「台湾で挑発なら危険水域」中国教授は高市外交へ警告していた 韓国からは竹島式典への閣僚出席を不安視する声
「現行の戦略を巡っても、自民党案では中国の軍事動向を安保上の脅威と表現していた。当時の連立相手の公明党が修正したが、公明は与党ではなくなったので脅威と表現し直す可能性がある。防衛費を増加させ、米国製巡航ミサイル『トマホーク』取得を進めようとしている。中国への挑発が重なれば中日関係は今後、危険な状態に入ると思う。高市氏は国交正常化を実現した先人の努力を大切にすべきであり、両国関係の基礎を壊してはならない」 × × りゅう・こうえい 1953年4月、江蘇省南京市生まれ。2003年9月から現職。北京外国語大教授も務める。 ▽警戒感、首脳会談で和らぐ 韓国ソウル大国際大学院の金顕哲教授は、韓国で強かった高市早苗首相に対する「極右」との警戒感が10月30日の李在明大統領との会談で和らいだと語った。ただ日本で右傾化が進んでいると指摘し、日韓が領有権を主張する島根県の竹島(韓国名・独島)問題で高市政権が強硬な対応を取らないか不安視した。(インタビューは11月4日実施) ―高市氏をどう見る。
「韓国では以前の言動から不安が強かった。(高市氏と近かった)安倍晋三元首相時代には、対韓輸出規制などつらい経験があった背景もある。だが韓国慶州での首脳会談で良い出発ができた。韓国世論は落ち着いた」 ―会談の注目点は。 「高市氏が韓国国旗に一礼し、韓国国民に良い印象を与えた。李氏が高市氏の地元、奈良県での会談を提案し、高市氏が快諾した。奈良にあった大和と朝鮮半島の百済は交流があったので、日韓友好のスタート地点だ」 ―懸念はあるか。 「高市氏は総裁選時、竹島に関する来年2月の式典に(従来の内閣府政務官ではなく)閣僚が出席するべきだと語った。実行すれば反日世論が爆発する可能性がある」 「参院選で参政党が排外主義を訴えた。高市氏は日本維新の会と手を組み、首相指名選挙では参政党にも協力を求めた。ブレーキ役だった公明党はいなくなった。日本は右傾化が進んでおり、高市政権が流れに乗らないかどうか心配だ」 ―高市氏が掲げる防衛力強化は。