高市早苗総理には受け継いでほしくない、故・安倍晋三氏「電通マン直伝」のSNS戦略と「論点ずらし」の答弁

解散選挙で圧勝した高市早苗

公約は「サナエノミクス」。そしてスローガンは「世界の真ん中で咲き誇る日本」。

「サナエノミクス」が「アベノミクス」の真似であることはすぐわかるとして、「世界の……」のキャッチフレーズも、2013年に出版された、百田尚樹氏との対談本のサブタイトル「日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ」のパクりであることは明々白々。

なんだか情熱的な言葉がお好きな高市首相ですが、元々安倍個人のファンであると称して、首相の間は町村派に変わっていたので、結果的には無派閥という入れ込みよう。解散の仕方も、野党の隙をついて唐突に争点のない選挙を仕掛けるという手法は、安倍仕込みだったとしかいいようがありません。

しかし、大勝は本人の勝負勘とはいえ、ただ、選挙に勝つためにだけ、首相になるのでは困ります。発足したばかりで、これだけ安倍氏の真似をしている以上、これからは安倍氏の悪しき真似はしないでほしいのです。

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安倍晋三の「驚きのSNS戦略」

安倍氏といえば、私は、彼のSNS戦略をきかされて驚きました。もう任期が終わるころのことです。電通の幹部がソッと教えてくれました。安倍総理には、電通のSNS要員が海外にまで必ずついてゆきます。なぜかといえば「パーティーにでるなら出席者全員、会議にでるなら、主要な出席者のSNSアカウントを調べ、フォロワー数の多い人のリストをつくるんです」。

そして、そのリストを安倍氏に渡し、フォロワー数の多い人には必ず話しかけ、写真を撮影してください、とお願いします。「そうすると、芸能人など何十万というフォロワーがいますから、大人数の人間が安倍さんて、こんなに働いているんだと印象に残るでしょう」。もちろん、首相だから、電通マンへの費用は税金から。こんなことのために、私たちは税金を支払っていたのです。

SNSといえば、選挙中の高市候補のYouTube動画があっという間に一億回再生され、芸能界をも驚かせました。あのYOASOBIでも一億回に達するには35日かかったといいますから、とんでもない数字です。ただし、ボット配信(自動で複数のアカウントに大量に配信している。実際にみている人はかなり少ないらしい)方式らしく、効果のほどはわかりませんが、それだけで2億から7億円かかると専門家は証言しています。

石破氏との総裁選挙で敗北した前回の総裁選でも、使った宣伝費が8000万円超といい、「クラウドサービス」という仕事仲介サイトで依頼してつくった疑惑がでるなどすでに安倍先輩を超えた能力をもっているかもしれません。

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