スカイツリーのエレベーター風に弱い?

2012.05.23


展望台に上がるエレベーターが停止したことについて、記者に説明する東京スカイツリーの関係者=22日夜、東京都墨田区【拡大】

 世界一高い電波塔として開業2日目を迎えた東京スカイツリー(東京都墨田区)。初日の22日は強風で展望台のエレベーターを停止させるトラブルがあった。エレベーターが自動停止する前に運行を取りやめる予防的な措置だった。これから迎える台風シーズンでも同様のトラブルが予想され、運営会社は対応を迫られている。

 エレベーターの運行を停止したのは22日午後5時15分から。天望デッキ(350メートル)と天望回廊(450メートル)を結ぶ2基のエレベーターや地上4階と天望デッキを結ぶ4基のエレベーターが断続的に運転を停止した。天望回廊に残された約200人の客のために下りのみ運行するなどし、大きな混乱はなかった。

 運営会社の東武タワースカイツリーによると、停止したのは「強風で揺れが大きくなり、自動で速度を落とし最寄りの階に停止する『自動運転』になる可能性があったため」と説明。「毎秒30メートル以上の風で運行を停止、毎秒15メートルの風が長時間続く場合も自動運転に入る可能性が高い」としており、22日は約450メートル地点で夕方から12~13メートルの風。その後、15メートル以上の風が予想され、「自動運転に入る前に一時中止した」という。

 エレベーターを納入した日立製作所は「自動運転に入るかどうかは揺れの大きさによって決まる」と説明する。地震の際はかごのセンサーが震度4程度の揺れを感知すると自動運転に切り替わる。これは地震を想定したもので、風については「エレベーターごとに揺れ具合も違うため、風速の基準は建物の所有者の判断」と話した。

 エレベーターが止まったらどうするのか。東武タワースカイツリーによると、天望回廊までの間には避難階段につながる7カ所の非常用停止階がある。このため、「かごに取り残されることはない」としている。

 23日は好天に恵まれ、エレベーターも通常通り運行した。

 天望回廊に昇った東京都調布市の男性(70)は「昨日は天気も悪くエレベーターも止まったので心配していたけど、今日はスムーズに見学できた」と話した。東武タワースカイツリーは、22日のトラブルについて「初めての営業日で情報提供が素早くできなかった。安全を最優先しながら、情報提供のありかたを改善していきたい」と話している。

 

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