そのカード大丈夫? 65年の歴史で消えたクレカ署名欄の理由(菊地崇仁)

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そのカード大丈夫? 65年の歴史で消えたクレカ署名欄の理由(菊地崇仁)

先日、Likeme♡by saison cardの更新カードが届いた。そのカードを新旧で比べると、カード裏面から署名欄が消えていることが判明した。

これまで裏面に必ずあった署名欄がないカードが増えてきた理由について紹介する。

これまでクレカが届いて最初に行う作業といえば、裏面の署名欄へのサインだった。「署名のないカードは無効です」と記載されていることもあり、必ず署名する必要があった。

しかし現在は、署名欄のないクレカも増えつつある。

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署名欄が省略されつつある背景には決済方法の変化がある。

2025年4月以降は実店舗決済で暗証番号入力が原則必須となっており、サイン認証を求められる場面がほぼなくなった。

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このためカード券面に署名欄を設ける必要性が薄れ、仕様変更として省略されるケースが増えている。

おそらく今後発行されるクレカでは、署名欄がない仕様が一般的になっていく可能性が高い。

日本でクレカが発行されてから約65年が経過しており、時代とともにカードに求められる役割や機能は変化している。その影響でホログラムの形式が変わったり、署名欄がなくなったりと今後もカード券面はどんどん仕様が変わっていくだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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