C言語,C/C++,C#のシンプルな開発環境「CComp」
- Digital100 JPY
《取扱説明書》 概要 ・CComp は、Windows APIを利用したネイティブ開発から コンソールアプリケーションの開発まで、 軽量かつ高速に行えるプロフェッショナル向けの C言語/C++用 統合開発環境(IDE)です。 ・ソースコードの文字化け(Shift-JIS/UTF-8問題)を内部で自動解決し、 日本のWindows環境に最適化されたビルドシステムを備えています。 動作要件 OS: Windows 10 / 11 必須環境: MinGW (GCCコンパイラ環境) がインストールされ、 システムの環境変数 PATH に設定されていること。 ※静的ライブラリ(.lib)のビルドには ar コマンドを使用します。 画面構成 【プロジェクトエクスプローラー】(左側) ・プロジェクト内のファイルやフォルダを階層表示します。 ・横幅は操作の邪魔にならないサイズ(256px)に固定されています。 【コードエディタ】(右側 上部) ・シンタックスハイライト(構文色分け)や、 コードの折りたたみ機能などを備えた高性能エディタです。 【出力コンソール】(右側 下部) ・ビルドの進行状況、成功・失敗の判定、 コンパイラからのエラーメッセージ(行番号など)を表示します。 基本的な使い方 4.1 プロジェクトの新規作成 (1)メニューバーから [ファイル] > [新規作成] (または Ctrl+N)をクリックします。 (2)作成ダイアログで以下の項目を設定し、[作成] を押します。 プロジェクト名: ・任意の名前を入力します。 種類: ・「Windows アプリケーション (.exe)」 「動的リンクライブラリ (.dll)」 「静的ライブラリ (.lib)」から選択します。 サブシステム: ・EXEを選択した場合、黒い画面が出る「コンソール」か、 ウィンドウが出る「GUI」かを選択します。 ・自動的に src(ソース用)と header(ヘッダ用)フォルダが生成され、 適切なテンプレートコードが挿入された状態でプロジェクトが開きます。 4.2 プロジェクトを開く ・[ファイル] > [開く](または Ctrl+O)から、 以前作成したプロジェクトのルートフォルダを選択します。 4.3 コードの編集と保存 ・左側のツリーから .c または .h ファイルをクリックすると、 エディタに内容が表示されます。 ・ファイルを切り替えるか、ビルドを実行すると 自動的に保存 されます。 ・手動で保存する場合は [ファイル] > [保存](または Ctrl+S)を使用します。 4.4 ビルドと実行 ・コードが書けたら、メニューの [ビルド] > [ソリューションのビルド](または F5キー)を押します。 ・エラーがなければ、出力コンソールに緑色で 「========== ビルド成功 ==========」と表示され、 プロジェクトフォルダ内に実行ファイル(.exe)や ライブラリファイル(.dll / .lib)が生成されます。 高度な編集機能(エディタ操作) ・エディタ内では、以下のショートカットや 右クリックメニューによる高度な操作が可能です。 シンタックスハイライト: ・C言語の予約語(青)、文字列(オレンジ)、コメント(緑)、 プリプロセッサ(紫)が入力時に自動で色分けされ、 ちらつきなく高速に描画されます。 インデント操作: ・複数行を選択して Tab で一括インデント、 Shift+Tab で一括インデント解除。 コメントアウト: ・複数行を選択して Ctrl+K で一括コメントアウト (//追加)、Ctrl+Shift+K で解除。 コードの折りたたみ(展開): { } のブロックや長文のコードを選択し、Ctrl+M を押すと /* ... [固有ID] */ に折りたたまれます。 もう一度 Ctrl+M を押すと元のコードに展開されます。 テンプレート(スニペット)機能 ・よく使うコードの断片(定型文など)を登録し、 パラメータを入力して瞬時に展開できる機能です。 6.1 テンプレートの登録・編集 (1)メニューバーの [ツール] > [テンプレートの追加] または [テンプレートの編集] を開きます。 (2)左側のツリー(Templateフォルダ)を右クリックし、 「カテゴリの追加」や「テンプレートの追加」を行います。 (3)右側のエディタでテンプレートの内容を記述します。 パラメータの指定: ・挿入時に入力させたい可変部分には <@1@>、<@2@> のように番号を付けたタグを記述します。 記述例: MessageBox(NULL, TEXT("<@1@>"), TEXT("<@2@>"), MB_OK); (4)[追加する](または [変更する])を押して保存します。 6.2 テンプレートの挿入 (1)メイン画面のコードエディタ上で、 挿入したい場所で 右クリック > [テンプレートを挿入] を選択します。 (2)挿入画面が開くので、左側のツリーから 使用したいテンプレートを選択します。 (3)右側の「パラメータ入力」欄に、 <@1@> などのタグに対応する値を入力します。 (プレビュー画面でリアルタイムに確認できます) (4)[挿入する] を押すと、エディタの現在のカーソル位置 (または選択範囲)にコードが展開されます。 ■トラブルシューティング Q. ビルド時に「gcc は内部コマンド または外部コマンドとして認識されていません」と出る A. MinGWが正しくインストールされていないか、 環境変数 PATH に C:\MinGW\bin(インストール先による) が追加されていません。 PCを再起動して設定を反映させてください。 Q. コメントに日本語を書くとコンパイルエラーになる A. CCompは日本語の文字化けを防ぐため、 ファイルをShift-JISで保存・ビルドします。 他のエディタ(UTF-8)で作成したファイルを 外部から持ち込んだ場合は、CComp上で 新しくファイルを作り直し、 コードを貼り付けて保存し直してください。 《MinGW (GCC) セットアップ手順》 ステップ 1:MSYS2のダウンロードとインストール ・まずは、GCCをWindowsにインストールするための ベースとなるツール「MSYS2」を導入します。 (1)公式サイトにアクセス MSYS2の 公式サイト (https://www.msys2.org/) をブラウザで開きます。 (2)インストーラーのダウンロード ページの中ほどにある 「Installation」 という項目の下にある msys2-x86_64-日付.exe という青いボタンをクリックして ダウンロードします。 (3)インストールを実行 ダウンロードしたファイルを開き、 インストールを進めます。 ・インストール先フォルダは、 デフォルトの C:\msys64 から絶対に変更しないで 「Next」を押して進めてください。 ・完了画面で「Run MSYS2 now」にチェックが入った状態で 「Finish」を押すと、黒い画面(ターミナル)が自動的に開きます。 ステップ 2:GCCコンパイラのインストール ・開いた黒い画面(MSYS2のターミナル)を使って、 GCC本体をインターネットから取得します。 (1)インストールコマンドの入力 黒い画面に、 以下のコマンドをコピーして貼り付け(または手入力)し、 Enterキーを押します。 pacman -S mingw-w64-ucrt-x86_64-toolchain copy (※CCompで静的ライブラリ .lib を作るために必要な ar コマンドなども、このツールチェーン一式の中に すべて含まれています) (2)確認メッセージへの応答 ・「Enter a selection (default=all):」と聞かれたら、 何も入力せずにそのまま Enterキー を押します。 ・「Proceed with installation? [Y/n]」と聞かれたら、 キーボードの Y を押して Enterキー を押します。 (3)完了を待つ ズラーッと文字が流れ、 ダウンロードとインストールが始まります。 入力待ちの状態($ マークの行)に戻ったらインストール完了です。 黒い画面は「×」ボタンで閉じて構いません。 ステップ 3:環境変数(PATH)の設定 ・CCompが「どこにGCCがあるか」を見つけられるように、 WindowsにGCCの場所を教える設定をします。 ・これが一番重要な手順です! (1)設定画面を開く Windowsのスタートボタン (田マーク)をクリックし、 キーボードで 「環境変数」 と入力します。 検索結果に出てくる 「システム環境変数の編集」 を クリックして開きます。 (2)環境変数ボタンを押す 「システムのプロパティ」 という画面の右下にある 「環境変数(N)...」 ボタンを クリックします。 (3)Pathを編集する ・上段の「(ユーザー名) のユーザー環境変数」というリストの中から、 「Path」 という項目を見つけてクリックし、 「編集(E)...」 ボタンを押します。 ・(※もし「Path」が存在しない場合は、 「新規」ボタンを押して、変数名に Path と入力してください) (4)GCCのパスを追加する ・右上の 「新規(N)」 ボタンを押します。 ・入力カーソルが出るので、 半角で C:\msys64\ucrt64\bin と入力し、Enterキーを押します。 (5)保存して閉じる 開いている3つの画面すべての 「OK」 ボタンを押して、画面を完全に閉じます。 ステップ 4:最終確認(テスト) ・セットアップが完璧にできているか、 コマンドプロンプトを使ってテストします。 (1)Windowsのスタートボタンをクリックし、 cmd と入力して 「コマンドプロンプト」 を開きます。 (2)黒い画面に以下のコマンドを入力して Enterキー を押します。 gcc --version copy (3)成功のサイン gcc.exe (Rev2, Built by MSYS2 project) 13.2.0 のような、 バージョン番号を示す数行の英語のメッセージが表示されれば 大成功です!
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