大学中退後にハローワーク→時給数百円の清掃員→「2500万発言」で炎上…就職氷河期世代の杉村太蔵(46)が、それでも“フリーランス界の頂点”に立てたワケ
清掃の仕事からいきなり証券マンに
―そのあと、安定した職は得られたんですか? 紆余曲折ののち、ある派遣会社に登録することができたんです。はじめて派遣された先が、自民党本部からもほど近い、地上44階地下4階建てのビルを清掃する会社でした。それでも時給何百円の世界ですから、きつかったですよね。 たまたま担当したのが外資系証券会社のフロアで、朝から晩までトイレ掃除をしたり、プリンタの紙詰まりを直したりしていました。そこでよく顔を合わせていたカナダ人の営業幹部と仲良くなって、身の上話をしたところ、「おまえは将来出世するから、うちで使ってやる!」と言われて。すぐに試験を受けさせてもらい、無事に入社できました。 ――清掃の仕事から、いきなり証券マンですか。 そんなキラキラしたもんじゃないですよ。証券会社には勤めていましたけど、2000人ぐらいいる会社の中で「自分が最も底辺の人間だな」と思っていました。僕はアルバイトに毛がはえたような存在で、資料づくりといっても、アナリストが作った分厚いレポートを正確にホチキス止めするだけでした。雑用中の雑用ですよね。 それでも面白かったのは、当時は年収600万ももらっていたの。勉強熱心だから、自分で言うのもなんだけど、めちゃくちゃ出来がよかったんです。スポンジのようになんでも吸収する男でした。 2005年の郵政選挙で当選し、証券マンから政治家に転身しましたが、あのまま行くと間違いなくニューヨークのウォール街でトップを取れたと思うね。人生の2回目があれば、もう一度選挙に出たいとは思わないけど、もう一度ウォール街で勝負してみたいなと思います。
新人議員時代に「2500万円」発言が炎上も……
――国会議員時代の杉村さんで「お金」の話といえば、給料が「2500万円」発言が炎上したこともありました。 衝撃だったんだよ! こんなにもらえるんだって。当時、文書通信交通滞在費は毎月100万で、領収書は必要なし。マジっすか、みたいな。しかも赤坂の議員宿舎に、普通なら家賃が70万とか80万するところに、10万いかないぐらいで入れたんですよ。衝撃的すぎて、それをそのままテレビで言ったら、各所で問題になってしまって、安藤優子さんがブチギレですよ(笑)。 ――その後、2010年の参院選で落選されましたが、現在はタレントやコメンテーターとしても幅広く活躍されています。 TBSの『サンデー・ジャポン』は16年も無欠勤で続けていますけど、僕ってレギュラーじゃないんですよ。ずっと“準レギュラー”で出ているんです。事務所に所属しておらず、マネジャーもいないので、スケジュール調整は全部自分でやっている。毎週木曜日の夜7時くらいに「今週も空いてますか」ってTBSから連絡が来るわけですよ 。連絡が来なかったらその週の出演はないということ。 こんなふうに、僕の人生は「明日なき今日がずっと続いている」んですよ。面白いじゃないですか。大学はずるずると6年在籍した末に中退、選挙も比例単独だから誰も「杉村」に対して票を投じたわけではない、長く続けている番組も準レギュラー扱い。ずっと中途半端な経歴なんだけど、それが地味に蓄積していった結果、「フリーランス界の頂点」に立っていると言えますね。なんかバカっぽくていいでしょ(笑)。
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