ぶっ飛んだ仮説かもしれないが、ワイは製造業に若手を集めるヒントはフィジカルAIにあると思ってる。(特に製造業の制御屋)
順を追って説明する。
まずフィジカルAI。
従来、AIの出力先はコンピュータ上だった。画面、テキスト、画像生成、チャット。それを“現実世界”に拡張したのがフィジカルAI。
たとえば、
・四足歩行ロボットが自律巡回する
・ヒューマノイドが工場で搬送する
・自動運転車が都市を走る
・AIがモデル予測や適応制御で機械を最適化する
コードの出力が、物理世界を直接動かす。これが面白くないわけがない。
次に、製造業の制御屋の話。
従来の若手教育は、
・リレー回路や電気回路を覚える
・自己保持を理解する
・それをラダーに置き換える
理屈としては正しい。因果と時間順序を理解するには王道だ。
でも。
人口減少で人が集まらない今、製造業に興味がなかった若者を呼び込むには、入口を変える必要があると思う。
「君が書いてるコードの出力先を、Webや画面じゃなく、設備やロボットにしてみないか?」
プログラミング人口は多い。Webやアプリで結果を見ることに慣れている若者に、「出力先は現実世界だ」と見せたら、ワクワクするんじゃないか?
その入口としてST言語は相性がいい。
STは若者が慣れ親しんだ言語構造に近く、クラスによる状態管理もできる。
いきなりリレー回路から入るより、「コードでモータが回る」体験を先に与えたほうが引きは強いと思う。
勿論、ラダーや電気基礎が不要だとは言わない。でも制御の本質は、「リレー回路を知ることではなく、“物理を時間軸ごと拘束すること”」だと思う。
「製造業?地味ぃー」
「ラダー?なにそれー」
な若者を惹き込むには、キーボードを叩いた結果が、画面の中ではなく、ランプやシリンダやモータやロボットを動かす世界だと見せることなんじゃないかな。
ようは、製造業の「物語の再設計」が必要だと思ってる。