「竹島の日」式典に閣僚派遣せず 高市首相、日韓関係考慮し持論封印
日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島(トクト))をめぐり、島根県が条例で定める「竹島の日」の式典が22日、松江市で開かれ、政府から古川直季・内閣府政務官が出席した。高市早苗首相は閣僚の派遣を持論としてきたが、これまでの政権の対応を踏襲した。良好な日韓関係を考慮したとみられる。 【写真】「竹島の日」の式典に先立ち、丸山達也島根県知事(左端)らの案内を受けて島根県竹島資料室を視察する古川直季内閣府政務官(右)=2026年2月22日午前11時47分、松江市、垣花昌弘撮影 古川氏は式典で「竹島問題は一朝一夕に解決する問題ではない。しかし、我が国の根幹にかかる極めて重大な重要な課題であり、政府は総力を挙げて我が国の立場を韓国にしっかりと伝え、今後とも粘り強く対応していく」と述べた。政府代表として内閣府政務官が出席するのは2013年以来、14年連続。島根県が求めてきた関係閣僚の派遣は今回も実現しなかった一方、自民党の有村治子総務会長が出席。同党三役の出席は初という。 高市氏は首相就任前の昨秋の自民党総裁選の際、式典について「本来だったら堂々と大臣が出ていったらいい。顔色をうかがう必要はない」と主張していた。この日、約400人が集まった式典会場からは「堂々と大臣が出てったらいいじゃないですかって言ったのは、どこのどいつだ」といったヤジも飛んだ。
朝日新聞社