京都の留学生が過去最多、初の2万人超え 円安が「追い風」も、魅力薄れる材料にも
京都府内の大学や日本語学校などに在籍する留学生が2024年度、初めて2万人を超えて過去最多を更新した。留学生スタディ京都ネットワーク(事務局・大学コンソーシアム京都)の集計で分かった。日本語学校を中心に、アジアからの流入増が目立っている。 【写真】調査団体の事務局はここに 京都への留学生数は新型コロナウイルス禍で一時減少したが、22年度から増加基調に転じている。府内の総数は2万167人。受け入れ先のほとんどが京都市内で、1万9668人に達した。 国・地域別では、中国9724人(前年比662人増)が最多。続いてネパール2275人(同638人増)が初めて2位に浮上した。次いで韓国1637人(同16人減)、ミャンマー961人(同664人増)。ネパールやミャンマーは日本語学校への入学者が多く、日本での就職や、政情不安を背景にした来日が増えているとみられる。 円安によって日本の学費・生活費が相対的に抑えられる点も追い風となっているという。ただ、同ネットワークは「卒業後に日本で就職するとなると、円安により給与水準の魅力が薄れてしまう」と指摘。留学生が卒業後も京都に定着できるような、進路・就職支援の充実を図る。 高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁を受けた日中関係の悪化について、昨年12月時点では中国人留学生の大量辞退といった動きは確認されていないといい、同ネットワークは今後影響を注視するとしている。 日本学生支援機構が行った全国調査結果を基に、京都府内に事務局・本部がある大学・短大、専修学校、日本語学校に所属する留学生数を集計した。