医師のセクハラ内容、一転開示 宮城・栗原市医療局「公表に公益性」

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福留庸友
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 入院患者にセクハラ行為をしたとして、宮城県栗原市医療局が市立病院の医師を懲戒処分にした際、患者のプライバシー保護を理由に公表しなかった行為の内容を、朝日新聞の情報公開請求に一転、開示した。プライバシーに配慮して公表することに、市民が処分の妥当性を判断する上で公益性があると認めた。

 市医療局が昨年11月、停職3カ月の懲戒処分にしたのは、市立栗原中央病院(313床)の60代の男性医師(医長級)。当時の発表によると、医師は7月下旬、院内で入院していた女性患者にセクハラ行為をし、精神的苦痛を与えた。セクハラ行為の具体的な内容については、プライバシー保護を理由に公表しなかった。

 ただ、過去の事例をみると、セクハラ行為の具体的な内容を発表しているケースはある。千葉県病院局が2024年、同僚の女性看護師にセクハラを繰り返した県立病院の男性医師を停職6カ月の懲戒処分にしたケースでは「被害者の意向を踏まえた上で、経緯が分かるように説明する必要がある」と、体を触った際の状況や日常的にかけていた言葉の詳細を発表したという。

 宮城県内でも24年、県教育委員会が公立中学校の男性教諭を卒業生へのセクハラで懲戒免職にした際、行為やひわいなメッセージの具体的な内容を発表している。

 市医療局は情報公開請求を受け、他自治体の事例を参照。プライバシーに配慮した上で事実関係を公表することは「処分の妥当性などを考える情報として、市民にとって公益性がある」と判断。具体的な公表内容に関しては被害者に改めて確認し、了解を得たという。

患者「気持ち悪く、医師が怖い」

 市医療局が開示した資料によ…

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この記事を書いた人
福留庸友
気仙沼駐在
専門・関心分野
東北、東日本大震災、メディア論