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エミヤさんがブラック企業を退職するようです/Novel by ヨハン

エミヤさんがブラック企業を退職するようです

2,615 character(s)5 mins

友人が描いてくれたケルト組(しかもカズキ○ネ風)にhshsしてやりました。
反省はしていない。だが、後悔はする。
正気に戻りしだい消すつもりですから、安心して出来れば
生暖かい目で見守ってください!!

原子が止まる温度で見られたら死んじゃう文才無い子です。orz

追記:消そうとしたらなんか恐れ多いタグついてた…(´Д` )
調子に乗ってアンケートとってみますね。( ̄^ ̄)ゞ
さらに追記:アンケート終了しますた!!祝勝会ですか。わかりますた。
出来次第あげます

追記:デイリー25位。山椒の木が生えてきそうです。本当にありがとうございました。

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空は赤く、歯車が回っている。大地は荒れ果て、無数の剣が墓標のように立つのみ。
其処に一人の男が倒れていた。
彼こそ此の世界の王。数えきれない「仕事」で摩耗した、抑止の守護者であった。
そんな彼の心象風景である此の世界に、一人の少女が降り立った。
彼女はアラヤが彼にある物を渡す為に形作った姿。
彼の記憶にあった少女の姿をとったもの。
少女はゆっくりと彼に近付いて行く。
それに気付いた彼は、目だけを彼女に向けた。
「……イリヤ……?」
少女は彼の傍まで来ると、そのままその傍に座り、その両手にある鞘を現出させた。
その鞘は、かつて彼の中にあったものであり、その本来の持ち主に返された物。
そして今、その持ち主の望みで彼に渡す。
鞘が光を放つ。光は世界を白く染め、しばらくして消えた。
光が消えた時、鞘も彼も消え、ただ彼のいた所に赤い布に包まった二振りの中華剣のみあった。
少女がその剣等を取ると同時に彼の世界は崩壊していった。

エミヤシロウは優秀な守護者だった。
その夢も、生き様も、美しく好ましいもので、強さも申し分ない。
戦場に送れば送る程強くなり、そして摩耗していった。
何故摩耗していくのか、なんてアラヤにはわかっていた。
わかっていても、どうすることも出来ないし、どうすることもない。
彼の力は強大で、アラヤは唯そういう類の仕事しか与えられなかった。
彼と同じように何人も、何人でも使い潰してでも、人類を存続させる。
それがアラヤの存在意義。その為の守護者。
そうしてエミヤシロウは使い潰されるはずだった。
ガイアの英霊がある申し出をするまでは。
彼の返却を要求する騎士王。彼の引渡しを要求する半神の槍兵。
他にも多くの英霊達が、彼とアラヤを引き離そうとした。
それでも渋るアラヤに、騎士王は言い放った。
「ならば、この鞘をシロウに渡しましょう。」
鞘を今のエミヤシロウに渡せば、摩耗した彼はおそらく鞘と同化し、宝具化するだろう。
そしてガイアは`全て遠き理想郷`という強力な宝具が
アラヤのもとにあることを、許さないだろう。
アラヤは折れるしか、なかった。

手の中の二振りの剣を、少女はそっとなでる。
「ばいばい。」
もうすぐ彼を騎士王の元へ送らねばならない。
「さよなら。」
彼と会うことは、もうほとんどないだろう。
「今までありがとう、私の守護者。」
そして、きっと彼は幸せになる。
「貴方に祝福を」
だから、感謝と少しの悪戯心を込めた退職祝いを送って
「おしあわせに」
騎士王に返した。

Comments

  • 残酷な天使のたじ

    アラヤの精一杯のお返しに涙腺崩壊

    May 30, 2019
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