セレッソ大阪【J1リーグ第3節 C大阪vs.広島】今季初のヨドコウ桜スタジアムでの開催。「我々の現在地が見える」(アーサー パパス監督)サンフレッチェ広島との大一番で勝利だけを目指す

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【CEREZO OSAKA】

今シーズン初勝利を手にしたアビスパ福岡との明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第2節から中6日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、サンフレッチェ広島との明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第3節に挑む。ヨドコウ桜スタジアムでの開催は今シーズン初となる。



前節はアーサー パパス監督が体調不良により不在。ラファエル ナポリヘッドコーチが指揮を執った。また、当初はスタメンで発表されていた畠中槙之輔がアップ中に負傷。急遽、香川真司が先発した。そうしたアクシデントもあった中で迎えた試合だったが、チームは動揺を見せることなく、2-0で快勝。代行として指揮を執ったナポリヘッドコーチも、「ボス(パパス監督)は影響力の強い監督。そうしたボスがいない中でもアウェイで2-0という結果を残せて満足しています」と安堵の表情を浮かべた。開幕戦で課題となったボールの運び方も改善。前節はボランチに入った香川と喜田陽が上手く立ち位置を取りながらボールを受け、相手のプレスを外して前進に成功。トップ下で先発した柴山昌也も相手に捕まらない浮いた位置でレシーブし、攻撃にスイッチを入れる役割を果たした。19分にCKの2次攻撃から阪田澪哉のクロスに櫻川ソロモンがヘディングで合わせて先制に成功すると、44分に追加点。畠中の欠場を受けてCBで先発した田中駿汰を起点に香川、喜田を経由し相手のプレスを外し、井上黎生人、ディオン クールズで右サイドを突破。最後は柴山のスルーパスに抜け出した阪田の折り返しを受けたチアゴ アンドラーデが強烈なシュートを叩き込んだ。つないだパスは26本。ビルドアップではがしてから一気にスピードアップする鮮やかな攻撃だった。後半は守勢に回る時間もあったが、しっかり耐えて無失点。攻守がガッチリかみ合う形で今季初勝利を掴んだ。今節に向けてパパス監督は、「我々にとってテストのような試合。多くの方々が、『広島は優勝争いをするチーム』とおっしゃると思いますが、そうした相手に対して、我々の現在地が見える試合になる」と位置付ける。攻守でJ1リーグトップクラスの力を持つ広島に対し、臆することなく果敢に向かっていきたい。

【CEREZO OSAKA】

その広島は昨季までチームを率いたミヒャエル スキッベ監督が退任し、今シーズンから新たに同じドイツ国籍のバルトシュ・ガウル新監督が就任。システムやアグレッシブな戦い方はそのままに、守備ではハイプレスとミドルプレスを使い分け、攻撃でもよりボールをつなぐ場面や前線でのコンビネーションなど、チームの幅が広がっている印象を受ける。もっとも、攻守にインテンシティーの高いサッカーは変わっておらず、セレッソとしては球際での戦いで負けないこと、セットプレーも含めた守備でしっかりはね返すことが求められる。その上で、広島の3バックの背後や脇を上手く突いて、ゴールへの道筋を描いていきたい。昨シーズンのホームでの対戦時は決定機を何度も止められたGK大迫敬介を含む広島の堅守を打ち破ることが今節のテーマとなる。プレスの強度、個々の能力が高い広島に対し、前節のように相手の守備組織を破壊する攻撃を繰り出せるか試される。開幕から2試合連続無失点で抑えた守備も、今節は試金石となる一戦だ。ジャーメイン良、木下康介、加藤陸次樹ら既存メンバーに加え、今シーズンは新たに湘南ベルマーレから鈴木章斗が加入した。湘南時代の昨シーズンはホーム、アウェイとも決められた選手だけに一瞬の隙も与えず、アラートな対応を心掛けたい。

近年は広島との相性は悪く、公式戦での直近の勝利は2021年9月の明治安田J1リーグ第32節まで遡る。ただし、昨シーズンは勝利まであと一歩というところまで追い詰めた。明治安田J1百年構想リーグ優勝へ向けて突き進むためにも、ここで広島を撃破する意味は大きい。今季こそ“対広島”の負の流れを止めて、未来につながる1勝を掴み取りたい。
(文=小田尚史)
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