僕は代官山で、
自然食ダイニングバーを経営してます。
食料品だけ消費税を下げるは、
マジで飲食店が潰れる政策。
消費税の話って難しいけど、
飲食店やってると身をもって理解します。
簡単に言うと、
消費税は、
売上から勝手に抜かれる税金じゃなくて、利益を直接ぶっ潰す税金。
消費税は「お客さんの払った10%」を、
そのまま国に渡す税金じゃない。
一般の人ってこう思ってるよね。
「お客さんが1100円払ったら、
その中の100円が消費税で、
それを国に払うんでしょ?」
違う、違う。
現実はこうです。
消費税=
(売上に含まれる税額)-(経費に含まれる税額)
= 差額を払う仕組み
ここに、とんでもない罠があるんです。
人件費には消費税がかからないという謎ルール
経費の大部分って、人件費でしょ?
・料理人の給料
・ホールスタッフの給料
・社会保険料
→ここに消費税は1円も乗ってない。
だから控除できないんです。
つまり飲食店は、
売上の消費税 → まるまる課税
経費の消費税 → 控除できない部分が莫大
結果どうなるか?
繁盛店で利益めっちゃ出てるなら
まだ絶えられるけど、
売り上げとんとん
少し赤字の店は
利益ゼロでも消費税だけ払う地獄。
これは飲食店オーナーなら、
全員知ってる闇の仕組み。
じゃあ、
「食料品の消費税だけ下げればいいじゃん」
という素人案が最悪な理由は、
一見、優しい政策に見えるけど現実は、
食材の消費税が下がる
↓
経費の中の“控除できる部分”が減る。
え、普通逆じゃない?と思うよね?
でもこれは本当に起きるんです。
要するに、
控除額が減る → 払う消費税は増える。
店の負担はガチで増します。
結果こうなります。
売上:変わらない
原価:変わらない
人件費:上がる
ガス電気:上がる
消費税負担:増える(←意味不明)
つまり、
「食料品の消費税減税」は、
飲食店にとって増税と同じ。
これ、飲食店やってない人には絶対わかりません。
しかも消費者からは、
「なんで値下げしないの?」と叩かれる。
食料品の消費税を下げたのに、
飲食店のラーメンや定食の価格が変わらないと、
「え?なんで安くしないの?」
「便乗値上げ?不誠実だよね」
と言われる。
現実はこれなのに…
店:控除減って消費税負担が増えた
客:値下げしない店が悪いと思う
→ 飲食店だけが一方的に苦しむ。
泣きっ面に蜂って、これのこと。
じゃあどうすればいいのか?
一部ではなく全部の消費税を
下げるか廃止しかない。
消費税5%に下げる。
消費税0%にする。
これは政治思想とか関係ない。
仕組みが狂ってる。
だから一部だけ下げると、
むしろ歪みが増します。
そしてインボイスで事務負担は爆増。
人件費は控除されないし、
輸出企業だけは控除が多くて得をする。
現場にいる僕らだけが苦しむ。
結論
食料品だけ消費税減税は、
飲食店を滅ぼします。
優しそうに見えて、最悪の政策。
代官山で、
自然食の店やってる僕は断言します。
飲食店の倒産は、
値上げのせいじゃない。
コロナだけでもない。
消費税の仕組みそのものが
飲食店の利益を根こそぎ奪ってる。
日本国民はマジで気付いた方がいい。
消費税は国民のための税じゃない。
国民を静かに殺す構造そのものなんです。