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超かぐや姫、マジで楽しめんかった。本当に悲しいです。これが"令和の萌えアニメ"なんでしょうか?

どうも、いぷしろん*です。

超かぐや姫を全然楽しめんかったので、そのストレスを発散するべく、お気持ち(?)をぶちまけていきたいと思います。

前置き

概要

まず、この記事は、ざっくり以下の2点を、あの手この手で言葉を変えてごちゃごちゃ言うだけです。

  • 俺は、超かぐや姫を楽しめんかった

  • 超かぐや姫には、俺を楽しませて欲しかった

つまり、別に駄作だと言い張りたいわけではないと言うことです。not for me をネチネチ長々と言うだけってことですね。

肝心の内容はというと、主に、内容が薄く見えたことについて書いてます。
もっと具体的には、演出、脚本の話になるのかな?

文体は統一せず、私の「温度感」みたいなのがストレートに伝わるような文章にしたいな、と思っているので、急に丁寧語になったり、急に関西弁になったりします。

あと、言葉は強くなると思います。というか、強くしてます。
そうせんと、ストレスが発散できひんからな💢

簡単な自己紹介&鑑賞の経緯

アニメだと『トラペジウム』『少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』とかが好きで、基本は心情描写重視で楽しんでいます。アクション系だと『羅小黒戦記』『ヴァージンパンク』が好きですね。実写だと『サラール』『ジャワーン』みたいなインド映画が好みで、ほかは『教皇選挙』『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』とかでしょうか。

半分は映画館のオタクですね。Twitter でも、よく映画館の話をしています。

今回は、ネトフリ発の単独系ということで、配信が始まった当初から、劇場での上映があるだろうから映画館で鑑賞しようと考えていました。

そんなわけで、2月21日(土)に、チネチッタ チネ⑫ LIVE サウンド の I-15 で初めての鑑賞に至った、というわけです。

前評判について、内容が薄いと言うのは事前に流れてきてたので、あまり期待しないでおこうって心づもりで劇場に向かいました。

マジで鑑賞が楽しめなかった件

まず、作品について何をどう論じようと、動かぬ事実を置いておくことにしましょう。

俺は、この作品を、全然楽しめなかった。

開始5分か10分くらいまでの段階で、俺が見入ってしまうような心情描写を、俺は発見できなかった。そして、この段階で(あ、これおれ客じゃねぇな)って思ってから『早くおわんねーかな〜』って思いながらの鑑賞となってしまった。

画面の上を、可愛い女の子がうごいてる。

うん、可愛いね。

まぁ、うん、ゲーミング電柱とか、多少は笑えましたけども

しばらくして、そろそろ1時間半くらい経ったかな?って思って腕時計見たら、なんとまぁ50分くらいしか経っていない。なんということだ

まぁ、作画はいい。アクションシーンの煙、破片が手書き(っぽい表現?)で、個人的にはここが1番楽しめたポイントかもしれない。煙のタメツメはめちゃくちゃかっこよく見えたような気がする。1回しか見てないし、気のせいかもしれないけど

あと、避けた斬撃が岩に当たって、切れるカット、カッコよかった。

あと、やっぱりキャラデも動きも可愛い。

まさかこのまま仲良くして終わりじゃねぇよな?って思ってたら100分以上経ってからやっとなんか始まったけど、もうこの時点でイライラしてるから全然楽しくない。

とにかくイライラした。鑑賞中の俺は、俺が楽しむべき要素を多くは見出せなくて、ストレスが溜まってしまった。

俺は、悲しい。せっかくの映画鑑賞が楽しくなかったんだから、悲しいに決まっているだろう。

本当に…悲しいです

内容薄くね?

心情描写どこいってん

俺が楽しめなかった最大の原因は、これに尽きると思う。

ミニイベント的なショートアニメの連続。心情が変化する過程には、徹底して尺を割かない。

さらに言えば、かなり徹底して「間」を避けていたように思う。

誤解のないようにいっておくと、本当に全く心情描写がないと言うことはない。そのカット、あるいはシーンで彩葉がどう言う気持ちかは、割と説明はされていると思う。大体が記号的な印象だが。

一例を挙げると、だれだれが推しでそれを楽しみにしている、みたいなさっぱりした説明、さっぱりした描写で彩葉の推し活の説明は終わっていったよね。

そういう説明の仕方を重ねた結果、以下のようになっているのだと思う

  • ある心情に至る経緯、心情の具体的細部が描写されない

  • 心情の変化の描写が省略されてしまう

そして、私が楽しめなかった原因が、まさにこの2点なんだと思っている。
その良し悪しは別として、とにかく、私には合わない、と思った。

彩葉とかぐやが出会ってから仲良くなるまでの間に、色々と衝突が起こるわけじゃないですか。

それで仲良くなるわけでしょ?

ということは

仲良くない→心境の変化→仲良くなった

みたいな流れがあるわけでしょ?

俺の目には、この流れを圧縮したショートアニメをつなげたように見えたんですよ。

カフェで乱入→世話焼き

とか、急に、ためらうシーンもなく布団に潜り込んだりとか

いやいやいやいや、大事なん心境の変化やろ?
変化するんやから、そのきっかけとか、ベースの性格みたいなのもねっとり描写せなあかんやろ?

そうすると

仲良くない(状況開示、2分くらい?)→心境の変化(5〜10分くらい?)→仲良くなった(2〜4カットくらい)

みたいなノリでええやん?

とか、俺みたいなのは思うわけですよ。

ほんで、流れが短すぎて「変化に向かうポテンシャル」みたいなんが一切貯まらんまま、変化が起こるから、

ふーーーーん

で終わり。

いや作画はかわいいよ?可愛いけどさ

これを2時間近くも眺めるのは、俺は楽しくなかった。

イベント、結局何?

かぐや姫を拾って、一緒にランキングイベントに参加、勝つ、コラボする。最後にかぐやが月に帰る。

最初の100分くらいの内容、こんだけですよね?

いやだから何?っていう

うーん、結局イベント自体は大事じゃなくない?進撃の巨人みたいに、たいそうなことが起こってるわけじゃないよね?

となると、過程が楽しいのか?じゃあ、濃い心情描写見たくない?
→いや心情描写どこいってん?

っていう。

で、アクションシーンで心情描写がなくて、物語進まんから、アクションシーンが、物語的には負債になってる。

溜まった負債をどうするかって、大抵は物語を大きく発展させたり主人公を大きく変化させたりするわけやけど、この作品のゲームシーンって、勝敗つくだけやろ?

ほんまに何やってんの?

っていう感想になるんよ。

まぁヤチヨがなんか急に?彩葉に肩入れするくらい?
ほんまは急じゃないんかもしれんけど、俺には急に見えたね(2回目なら楽しいんですかね?ここらへんは)

画はかっこいい戦闘シーンやし、作画 MAD やったら楽しいんやけどな〜…はぁってなってます

(せっかくなのでアクションシーンが心情描写を兼ねる例をひとつだけ挙げておくことにします。たぶんレアだし、私はいい例をひとつしか思いつかなかったので
その例が何かっていうと、インド映画の『サラール』です。サラールのアクションシーンは、ほぼ全シーンで怒りと恐怖が徹底して描写されていて、見ていて気持ちがいいですよ。)

モリモリ設定、いるか?てか、設定がよく分からんのだが…

これも気になってしまった、と思う。

かぐやを育てるために、一人暮らしであって欲しいわけだ。
その時にお金稼ぐって設定が必要だから、バイトもさせておこう。

作劇上、作曲能力みたいなのは、必要だ、音楽もやらせておこう

必要な設定って、こんくらいじゃない?

親の話ちょこちょこしてたけど、ちょこちょこされるだけじゃよくわからんかった。最後にかぐやと感動的な別れにするための材料としては、私は受け取れなかった。

あと、それ絡みで優等生にしたかったからか、成績がいい描写はあったけど、頭がいい描写がないのも気になったね。とはいえ、これは、私がリアリティ求めすぎなだけかもしれない。

ただ、テストの点がいいだけで頭がよくなさそうにも見えて、大学で落ちこぼれる様子が生々しく浮かぶ雰囲気もちょっとあって、正直きつい。

(盛りすぎて現実感がないとよく言われる気がするのでそれについて補足しておくと、彩葉くらいバイタリティと才能ある人は、京大やとちょこちょこいる印象。たぶん東大にもいるし、ああいう人が「普通にいる」環境は存在する、と思う。東藝と東大で悩んでどっちかに行ってる人もいるみたいですし。知り合いにはおらんけど)

まぁ、勉強がどうこうみたいな設定で、超かぐや姫の物語がおもしろくなっているようには、私には見えなかった。

結果としての「状態」が説明されているだけで、「変化」の描写があまりないように感じたので、本編の情報量ですら、ちょっと内容が濃いめの紹介ブログみたいに見えてしまった。苦しいね

劇伴よ、もっと強くあってほしかった

せっかく映画館行ってるのに、全然劇伴目立ってへんやん?

『数分間のエールを』『劇場版 少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』くらい音楽押してもよかったんちゃう?という気持ちになってます。

内容が薄い脚本で演出で客を積極的に巻き込むには、演出面における劇伴の主張を強くして、画と同期させる、というのは、有効だと思うんですよね。

そして、私のような観客でも楽しめるようにするための方法のひとつだろうし、私の印象に残る名作には劇伴とシーンが一緒に浮かぶものが多い。

が、超かぐや姫はそういうことをしてくれなかった。

内容が薄い脚本でも、音がよければ自然と巻き込まれるし、感動的でいい体験になるじゃないですか。

それを、ライブシーン以外の、物語が発展する場面や、心情が変化する場面でやってくれたら、もっと楽しめたんじゃないかな〜と思います。


作画めちゃくちゃよかった

せっかくだし、最後によかったところもちゃんと書いておこうかなと思います。

キャラデも動きも可愛いですね。絶対ショート映えするだろうし、そういうアニメを目指して作ってるような印象でした。そもそもの企画の方向性からしてそうなんだろうな〜という

まじで作画はすごく可愛くて、よかったです。劇場版作画 MAD

絵コンテ&原画集、出してください。法外な値段じゃなければ買うんで

あと、暗いシーンも明るいシーンもあるし、RGB 全部がちゃんと色出てないとしんどそうなので、入ったことない箱に偵察に行くにはいい作品だなって思いました。偵察に使うには長いけどね

(せっかくなので、ちょっと箱の話もしておきますか

チネ⑫の映写機はレーザーですけど、トーンが平らな部分でもスペックルが全然目立ってないし、鮮やかだし、結構満足度高かったです。ビビッドな映写がすきならおすすめ。

私は、普段チネチッタによく行きますけど、予告編見て、これは ⑧ の LIVE ZOUND より ⑫ かなって気がして、⑫ にしました。⑧の映写はスペックルノイズと明るさで、⑫より2段くらい落ちる印象です。色は濃いですけどね。音は、キャラクター全然ちがいますけど、どっちがいいんでしょうね?

ちなみに、チネチッタ⑧⑫の映写機は Christie、立川シネマシティa,b は Barco で、色の出方が結構違います。同じ作品を続けて鑑賞したことが一度だけあるんですが、本当に全然色の出方が違って、面白いですよ。(他の箱も、多分同じメーカー))

これが"令和の萌えアニメ"なんでしょうか?

ショート映えする、可愛くて作画がいいアニメを作って、売れるのはいいんですけど、こういう、心情の変化を丁寧にはやらない、内面的なプロット、演出を作り込まない作品が主流になっていくのは、個人的にはしんどいです。

もっとこう、BanG Dream! の It’s MyGO!!!!! くらい濃いやつを頼む。

スタァライトくらい演出が気持ちいと、なおよしだ

ああいう、内向的な作品や日常系の作品は、市場規模から言えば傍流だろうに、その中ですら私のようなオタクが美味しく味わえるアニメが減ってしまったら…昔の作品に縋り付いて生きてくしかなくなっちゃうじゃないですか

ネトフリさん、濃厚こってりで緻密な作品、待ってますよ

超かぐや姫、もしまた劇場で鑑賞することがあったら、次は楽しめるといいな




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自分用メモ

  • 8本

コメント

6
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のりまにのプロフィールへのリンク
のりまに

宣伝の時点で気楽に楽しむエンタメ作品だと思っていたので、作画とキャラのかわいさで満足できちゃいましたね。 内容が薄いのは同意です。というか流石に上映時間長すぎる。私は家でのんびり観てたから好意的な評価ですが、満席の映画館で観てたらしんどかったかもしれません。

はるのプロフィールへのリンク
はる

内容には概ね同意だけど、こういうのを「令和のアニメ」みたいなくくり方するのは懐古厨仕草じみててあまり好きじゃない

Y/Hのプロフィールへのリンク
Y/H

恐らくなんですけど、ここに書かれていることが逆に"令和"に売れた全てなんだと思うんですよね。今の子達って作り手側の思想が乗った心情模写とか、演出とかが、逆に押し付けがましくてクドく感じるんだと思います。その代わりに、自分たちで妄想を膨らまして、自分の都合の良い色に補完していく、それ…

中本洋輔のプロフィールへのリンク
中本洋輔

逆にスタァライトが好きな海外の百合ファンがどハマりしたりしてますし、また8000年+10年の百合で興奮してる人は多いんですけどね 余白を咀嚼するかどうかが評価の分かれ目かも知れません

いぷしろん*のプロフィールへのリンク
いぷしろん*

110+30分みたいな構成してますけど、40+80分みたいな雰囲気だったら、同じように熱狂できたかな〜とか、なんだろう、そういう気持ちありますね

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超かぐや姫、マジで楽しめんかった。本当に悲しいです。これが"令和の萌えアニメ"なんでしょうか?|いぷしろん*
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