東京新聞の連載コラムを巡り、ネット上で大きな波紋を広げている。2月18日付の「本音のコラム」で、文芸評論家の斎藤美奈子氏が「高市鬱」という言葉を紹介。高市早苗首相の就任に落胆し、体調を崩す人々の様子を綴ったが、これが「特定の個人を病名のように扱うのは不適切ではないか」との声や、言葉自体の流布状況を疑問視する反応を招いている。
「ネットの流行」認識に広がる温度差
斎藤氏は同コラムで〈「高市鬱」という言葉がネット上を飛びかっている〉としたが、X(旧ツイッター)では実態との乖離を指摘する動きが出ている。
ある一般ユーザーは、Googleのトレンドワードの検索結果をもとに「ほとんど使われていない。どこ界隈で使われているのか」と投稿。かつて同紙が元日のコラムでネット上の言説を事実誤認した問題もあり、情報の正確性に注視が集まっている。一方で、エッセイストの藤井セイラ氏のように「気持ちはわかる」と寄り添う声もあり、受け止めは分かれているのが現状だ。