SN時空の弓兵が人理修復に呼ばれる話
※全てを許せる人向け※
お元気でしょうか。定期的にえみやしろうに狂わされているオタクです、こんにちは。
今回は突然再熱した上に楽しくなった結果の産物です。初めて1万字を超えそうになってテンションが上がって最終的には万の壁を突破することが目標になってました。失敬。無事突破しました。
相も変わらず捏造と解釈違いを一部起こしてそうな弓兵さんです。ちなみに私が解釈違い起こしてます(?)
続きは気が向いたら。
2025/05/30 300ブクマありがとうございます!(´▽`)
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昇りゆく眩しい朝日に背を向け、遠い昔に憧れた──いや、今でも憧れている彼女に、喚ばれてから初めて心から笑んだ。
「大丈夫だよ、遠坂。」
そう、かつての自分と同じように彼女を呼んだ。ここに来てからはずっと、名前の方を呼んでいたがやはりこの呼び方の方がしっくりくる。口の中で転がる音は酷く懐かしく感じる。
ああ、胸がすく思いだ。
どうしようも無いことに囚われて、自身が望んだことを忘れ、憎悪し、どうにもならないことをどうにかしようとした。
磨り減る心をどうしても掬いきれず、多くを犠牲に取りこぼしてきた。
長くこの姿に成る前から繰り返してきたそれを、この戦いに喚ばれたことにより間違いを正す最大の好機と捉えたが思い違いだったようだ。
それすら分からぬほど、摩耗していた。
だから、こうなってはならない、と。自分を正そうとして色々やってきたのに逆に諭されるだなんて滑稽である。ではあるが、とても晴れやかな気分だった。
「俺も、これから頑張っていくから」
ああ、そうだ。頑張っていこう。胸を張れるように。たとえこの記憶が記録となり、またいつの日か忘れてしまったとしても。
答えは得たのだ。
求め続けた先の理想が間違ってなかったと、焦がれ続けた星の標が今でもこの胸の中にあったことはけして消えはしないのだから。忘れてしまったなら思い出せばいい。
そうやって人は、これからの未来をずっと歩んでいくのだと思う。
小さな光の粒となり、魔力で編まれていた身体が解けていく。
どうか、どうか。すぐに道を踏み外そうとする愚かな俺を頼む。すでに外れてしまったオレはどうしようもないけど、未熟なあの俺はまだ大丈夫だから。遠坂に頼むのは忍びないけど、遠坂にしか頼めないんだ。目指した星から離れないように導いて、いつまでも馬鹿な俺の手を引いて、離さないでやってくれ。
そう願った言葉を簡潔に伝える。
それを聞いた凜は、私の我儘に託した望みをしっかりと頷いて引き受けてくれた。様々な想いを綯い交ぜにした表情だったが、それでも意志の強い鮮やかな碧を纏った目には覚悟と決意が見て取れた。であるならば、これ以上なんの憂いもなく消えられる。そう思った。だから。私はそれに。
ああ──、安心した。
つ、続きをお恵みください…