
「……ッ、いっ、入れるだけっ……中にっ、出さないなら……!」
「よしっ……! よしよし! 嬉しいよっ、ありがとう……!」
梨紗もついに、洋佑さんとの生セックスを容認した。
心の中で、感情がマーブル模様を描く。
絶望。渇望。期待。焦燥。
俺の愛する妻が、他の男のペニスを生で受け入れる気持ちになったということに。
だが……同時に激しく興奮する。
梨紗が、そこまで俺の願いを受け入れてくれる。
俺の妻が、洋佑さんに種付けされてしまうということだ……!
「……ッ、志保さんっ!」
じゅぶぅっ、じゅぶっ、ぢゅぶぢゅぶっ……!
「ひあぁっ、指、は、激しいっ……ダメ、またイッちゃうっ、あっ、あっ、また、い、イくっ、イく、イくっ……!」
「イッて……! これからたっぷりセックスするんだから、ほぐしておかないとっ」
「梨紗さん、ほらイッて。ほら、ほら……!」
「あぁ来るぅ、きちゃうっ、あくっ、あっ、あぁあっ、イくっ、イくうぅうぅぅうーーーーーーっ! あっ、あぁあぁあぁぁんっっ!」
ぷしゃあぁああぁあっっ……!
再び志保さんが潮吹き絶頂する。
だが同時に──。
「いぃいイくっ、イくぅ、ひぁあぁああぁあぁあぁあぁあぁっ!」
洋佑さんも、梨紗を絶頂させる。
梨紗の秘唇からは、志保さんと同じように勢いよく飛沫が上がる。
「ふぁ……ひぁ、あぁ……」
「ふぅ……くっ、うぅぅぅ……!」
洋佑さんと、また目配せ。
……正直、今すぐにでも絶頂したての膣穴にペニスを突き立てたい。
でもまだ我慢だ……!
「んむっ……んふぅうぅ、ふうぅんっ……」
「んふ……はぁ、はあぁん、熱いっ……」
挿入してすぐに果ててしまわないように、一度妻たちに射精させてもらうことにした。
俺と洋佑さんは、ふたりにのしかかるようにしてペニスを乳房に挟み込ませる。
「はぁ、あぁ……オイルまみれのおチンポ……んちゅっ、ちゅぷ、ちゅる……ふぅ、んふぅ……ぺろ、れろれろっ」
「あぁ……んむっ、ちゅっ……ちゅぷ……」
亀頭を舐める志保さんにつられ、梨紗も遠慮がちながらも洋佑さんに舌を這わせる。
「ああ……気持ちいい」
「梨紗さん、腰を使うからね」
「んはっ……はぁっ、あふぅんっ……んちゅ……!」
オイルでぬるぬるしているおかげで、ペニスと乳房の摩擦がスムーズだ。
パイズリフェラの快感が余計に増している。
「くはっ……はぁ、あぁ志保さん……!」
「はぁむっ、んちゅ、晃希さんのっ……熱くて、硬くて……あぁ、ドキドキしちゃうっ……んちゅぶっ、ちゅぶちゅるうぅっ」
「梨紗さん……志保みたいに舌を使って……」
「う、うん……んむちゅっ、ちゅぷ、ちゅぶ……んちゅぶっ、ちゅじゅるっ……!」
洋佑さんのリクエストに応え、梨紗も唇と舌の動きを激しくしていく。
摩擦の快感と、亀頭を舐め上げられる心地よさ。
俺たちはすぐに追い詰められていく。
「くぅ、出そうだ、志保さんっ」
「俺も……あぁ、そのまま受け止めてっ……!」
どくんっ! どびゅぶっ、びゅぶるるるっ……!

「んっはぁあっ! 熱いぃ、あぁ、おっぱいも、顔も……!」
「ふぅあっ、かかってるぅ……どろどろの精液……こんなに……」
ふたりの顔めがけて射精する。
美しい妻たちの顔は、あっという間に白濁まみれになった。
「ハァ……くぅあ、最初にこれだけ出しておけば……入れてからもじっくり楽しめるだろう」
「ハァッ……あなた、それが目的だったのね……ンッ」
「私たちの中に入って……おチンポで突きまくるために……」
「そのほうが梨紗たちも気持ちよくなれるだろ?」
俺の言葉に、梨紗と志保さんがブルリと震えた。
「さ……オーケーもらったし、いくよ梨紗さん」
「ああっ……ほ、ホントに生でしちゃうのね」
「志保さんも……もう入れて平気だよね」
「んうぅっ……い、入れて……!」
妻たちの了承の声に頷き……。
ぐっぢゅぅ……ぢゅぶうぅうぅぅうっ……!
「あぁあぁっ! ああっ、あっ、あはぁぁぁあ……!」
そのまま二組とも、正常位の体勢で繋がる。
「な、生でおチンポ、入っちゃってるぅ……あぁ、あぁぁ……!」
「あぁあっ、あぁ、生おチンポ……熱い、洋佑さんの、生だとこんなに熱いんだっ……はぁ、くぁあぁぁんっ」
(あぁ……!)
戸惑いながらも俺のペニスを受け入れてくれる志保さんへの欲望。
隣の梨紗が、洋佑さんと生でセックスしてしまっているという絶望。
「くっ、動くよ、志保さんっ!」
「あっ、あぁあぁんっ!」
至上の興奮に任せ、俺はめちゃくちゃに腰を振り立てた。
「ふあぁっ、あく、うぅ~~~っ……晃希さんの生オチンポぉっ、すごいぃっ」
志保さんの反応は、今までのいつよりもよかった。
(志保さん、抵抗あったのに……生セックスに興奮してる)
この人の持つ淫らさが、発揮されていた。
「あっ、あはぁあぁんっ! 洋佑さぁんっ……あぁああぁんっ……!」
しかしそれは梨紗も同じだ。洋佑さんの生ペニスを受け入れながら悶える。
「くはぁっ……梨紗さんの生オマンコ、すごいよ……絡みついてくるっ……!」
「あぁっ……いやぁあ、そんなこと言っちゃ……んく~~~っ」
「俺の生チンポも感じる? 気持ちいい?」
「ひああぁんっ、あっ、い、言えなっ、あっ、あぁあっ、あああんっ!」
言えないと言いながら、その反応を見れば快感は一目瞭然だ。
(く……はぁ……!)
興奮する。悔しい。興奮する。
ぐちゃぐちゃの感情を……俺は志保さんに向ける。
「志保さんっ……志保さんのオマンコ、最高だぁっ……」
「私もすごくいいっ……晃希さんのおチンポ……本当は、ダメなのにぃ……!」
志保さんは、梨紗より先に快楽に素直になる。
「すごくいい、気持ちいいっ! 晃希さんとの生セックス……気持ちいいっ、いいっ、あぁああぁんっ!」
じゅぶっ、ぢゅぶぐぢゅぐぢゅっ……!
「くあぁ……腰も中も、うねってる……!」
志保さんが腰を使いだすのに、動きを合わせていく。
「ハァ……! 梨紗さん、志保はだいぶ素直だね」
「……ッ、うぅっ……ふ……!」
「悔しいけど……それだけ気持ちいいってこと……梨紗さんはどう?」
「ンンッ、くふぅっ、はぁっ、あっ、あっ……!」
「梨紗さんも気持ちいいだろ……? ゴムありよりもイイだろ、ほぉらっ!」
「あぁっ! あぁっ、ひぃっ、奥ッ、だめ、あぐっ、あく~~~っ……くふうぅんっ……んく~~~っ……!」
「気持ちいいって言ってくれよ……! 俺はすごく気持ちいいっ」
洋佑さんの責め立てに、梨紗は……。
「ああぁんっ! き、きひ、気持ちいいっ……いい、いい、洋佑さんのオチンポっ……太くて、気持ちいいっ!」
「──……っっ!!」
洋佑さんに引きずられている感じはあるけれども。
梨紗は、しっかりと生セックスの快感を認めた。
(ああ……梨紗、梨紗……!)
俺の妻が、他の男に避妊なしで挿入されて──。
──同時に俺も、他人の妻に生ペニスを挿入している。
「くぅっ……!」
最高だ。最高の破滅と快感に身体を焼かれる。
「あひっ、あっ、あぁんッ! あっ、あっああぁんっ!」
「うくうぅぅっ……あぁ梨紗さんごめんっ、もう出るッ!」
「えっ!? ああぁあぁっ!?」
ドクンッ! びゅくっ、びゅるるるるっ……!
「ふあぁあぁんっ! あっ、ほ、本当に出てるっ……な、ナカで……あぁ、あぁ、精液……出ちゃってるぅっ……!」
「──……ッッッ!!」
洋佑さんの硬直と、梨紗の言葉を聞いた瞬間、俺も射精しそうになってしまった。
だが、必死の思いで歯を噛んでこらえる。
「ふあぁっ……あぁ、あぁあぁ……」
膣内射精。俺と洋佑さんが望んだ禁忌。
それが今……本当に達成されてしまった。
「り、梨紗……」
「あぁ、あぁぁっ……」
梨紗は、恍惚とした様子だった。
俺以外の男の精液を受け止めて、うっとりした顔で……。
「まだ萎えてない……! もう一回いくからっ」
「あぁあぁんっ! あぁっ、あっ、あっ、あっ!」
「く……くぅ、志保さんっ!」
「ひあぁんっ! あっはぁん、あぁん、ひおぉおっ……!」
ぢゅぶっ、ぢゅぶぢゅぶぐぢゅうぅぅっ!
込み上げる激しい興奮を、志保さんの身体に向けていく。
(俺も……俺も中に出すっ……!)
洋佑さんが出したのだから、俺も志保さんの中に注がないと不公平だ。
「あっ、あぁっ、あぁっダメ、生チンポでイくぅっ……イく、イく、イッちゃう、あぁっ、あっ、あっ、あぁっ!」
「イッて、ほら、イッて、イッて、イッて……!」
「~~~っくぅうぅぅうぅっ、ダメ、わ、私ももうダメぇっ、我慢できないっ、あっ、あっ、あっ、イくうぅうぅうぅうぅっ!」
「くはっ、締めつけがやばいっ……出す、出すよ志保さんっ! 中に出すっ!」
「~~~っっ、い、いい、いいわっ! 出してっ! 中に出して! 梨紗さんみたいに、私も中出しされたいのぉっ!」
「くっ……俺もまたイキそうだ……! 梨紗さん、また中に出すよっ」
「……ッ、だ、出して……出してッ、出してッ、また中で出してっ!」
梨紗もまた、洋佑さんに膣内射精をねだる。
興奮で気が狂いそうだ。
「イく、はぁ、イくっ……イクよっ、志保さんっ!」
「出す……出すよ、中に、出すっ……はあぁぁっ!」
びゅくぅっ! びゅぶっ、びゅぶっ、びゅるるるるるっ!!
「あぁあぁっ! あっ、あっ、あぁああぁあぁあぁあーーーっ!」
びゅぶっ、びゅくっ、びゅるびゅぶうぅぅっ!
「あひぁあぁんっ! また出てっ……あっ、あぁ、ああぁあぁ~~~っっっ!」
ガクンッ……ビクンッ……!!
俺と洋佑さんが同時に射精し、志保さんと梨紗も絶頂する。
四人揃って、快楽の頂へと至った。
「ハァ、ハァ、あぁ……志保さん……梨紗……」
「あぁ……あな……た、私、洋佑さんに、いっぱい……出されて……」
「私も……本当にたくさん、晃希さんに……中出し、されちゃったぁ……」
「あぁぁ……志保……あぁっ……!」
四人とも、恍惚としながら。
それでいながら、これまで感じたことのない高揚感と背徳に浸かったまま。

初めてのスワッピング妊活セックスを……終えた。
「いよいよだ……」
「……ええ」
──生でセックスしたにもかかわらず、梨紗も志保さんも妊娠していなかった。
(そのぶん、スワッピングを続けられるのは嬉しいけど……)
せっかくならふたりとも一緒に妊娠させたいというのが、俺と洋佑さんの希望だ。
「でも、志保と梨紗さんの周期がかぶってたなんて。奇跡みたいな偶然だ」
そう。妻ふたりは、それぞれ妊娠のために月経周期の記録をつけていた。
それを見せ合ったところ、ふたりとも排卵と月経のペースがかぶることがわかった。
そこで、排卵日前後の日に重点的にセックスしようということになり……。
「今日のために、いろいろ準備してきたからね」
「うちもだよ。ああ……」
この日を待ち望み、精のつくものを食べて養生して……。
今日、確実に孕ませるために精液だって溜めてきた。
──高まった性欲は、今にも爆発しそうだった。
(勃起不全が治ってから、こんなに禁欲したのっていつぶりだっけ……それを……志保さんに……)
洋佑さんの妻に、思い切りぶつけるのだ。
同時に……梨紗も、洋佑さんの溜めに溜めた精子を中出しされるのだ。
興奮で心臓がどうにかなりそうだ。
触れてもいないのに、ペニスもじんじんと疼く。
俺たちは無言でそわつきながら、妻たちがシャワーから上がるのを待っていた。
「お……お待たせ」
「汗、流してきたから……」
やがてシャワーから上がってきた全裸の妻たちを見て、股間が脈打つ。
勃起しっぱなしだった隆起が、さらに硬さを増す。
「それじゃあ……いいね?」
「…………ッ」
「ええ……お願いします」
俺の言葉に、梨紗と志保さんが頷く。
「じゃあ、梨紗さんはこっちに……志保は、晃希さんと」
いつもの妻を交換した組み合わせ。
ついに本気の孕ませセックスが始まる。自分の妻を、別の男に抱かせた状態で。

はやりそうになるのを抑えながら、ふたりを壁際に立たせる。
俺たちはその脇について、立ったまま脚を上げた志保さんと梨紗の秘唇を指で愛撫していく。
くちゅぐちゅっ……ぐちゅうぅ……!
「あぁあぁんっ! はっ激しい、あっ、指ぃ、激しぃっ……!」
「んぁんっ、あっ、あっ、あぁくぅうぅ……! ふあぁぁあんっ!」
洋佑さんと一緒に、最初からスパートをかけていく。妻たちの肉穴を激しくかき回し、中の弱いところを擦り立てる。
「ダメっ、イクッ、イく、イくうぅぅうぅっ!」
ビクンッ! ぷしゃあぁああぁあぁっ……!

「おぉっ……潮吹き……!」
絶頂とともに志保さんから炭酸瓶を開けたような勢いのある飛沫が噴き上がる。
「くうぅ……志保ぉ……!」
それを見て洋佑さんが歯ぎしりをする。
「くっ……梨紗さんもっ、そらっ、そらそらそらっ……!」
「あぁあぁんっ! あっ、あっ、だめ、あっ、あっ、あぁっ、あはあぁぁぁっ!」
負けじと手つきを激しくする洋佑さんの愛撫で、梨紗も潮吹き絶頂する。
「…………ッはぁっ、はっ、はぁ……はあぁ……ふあぁあぁ~~~っ……」
「あぁぁっ、ふぁあ、あぁあぁっ……んふうぅぅっ……!」
妻ふたりは、すっかりぐったりした様子で崩れ落ちる。

──ここからが本番だ。
「志保さん、いくよ……」
「梨紗さんも……!」
俺たちの言葉に、妻ふたりが息を呑む。
ぐっちゅ……ぢゅぶうぅうぅうぅっ!!
「ああぁあぁあっ! あっ、あひっ、太いぃいっ……!」
「んっくぅうぅうぅ~~~っ……うくぅっ、あぁあぁんっ!」
潮吹きで濡れた股間を見せ合うような体位になり、お互いペニスを挿入していく。

「ダメッ、だめ、すぐイッちゃうぅっ! さっきイッたばっかりだからぁっ!」
「いいよ……! 好きなだけイッて、ほらっ!」
ぢゅぶぢゅぶうぅうぅぅっ!
「んあぁあぁあぁあ~~~ッ! あっ、あひっ、イくうぅううぅぅぅーーーっ!!」
「くあぁ……中が蠢いてっ……うぁあ、すごいっ……!」
「く……!」
ぢゅっぶ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ!
「ああぁああぁあぁっ! あああぁっ、太いの擦れるうぅぅっ! 気持ちいいとこっ、全部擦れてるうぅうぅっ!」
俺も洋佑さんも、激しいピストンを繰り返す。
「だ、ダメ、イくっ、奥まで届いてっ、あああっ、イくうぅうっ! ひあぁああぁあぁあぁあぁ~~~ッッッ!」
「く……梨紗……!」
志保さんを追いかけるように、梨紗もあっという間に絶頂する。
「くっ、今日は絶対孕ませるっ……イキまくって子宮開いて、奥で精子を受け止めてくれ……!」
「ああ、そんなっ……あぁあぁああぁんっ!」
「志保さんも……子宮でイッて、いっぱい精液飲んでね……!」
「ふあぁあっ、そんなエッチなこと……ああぁあっ!」
俺たちの気合いは半端なものではない。交換した妻を突き壊す勢いで律動を重ねる。 そのせいもあって、すぐに限界が訪れる。
「志保さんっ……イくっ! 孕んで……! 俺の子、妊娠してッ!」
ドクンッ! びゅるるるっ……びゅくぅっ、びゅぶうぅぅっ!
「ッッッぁあぁああぁぁっ! 出てるぅ、出てる、あっ、あぁっ私もいぃイグうぅうぅうぅうぅ~~~~~っ!」
「くはっ……!」
「ああぁあっ、あっ、あぁあぁあぁあぁ~~~っ……! しちゃうぅ、本当に妊娠しちゃうぅっ!」
俺の射精と同時に、志保さんが絶頂する。
「くあっっ……あぁあ、子宮が……精液飲んでる……!」
「うぅくぅうぅぅ……! 奥に……奥に、染み込んでくるぅ……!」
同時に果てたことで、まるでペニスを絞るように膣穴がこじれた。
本当に……限界まで溜め込んだ精液が、志保さんの子宮に入っていく。
「あぁ、梨紗さんっ……! 梨紗さんもだ、射精と一緒にイッて、妊娠して!」
「ふあぁっ! 妊娠ッ……させてっ……! イくからっ、出して、イッてるおまんこに出してぇっ!」
梨紗も、洋佑さんの子を孕むことを求める。
「イくっ、イく、あぁイく、イグうぅぅううぅうぅぅぅうぅぅーーーっ!」
「あぁっ、出すぞっ!」
びゅぶっ! びゅくびゅぶびゅるるるっ!
「ひああぁッ! あっ、ああぁ出てる、精液、奥でぇっ……あぁっ、イくっ、精液でイくうぅうぅぅーーーっ!!」
梨紗と洋佑さんも、同じように身を震わせる。
お互いが妊娠を望んでいるような、そんな激しいアクメだった。
「ほ、本当に……アッ、ふぁっ、晃希さんの濃い精液が……奥でぇ……はぁぁ……」
「あ、危ない日に……こんなに中に出されて……ふあぁっ……! 絶対にデキちゃうってぇ……あぁぁ……!」
快感と背徳に……俺たち四人は打ち震える。
──だが、まだまだ性交は終わらない。
「晃希さんも……まだまだ、できそうね」
「もちろんっ」
「洋佑さんも……まだ犯し足りない?」
「……っ、ああ」
俺たちは顔を見合わせると、一度ペニスを引き抜いて体位を変える。
ぢゅっぶぅっ……ぐぢゅうぅうぅうぅぅっ……!
「あああぁあぁんっ! あひぃっ! 奥ぅ、押されて、あぁああぁあぁぁんっ!」
「ひぐうぅうぅんっ! はぁ、入ってくるうぅうぅうぅ~~~っ!」
妻たちに覆い被さり、彼女たちの脚を上げさせる。
いわゆる種付けプレスの体勢で、バウンドするように腰を使っていく。
「あっあひっあぁあぁぁあんっ! あっ、あっ、あっ、あッッ!」
「あぁあぁんっ! ふぁあぁんっ! あっ、あっ、あぁあぁあぁんッ!」
ふたりの喘ぎ声も、ピストンに合わせてリズミカルだ。
「できるだけ奥で射精するっ……絶対妊娠させるっ!」
「俺もっ……梨紗さんに、俺の子を……!」
徐々に身体の弾みを激しくしていく。
ぢゅっぶずぢゅぶうぅうっ……ぐじゅ~~~っ!
「おひぃッ、ひっ、ひぐぅうぅうぅううぅうぅうぅ~~~っ!!」
もう洋佑さんは、一切の容赦をせず、ただがむしゃらに腰を振り立てている。
でも、梨紗はその動きで激しく感じている。
「ああぁッイくっ、イぐっ、イッくうぅうぅうぅうぅうぅっ!」
ビクンッ……ビクッ、ビクビクッ……!
「うっ、くああぁっ!」
「ひおぉッ! おぉっ、あぁ、お、奥で出てるうぅうぅぅ~~~っ! あっ、あっ、あひ、ひぃいい~~~っ!」
「まだまだっ……まだ続けるからねっ!」
「だっだめぇぇっ! い、イッてるところもっと突いちゃダメっ! あっ、あっ、あ~~~~~~っ!!」
(すごい……絶倫すぎる……!)
射精直後にも腰を使い続ける洋佑さんに圧倒される。
(……っ、俺も負けられないっ!)
じゅぶっ、じゅぶぢゅぶぐぢゅうぅっ!
「あッッ! あひっ、あっ、あっ、ああぁんっ! 子宮うぅっ、こつんこつんって……あぁあぁあぁ~~~っ!」
今夜、絶対に志保さんと梨紗を孕ませるんだ。
その決意で歯を食いしばり、腰を振り続ける。
「あぁまたイぐぅうぅっ、晃希さぁんっ、またイくぅっ……イく、イく、イッちゃううぅうぅうぅ~~~っ!」
「くはぁっ……あ、あ、俺も……!」
「梨紗さんもまたイキそうだねっ! 俺も出すよ、はぁっ……!」
「あぁきてぇっ、イキながら子宮で精液飲みたいぃっ! んっはあぁぁっ! ひあぁあぁあぁぁ~~~っ!」
びゅぶびゅるるるっ! びゅくびゅるるるっ……!
「あぁあぁあぁあっ! 子宮に精液っ……入ってくるうぅうぅぅ~~~っ! あぁっ、あっ、あはぁあぁぁあ~~~っ!」
「くぅっ、出るっ、梨紗さん、出すよっ!」
「おひぃいいぃっ! ひぐっ、ひぐ、い、イぐうぅううぅうぅうぅ~~~っ!」
ガクガクガクッ……ビクンッ!
洋佑さんの射精とともに、梨紗がケダモノのうめきのような声をあげながら絶頂する。
「くッ……くうぅうっ!」
俺とのセックスでは決して聞けなかった声。
……その意識が、改めて俺を奮い立たせる。
「はぁっ、はっ、はぁああっ!」
ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぬぢゅぐぢゅっ!
「ひぐッ! あぐッ、あっ、あっ、あぁっ、あっ、あぁイく、イくうぅううぅうぅうぅううぅぅうぅぅーーーーーーっ!!」
再び志保さんが絶頂する。
「く……くっ、はぁ、はぁ、まだ、ま……だ……!」
それでもピストンをやめない。
(もう出ない……出たとしても、出がらしみたいなの……!)
そう思いながらも動き続けた。
「ハァ、ハァッ……はぁぁ……!」
「あぁあぁっ! あんッ、あっあひぃっ、ひっぐおぉおぉんっ……!」
洋佑さんも同じだろう。
出がらししか出ないのではもう意味がない。
本来の、妊娠させるという目的はもう果たしたに等しい。
でも、男としてのプライドが引くことを拒んだ。
(負けたくない、男として……!)
そんな気持ちで腰を振りたくる。洋佑さんもそうだろう。
「あッぁあっまたイぐっ、何回でもイっちゃう、あっ、あぁ~~~っ!」
「私ももうダメぇえぇっ! オマンコバカになってるぅっ! イくっ、イッくうぅううぅぅ~~~っ!」
ビクビクビクッ……!
妻ふたりの性感も限界まで高まっている。
膣穴が、ずっと絶頂しているような痙攣をペニスに伝えてきていた。
「……ああっ! もう限界だっ……!」
「~~~っ、俺もダメだっ……もうっ、あぁっ!」
「あひぃいっ、ひぃっ、ひぐっ、ひっ、ひっぐうぅぅぅぅ~~~~~~っ!」
「イぐっ……おぉっ、イぐっ、イぐうぅううぅうぅうぅうぅう~~~っ!」
びゅぶっ! びゅくびゅぶびゅるるるっ……!!
「はぁっ……あぁ、はぁ……!」
「うくぁ……あぁ……!」
痛いほどの刺激とともに、最後の一滴まで。
お互いの交換妻の膣奥に……注ぎ込んでいく。
「はっ……あ、あぁ……」
「うぁぁ……!」
ずるんっ……!

もう限界だ。
射精後すぐにペニスが萎えて膣穴から抜け、縮こまっていく。
「あ……ふぁ、あぁぁあ……」
「はぁ、あぁ、あぁんッ……」
こうして……くたくたになるほどの妊活セックスは、終わりを迎えた。
「はぁぁ~~~……も、もう……無理……ぃ」
「さすが……に……限界ね……あふぅ…………」
「ハァ……ハァ……あぁ……ほんと、もう、動けん……」
「限界を……超えた……ような……これが……妊活か……」
力尽き、四人でベッドに横たわる。
もう、後戯をするほどの体力も残っていない。
「でも……なんだか……妊娠した気がするわ……」
「え……」
「なんだか、卵子まで、精液……届いたような……」
「あ~……志保さんも……感じたんだ?」
「ええ……おなかの奥が、蠢く感じだわ……」
「私も……中が、キュウッて……」
「っ……!」
「うおぉ……!」
それは女の直感というものか。はたまた錯覚か。
(梨紗が、本当に……洋佑さんの子を……!)
妊娠してほしいという気持ちと、してほしくないという思いがグチャグチャに入り交じる。
ただ……。
(……あ、本当に……限界だ……)
思い悩むほどの体力も、残っていなかった。
俺たちの意識は、ゆっくりホワイトアウトしていった……。

「……それじゃあ、改めて……今後、生まれてくる子のことについて話し合いたいんだけど」
──妊活セックスから数ヶ月後。
梨紗と志保さんは、めでたく妊娠した。
あの日から夫婦でのセックスは避けていたから……。
(梨紗は洋佑さんの子、志保さんは俺の子を……孕んでる)
正直、頭がおかしくなりそうだ。
でも……間違いなく喜びと……興奮があった。
こんなことを受け入れてくれた梨紗への愛しさも、人生で一番大きくなっている。
──今日はそんな四人で、今後のことを話し合うために集まっていた。
「選択肢はふたつだと思います。このまま今、妻のお腹にいる子を、妻側が育てるか」
「それとも……子供をお互い交換。つまり……父親に合わせるか……」
「……交換するとなると、手続きも含めて……前例の少ないことでしょうね」
「ええ。届け出の都合も出てくるし……」
四人で顔を見合わせる。
そわそわとはしているけれど……四人全員、同じ心を持っているのがわかる表情をしていた。
「……このまま、今お腹にいる子を、自分の子として育てたいっ」
「梨紗……」
「私も。お腹を痛めて産む子を、他の人と交換なんてできない……」
「志保」
「交換しても、お母さんが違うことになる。どちらにせよ、夫婦どちらかは本当の親じゃなくなっちゃう」
「なら……エゴだけど、母親の私が、選びたい」
「うん。梨紗さんと同じ……あなたや、晃希さんがどう思っても」
「いや。俺も……同じ気持ちだ」
俺は、梨紗の瞳を見て頷く。
「俺たちの子は……それぞれがお互いの子。四人、いや六人でひと家族みたいに、協力して育てていきたいと思ってる」
「晃希さん……」
「苦労も多いだろうけど、子育てで大変なところを分かち合って……どうにか、親四人で支え合っていければいいなって」
絵空事かもしれない。破綻するかもしれない。
それでも、それでも俺はこの子たちの親として精一杯のことをしたいのだ。
「子供をのびのび育ててやれることが……俺たちの罪に付き合わせてしまった子に、報いることになるんじゃないかって」
「……晃希さん」
洋佑さんが、俺の肩を叩く。
「俺の言いたいことを、全部持っていかないでくれよ」
「あ……あはは……」
つまり、洋佑さんも同じ気持ちだということ。
「……私も、そうしたい。六人でひとつの家族」
「ええ。私たち四人で、ふたりの子供を支えていきましょう……」
それが、はたから見たら異常な家族、絆であっても。
「みんなで、力を合わせて育てていこうっ」
「……ええ!」
「あぁ……」
志保さんが、安堵したように洋佑さんにもたれかかる。
「はぁ……実はすごく緊張してたから……意見が食い違ったらどうしようって」
「晃希さんたちなら大丈夫って、言っただろう?」
「……うん。この人たちと出会えて、本当によかったわ……」
「それは、私たちも。深い仲になれたのが、志保さんたちでよかった」
本当にそうだ。この夫婦と縁を結べて、よかった。
(この関係が……)
ずっと、上手く続けられるように。
心の中で、それだけを祈るのだった……。
──梨紗も志保さんも妊娠したとなれば、しばらく激しいセックスはできない。
でも俺たち男も、そして妻たちも欲望は募る。
なので……四人でホテルに集まって、お互いに奉仕し合うことにした。
ブブッ……ブブブブブッ……!
「ふあっ! あっ……ダメ、それ、あんっ……!」
「む、胸ぇ、変、ぬるぬると、ぶるぶるで……んんんっ……!」
いつものように妻を交換し、ローションまみれにした彼女たちをハンディーマッサージャーで責めていく。
「ひあぁあん……いやぁ、こんな、AVみたいなの……ダメよぉ……!」
「ふぅん、使ってるAVとか、観たことあるんだ?」
ブブブッ……ブブーーーッ……!
「くふぅ、はぁっ、あっ……あっ! いや、ち、乳首はダメぇっ……あくぅっ」
「ここがいいんだね? 乳首が……気持ちいいんだね?」
「くぅっ、うぅ、そんなことは……」
梨紗も志保さんも、最初は機械振動に戸惑っていたようだけれど、だんだん快感をあらわにしてくる。
洋佑さんとアイコンタクトを取って──。
「ひぉおぉんっ! あっ、あっ、あはぁあぁあぁんっ!」
「ひぐっ! あっ、あぁあっ、お、オマンコはだめぇっ!」
ふたり同時に、電マを股間に押しつけた。
「んぅ、うぅうぅうぅぅ~~~っ! きぃ、き、気持ち……いいっ……!」
「ひあぁあぁっ! そ、そんな強いのっ……あ、赤ちゃんに響いちゃううぅぅっ!」
「──……!」
志保さんのその言葉に……。
俺だけじゃない、洋佑さんも、梨紗も息を呑んだ。
「あぁ……!」
そうだ、梨紗と志保さんは今妊婦なんだ。
お腹に赤ちゃんを宿したふたりに、こんなことを……!
それなのに……。
「響かせよう。志保さんのいやらしいところ、赤ちゃんにも教えてあげようっ!」
狂った考えが頭を支配する。
ヴヴヴーッ……ヴヴヴヴッ……!!
「いやぁっあぁんっあっ、ああぁぁっっ! ううぅうぅぅぅ~~~~っ……!」
赤ちゃんという言葉の響きが効いたのか、志保さんは歯を食いしばって快感をこらえるようにする。
「あぁ……赤ちゃんっ……あっ! あっ、あぁひぁあぁああんっ!」
ヴヴヴヴヴーーーッ!!
「梨紗さんも負けてられないな! 赤ちゃんに喘ぎ声、聞かせてあげるつもりで……!」
「あぁッそんなのダメぇっ! あくっ、うぅっ、うぅうぅうぅうぅっ!」
ビクッ……ビクッ……!
妻たちの身体がよじられる。

股間からローションじゃないものが垂れ落ち、電マのヘッドをぬらぬらさせていく。
「ふぐっ、うっ、くうぅぅぅうっ、も、もうダメ、い、イくっ、イく、イくイくイくうぅうぅぅーーーっ!」
「イくっ、イくぅ、あぁっ、イッちゃううぅうっ! ひあぁあああぁあぁあぁ~~~~~~~~っ!」
ふたりが同時に絶頂痙攣を起こす。
「すごいな……! ふふ、ふたり同時にイけたなぁ!」
「ッッうぅっ……はぁっ、は、はぁ、はぁあぁあぁっ……」
「うぅうぅぅ~~~っ……こんなの、ダメなのにぃ……」
今度こそへろへろだという口調で、ふたりが言う。
「ごめんごめん、でも気持ちよかったよね?」
「も、もう……ひどいんだから……」
「志保さん、大丈夫? イキすぎた?」
「ん……平気……きもち、よかったぁ……」
「く……くぁぁ、この格好は……ちょっと……」
「さすがに恥ずかしいって……!」
「んふふ~、恥ずかしいのがいいんでしょう?」
「そ。私たちを気持ちよくしてくれた……お礼をするんだから」
志保さんと梨紗は、にこにこ微笑みながら俺たちを……いわゆるちんぐり返しだとか呼ばれる格好にした。

ペニスも会陰もアヌスも、丸見えだ。
(うく……いくら志保さんでも、これを見られるのは……!)
羞恥心がわき起こる。洋佑さんも羞恥に耐えているようだった。
でも、断ることはできない雰囲気だ……。
「んちゅっ……んちゅ、ちゅ、ちゅぷ、ちゅっちゅっ……」
「おぉおっ……! 志保さん、そんなところ……!」
「ちゅぷっ……そんなところ?」
「し、尻の穴なんて舐めたら……!」

「ふふっ、恥ずかしい……? んっちゅ……」
「晃希が恥ずかしがるのって貴重かも……んちゅ、ぺろ……ほら、洋佑さんも……んちゅ、ちゅぷちゅるぅ……」
ぐじゅるるるっ……ぐぢゅうぅぅっ!
「うあっ……あ、くっ、チンポ、しごいちゃ……!」
「さっきたくさんイカせてもらったから、お礼っ……ちゅぷっ、れるれるぅ」
アナルや陰嚢を舐めながら、志保さんと梨紗はローションまみれのペニスをしごき続ける。
「ちゅぶっ、ぢゅるるっ……はぁ、べろれろっ……んぢゅうぅうぅ~~~っ……!」
「あぁ、あぁごめんっ、もう出るっ!」
「お、俺も……うあぁあっ!」
びゅぶっ……びゅくぅっ、びゅるるるっ!
ここしばらくの禁欲生活のせいで快感に耐えきれず、俺も洋佑さんも一気に射精してしまう。
「うはぁっ……はぁっ……」
「んっふふ、いっぱい出たぁ……」
「でもダメ。まだまだ、さっきイカされたお返しをするんだから」
「くおっ、だ、ダメだ、今しごいたらっ」
妻たちの手が再度加速する。
四人のペッティングは、まだまだ終わらない……。
「二回目とはいえ、やっぱり緊張するなぁ……」
「ですね、家やホテル以外だと」
──その日俺たちは、記念撮影のために撮影スタジオに来ていた。
以前もコスプレで使用したところだ。
あれから数ヶ月、ふたりのお腹は傍目にわかるくらいに大きくなっていた。
それぞれ別の夫の子を孕んだ妻たちの姿を、記録に残しておきたくて、俺たちは股間を膨らませながら、全裸で梨紗と志保さんを待ち構えていた。
「お待たせ……」
「どう……かしら」
「おぉっ!」
「うおっ……おおおっ!」
エロ下着姿で登場したふたりに、俺たちはテンションが上がってしまう。
母性とエロスが混じり合った、得も言われぬ背徳感に震える。
実は、ここまでお腹が大きくなった志保さんの裸を見るのは初めて。
洋佑さんもそうだ。ぱんぱんにお腹の膨れた梨紗の体を見て、興奮してる様子だった。
「これを……撮影して、記録に残そう」
「うん。この姿は、一生に一度だろうから」
「こんなにお腹が大きい姿は、もうないだろうね」
そのためにスタジオに来たのだ。
「じゃあ、ふたりが真ん中に。カメラはタイマーで動かすから」
「俺たちは脇から映るよ」
「んっ……こうやって写真を撮るなんて、変な気分」
「なんだか凄く恥ずかしいわね……」
カシャッ!
カメラのシャッター音とフラッシュが焚かれる。
「妊娠記念だ。たくさん撮っておかないと」
カシャッ、カシャッ!
「あぁ……こんなに撮られて……」
「ンンッ……本当に、変な感じ……!」
シャッターを切るたび、全員気持ちが高揚していく。
「じゃあ……次は母乳を出しながら。ふたりとも出るよね?」
「んっ……出るけど……」
「そんな、母乳撮影なんて……いやらしすぎるっ」
もじもじする妻ふたりの乳房を、俺たちは脇から掴み上げて……。
びゅくっ……ぴゅるっ、ぴゅくっ……!
「あぁっ! あんっ、あぁ、出ちゃう……!」
「あくぅっ、ふぁっ、ミルク出るぅ……!」
ぴゅるるっ……ぴゅくうぅぅっ……!

「おぉっ! これが梨紗さんのミルク!」
洋佑さんが目を輝かせる。
俺も志保さんの乳首から溢れる白い雫に、全身が震えた。
「次は、ミルクが出た瞬間を……ほらっ!」
「あぁんっ! あっ、また出るぅ、ミルク、ぴゅーってっ」
「んぁあぁっ……おっぱい、強くしちゃ……んんーっ!」
ぴゅくうぅっ! ぴゅるるるっ……!
カシャッ!
母乳が噴射した瞬間を、カメラでしっかり捉える。
──絶対に人には見せられない、背徳的な撮影会。
「あぁ……すごいよ梨紗さん、ミルクまみれだ」
「あぁん……あぁ……うぅ」
「志保も……晃希さんに揉まれて、そんなに噴いて」
「だって……ンンッ……!」
洋佑さんが悔しそうな顔をする。
(あぁ……これ、まずいかも……)
俺も同じ気持ちだ。
俺の手で志保さんの母乳を絞ったのだという高揚。
梨紗のミルクが洋佑さんに絞られているという興奮。
どちらにも打ちのめされて、頭がくらくらしていた。
結局撮影の興奮から、そのままスワッピングになだれ込んだ。
「んっ……ちゅ、んんっ……」
「あんっ……あぁ、ふふ、がっついちゃって……ンンッ」
「はぁ、はむっ……んむっ」
「ふふ、本当に赤ちゃんみたい……可愛い」
用意したマットの上に座り、俺は志保さんに、洋佑さんは梨紗に、膝枕をしてもらう形で乳房を吸う。
そのままペニスを握られ、いわゆる授乳手コキの体勢になった。
(んっ……今のふたりは、母乳が出るから……)
本当に授乳だ。
「んむ……ちゅぷっ、ちゅっ……あぁ、ミルクが出てきた……!」
「あんっ……あふ、あぁ……ええ、おっぱいの先から、滲んでるのがわかるっ……ンンッ!」
「んちゅっ……吸う……んんっ……!」

「ふふっ、大きな赤ちゃんですねぇ」
ぐぢゅううぅぅっ……!
「うあぁぁっ……! んっ、んむっ」
ペニスを下から上にしごかれる快感に震えて口を離してしまったが、負けじとすぐにまた吸いつく。
そうすると、甘い味が舌先に転がり込んできた。
「んんっ……こ、これが、母乳……!」
「んはぁっ……ンンッ、あぁ、吸われるぅ……ん~~っ、あんっ……!」
「わ、私もミルク出ちゃう、また出ちゃうっ……んんっ、あぁっ、あっ……!」
「んぅっ、甘い……!」
洋佑さんも、梨紗のミルクを味わっている。
しばらくはその味わいに陶然としていたけれど……。
「くうっ、志保さんっ、そろそろ入れさせてくれっ」
「ふふっ、もう我慢できない?」
「梨紗さん、俺もだ……入れたいっ」
「あんっ、そうよね……久しぶりだものね」
ふたりに許可を得て、背後から肩を抱えるようにして挿入する。

ぐっちゅうぅっ……ぐじゅ~~っ……!
「くっ……志保さんのオマンコ、ぐちょぐちょだっ」
「あふっ、あっ、だって、それは……んぁあっ」
「梨紗さんもすごいな……チンポが一気に奥まで入る!」
「だって、あんなにミルクを吸われたら……んく~~っ!」
ほぐれた膣穴に驚きながらも、止めずにすぐピストンを始める。
ねっちりした肉壁が絡みつく激感に震えながら、性急に高みへと上りつめていく。
ぐっちゅぅっ、ぐちゅっ、ぐちゅうぅっ……!

「ひあぁっ、あぐぅっ、妊娠オマンコっ、子宮にっ……おチンポ響くぅっ!」
「ひぐぅっ、あっ、あっ、赤ちゃんっ、エッチなママでごめんねぇっ!」
「く……! 確かに、志保さんは変態ママだなっ」
「あぁあぁんっ!」
俺の言葉に志保さんが震える。彼女もすぐに絶頂しそうだった。
「梨紗さんも……興奮してるだろう? こんなに大きいお腹でセックスして!」
じゅぶっ、じゅぶううぅっ……!
「ひあぁっ! こ、興奮……してるっ! 気持ちいいっ、すぐイッちゃいそうっ!」
梨紗も快楽に吼える。
「あぁダメぇっ、すぐイくっ、我慢できないっ、イッちゃううぅっ! はぁああぁあぁんっ! 晃希さんもきてぇっ!」
「くっ……出る、出すっ!」
ドクンッ……びゅぶっ、びゅるうぅっ!
こじれる蜜穴の感触に耐えきれず、すぐに射精する。
「ああ俺もだ、梨紗さん、出すよっ!」
「出してぇっ! あぁっ、ひぁああぁあぁあぁ~~~っ!」
となりのふたりも絶頂を迎える。
「ひぃ……はぁ、はぁぁ……はあぁっ……」
「は、はふぅあ……奥まで……届いてる……」
梨紗と志保さんは、うっとりと余韻に浸る。
正直、まだまだ頑張れば続けられそうな気配はあったけれど……。
「……やりすぎると、お腹の子に障るかもな」
「そう……ね、あなたたち、容赦ないもの」
「志保も梨紗さんも、エロすぎるからいけない」
「……もう。でも……今日は本当に、これくらいにしておいたほうがいいわね……」
四人で顔を見合わせ、頷き合う。
無事に出産するのがなによりだから……。
──四人揃っている場所ではああ言ったものの……。
「ああぁっ、晃希っ、あなたっ、あっ、あっ、あくひぃんっ!」
自宅に戻った途端俺は梨紗を押し倒し、ソファの上で仰向けの妻を突き上げていた。
「くッはぁ、梨紗、梨紗っ……梨紗は、俺の妻だっ……!」
「あぁそうよっ、私は……あなたの妻ぁっ!」
心を支配していたのは、激しい興奮と嫉妬心。
お腹を大きくしてまで洋佑さんに抱かれた自分の妻を、俺の元に取り返したいという自分勝手な感情で動いていた。
でも……。
「……くすっ、はぁっ、あなたの嫉妬も愛も、しっかり感じるっ……ナカでいつもより硬いぃっ! はぁあぁんっ!」
「くぅ、梨紗……!」
梨紗はそんな俺を、受け入れてくれる。
「梨紗……洋佑さんと俺、どっちがいい!?」
勢いに任せてそんなことを訊いてしまう。
「……っ」
梨紗は即答しなかった。
だがそれは本当に悩んでいるというよりも、俺を焦らして、煽ろうとする気持ちが滲んでいる雰囲気だった。
「……ふふ」
「く、くそっ。真面目に答えてくれっ」
「んぁあぁああんっ!」
突き上げを激しくすると、梨紗が甲高く鳴く。
「ああぁっ、あなたが一番よっ! だってあなたは、私の夫だもの! 私が……愛してる人だもの!」
「~~~っ、梨紗ぁっ!」
ぢゅぼっ、ぢゅぼっ、ぢゅぼぉおっ!
「んくうぅうぅぅ~~~っ! ダメっ、あぁダメ、来るっ、大きいのくるぅっ、あぁっ、あぁっ、あぁあぁああぁぁあ~~~っ!」
「くぅ、出すぞっ……洋佑さんより奥でっ……はぁっ!」

「んひぁああぁあっ! きて! きて、あぁあイッくうぅううぅうぅうぅっ!」
ドクンッ……ドクンッ、びゅぶびゅくうぅぅっ……!
──夫婦ふたり、同時に激しい絶頂を迎える。
「はぁ……あぁ、あぁあっ……んあぁあんっ……!」
「くはぁ、はぁっ……はぁ、はぁぁ……」
息も絶え絶えに見つめ合う。
「あなた……」
梨紗の顔には、セックスの余韻というだけではない……とろりとした熱っぽさが浮かんでいる。
「……んっ!」
「んっ……んむ……」
たまらず口づけ、ふたりで愛を交わす。
「はっ……あ、梨紗、愛してる……」
「私も……晃希。ずっとずっと、大好き。愛してる」
たとえ歪んだ形であっても。
俺たちの愛は……本物だ。

──それから少しの時が流れ……。
「ふやぁっ、ふや、ふあぁあぁっ……!」
「あううぅぅ……ううぅぅうぅっ!」
「あらあら、バーブちゃん。どうしたの?」
「あれれ、この子もつられて泣きそう。いい子いい子~」
妻たちは、無事元気な子を出産した。
先に出産したのは志保さん。驚くほどの安産だった。
それからほどなくして梨紗も産気づき……無事出産を終えた。
「んやぁ……うぅ……」
「よしよーし、よーしよし♪」
「ふふっ、志保さんの子は素直ねー」
「あら、梨紗さんの子だって、元気で羨ましいわ。パパに似たのかしら?」
ふたりとも可愛い、女の子の赤ちゃんだった。
「うぅー……」
「あら、パパが気になるの? ほらパパ、手を握ってあげて」
「ああ。ほぉら、パパの手にぎにぎ」
「んぅ」
きゅっ。
小さな手が、俺の指を握る。
(本当に、可愛い……)
たとえ、これが俺の子ではなくても。
まぎれもなく梨紗が産んだ……俺たちが望んだ結果の出産、子供だ。
──愛おしいという気持ちは、変わらない。
「ほぉら、こっちもパパーって」
「パパだよ~」
「ふやぁ……うぅうぅうぅ~~~っ!」
「あらあら!」
「うぅ、まだパパが怖いのかい」
「あなた、身体が大きいから……びっくりしちゃってるのかも」
「困ったなぁ。パパはこんなに君のことが好きなのに~」
(洋佑さんも……)
俺と同じ気持ちだろう。
志保さんに抱かれる赤ちゃんを見て、微笑んでいる。
(梨紗の子も、うちの……俺の子。志保さんが抱いてる子も……)
どちらも俺の、俺たちの子。
そう思うと感慨深い。
「幸せ、だな」
「……ええ」
梨紗が微笑む。本当に幸福だ。
「安産だったし、産後もスムーズでよかったわ。それだけが不安だったから……」
「ええ。陣痛が来てからすぐに産めて……ネットで怖い体験談とかいっぱい見ちゃったものねぇ」
「そうそう! へその緒がぐるぐるになって赤ちゃんが出てこないとか、逆子とか、結局帝王切開になるとか……」
「ひい、話だけでもぞわぞわしちゃう! そうならなくてよかった」
「そうだなぁ、助産師さんも驚くくらいの安産だったらしいから」
「俺なんか、会社帰りに電話が来て。急いで病院に行ったら、もう頭が出てますよなんて言われて……」
「そうそう、私が叫んでるときに晃希が来て……生まれる瞬間に間に合ってよかった~」
「うふふふっ!」
「さすがにしばらくはフラフラだったけど、この子の顔を見たらつらいのは全部忘れちゃった。可愛い私の子。私たちの子……」
私の子。私たちの子。
梨紗の言葉を、改めて噛みしめる。
「……可愛いです。本当にそう思う」
「俺もです。梨紗と志保さんが、無事出産できてよかった」
洋佑さんと、頷き合う。
「これから子供たちが大きくなることを考えると、大変だと思いますけど……そこは助け合っていきましょう」
「ですね。困ったことがあったら、すぐ相談して……四人で解決していけたらいいな」
「うぅーっ……」
「ん? 洋佑さんが気になるの?」
「あはは、おじさんの手も握ってくれるのかい」
我が家の子が、洋佑さんに手を伸ばす。
「うむ……うぅ……」
「ん、なあに。あなたは晃希さんが気になるのかしら?」
「ふっ……」
苑田家の子が、泣き止んで俺に触れようとする。
子供たちなりに、感じるものがあるのかもしれなかった。
(俺たちは……)
普通ではないだろう。
でも、この四人……いや六人でしか得られない幸福が、確かにあった。
梨紗と志保さんに出産をお願いしたときは、異常なことだと思っていた。
けれどこうして子供が生まれてみると、たとえ父親が誰であろうと愛おしい。
俺たち夫婦の子なのだと思えた。
(でも……)
でも同時に、込み上げる情動もある。
本当に……取り返しのつかないことをしてしまったと、背徳に身震いする。
──けれど。
「梨紗……愛してるよ」
「ん……私も。愛してる、晃希……」
背徳を感じれば感じるほど、梨紗への愛情も強くなっていく。
「晃希さんたちと知り合えて……よかった」
「ええ、本当にそう思うわ……」
「俺たちもですよ。洋佑さん、志保さんと出会えて……」
すべてが変わった。
傍から見れば異常な四人かもしれない。
でも……これでいいんだ。
今ここに、確かな幸福があるのだから……。


──俺たちの子供は、すくすく成長中だ。
子供を授かるという目標を達成してからも、苑田夫妻と俺たちの性生活は続いていた。
四人でスワッピングをしたり、お互いの妻を相手に貸し出したり……。
子育てに励みながらも、肉欲まみれの日々を送っていた。
「……ん、電車が来ましたね」
「はい……いきましょう」
今日は俺の元に志保さんが貸し出されている。
会社への通勤で使うものとは違う路線に、ふたりで乗車する。
(志保さんには、このままホテルに行こうって伝えてあるけど……)
実は、俺の目論見は別のところにあった。
「ん……結構混んでるんですね、この時間帯」
席には座れず、俺たちはドア付近に立つことになった。
だがそれは俺からすれば好都合だ。
楽しそうに微笑む志保さんに、背後からそっと近づいて……。
「ンンッ……! 晃希さんっ、あのっ……」
「しっ……声出したら、周りに気づかれちゃいますよ」
そう告げながら、そのまま優しくお尻をスリスリと撫でさすっていく。
「ンッ……! ふっ、あっ……くふっ、うぅンッ」
俺の手が丸みのあるお尻を撫で回すたび、志保さんは身をこわばらせ、熱っぽい吐息を漏らす。
「ンッ、こ、こんな所でっ……んぅんっ……!」

──もちろん、こんな所だからこそこんなことをするのだ。
俺の目的は、いつもと違う刺激を求めての痴漢プレイだった。
「ンッ……フッ、う、ううぅんっ……んっ、あっ……くふぅっ……ンッ……!」
(くうっ……これはっ……たまらないな……!)
「……っ、はぁっ、ふぅっ……ふうぅっ……!」
周りの乗客に見られたり、気づかれてしまうかもしれない。
そんなスリルで、俺の息もどんどん乱れてくる。
(痴漢と勘違いされたら、大変なことになるだろうなっ……)
それでも、この高揚と劣情を抑え切れない……!
「ぁ、あうっ……ンンッ……そ、そこっ……ンッ、あふっ……んうぅ~んっ……」
もともと感じやすい志保さんだけど、今日は一段と昂ぶっている気がする。
やはり、このシチュエーションに興奮しているのだろう。
「んっ……はっ、こんなの……誰かに、気づかれちゃったら……ンン~ッ……!」
「ええ、大変ですねっ……だから、我慢してください」
そう意地悪く囁きつつ、ますます痴漢行為に熱を入れる。
「あふぅっ……! ン、あっ、あうっ、くうううぅ~っ……はぁっ、ふっ、くふうぅっ……!」
もっと志保さんに触れたい……そんな気持ちから、俺は彼女のスカートに手をかけて……。
「ンッ!? ンッ! ンンンン~~ッ……!」
スカートをめくり、下着越しに陰部へと触れると、たまらず志保さんは全身を引きつらせ、切なそうな声をこぼしてしまう。
「あっ、うぅンッ……! ふぁ、そこは……やっ、あっ、うう~っ……!」
ここまでしていると、誰かに見られたりしたら言い訳はきかない。
俺は痴漢扱い……そうじゃなくても、痴漢プレイを楽しむカップルとして白い目で見られてしまう。
(でも止められないっ……!)
「ほら、声出てますよっ。我慢しないと」
「ンうぅンッ! だ、だって……ンッ! そ、そこはぁ……」
志保さんの陰部は、下着越しでもはっきりわかってしまうほどに濡れていた。
「こんなに濡らして……痴漢されて興奮しちゃってるんですか?」
「そ、そんな……ンッ、フッ、くっ……ううぅ~ンッ……!」

恥ずかしそうに身をよじるも、俺を拒もうとはしない志保さん。
俺は調子に乗って、さらにこの背徳的なプレイへとのめり込んでいく。
「満員電車で痴漢されて、こんなになっちゃうなんて……いけない奥さんだ」
「や……っ、あ、うう、そんなこと、言わないでぇ……ンンンッ……! ふ~っ、くうううぅ~っ……!」
ガクガクと身を引きつらせている。
そんな様子に息を弾ませて、さらに志保さんへの悪戯に熱を入れる。
「あふぅっ……ふ~っ、くふっ……んはっ、あふぅ……ふぅっ、うぅんっ……んっ、はぁっ、あううぅっ……」
手を下着の中に潜り込ませ、直接志保さんの秘唇に触れる。
ぬちゃっ……。
「もうびしょ濡れだ、志保さんのオマンコ……ほら見て、こんなになってる」
媚肉から溢れる愛液をすくい、志保さんの目の前へと持っていく。
「あ、ああっ……やぁっ……見せたり、しないでぇっ……」
(ダメだ、限界だ……!)
恥じらう志保さんの姿に、股間がずきずきして痛いくらいだ。
せめて電車から降りて、駅のトイレにでも駆け込むべきなんだろうけれど……もう、欲望は止まらなかった。
「はぁ……志保さんっ……俺、もう、我慢できないっ……!」
「ンッ……ふあっ、あっ、それは、だ──」
ずぬぬっ……!
「だ、だ、めっ……んく~~~っ! くふうぅぅ~~っ……!」
手早くゴムをつけて、俺は志保さんへの挿入を果たす。
グッショリと奥まで蕩けた膣穴は、ペニスをすんなりと受け入れ、甘美に絞り上げてくる。
「あふっ、う、嘘っ……本当に、入れちゃうなんてぇっ……ンンン~~ッ……!」
志保さんは必死に声を抑えながらも、膣内を満たすペニスの心地に呻いている。
ぐちゅっ……ずっちゅっ……!
たまらず、電車の揺れに合わせて腰を動かしていく。
「んぐっ、くうっ! くふぅぅ~っ……! あふっ、ううぅン……!」

膣内をペニスで擦ると、志保さんからくぐもった声がこぼれる。
「あぁくうぅっ、お、おチンポ、すごく、いいっ……いいのぉ……ンッ! ふ~っ、くぅうう~~ッ……!」
周りに喘ぎ声が聞こえてしまわないだろうかというスリルが、興奮を煽ってくる。
「んっぐ、くふっ……ふ~っ、んむうぅ~ンッ……! ふっ、くふっ……あふっ、熱いの擦れてぇっ……ンンン~ッ!」
時おり、チラチラと周りから視線を感じる……。
だが、誰も手を出そうとしたり、止めようとしたりはしてこない。
むしろ、浴びせられるのは、昼間からいいものを見れた、ラッキー……と言わんばかりの、いやらしく熱っぽい視線ばかりだった。
「みんな見てますよ……志保さんがチンポで突かれてるところっ」
「や、あっ……ぁ、あっ、うぅんっ……! ふ~、や、ああっ、こんなのっ……ンンン~ッ……!」
ずちゅっ……ぐちゅっ……ぬちゅっ……!
イヤイヤと首を振って恥じらう志保さんだが、ふしだらな行為を拒もうとはしない。
むしろ、膣圧はキツくなる一方で、ますます昂ぶっているのがわかる。
「あぁんっ……! は~っ、ふうっ……こんな、ところっ……ンンッ、見られちゃったらぁっ……ぁ、アアッ……!」
「見せちゃえばいいんですよ、ほら、ほらっ……!」
煽り立てながら、さらに深々とペニスをねじ込む。
「ンンン~ッ! ダメ……ダメなのにぃっ……あぁっ! あぁ~んっ……!」
言葉とは裏腹に、痛いほどに膣肉がすぼまり、ペニスを締め上げてくる。
「くううっ……こんな場所で、オマンコ突かれてっ、興奮しちゃってる……やっぱり志保さんは変態だッ」
「んんっ、はぁっ、や、ぁんっ、あぅううんっ……! だ、だって……ふ~っ、くふっ、こ、こんなこと、されちゃったらぁぁっ……!」
「こんなの洋佑さんがが知ったら……どう思うでしょうねっ……!」
「や、ああっ、言わないで……んんっ! あの人の、ことはぁっ……んんっ! ううう~んっ……!」
そもそも洋佑さんにはこっそり承諾を取ってあるのだが、ここはこう言っておいたほうが盛り上がるというものだ。
ずっちゅっ! ぐっちゅっ! ぬちゅっ!
「んんんっ……! や、あぁっ……ンンッ! ふ~っ、くうぅ~~っ……!」
「おおっ……オマンコ、吸いついてくるっ……くっ……!」
腰を振り立てると、志保さんの中も呼応してヒクつく。
「あぁんっ……! ん~っ、んん~っ、そ、そんなに、されたらっ……ンンッ! へ、変に、なっちゃううっ……くふ~っ……!」
「もう十分変になってますよっ……電車の中でハメられて、感じちゃってるんだから……ハァッ」
ぐちゅうっ! ぐっちゅっ……!
「や、あ、あああっ、ふ~っ、くふっ、うっ、ううぅっ……! お、オマンコ、疼いちゃってるっ……ぁ、あっ、あううぅ~っ……!」
膣内のうねりがますます強くなり、痛いほどにペニスを締め上げてくる。
「くうっ……もうイキそうなんですね……イッちゃいそうなんですねっ」
「う、うんっ……ンンッ……! い、イキ、そうっ……電車の中でっ、イッちゃい、そうっ……! ンンッ! くううぅ~ッ……!」
膣穴はますます潤いを増して、ペニスを貪欲に絞り上げてくる。
「いいですよ……このままイカせてあげますからっ……ほら、ほらっ……痴漢チンポで、イッていいですよっ……!」
ぐちゅっ! ずちゅっ! ずっちゅうっ……!
「ン~~ッ! ひっ、くっ、アッ、あうっ、うううううぅッ……! も、もうっ、私、あっ、もう、もおおっ……!」
志保さんの肢体が引きつり、膣圧がグッと強くなる。
「ンッぐうううううううううぅぅぅ~~ッ……!」
とうとう彼女は電車の中で絶頂した。俺も限界を感じ、深々とペニスを突き入れる。
ビュクッ! ビュクンッ、ドクンッ!
「ンンンンン~~ッ……! ンッ! くうううぅ~ンッ……!」
「ううっ! くっはっ……はぁっ、はぁあぁっ……」
志保さんの興奮が伝わる中、コンドーム越しの膣内射精を果たす。
「んんっ……! ドクドクって……あ、ああっ、ああああ~っ!」

「くううっ……全部、絞られるっ……ううううっ!」
「……んはっ、はぁっ、はぁあっ……ああぁ~っ……」
「くふっ……ふうっ、ふううっ……はぁっ……んはぁっ……」
お互いに息を荒らげつつ、余韻に浸る……。
「はぁ~っ……ああっ……す、すごいいぃ……はぁっ、あぁっ……ああぁぁっ……」
ちょうど電車が止まり、ドアが開いたので、俺たちはそそくさと身支度を整え、降車したのだった。
「はぁっ……ふうぅっ……」
「ふうう~っ……」
駅内のひと気のない場所で、お互いに呼吸を整える。
「……っ、すみません、俺、ちょっと、調子に乗りすぎたかも」
いくらなんでも、挿入までしてしまったのはやりすぎだった。
周りからはバレバレだったし……通報されていてもおかしくなかっただろう。
「ふふっ……いいんですよ」
けれど志保さんは笑顔を向けてくる。
「だって……すごく、気持ちよかったし、興奮しちゃったから……」
「……っ、俺もですよ」
報告を受ければ、洋佑さんもきっと大興奮するに違いない。
こうして俺たちは、ハラハラドキドキな電車内セックスを楽しんだのだった……。
──また別の日。
仕事終わりに洋佑さんと会い、話しているうちに俺の自宅で飲むことになった。
我が子は親戚に預けて、家には梨紗だけ。
ただ酒を飲んで終わりにするつもりはない。同じ屋根の下で梨紗を抱いてもらう予定だ。
(まずは俺が酒に酔い潰れて、寝てしまったフリをする……)
そして梨紗がキッチンに立った隙に洋佑さんに動いてもらい、その気にさせてもらう。
もちろん最終的には、洋佑さんからの誘いでセックスに持ち込んでもらうつもりだ。
(このことを、梨紗は知らない……)
ただの宅飲みの会だと思っている。
そんな梨紗が、急に洋佑さんに誘われてどんな反応をするのか楽しみたかった。
「ふぁぁ……ちょっと眠くなってきたかな……」
ある程度酒が進んだところで、俺が演技を始める。
その台詞が、洋佑さんとの間で決めていた合図だった。
「晃希さん、もう酔い潰れちゃったのか~? 早いなぁ」
「う~ん……」
わざとらしくならないように、酔い潰れた演技をする。
「大丈夫、晃希? お水持ってこようか」
「とりあえず、ソファに寝かせてあげようか。手伝うから」
声をかけてきた梨紗を遮り、洋佑さんが俺を寝かそうとする。
「そうね……ありがとう、洋佑さん」
梨紗も仕方ないと思ったのか、ふたりで俺をソファに運ぶ。
自分から俯せになって顔を隠し、寝たフリをして様子を窺う。
「ごめんね、まさか晃希が寝ちゃうなんて……ちょっと待ってて、洗い物だけ済ませちゃうんで」
梨紗がキッチンのほうへ行くのがわかった。洗い物をする水の音や、食器を片づける音が聞こえてくる。
「できるだけ実況するよ……」
暫くして、洋佑さんが俺にそう囁き、梨紗を追うようにキッチンへ向かう。
「ん? お水でも欲しかったの……?」
「いや、手伝おうかなと思って」
「もう終わるから、べつにいいのに」
ふたりの何気ないやり取りが微かに聞こえてくる。
俺は緊張と興奮で鼓動を高鳴らせつつ、様子を窺い続けた。
「……ダメ……晃希がいるでしょ」
(……!)
始まった。
俺は必死に聞き耳を立てて、ふたりの様子を音だけで知ろうとする。
しばらくすると、押し殺したような妻の声が聞こえてきた。
「ぁ……やん……ダメだってっ……あっ……」
(……! くぅ、梨紗っ……!)
もう洋佑さんの愛撫を受けているんだろうか。
直接見たくてたまらないが、寝たフリを止めるわけにはいかない。
「はぁ……はぁ……ンッ……ほ、本当に……あの人は……寝てるの?」
「俺が嘘をつくと思う?」
「それは……信じてる、けど……でも……んっ……くふ……はぁ……んんっ」
梨紗の声は明らかに悦びの音色になっていた。
息遣いと声が徐々に大きくなり、抑えられなくなっていくのがわかる。
俺もそれに煽られて、しっかりと勃起してしまう。
「こうやってされるの好きだよね、梨紗さん? ほら、俺の指を締めつけてきてる」
「やぁん……んんっ……あっ、あっ……くちゅくちゅって、掻き混ぜちゃ……ダメっ……ああっ……!」
どんなふうに愛撫されているんだろうか。
想像することしかできないが、それが余計に俺を興奮させる。
(梨紗……梨紗……あぁ……)
焦燥感に胸を掻きむしりたくなるが、高まる興奮がそれを押え付けていた。
「乳首だってほら、こんなにしこらせちゃってるね? 梨紗さんって自分でもいじったりしてるの?」
「そんな、ことっ……んんぅっ……! はぁっ……はぁっ……あんっ……やぁっ……あっ、あっ……もう、イジメないでっ……!」
梨紗の切なげな声に背筋が震える。
「んっ、んっくぅんん~~~~~~~~~~~っ!」
そして不意に妻の押し殺した声が耳に届く。

(なっ……!? も、もう……もうイかされたのか……!?)
「んくぅっ……! はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
「イッちゃったね、梨紗さん……」
「んんっ……ふぁぁっ……! はぁっ……はぁっ……!」
体感ではほんの数分だったように思う。
まさかこんな短時間で、洋佑さんが梨紗を絶頂へ導けるとは思ってもみなかった。
その後もふたりはなにか囁き合って、やがてこちらへ歩いてくる。
どうやら俺の様子を見に来るらしい。
(き、来た……)
俺は咄嗟に息を潜めて、寝たフリをし続けた。
「ねぇ……晃希……? 寝るならベッドへ行ったら……?」
本当に酔い潰れているのかどうか、確かめに来たんだろう。
ふたりの距離が近いことは、その声の聞こえ具合で感じられた。
「寝ちゃってるし、このまましようか……?」
(きた……ッ!)
いよいよかと思うと、期待と興奮で肉体が沸き立つ。
「でも……途中で起きちゃったら……」
キッチンでイかされているのに、梨紗はすぐにそれを受け入れたりしない。
俺の許可がない……と思い込んでいる状態で、洋佑さんとセックスすることに抵抗があるのだろう。
(くぅ……梨紗……)
梨紗への愛おしさと性的な高揚がごちゃ混ぜになる。
「ふふ……試してみようよ、晃希さんがいつ目を覚ますのか」
「……ふぅ、わかった……いいよ、洋佑さん……」
かなりの時間迷っていたようだが、最終的に梨紗は誘いを受け入れた。
──いよいよ二人がセックスする。
そう思うだけで、ペニスはもうガチガチになっていた。
「晃希……今から洋佑さんに抱かれるね……」
(っ……!?)
頭のすぐ近くでそう囁かれ、うっかり射精してしまうかと思った。
体が反応してしまった気がするが、梨紗はまだ俺が起きていることには気づいていないようだ。
「本当にここでしちゃうの……?」
「ちょっとしたスリルが味わいたくて」
「そんな……ンッ……! んぅうぅっ!」
梨紗の押し殺した声に、背筋がゾクっと震える。
たぶん今、洋佑さんに挿入された。
ふたりの様子が見えないのに、その気配と声だけは感じられる。
「じゃあ、動くよ……梨紗さん」
「んっ……んっ……んっ……く……ふっ……はぁ、はぁ……んっ……!」
微かに椅子の軋む音と、梨紗の切なげな声が聞こえてきた。
(ど、どんな体位でしてる……? 正常位か、バックか……いや、この声の感じ……は、背面座位とか……!?)
「はぁ、はぁ……ぅくっ……んっ……んっ……んっ……んっ……!」
目を開ければ見ることができる。
だが、ふたりの声はこちらに向いているし、俺を見ている気配が感じられる。
まぶたを上げた瞬間、狸寝入りがバレるだろう。
「うぅ……はぁっ……はぁっ……んんっ……んっ……ンッ……!」
最初は抑えようとしていた梨紗の声に、段々と抑えきれない弾んだ吐息が混ざってきた。
「晃希さん……今、梨紗さんを抱かせてもらってるよ」
「……ッ」
「いつも以上に濡れてるかな? 俺のチンポを美味しそうに咥えて、いやらしく腰をくねらせてる……乳首も、いつもより敏感そうだ」
「やぁ……んん……はぁっ、はぁっ……んんっ……」
洋佑さんが実況してくる。そのおかげで、よりリアルなイメージが脳内にわく。
俺のためにそうしてくれているのがわかって、サムズアップしたい気持ちだった。
興息が荒くなるのを抑えるのに必死になった。
「ほら、梨紗さんも教えてあげて。今どういうことをしてるのか」
「で、でも……んんっ……こ、晃希ぃ……んくっ……わ、私……洋佑さんと、セックスしちゃってるの……」
洋佑さんに促され、梨紗も同じように実況してくる。
羞恥と性感の入り混じったその声音に、全身が震えそうだった。
「ああ、いいよ……続けて」
「よ、洋佑さんの……んっ……太い、おちんぽ、入っちゃってっ……すごく、気持ち、いいっ……感じちゃってるの……ああんっ……!」
俺への報告を終えた途端、ギシギシという律動の音がさらに激しく速くなった。
「ああぁっ……! いいっ、いいのっ……! 洋佑さんのおちんぽいいっ……! 気持ちいいのっ、おまんこ悦んじゃってるのぉ……!」
「ああっ! 梨紗さんのオマンコ、本当に最高だ……! チンポが蕩けそうだ」
「あっあっあっ! あぁんっ! もっと、もっと突いてぇ! 洋佑さんのおちんぽの形、おまんこに覚えさせてぇ……! あああぁぁ!」
こんなに淫らな口調を、当たり前に言うようになった妻。
(ヤバイ……これは、脳にくるっ……!)
下着の中の勃起したペニスが、カウパーでぐちょぐちょになっていた。
「あっ……イクイクッ、イックぅぅっ! んっはああああぁぁ~~~っ!」
絶頂を迎えるその声に、鼓動の高鳴りは最高潮に達していた。
「うぅっ……出るっ! 梨紗さんの中で射精するよ……!」
びゅぶぅっ! びゅくびゅるうぅうぅっ……!
「ふあぁぁっ、出てるうぅっ……! おまんこの中でおちんぽがビクビクってぇっ……ゴム越しでも精液の感覚、わかるぅっ! くふうぅぅぅぅンッ!」
(くああぁっ……!)
俺はうめき声をかみ殺しながら、触れてもいないのに……射精してしまった。
下着の中がドロドロになっている。
ふたりの荒い呼吸が聞こえる。それが少しずつおさまっていくのも……。
「……結局、最後まで起きなかったわね……あんなに大きい声出してたのに、ぐっすりなんて……」
そしてやがて、完全に息が整った梨紗が、訝しげな様子で洋佑さんに尋ねる。
「えっと……なあ、晃希さん?」
言葉に詰まる洋佑さん。
流石にもう、しらばっくれるのも限界のようだ。
がばっ!
「……ごめん、梨紗!」
「きゃあっ! 晃希…………あぁ、やっぱり……」
ぱっちり目の冴えた顔で起き上がる俺を見て、梨紗はすべてを悟ったようだった。
「最初から寝たふりだったのね? もう……」
「いや、ごめん。どうしても……こういうシチュエーションを味わってみたくって」
「はぁ~……洋佑さんも、ノリノリだったのね」
「いやぁ、つい……」
男ふたり、気まずい。
「……もう。しょうがないんだから」
だが梨紗は、そんな罪深い俺を許してくれる。
──そのあとは、洋佑さんを送り出して……夫婦の寝室で、ふたりで淫蕩に耽った。
──ときたま夫婦二組の都合がつくと、スワッピングも行う。
ラブホテルの一室に、エロ下着を身につけた梨紗と志保さん、そして股間をギンギンにした男ふたりが集う。
「それじゃあ……改めて、今日のルールを説明するけど。これから俺たちがフェラをしてもらって……先にイッたほうが負けのゲーム。射精を我慢できたほうが、ふたりとセックスできる」
「負けたほうは、勝者が終わったタイミングによっては時間切れ。セックスできなくても、ホテルを出て子供を迎えに行く」
頷く。
「公平を期すために、フェラは時間を決めて、俺と晃希さんを、志保と梨紗さんがそれぞれかわりばんこに……OK?」
また、頷く。
「はぁ……男の人って、どうしてこう勝負ごとが好きなの?」
「楽しそうだからいいけど……でも、普通にしたほうが平和なのに」
「いやいや、燃えるサプライズがないと……!」
「晃希ってば……ハァ、もう……」
妻ふたりはあきれ顔ながらも、承諾してくれる。
「やるからには頑張ってね。早いんだから」
「う……絶対負けないから」
「晃希も、出さないで耐えてね。私、手加減しないわよ」
「それじゃ……頼むよ、梨紗、志保さん」
「はいはい、了解」
「まずは晃希さんを、志保が……」
「わかったわ」
──男ふたり、精子を賭けた戦いが始まる……!
「んむっ……ちゅっ、ぺろ、れろ……んむふぅっ……」
「うはあっ……!」
「ちゅる……んむふぅ、はぁ、ちゅぶっ……んちゅうぅぅ」
ふたりが同時に、俺たちの股間を舐めしゃぶる。
「んちゅ、ちゅぷっ、ちゅるぅ、れろれろ……はぁ、晃希さん……ぱんぱん」

「ちゅぷぅっ……ハァ、洋佑さんも……先っぽから根元まで……ううん、タマタマのほうまで張り詰めて……」
「気合い入ってるから……ハァッ」
「くぁ……ハァ、あぁ……」
気持ちいいが、まだまだ余裕だ。すぐに射精してしまうような焦りはなかった。
志保さんも梨紗も、まだまだ本気じゃないだろう。
「はぁ、れろ、上向きすぎて、舐めるの大変……んちゅむぅ」
「はむぅ、本当……おへそにつきそう……ちゅるれろぉ……」
そう言われると少し恥ずかしい。
洋佑さんも俺も、最近ではなかなかありつけなくなったスワッピングだけあって興奮がすさまじい。
ふたりの言葉通り、ペニスは驚くほど反り返っている。
それを妻たちがぐっと手のひらで押さえつけ、口元に招き入れる。
やんわり舐められ、吸われ……少しずつ高められていく。
ピピッ、ピピピ……。
「くあっ……時間だ……」
「はぁ、それじゃ、交代……!」
「ぷはぁ、はぁ、はいはい」
「次は、私があなたのを舐めるのね?」
「ああ、頼む……!」
交代の時間だ。俺と洋祐さんは場所を入れ替わる。
「ふふ……晃希……んちゅっ、ちゅるぅ……ちゅぷ」
「はぁっ、梨紗……!」
「あなたも……ぺろっ、れろれろっ……んむっ」
「うあっ……志保の口……!」
それぞれの妻が、夫のペニスを口に含む。

「く、梨紗……せ、セックスしたいから、お手柔らかに」
「んぅ……? ちゅっ、勝負は公平にでしょ?」
「……っ」
梨紗の、まるで楽しんでいるかのような顔に興奮してしまう。
「んちゅっ、ちゅぶっ、ちゅぷっ、ちゅじゅるっ……んじゅるぅっ」
「あぁ! 志保、た、頼む、手加減して……」
──洋佑さんも、俺と同じようなことを言っている。
「ン……本当にそれでいいの?」
だが、志保さんは淫らに微笑む。
「ちゅくっ、ちゅぷちゅるぅっ……んちゅ、おチンポは、もっと激しくしてって言ってるわ……んちゅぷっ、ちゅくじゅるっ」
「はぁ……あぁ、それは……!」
図星を突かれたように、洋佑さんがうめきを漏らす。
(あぁ……)
志保さんは、本当に洋佑さんを理解している。
そのやりとりに、こちらまで身震いしてしまうほどだ。
「晃希もそうよねぇ……? んちゅむっ、ちゅじゅっ……!」
「はぁあぁ……ッ!」
それを感じ取ったのか、梨紗も口淫を激しくする。
「んじゅるぅ……はぁ、あなたのおチンポっ……んちゅぶ、ちゅるっ、ちゅるっ、洋佑さんとは、味も、舐め心地も違う……」
「く……ぅっ」
「たくさん吸ってあげるから……んぢゅるうぅうぅうぅっ!」
「はぁ、あぁ、梨紗……!」
俺もたまらずうめく。
男ふたり、追い詰められていく。
「も、もうダメだ……!」
「で、出る……くぁ、くぅ、くっ……!」
どくんっ! びゅぶっ、びゅくっ、びゅるるるるるっ!
──耐えきれず、射精してしまう。
「きゃっ! はぁっ、んむっ、んううぅぅうっ……!」
「はぁむっ、んむっ! んうぅうぅ~~っ……!」
「はぁっ……ど、どっちだ……!?」
「お、俺と晃希さん、どっちが先だった!?」
「え……えぇ~と……」
「……ほぼ同時、だったわよねぇ」
俺たちの体感も、妻たちの反応も一緒。
……つまり引き分けだ。
「くそっ……これじゃ勝負がつかない」
「もう一回! もう一回射精するから、そのまま舐めてくれっ」
「んもう……しょうがないわね。んむ……はぁ、また交代するの?」
「ああ、入れ替わって……」
「負けず嫌いな男たちだこと……んっ、いいわよ」
梨紗と志保さんは、再び場所を入れ替えて……。
「んむぐっ……んぢゅるぅ、ぢゅるっ、んむ~~~っ……!」
「ちゅばっ、ちゅぶっ、んちゅぢゅるぅ……!」
志保さんが俺を、梨紗が洋佑さんのペニスを舐めしゃぶる。
「うく、うぅあぁ……!」
「くっ、くっ……!」
続けざまの刺激に、俺たちは情けなく腰や膝を震わせる。
妻ふたりの愛撫も本格的になってきていた。
「んぢゅぶぅっ、ぢゅるっ、ぢゅるるうぅっ! んぢゅっ、はぁ、晃希ひゃんっ……んぢゅるぅ、ぢゅるぢゅるるっ」
「はぶぅっ、んむぢゅる~~っ……ぢゅるッ、ぢゅるっ、ぢゅぶぅうぅっ!」
(やばい……なんとしても勝ちたい……!)
意地がこみ上げる。
(今までなら、これだけされれば洋佑さんは射精してたのに)
今は俺と互角だ。
いや……むしろ場合によっては俺が負けそうな状況だ……。
──そんな中、ふと志保さんがそちらを見て……。
そして、俺に視線を移す。
「んむぅ……ちゅぶっ、ハァ、晃希さんのおチンポ、最高……」
「……ッ!」
「──……!」
「ぢゅるっ、んぢゅっ、舐めてて気持ちいい……オマンコ濡れてきちゃう……こっちのほうがいい、こっちのおチンポが……!」
それは、明らかに……洋佑さんを燃え上がらせようとする煽りだった。
だが……。
「ぢゅぶっ、ぢゅるうぅぅっ……あぁ、晃希さんのをずっと舐めてたいっ……んぢゅるぅ、ぢゅるっ、ぢゅるっ、ぢゅるっ!」
「うぁぁ……!」
「だ、ダメ……だ……!」
「オマンコに入れるのも、こっちのおチンポがいいっ……んぢゅる、晃希さんのを先に入れたいぃっ……」
「し、志保っ」
「……んぶ~~~っ! ぢゅるっ、ぢゅるうぅうぅうっ……!」
「うくっ! り、梨紗さんも……!」
志保さんに意識を持っていかれていた洋佑さんを縛りつけるように、梨紗が唇を激しく動かす。
「ぢゅぼッ、ぢゅぼっ、んぢゅぶっ、ぢゅる~~~っ……はぁ、はぁ、晃希ひゃんもっ……んふっ、私のオマンコ、欲しいでしょっ」
「うく……あぁ、はぁ、欲しいっ……!」
正直、志保さんのむしゃぶりつき方がすさまじくて……洋佑さんだけじゃなく、俺もかなり危ない状況だ。
必死に歯を食いしばってこらえる。
「あぁ、ダメだっ……うあぁっ!」
「んむぐっ! んむぅ、んうぅうぅうぅ~~~っ!」
「あ……は、くぁ……う、あぁ……くそ……」
──洋佑さんが、先に射精してしまった。
でも……。
「くす……あなた、負けちゃったわね……」
「あ……はぁ……はぁぁ……はぁぁ……」
洋佑さんは、どこかうっとり恍惚としていた。
「ハァ……! 俺の勝ち……ですね……」
「く、悔しいけど……」
「じゃあ、俺が梨紗と志保さんを……いただきます」
「……っ」
洋佑さんが頷く。妻ふたりも、頷いた。
「よし……じゃあまずは、梨紗から……」
「……んくっ」
「梨紗が洋佑さんを射精させたんだ。そのご褒美をあげないと」
「悔しいけど、そうなるわよね」
「……やだ。なんだかそう言われると変な気持ちよ」
「変なことなんてないよ、ほら近う寄れ」
「もう、ふざけすぎ。お殿様じゃないんだからっ」
照れくさそうに言いながらも、梨紗と志保さんは近づいてきて……。
ぐじゅうぅぅっ……ずぢゅうぅうぅぅっ……!
「あぁっ! あぁんっ、あはぁっ! はぁ、あぁあぁあぁあぁあ~~~っ……!」
「ふあぁあぁんっ! あひっ、あっ、指っ……あぁぁん……!」
梨紗に騎乗位で挿入すると同時に、志保さんの秘唇に触れる。

男の天国と呼ぶのがふさわしい、ハーレム的状況だった。
「く……ハァ、あぁ、余は満足じゃ」
「もうっ! あんっ、それ、やめてってば……んくうぅぅっ!」
「ふふっ、晃希さん、楽しそう。あなたは……?」
「く……悔しいけど、勝負だからな……」
「ふふっ、じゃあそこで見てて……? あんっ……」
洋佑さんが羨ましそうに……けれど興奮した面持ちでこちらを見てくる。
申し訳ないが、その視線も今では格別なスパイスだ。
「それじゃあ、動くよ……はぁっ……!」
ぐじゅっ……ずぶぢゅぅっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ……!
「あぁあぁ~~~っ……! あはぁっ、はぁっ、あぁっ、すごいっ……ンンッ!」
梨紗が身体をバウンドさせる。
俺もそれに合わせ、しっかりと腰を突き上げるのと同時に、志保さんの膣穴も指で刺激していく。
「ひあぁあんっ、ダメ、オマンコの上っ……擦っちゃ、あぁんっ、あっあひぃっ!」
「く……志保ぉ……!」
「ま、負けないぃっ、私も腰、振って、あぁ、オチンポ、気持ちよくするのぉっ……ん゛うぅうぅう~~~っ……!」
ふたりの妻が、今俺の性技の前に思いのまま。それがたまらなく嬉しい。
「゛あっあぁぁっあぁあぁんっ! あんっ、だ、ダメ、ダメぇぇ、気持ちよすぎるうぅぅッ……んひぃいぃんっ!」
だんだんと梨紗が腰を振れなくなっていき、俺の動きのほうが激しくなる。
梨紗はただ、ピストンに翻弄されるがままになっていた。
「゛あはぁ、あぁっ、あぁっ、晃希っ、晃希ぃぃ、あっ、あんっ、あっ、あはぁ、はぁっ、あぁあぁあぁあ~~~っ……!」
「はぁ、梨紗、俺のチンポはいいだろ?」
「イイッ、イイ、いいのぉぉっ!」
「洋佑さんよりいいよな!?」
「──ッ、んっ、いい! 洋佑さんよりいいっ! 長くてすごいのぉぉっ!」
「くぅぅぅ……!」
梨紗は、今日はノータイムで俺がいいと認めた。
それだけ快感に打ちのめされ、快感で高みに押し上げられているのだ。
「あなたのおチンポが一番いいっ! あぁはぁっ、わ、私の気持ちいいところ突いてくれる、あなたのおチンポが好きぃっ!」
「よし……! もっと擦ってやる、ハァ、梨紗っ!」
じゅぶっ、じゅぶっ、ぢゅぶぢゅぶうぅぅっ!
「あぁあぁあぁあぁ~~~っ! ダメ、イくっ、イく、イくうぅぅうっ、あっ、あっ、あぁあぁあぁぁあぁぁ~~~っ!」
ビクンッ! ビクッ、ビクビクッ……!
「ひあぁあぁっ……あっ、あっ、あぁあぁあぁぁぁ~~~っ!」
「くあぁ……!」
激しい蜜肉のうねり。梨紗が身体をのけぞらせ、思い切り絶頂した。
「く、くぅ……!」
思わず俺も射精しそうになりながら、なんとかこらえた。
「あぁんっ……梨紗さん、気持ちよさそう……んんっ!」
「はぁ、まだまだだぞ、梨紗っ!」
射精を我慢しながら、志保さんも忘れずに責めていく。
じゅっぶぢゅうぅぅっ……ずぢゅうぅうぅっ!
「ふぁあぁあぁんっ! あひッ、あひっ、い、今だめぇ、らめ、あっ、゛あっあぁあぁっ! だめぇえぇえぇ~~~っ!」
「はぁあッ、あっ、だめ、クリも一緒に触っちゃ……ああぁんっ!」
イッたばかりの梨紗を、さらなる突き上げで追い立てる。
せっかく得た勝者の権利。梨紗も俺のほうが気持ちいいと認めてくれた。
そのお礼……というわけでもないけれど、しっかり責めなきゃ男じゃない。
ぐぢゅっ、ぐぢゅっ、ぐぢゅぐぢゅうぅぅっ!
「あぁあぁあぁ~~~っ! おっおチンポっ、イッてるオマンコの奥にぃ、おぐに当たるうぅうぅうぅ~~~っ!」
「だろ……! ここが弱いんだよな、ほら!」
ぢゅぶっ、ぢゅぶぐぢゅうぅぅぅ……!
「らッ、らめぇえぇえぇっ! あひッ、だめっ、またイっぢゃううぅっ、イぐっ、イぐっ、あぁっ、あぁあぁあっ……」
梨紗の喘ぎ声が、どんどん理性をなくしていく。
ケダモノのように吠える妻を愛しく思いながら、さらにピストンで打ちのめす。
「何回でもイって、ほら、ほらほらっ」
「あぁぁあぁああぁあぁあ~~~っ! イッぐうぅうぅうぅうぅうぅーっ!」
ガクンッ! ビクッ……ビクビクビクッ……ぷしゃああぁあっ!
「おぉっ……潮吹きっ!」
「あぁっ……梨紗さん、すごいぃ……!」
梨紗が潮を吹きながら大きく絶頂する。
「このままっ、志保さんも、ほらっ!」
ぐぢゅぐぢゅうぅっ! ぐぢゅ~~~っ!
「ひあぁあぁっ! あっあぁっ、だめ、わ、私も吹いちゃうっ、あくっ、あっ、あっ、あぁあぁあぁっ!」
志保さんのGスポットを、思い切り指で押し上げて……。
「あっ、あぁぁッ、イくうぅうぅううぅううぅううぅうぅっ!」
ビクンッ! ぷしゃぁあぁああぁあぁぁッッ……!
志保さんも、思い切り潮を吹いてアクメした。
「うくぅぅ……あぁ……!」
そんな様子を、洋佑さんが息を呑みながら見守っているのがわかる。
(今……俺はふたりを独占してるんだ)
洋佑さんとのスワッピングじゃない。俺のためだけのハーレム。
改めてそう思うと、いきなり射精感がこみ上げてきた。
「く……はぁ、はぁっ、はぁ……!」
ぢゅぼっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶっ、ぢゅぶうぅぅぅっ!
「あっ、ああっ、あっ、あひっ、だめ、も、もうだめっ、あっ、あぁッ、あぁあぁあぁあぁっ!」
「くっ、俺も限界だっ……出す、梨紗、出すぞっ!」
びゅぶっ! どびゅっ、びゅぶっ、びゅるるるるっ!
思い切り……白濁をぶちまける。
その瞬間、梨紗の膣肉が再びうねって……。
「あぁあぁあぁぁぁ~~~っ! あっ、あぁイく、射精でイくっ、あっ、あっ、あぁひぁあぁあぁぁあぁあぁ~~~っ!!」

ビクッ、ビクッ、ビクッ……!!
「くはっ……はぁ……!」
梨紗も激しい絶頂を迎える。
「はぁ……あぁ、あぁっ……あぁぁあっっ……出てるぅ、精液、中で……いっぱい……ふぁ、あぁあぁ……ん……」
「ハァ、ハァ……梨紗……」
「あぁ……いいなぁ、梨紗さん……」
肩で息をする梨紗の隣で、志保さんがもどかしそうにする。
淫らな志保さんは、指だけでは満足できないようだった。
(でも……それは、俺もだ)
指で触れるだけなんてもったいない。
(志保さんにも、しっかり挿入したい……!)
「じゃあ……次は、志保さんだね」
「……ええ♪」
──ハーレムタイムは続く。
「ほら、いくよ……これを少しずつ当てていくから」
ヴィィイイイッ……!
「んぁあっ……あっ、ぶるぶるっ……震えてるぅっ!」
「はぁっ、はぁぁっ……だめ、この振動、強いぃっ」
──結局、俺の独占プレイだけじゃ場はおさまらなかった。
改めて自分の妻を相手取り、ホテルに用意されていた電マを使って責めていく。
ふたりはたちまち、くすぐったそうに身体をよじった。
「はぁ……梨紗、どう? 俺にこういうことされるの、洋佑さんに見られるの」
「あぁ、あぁ……へ、変な感じぃ……! んんっ、恥ずかしいっ」
「志保は? 恥ずかしい?」
「んぅ、んくぅ……は、恥ずかしいわよっ……あんっ、あぁっ……あんっ! 乳首に当てちゃ……」
ブーーッ……ヴーーーッ……!
「んぁあんっ! あぁっ、ぶるぶる、強くなったっ……あんっ、あっ、あは、あっあぁんっ!」
「ふく~~っ、不思議ぃ、あぁ、全身に響くぅっ……あぁ、はぁああん……!」
「じゃあ……ほら、次はここっ」
電マを乳首から、秘唇に当て変える。
「んあぁあぁあんっ! あっ、アッ、あひぃっ! あく~~~っ! つ、強いぃっ、あぁあぁんっ!」
「ほらほら、志保も……オマンコに電マ当ててあげるよっ」
「ふっ、あっ、あぁ~~~っ! あぁんっ! あっ、あっ、あぁあんぅ、あっ、あふっ、あっ、あぁあぁんっ!」
梨紗と志保さんがが嬌声とともに身体をのたうたせる。
「ひぃいぁあぁあぁんっ! ああっ、あぁ~~~っ! だめ、い、イく、イくっ、イくあぁあっ……ああぁあぁあぁんっ!」
「ほら志保っ、梨紗さんがイくってよ! 志保もだ、ほらほらっ」
ヴィイイイーーーッ!
「だぁ、だ、だめ~~~っ! んあひぁあぁあんっ! ひくっ、き、気持ちいい、よ、よすぎるぅうっ! あぁあぁぁ~~~っ!」
「くあうぅうっ、ダメ、ダメ、だ──だめ、本当にダメっ、晃希ぃっ! あぁあっ、ああぁあイくうぅうぅうぅぅーーーっ!」
「わぁっ、私もダメぇえぇっ! あぁくるぅ、きちゃう、きちゃ、う、あっ、゛あぁあぁあぁああぁあぁ~~~~っ!!」
ビクンッ! プシャッ! プシャァアアァアァッ……!!
「あぁあぁああぁぁあ~~~っ……あっ、あっ、あぁあぁあぁ……!」
「ひぃっ、ひあっっ、あぁあぁぁうぅっ、あぁああぁあぁあぁっ……!」
ふたりの秘唇から、同時に潮が噴き上がる。

「だ、ダメって、言った、のにぃ……はぁ、はぁあっ……はぁ、あぁ~っ……」
「お、オマンコ……痺れてるぅ……うぅぅ、あぁあぁ……!」
なかば強制的に絶頂させられた梨紗と志保さんが、ふうふうと息を整える。
俺たちは電マを置くと、そんな妻にのしかかって……。
ずぶうぅぅっ……ぐっぢゅ、ずぶうぅうぅうぅ~~~っ!
「あぁあぁあぁんっ! あっ、あっ、あぁあはぁあぁあぁんっ! はぁっ、はっ、おチンポ入ってくるうぅうぅぅうっ!」
「ふぁッ、ふあッあっっ、オマンコッ、おチンポが広げてくるううぅぅっ、あっ、あっ、あぁあぁあぁあんっ!!」
ふたり同時に……妻の秘唇にペニスを挿入してピストンを開始する。
「すごい、梨紗のオマンコ、ぎゅうぎゅうってチンポ締めつけてくる……!」
ぢゅぶっ、ぢゅぶぅっ、ぢゅぶうぅぅっ!
「あぁあぁあぁ~~~っ! あぁはぁっ、あぁ、晃希ぃっ、あぁ、あぁ、あぁああぁぁあんっ!」
「くっ……志保の中もすごいな、俺のデカいチンポももう簡単に入るっ、気持ちいいだろ!?」
「気持ちいいっ、あぁあっ、あなたのオチンポ気持ちいいっ!」
「くっ、ハァ、はぁ、ハァッ……!」
洋佑さんと志保さんを見て興奮する。そしてそれは、あちらも同じだ。
俺たちは競い合いように律動を速めていく。
ぐぢゅっ、ずぢゅっずぢゅうぅぅっ……!
「あぁッイくっ、子宮グリグリでイくっ、あぁっ、あっ、あぁあぁああぁっ、あぁあぁ、もうダメぇえぇっ!」
「くるうぅぅっ! ビクビクきちゃうっ、イくぅっ、奥でイくぅっ、あっ、あぁあぁあぁあッ!」
ビクンッ……ビクッ、ビクッ……ビクビクッ!
梨紗と志保さんが、同時に激しく絶頂する。
「くはぁっ! マンコ締まるっ……!」
「くうぅ……! すごい、奥まできしんでるっ……出すぞ!」
びゅぶうぅっ! びゅくっ、びゅるるるッ!
射精を乞うような動きに、俺たちもほぼ同時に限界を迎える。
「はぁあっ! 出てるぅ、あぁ、出てるうぅぅうっ! んくうぅーっ!」
「ひぐうっ! 中出しでまたイくうぅうぅっ!」
「うおおっ……オマンコ締まるっ、まだ出るっ」

びゅぶぅ、びゅくびゅるるっ……!
「ふあぁあっ……あっ、あっ、あぁあぁああぁ……!」
「俺も出るっ……まだ出る、あぁ、はぁっ!」
びゅくっ……びゅるうぅぅぅう……!
「あぁあんッ! あっ、あひっ、中……満たされてるぅ……!」
「すごいぃ……すごく、たくさん、出てるぅ……」
何度も何度も射精し、自分の妻に子種を注いでく。
「ふぁ、あぁ……あぁあぁん……」
「はぁ、あぁ、限界ぃ……」
「──まだまだ。休憩したらもうひと頑張りいくぞっ」
「あぁん、もう、あなた……久しぶりだからって、張り切りすぎよ……」
志保さんが呆れたように言う。
「でも……そんなところが、いい……好き……」
「ん……晃希は? もうおしまい?」
「いや……! 今日はまだまだ頑張る。お楽しみも用意してあるし」
「……ふふふっ!」
気合いを入れる俺に、梨紗が笑う。
そう、今日はもうひとつ用意があった。
──そして、ひと息入れたあと……。
俺たち四人は、全裸で浴室に集まっていた。
「くふっ……あぁ、やっぱお尻突き出すの……恥ずかしいっ」
「んんっ……! これから、お尻エッチすると思うと……!」
俺の前には梨紗、洋佑さんの前には志保さん。
妻ふたりがお尻をぐいっと突き出してくる。
──そう。今日は妻を交換して、アナルセックスしようというたくらみがあった。
「あぁ……すごい、丸見えだよ梨紗」
「うくぅ……ふ、言わないで……んんっ」
「お尻の穴がヒクヒクしてる。期待してるみたいだ」
「だめっ……そんな、煽るみたいに言わないで」
ふたりのお尻が、俺たちの言葉に反応してブルリと震える。
そんな豊かな膨らみとアヌスに、ローションを塗りたくっていく。
「ひゃッ! あんっ、くすぐったいっ……!」
「ちゃんとほぐさないとね」
にゅるっ、にゅるうぅぅ……!
「はぁんっ! あっ、ぬるぬる……塗られてるぅ……!」
「あくっ……あん、あっ、あぁ……」
大きな尻たぶ、アヌス、その先の秘唇……。
全体的にぬめりを塗り広げる。
「あぁ……すごい、てかてかして見えていやらしい」
「くふぅっ……ま、またそんなこと言ってぇっ」
「実際そう見えるから」
「いやよぉ、もうっ……!」
「志保のお尻もいい感じだよ。可愛い」
「うぅ~~っ……はぁぁ、見られてるぅ……!」
妻たちは、むず痒そうにお尻をくねらせた。
実に煽情的な光景だった。
「じゃあ、ちょっとずついくから」
「あんっ……!」
ぬちゅっ……ぬりゅ……ぬりゅぅ……。
ゆっくりと尻肉を割り開く。
まずはゆっくりと、会陰や肛門の周りを指で撫でるようにしていく。
その焦れったい動きにも、梨紗のアヌスはしっかり反応していた。
きゅっと縮こまった穴が、かすかにヒクヒクと開く。
(いい感じ……)
「あんっ……お、お尻の穴、責めるんじゃないの?」
「まずはゆっくり、準備運動だ」
ふたりして、ちょっと焦らすように……妻のお尻を刺激していく。
「……」
「……」
そしてふたりで目配せして……。
くちゅっ!
「ひあぁあぁんっ! そこっ、だめえぇっ」
「あっ、あっ、く、クリちゃんっ……あぁあぁあっ!」
秘唇の割れ目に手を伸ばし、ローションまみれの指でクリトリスを撫でつける。
「ひあッ! あっ、お、オマンコなの……!? お尻、じゃ、ないのっ……ンンッ! んっ、んっはぁっ……!」
「まずは感じてもらわなくちゃ」
「ふぁっ、あぁ、た、確かに、気持ちいいけど……ああぁんっ、だめ、ぬるぬるの指、だめぇえぇ……!」
くちゅっ、くちゅくちゅっ……!
「ひあぁっ、あぁああぁあ~~~っ……!」
「ダメぇ、あなたぁ、よ、弱いの、クリ、あっ、あっ、あぁあぁあんっ……!」
ぬめりを使って、円を描くようにクリを刺激していく。
女の人の弱点だけあって、ふたりの反応が顕著だ。
(よしよし、このまま……)
梨紗の秘唇がしっとり湿ったのを確認して、また洋佑さんと目配せ。
そして……。
ぐぢゅぅっ……!
「ひおっ! あっ、おっ、おしり、指、入ってきたぁっ……」
「あぁあっ! あひっ、お尻とクリ、同時になんてぇ……!」
クリトリスを刺激しながら、肛門に指を浅く出し入れする。

女性がアヌスで得られる快感は、オマンコに比べれば当然少ない。
初めてならなおさらだ。
アヌスへの快感を増幅させるために、秘唇も同時にいじるといいというのが、俺たちが得た知識だった。
「ふぁっ、指、お尻、あっ、あっ、あぁ……! 変……変なの……!」
「お尻、ちょっとずつ……熱くなってくる……んぁあぁん……!」
「ふふ……志保、気持ちいい?」
「あぁあっ……いい、お尻……いいっ!」
「梨紗は? お尻、きつくない?」
「ンンッ……きつくない、どころか……」
「……いい?」
「……ッ……」
梨紗が恥ずかしがりつつも頷く。作戦は成功といえた。
ぐちぃっ……ぐちゅ、ぐちゅ……ぐちゅっ……!
「ひおぉっ……お尻、あぁ……出し入れ、気持ち……いいっ! んあぁん……!」
「ふっくぁあっ……あっ、あんっ、あんっ……変な感じなのにっ……くふっ、クリの気持ちよさと混じっちゃうぅ……!」
少しずつクリトリスへの刺激を緩め、アナルへの指の出し入れを加速させる。
違和感なく、シームレスに……尻穴快楽へと、妻たちの脳をシフトさせていく。
くちゅぶっ……ぐちゅっ、ぐちゅ……!
「ひあぁっ……あぁ、ひ、広げられる感じ……あぁ、あぁ……!」
「感じてるね……梨紗」
「くふうぅんっ……! もう、あなた、絶対今ニヤニヤしてるでしょっ……んんっ!」
「にやにやしちゃうよ、これは」
「もう……ンンンッ!」
ずぶぅ……!
「はぁっ、ちょっと、深いぃっ……あぁあぁっ!」
「はぐっ……あなたっ……あぁ、指、奥まで入ってるっ……!」
肛門がほぐれたのを窺って、深く指をめり込ませる。
……準備は整った。
「じゃあ、そろそろ……」
「もう一段階上の準備をするよ。道具も用意してあるから」
「あんっ……ど、道具って……」
「なにを……ンッ、使うの……?」
「これ。クリバイブと……アナル用のバイブも準備したから」
「お、お尻用のバイブ……!?」
「~~~っ、もう、す、好きにして……」
「よーし、言質とったぞー」
なんておどけながらも……。
ブブブブッ……ブブブブ……!
「ひあぁあんっ! く、クリ、ぶるぶるってぇっ! あぁあっ、あぁはぁっ!」
「つ、強いぃっ……んあぁんっ、あっ、あっああぁっ!」
クリトリスに吸引型のバイブを取り付けて、スイッチを入れる。
途端に梨紗たちはお尻をくねくねとのたうたせる。
「お尻もほぐれてきてるから……」
「ああ、ちょっと慣らせば入りそう」
期待が高まる。
「少し慣らすから……こうやって……」
ぐりっ、ぐりぐり……!
「ひあぁんっ、あっ、入り口、グリグリだめっ……あぁんっ、あっ、あぁ……!」
「くっふうぅぅ……ふぐっ、き、きついのに……感じちゃうっ……! クリも気持ちいいっ……!」
ふたりの粘膜はだんだんこなれていく。
「入れられそうですね……」
「ああ、いい感じ……志保、いくよ」
「ンンッ……き、きて……」
「梨紗も。バイブ入れるから」
「あぁっ! は、はぁあ、はぁっ、あっ──」
ずぶぅっ……ずぶうぅぅぅうっ……!
「んおぉっ……おっ、おっ、おふっ、ふあぁあぁぁ……!」
「ふぐッ……ふぅ、ふーーーっ……は、はいっで、ぐるぅ……!」
硬い……ペニスよりも細いとは言え、指よりも大きなバイブが肛門に入り込んでいく。
慣らしたおかげもあってか、挿入はスムーズだった。
勢いに任せ、俺たちはすぐにバイブのスイッチを入れた。
ブブブッ……ヴヴヴヴーッ……!
「ふあッあッあぁあぁっ、おしりっ、ブルブルしてっ……んぐぅうぅうっ!」
「あぁっあっ、あぐぅっ、あっ、あっ、く、クリの振動も止まらないぃっ……ダメぇ、あぁ、あぁ~~~っ!」
「おっと……逃げちゃダメだ」
がしっ……!
俺と洋佑さんは、前のめりに逃げようとする妻の尻をしっかり掴む。
ヴヴーッ……ヴヴヴヴーーーッ……!
「あぁっいやぁッだめっ、ふ、震えるのが、前と後ろからっ……あぐぅ、だめッ、いッ、イくっ、イく、イくっ!」
「いいよ梨紗、イッて……ほらっ!」
ヴヴヴヴヴーーーッ!
「ふあぁっ! わぁっ私もイくぅうぅっ! あひッ、あぁあぁぁ~~~っ!」
ビクンッ! ビクッ……ビクビクッ!!
「おぉっ、跳ねる跳ねる……!」
「フフッ! 結構派手にイッたなっ」
「あふっ……あぁ、゛あぁあぁっ……!」
「あふぁっ……あぁ、う~~~っ……!」
ほぼ同時に梨紗と志保さんが絶頂する。
でも俺たちは手を止めない。このまま波に乗って、アナルだけでイカせたかった。
クリバイブの振動を止める。
「ふああっっ……あ、く、クリ……止まって……」
ヴヴヴッ……ヴーーーッ!
「ひ゛あっ!? あっ、おぉっお尻っ、激しくっ! あぁっ!」
「だめっ、お尻のブルブルだめえぇぇえぇ~~~っ!」
そしてアナルバイブの振動と出し入れを激しくする。
「ほら梨紗、アナルでイッて? ケツの穴でイッてっ」
「~~~っ! けっ、ケツの穴なんてっ……いやぁぁ、だめ、言わないでっ……あっくっ、あっ、で、でも……気持ちいいっ!」
「志保も……ほら、激しいのがいいだろっ」
ヴヴヴヴウーーーッ……ヴヴヴウーーーッ!!
「ひぐっひぃいいんっ! あッはぁっ、はぁあぁあぁんっ! あぁ~~~っ!」
妻ふたりの感度は、どんどん上がっていく。
「梨紗……ここはどう? この奥の、ちょっと右側のところ」
ぐりぃっ……ぐりぐりっ!
「ひぁっ!? あっ、そ、そこ、そこダメっ、お、押されてっ……変っ、へん、変になっちゃううぅっ! あぁあぁ~~~っ!」
「おっ……ここが弱いんだなっ」
ぐりゅっ、ぐりゅぐりゅっ……!
「ひぉっ……おぉっ、あっ、あぁあぁあぁんっ!」
お尻を掴み、バイブを梨紗の弱点に当てていく。
「だっだめ、そこ、そこ本当にダメぇっ、あっ、あぁっ、あッあくッ、あっ、あっ、ああぁぁぁぁっ!」
「あぁッあなたぁっ、そこ、くぁっはぁっ、変、あっ、あっ、あっ、いやっ、あぁんっ!!」
洋佑さんも、志保さんの弱いところを見つけたようだった。
「ダメ、ダメぇ、あっ、あっ、あっ、あッッッ……」
梨紗の身体が痙攣し、背筋がビクッとこわばって……。
「ひぐうぅうぅぅーーーっ! お尻でイくっ! イくうぅうぅうぅぅーーーっ!」
ビクンッ! ビクッ、ガクンッ……!
「うぅうぅぅ~~~っ……おぉ、お腹の奥から……気持ちいいの、こみ上げてくるうぅっ……あぁあぁあ~~~っ……」
「ひああぁッぁあっ! わ、私もイくっ! くるぅ、来る、あぁっ、あっ、あぐうぅうぅうぅぅう~~~~~~っ!!」
ワンテンポ遅れて、志保さんの身体も痙攣した。

「うくっ……バイブが負けそうだ、アナルが締まってるっ」
「志保、すごいよ。アナルでイけたんだ……!」
「あぁ……はぁ、ふぁ、あぁああぁぁ……ん……」
「ふぁ、お、お尻エッチ……変な、感じぃ……あぁん……」
「よかった。二人ともお尻でイけたね」
「うぅ……う、こんなに気持ちいいなんて……」
「このまま続けたら……おかしくなっちゃうかもしれないわぁ……」
ふぅふぅと、妻ふたりが息を整える。
俺と洋佑さんは、互いに目配せして……。
「……それじゃあ、今度は俺が志保さんを」
「ですね。梨紗さん、こっちに」
「ああっ……こ、交換するのね?」
「んあぁ、今度は……晃希さんにお尻、いじられちゃうのね……」
ある意味、ここからが本番だ……。
(洋佑さんよりも、志保さんを感じさせられるか……!)
志保さんのお尻を前にして、そんな対抗心を燃やす。
同時に梨紗が、俺のときよりも感じるかどうかも気になる。
それは洋佑さんも同じようで、こちらをちらりと一瞥していた。
「じゃあいくよ、志保さんっ」
ヴヴヴヴッ……ヴゥーーーッ……!!
「あぁっ……ああぁあぁんっ!」
「梨紗さんも……ほらっ」
「んあぁぁっ! あっ、あっ、あぁあっ!」
「だっだめぇ、あっ、あっ、お尻、さっきよりもほぐれてるぅっ! あひっ、か、感じやすくなってるうぅっ」
確かに、志保さんのアヌスはしっかりほぐれている。
「くひいっ、バイブのぶるぶる、余計に感じちゃうっ……あぁっ、あぁ、洋佑さぁんっ!」
それは梨紗も同じようだった。
──さらに気持ちが燃え上がる。
さっきの梨紗のように、洋佑さんより先に志保さんをイカせたい!
「ほら、志保さん……! ここは気持ちいい?」
ぐりぐりっ……ぐりゅうぅぅっ……!
「んはぁっ! はぁっ、あっ、くぁっ、あぁ、お尻の壁ぇ……あぁ、オマンコに、繋がってるところぉっ!」
(お……!)
アタリを引き当てた。
バイブをアヌスの下側に押し当てると、志保さんの身体がビクッと硬直した。
「……ここがいいんだ?」
「んぐぅっ……! ぅぅ……!」
「恥ずかしがらなくていいよ……! ほら、ほらっ」
ぐりぐりぐりッ……ヴヴヴヴヴーーーッ!!
「ッッッふあぁぁっ! あふっ、あっ、だめ、ブルブル当てちゃっ……゛あぁあぁあぁあぁんっ!」
徐々に刺激を強めていく。
「ひおぉおっ! よ、洋佑さっ、ダメ、あっ、あっ、あぐっ、そこっ、はぁっ、よ、弱いっ……あぁあぁあぁぁあ~~~っ!」
(くっ、梨紗……!)
梨紗も洋佑さんの責めで喘ぎ声を上げている。
ふたりともアヌスをヒクつかせて、再びの絶頂が近いようだった。
「ほら、志保さん……! もっともっと感じて!」
ヴヴヴヴッ……ヴヴヴヴウーッ!
「ひぐぅっひぁあぁあぁんっ! ダメ、あっ、だめ、ま、またイッちゃう、お尻でイッちゃううぅっ! 晃希さぁんっ!」
「いいよ、イッて! ほら、ほらほら!」
「はぁあっあぁあぁっ! いいッ、お尻気持ちいいっ! 洋佑さぁんっ……!」
志保さんと梨紗は同時に身体を震わせて……。
「おひぃッ、ひぐうぅうぅぅぅっ! いッ、イグっ、お尻でイぐうぅうぅぅっ!」
「うぅうぅうぅぅ~~~っ! イッくぅ、うぅ、イッくううぅうぅうぅぅっ!」
ビクンッ……ビクッ、ビクビクビクッ……!!
ふたり同時に、アヌスでの絶頂を迎える。
「ハァッ、震えてる……!」
「はぁ、あぁ、あぁあぁ~~~っ……」
「梨紗さんのアナル……すごくいやらしい」
「い、いや、見ない……でぇ、あぁあぁ……」
──妻たちの尻穴は、すっかりほぐれていた。このまま挿入までいけそうだ。
「よし……このまま最後まで」
「んっ……私が、晃希さんと……?」
「じゃあ……ハァ、私は、洋佑さんと……」
「ああ、この組み合わせのまま」
ふたりはこちらに目配せし、浴室のバスタブのふちに手をついて……。
ぐじゅうぅぅっ……ずぶうぅうぅぅっ!!
「あぐッ……あっ、あぁあぁあぁあぁあぁ~~~っ……!」
「ふぐぅっ! うぅっ、うっくうぅうぅうぅぅっ!」
志保さんの腰を掴み、生でアナルに挿入していく。
当然洋佑さんも、梨紗に生挿入だ。
「くぅ!? き、きついッ……めちゃくちゃ締まるっ!」
「ち、チンポが持っていかれそうだ……はぁっ!」
膣穴とはまったく違う挿入感に、思わず俺たちは声を上げる。
(くっ、でも負けない……!)
食い締めるようなきつさに負けじと、ゆっくり腰を進めていく。
「あぁ、おぐぅ……おぐまで、長チンポ入ってくるぅうぅうぅ~~~っ……!」
志保さんが、ちょっと苦しそうな声を上げる。
「あぐっ、あぁあぁ、ふ、太いのでっ……お尻、広げられてるうぅぅぅ……!」
梨紗もそうだ。
洋佑さんのぶっといペニスで肛門を広げられる激感に震えている。
「く……はぁっ」
ずぢゅうぅっ!
「はぁっ、あっ、はぁ……あぁぁあっっ……!」
奥まで肉竿が入りきる。
「お、おほぉッ……おぐぅ、す、すごい……晃希さんのおチンポッ……奥まで届いてるぅうぅ~~~っ!」
「はぁっ……お尻……オマンコより深い感じがするよ」
ずぢぃっ、ずじゅ、ぐじゅっ……!
「ひぁッあぁぁんっ! あぁっ、オマンコッ……ケツマンコぉっ……オチンポずぼずぼされてるうぅぅっ!!」
「……ッ」
少し腰を引いては押し込むだけで、志保さんは純粋な快感で悶えた。
「ひぐぅっ、ふ、ふぐぅ、ふとい……いぃ……!」
「梨紗さん、力を抜いて……!」
逆に梨紗は、洋佑さんの太いペニスにくぐもった声を上げる。

ずぶぢゅっ、ずぶっ、じゅぶっ、じゅぶうぅっっ!
「ふぁぁあぁっ、あぁんっ、あぐっ、おッお尻っ、気持ちいいっ……あひぃっ、ひあっっ、あっ、あぁ~~~っ!」
「んぐふぅッ、ふぐっ、ふ゛ぅぁあぁあぁ~~~っ!」
「おぉ……!」
(梨紗……!)
志保さんと同じように、梨紗の声にも快感が混じっていく。
だんだん洋佑さんの太いのを受け入れるのに慣れてきたようだ。
表情は快感にとろけている。
(くっ……梨紗がこんなに早くお尻に目覚めるなんて)
洋佑さんが梨紗のアナル性感を刺激することに、焦りを感じる。
(負けられないっ……!)
「志保さんっ……!」
じゅぼっ、じゅぼぐぢゅうぅっ、ぢゅぼぢゅぶっ!
「ひぐッ、あっ、あっあ゛ぁあぁあっ! あひッ、オチンポぉっ、お腹の中擦れるうぅぅうぅ~~~っ!」
さっきバイブで見つけた、志保さんの弱いところを責めていく。
「はぁッ、はっ、はぁ……梨紗さんっ……!」
ぢゅぶぶっ……ぢゅぶうぅぅうぅ~~~っ!
「あふッ、んふッ、ふぁっ、ふあぁぁっ、あぐうぅぅうッ! よ、洋佑さぁんッ!」
「だ、ダメだ……きつすぎるっ! イくっ、出すっ!」
びゅぶびゅるるるっ! びゅくうぅっ!
「んぁあぁっ! おっお尻ッ、熱いぃっ! 中で……お尻の中で出てるうぅぅっ!」
「あっ……!」
洋佑さんが射精した。
「あぁぁっ……! はぁっ、はっ、はぁ……!」
梨紗もブルブル震えているが……。
(梨紗……まだイッてはないみたいだな……)
ちょっと安堵する。
「くっ、はぁっ、はぁっ……!」
「んぁあぁっ! あぐっ、あくっ、ふあぁぁんっ!」
しかし洋佑さんは、すぐに再び腰を振りだす。
(くっ……やっぱり絶倫なんだよな、洋佑さん!)
負けるわけにはいかない。
俺は気を引き締め、志保さんの肉穴に集中する。
ぢゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼぐぢゅうぅぅっ!
「あひッ、ひぃッ、あひぃいんっ! お尻すごいぃ、めくれぢゃううぅっ、あぁあぁぁあぁんっ!」
「ハァッ……志保さん、エロいことを言って……!」
洋佑さんを煽るためにも、そう要求する。
「~~~っ、んふッ、はぁっ、あぁ、ケツマンコぉッ……晃希さんの長チンポで突かれてるうぅぅぅうーッ!」
志保さんは、ノリノリで俺の言葉に応えてくれる。
「はぁッオチンポ、中をごりごりしてるのぉッ! あぁあなたぁ、私、晃希さんにケツマンコごしごしされてるのよぉっ!」
「……くッ、くっ……!」
ぢゅぼっ、ぐじゅっ、ずぢゅうぅぅうっっ!
「あぁあぁあぁっ! あひッ、あぐっ、おぉっ、洋佑さんっ、激しいッ……あひぃいぃッ!!」
(くぅ……!)
想定通り洋佑さんは挑発されたが、そのせいで梨紗を突く勢いも激しくなった。
俺も負けじと腰を振る。
「くぅっ、くぅ、はぁっ、はぁ……!」
ずぢゅうぅっ……ぐじゅっ、ずぢゅっ、ぐじゅぐじゅっ!
「ッッッあぁ~~~っ! イぐっ、イぐっ、お尻でイぐうぅうぅううぅ~~~っ!」
ビクビクッ……ビクンッ! ビクビクビクッ!
志保さんが激しく絶頂を迎えた。
肛門がうねり、ペニスを食いちぎらんばかりに蠢く。
「うああぁっ、だ、あっ、お、俺も出るっ……!」
ドクンッ! びゅぶっ、びゅくびゅるるっ!
「ふぁッ! おっ、おぉ、おぢりぃいっ! 精液で焼けるぅうぅうっ、あッ、あぁあぁあぁぁーーーっ!」
ビクッ、ビクビクビクッ……!
俺が射精すると同時に、志保さんが再びアクメする。
「ふっ、あっ、はぁ……!」
「ふあぁぁんっ……あぁっ、ああぁはぁ……!」
絶頂の余韻がふたりの中で飽和する。
「くはぁっ、志保ぉっ、イッたなっ……!」
ぢゅぶうぅっ! ぐじゅっ、ずぢゅうぅぅぅっ!
「あぁあぁっ! はひっ、はっ、お、オチンポ、もっと激しくっ……ああぁあぁっ、ダメぇ、イくっ、イくうぅうぅぅぅ~~っ!」
「あぁアァッ! んぁぁああはぁあぁぁ~~~っ!」
梨紗が足を震わせながら絶頂する。
「くはぁ出るッ、また出る、あぁッ」
ドクンッ! どぶびゅうぅっ……!
「ひぁッ、あぁっ、ああぁあぁぁ~~~っ……!」
とどめに洋佑さんがまた射精し……。

「晃希さん……また、妻を交換しましょう」
余韻が引ききらないうちに、洋佑さんが言いだす。
「ん……志保さん、いい?」
「んふ……もう、あなたたちの好きにして……」
「ハァッ……今日は、へとへとになっちゃうでしょうね……」
そう言いながら、梨紗もまんざらではない様子だった。
妻を入れ替えて、再びアナルセックスの体勢になる。
「あっ……!」
「んんっ!」
どろぉっ……!
ぽっかり開いた梨紗のアヌスから、洋佑さんの精液がこぼれ出る。
(……ッッ……!)
普通なら嫌悪感を抱くような光景。
だが、俺はそれに対して嫌悪ではなく悔しさを覚えた。
そして、その悔しさは興奮へ変化していく。
「梨紗っ!」
「あぁっ──」
じゅぶうぅっ……ぐぢゅずぢゅうぅうぅぅ~~~っ!!
「ふぁんぁあぁあぁっ! 入るぅ、入って……ぐるうぅうぅぅう~~~っ……!」
「志保もっ……はぁ、入れるよ!」
「ふぐあッ、あぐっ、あぁうあぁあ~~~ッ! おチンポきたぁぁっ、ひあッ、ひぐっ、うぅうぅうぅぅうぅ~~~っ!」
俺も洋佑さんも、一気に妻へとペニスを突き入れる。
そしてもう遠慮もせず、いきなり律動を開始する。
ぢゅぼっ、ぢゅぼっ、ぢゅぼっ、ぢゅぼっ!
「ひぁッ! あぐひぃいっ、晃希っ、あぁっ、あぁっ、あぁあぁあぁあぁんっ! 奥、深ぁいぃっ」
「ひぐぅッ、ひっ、あなたの太いぃっ! うぐぅっ」
志保さんはちょっと喉を詰まらせる。
やっぱり洋佑さんのペニスは、女性のアヌスには太いようだ。
(くぅ……!)
太さで負けていることに劣等感を抱きつつも、抽送を繰り返す。
ぢゅぼっ、ぢゅぼっ、ぢゅぼぢゅぼっ……!
「はぁッ、あぐっ、あ゛ぁあぁっあぁんっ……あひぃいんっ!」
洋佑さんには届かないだろう、奥深いところを突いていく。
「はぁっ、はぁ、志保ぉっ!」
「ひぐッあぁッあぁあぁぁんっ! あぁっ、ふ、太いのぉっ、イイッ……いいっ、あぁいいぃぃっ!」
志保さんは太さに慣れたのか、淫らに喘いでいる。
「ひあぁあぁアァッ! あひッ、あふッ、晃希ぃっ、あぁっ、奥っ、そんなにゴツゴツしちゃあぁっ! あぁぁんっ!」
梨紗も激しい声を上げる。
「はぁっ、さっきより奥に届いてるぅ~~っ! あぁ、よ、洋佑さんより奥にっ、奥にぃ来てるのぉぉっ!」
「──……ッッ!」
「……へへっ、そうか、じゃあもっと奥を突くからっ!」
「あぁ突いてぇっ、あぁっ、ああぁぁっ!」
ぢゅぼっ! ぢゅぶぐぢゅうぅうぅぅっ!
ピストンを激しくしていく。
「くそっ……志保ォッ! 俺のぶっといチンポはどうだ!?」
「ひッ、あっ、イイッ! ぶっといおチンポすごくイイッ!」
洋佑さんも競い合うように、志保さんに卑語を言わせる。
言葉こそ交わさないが、お互いどちらが妻を先にイカせられるか競い合っていく。
「あぁんひぃッ! ひぐッ、ひっ、あぁっ、あぁあぁぁあぁあぁあぁ~~~っ!」
「イィッ、奥いいっ、いッ、はひぃッ、ひぐっ、ひぐ~~~っ!」
梨紗が絶頂しそうな気配がある。
(くっ……でもやばいな、そろそろ……!)
俺もアヌスのヒクつきと締めつけに限界寸前だ。
「やばいっ……あぁ出る、志保ぉっ!」
「んぁぁあぁ~~~っ! あひぃいっ! ひぐッ、ひぃッ、いぁあぁあぁっ、あぁっ、あぁ~~~ッッッ!!」
洋佑さんが射精すると同時に、志保さんも絶頂した。

(くっ、勝った……!)
と、安堵したのもつかの間。
「あっだめ、い、イくッ、イくっ、イくっ、イぃいいっ……ッ」
梨紗の尻穴がギュウッとわなないて──。
「イッくうぅうぅうぅぅ~~~~~~っ! あぁっ、あぁあぁああぁぁぁっ!」
ビクッ……ビクビクッ!!
「あぁ俺もっ……出る、あぁっ、イく!」
びゅくっ! びゅるるっ、びゅぶびゅるるるっ!
俺と梨紗も、すぐに同時絶頂を迎える。

「あぁっ、おぉ、お尻の中で精液っ……溢れてぇ……あぁあぁんっ……あぁ……!」
「ひぃ、おなか、ぱんぱんっ……あぁ、あぁあぁぁ……!」
──四人、息を整えながら余韻に浸る。
「く……はぁ、はぁ……これ……いい、最高……」
「ですね……ハァ、はぁ……アナル、思ったよりもいい……!」
「うふふ……満足そうな声上げちゃってまあ……んふふ……」
「ハァ、はぁ、これ、また機会があったらやろう……」
「はぁ……んはぁ……ほどほどにね……」
梨紗は呆れたようにそんなことを言う。
「……でも、お尻は……本当によかったわ……新鮮♪」
志保さんは逆に、積極的な笑みを見せている。
「今度は……オマンコとお尻、同時にしてみたいかも……」
「……!」
「それは……」
「同時……なんて……」
志保さんの思いがけない申し出に、三人でびくりとする。
「……次にスワッピングするときのプレイが、決まったな」
「……♪」
「……梨紗、いいか?」
「もう。ダメって言ってもする気でしょ?」
──呆れながらも、梨紗のお尻がブルッと震える。
四人の肉欲漬けの日々は、これからもずっと続くだろう……。
山野詠子
Eiko Yamano
どうも初めまして、あるいはお久しぶりです。
今回『愛妻×交姦』のノベライズを担当させていただきました、山野詠子です。
こちらの作品は、原作ゲームにもシナリオで参加させていただいているのですが、小説化するにあたりシナリオを一本道にまとめたりする作業が、なんとも新鮮でした。
読んでくださった方は梨紗さんと志保さん、どちら派ですか?
正直山野はおっとりでむっつりスケベな志保さんに惹かれるのですが、梨紗さんもサバサバしててエッチで魅力的なんですよね~。
そんな妻が公認スワッピングで他の男に……うぎ~ってなりながらも興奮しますねぇ!
個人的に一番好きなのは、妊娠後に四人で写真を撮るシーンです。
読んでくださってありがとうございました。
またお会いできたら嬉しいです。
オトナ文庫
愛妻×交姦 妊活スワッピング
~孕み頃の妻たちは子種を求め肉欲の華を咲かせる~「特別増量版」
2023年7月14日 EPUB版発行
■著 者 山野詠子
■イラスト うん=食太郎
■原 作 ANIM.teamMM
発行者 久保田裕
発行所 株式会社パラダイム
〒166-0004
東京都杉並区阿佐谷南1-36-4 三幸ビル4A
TEL 03-5306-6921
©EIKO YAMANO ©ANIM
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