バブルの最後にババを引く日本人
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ババを引かないためのリテラシー
日本はバブルの最後にババを引く、ゴミの金融商品を買ってくれるのが日本だと昔から言われてきました。
実際に日本は金融の世界でババを引く傾向が強いです。
特に個人投資家はババを掴みやすいので、その理由と対処法を探っていきます。
ババを掴む具体例
実際の具体例をいくつか紹介します。
1991年不動産バブル
1991年に日本では不動産バブルが崩壊を開始しました。
当時、東京の山手線内側の土地価格で、米国全土が買えるといわれたほどの猛烈なバブルでした。
日本の不動産バブルは米国の不動産価格まで上昇させました。
1989年三菱地所は米大手総合デベロッパーのロックフェラーグループの株式51%を取得し、傘下に収めると発表しました。
エンパイアステートビルと並んで米国の象徴とされるロックフェラーセンタービルなど14棟を保有する会社です。
その直後に不動産バブルは崩壊し、安く手放すことになり、三菱地所にとって大きな損失となりました。
米国側は高く売って安く買い戻したことになります。
ロックフェラーセンタービル
2013年~ 金融緩和
各中央銀行が、極端な利下げ・金融緩和によりマイナス金利まで登場し、債券バブルが発生しました。
現在、世界の中央銀行は利下げから利上げに転換しています。
ところが日銀は低金利・金融緩和を続け、世界に投資資金を低利で提供しています。
世界の通貨供給量を日銀が支えていることになります。
金融緩和の最後のババを掴んだ中央銀行が日銀です。
日銀が通貨を発行し国債や株を買う
日本はもともと量的緩和を拡大する理由が乏しかったのに、外圧もあり株価を上昇させるために異次元の金融緩和(大規模な量的緩和)をしました。
量的緩和とは、利下げでは足りずに日銀が円を発行し、日本国債や株を買うことです。
金融緩和する理由が乏しい中、スタートしたので止める理由も乏しく、米国に言われるままに、金融緩和継続となっています。
金融緩和にはは2種類あります。
①利下げ
②量的緩和 中央銀行が国債や株を買う
実質的に大株主が日銀になっている会社が多数となってしまいました。
ユニクロ(ファーストリテイリング)の筆頭株主は実質日本政府です。
2023年クレディスイス破綻
最近の事例ではクレディスイスが破綻したことによりAT1債・CoCo債の価値がゼロになりました。
ゼロになるリスクを考慮せずに日本人や日本のメガバンクが買っていました。
2024年 新NISA
新NISAが始まり、日本人が買っているのが米国株です。
米国では景気指標が良好と発表されているのに倒産件数やクレジットカードの返済滞納率が上昇しています。
2024年11月には米国大統領選挙があるので、それまでは米国株を暴落させないための政策と考えられています。
株価は高値圏にあり、ババを掴んでいるように見えます。
ババを掴んでしまう原因
まず、ババを掴む原因を知ることが大切です。
原因が分かると対処方法も分かるからです。
後追いをする
日本人は、常に後追いをする傾向が強いです。
投資では皆が買っていることで安心して買う傾向が強いです。
日本の政策に周回遅れが多いのと同じです。
国営事業を民営化して失敗したから国営に戻す国が増えていますが、そのような状況の中、日本では民営化を進めるなど、周回遅れは多いです。
性格タイプ
日本人の投資スタイルは猛烈に一直線に買い進んで崖から真っ逆さまに落ちるバッファローにたとえられています。
日本人は性格的に、雄牛タイプと人タイプが多いことが原因です。
性格ドットコム
https://www.seikaku.com/
雄牛タイプは、進み始めると修正が効かず止まらないという特徴があります。
人タイプは、協調性が強く、皆と一緒が良いと思う特徴があります。
他人や他社が買っていると安心して買ってしまう傾向があります。
つまり、日本人は良くも悪くも雄牛タイプの悪いところと人タイプの悪いところの組み合わせといえます。
悪い面として
投資環境が変化しても、そのまま継続、周りが買うと自分も買う
良い面として
真面目でコツコツ、協調性を持つ
投資では、真面目でコツコツ、協調性を持っていることが裏目に出て、ババを掴まされて、大きな損失となるということです。
性格ドットコムで自分の性格を知って自分の弱点を強化してください。
護送船団方式
金融の世界は昔から護送船団と言われ、政府主導で進んできました。
各金融機関は自分で考えるのではなく政府の政策に従って進んでいれば良かったという歴史です。
これは自分では判断しない、思考停止です。
現在、護送船団方式は崩れたものの、一部は継続していますし、依存体質は残っています。
globe.asahi.com
空母打撃群に似たイメージです。
プロパガンダに弱い
政府の意向に従うということは政府のプロパガンダに従うことです。
金融系の人は政府や権威のいうことを信じやすいといえます。
プロパガンダに騙されやすいということです。
外圧に弱い
日本政府が外圧に弱いことから、日本全体が外圧に弱いです。
実際に外圧がなくても投資の場合は欧米から勧められると買ってしまうのです。
言いくるめられる
権威に弱いと、言いくるめられやすいです。
ロジック破綻や、経済指標がごまかされていても気付きません。
たとえば、現在、米国ではインフレで収入が足りなくなって仕事を1つから2つに増やすと雇用統計の雇用者数が増えます。
これを「雇用者数が増えているので景気が良い」という解説を聞いても間違いに気付きません。
過去の経験が役立ってない
ババを掴んで苦しんでも、その経験は担当者が変わることで引き継がれません。
毎回、同じようにババを掴むことになります。
対策
対策が大事です。
相場の世界では9割の人がこれから上昇と思ったら、そこがバブルの頂点となり暴落が始まるのが定説です。
ということは、他の人たちと相場観が同じだったら危険アラートだと思うことが大事です。
皆と同じだったら危険だということです。
そして、次の要素も大切です。
・過去のパターンを知る
・本質の理解
・高い視点で見る
・グローバルマクロの視点を持つ
グローバルマクロ の視点は大事なので次の記事も合わせてお読みください。
AIに考えさせれば簡単に分かることでも、相場では人は感情で動くので同じ間違いを繰り返します。
一般に次のように言われています。
・バブルは崩壊してからバブルと分かる。
・バブルの最中はバブルと気づかない。
・たとえバブルであると指摘があっても誰も気にしない。センチメントがバブルだから。
・バブルの時・相場が強い時は、いつか弾けると思ってもなかなか弾けないことで安心してしまいます。
多くの人が、これを聞いて納得するのですが、普通に考えれば全く納得できないことです。
次のババは新NISA?
2024年1月1日からスタートした新NISAで、日本人が米国株を大量に買っています。
また、元旦に大地震があったにもかかわらず、日本株は急騰しています。
日本株の急騰は、新NISAスタートを見込んで外人買いも多いとのことです。
彼らは自分たちが先に買い、日本人に売って利益を出すという投資戦略です。
つまり、日本人にババを掴ませる戦略です。
今、新NISAバブルになっているといえるでしょう。
報道などでも新NISAバブルを浮かれて扱っているので要注意です。
ストップロスが一番簡単な対処法
買った人への一番分かりやすい対処法はストップロスを入れることです。
もし、株価が暴落してもストップロスで手仕舞いできるからです。
逃げ道を用意しておけばババを掴んでも大丈夫です。
合わせてお読みください。




