覚醒のシーズンは、楽しかった。DeNA坂本裕哉投手(27)が6日、横浜市内の球団事務所で契約更改に臨み、年俸2000万円から1700万円増の年俸3700万円でサインした。「ゾクゾクする場面で任せてもらったりして、とても楽しいという感情が大きいシーズンでした」と充実の表情を浮かべた。
5年目の今季はリリーフに専念して一気に地位を確立した。数少ない左腕リリーバーとしてキャリアハイの48試合に登板し、1勝1敗、13ホールド、防御率2・20の好成績をマーク。「去年まではマウンドに立ってからあれこれ考えていましたが、今年はマウンドに上がる前に100%の準備をして、あとは腹くくって投げるだけ。余計なことは考えずにマウンドに立つことができました」とメンタル面での成長を結果につなげた。
悔しさも糧になった。前半戦最終戦の7月21日のヤクルト戦(神宮)、2点リードの延長11回に3連投で登板も、踏ん張りきれずに負け投手となった。試合後には自主トレの師匠でもある森原や佐々木ら先輩に「こういう経験はおれもいっぱいしてきた。これを力につなげることが大事。任せられた自信につなげていこう」と励まされた。坂本は「チームを勝たせられるポジションを任せられたのに応えられなかった。めちゃくちゃ悔しかった。あれをエネルギーに変換したい」と奮起した。
来季はさらに覚悟を持って臨む。「60試合は投げたいですし、開幕から最後までい続けたい。より勝ちパターンを任せてもらえるように、年間通してそれを継続できるように。厳しい競争になると思いますけど、勝ち抜いていきたい」と闘争心をあらわにした。(金額は推定)