中日立浪和義監督(54)がドラフト会議で1位競合した際、交渉権獲得を懸けたくじ引きに初挑戦することを22日、明かした。「僕が引きますよ」と公言。就任2年目で初の大役に挑むことになりそうだ。
すでに投手の1位指名を公表し、現在は指名選手は調整している段階。国学院大・武内夏暉投手(4年=八幡南)、中大・西舘勇陽投手(4年=花巻東)ら東都大学1部リーグ6人衆らが有力候補となっており、他球団との競合は必至な情勢だ。初参加した昨秋ドラフトでは沖縄大・仲地を単独指名。「(ゲンは)担がない事はないが、(くじは)引いたことがないのでわからない。お参りは行ってきます」。地元の神社へ参拝してから東京入りする。
指揮官自身もPL学園から87年ドラフト1位で中日入りした際、南海(現ソフトバンク)と競合。当時の星野仙一監督がくじで交渉権を引き当てた。
「時の運。自分も2人(星野監督、南海杉浦監督)のくじ(の結果)でドラゴンズに入れた。引く側というより、選手の運命じゃないですか」
与田前監督が18、19年のドラフトで競合した根尾、石川昂を「神の右手」で交渉権を引き当てて以来、4年ぶりの1位くじ引きが濃厚。竜のレジェンド指揮官が、運命の糸で結ばれた選手を引き当てるか注目される。【伊東大介】