<巨人1-4広島>◇8日◇東京ドーム
巨人が今季初めて連敗した。1点ビハインドの3回1死、先発の内海哲也投手(31)が危険球退場。序盤でゲームプランが狂った。原監督が「みんなでカバーしながら、2点で(9回)2アウトまで。よく投げた」とねぎらった通り、緊急登板の笠原以降が懸命につなぐも、9回2死から登場のマシソンが代打堂林に2ランを打たれ、広島に単独首位を譲った。
内海の危険球退場は、07年9月12日のヤクルト戦以来だった。丸への初球。内角球が抜けた。次球の同じ要求に応えられず、ヘルメットをかすめた。「いいバッターなのでインコースを厳しく攻めたが。丸君に申し訳ないです」と反省した。前回は、内角を正確に突いて8回1失点の好投だった。繊細な投手の感覚は中6日の間にかくも変わる。33球で降板したため、週末の阪神戦に登板可能となり「しっかり修正したい。これからもインコースは投げないと」と切り替えた。
堅い救援を3枚持つチームは、セ・リーグで広島と巨人しかない。原監督は「ちょっと絡まなかった。選手を焦らせた面もあった。バランスのいいチーム。挑んでいかなければ」と話した。6回無死一、二塁。送りバントから強攻に切り替えた4番村田の高速ライナーに、二塁走者の片岡が戻れず併殺。8回無死一塁、一塁走者の松本哲がけん制に誘い出される形の盗塁死。直後、安打の長野が盗塁死。経験豊かな選手たちが前にかかった。カープに主導権は渡せない。先発の役割は重い。【宮下敬至】
▼内海の危険球退場は06年8月9日ヤクルト戦、07年9月12日ヤクルト戦に次いで7年ぶり3度目。通算3度の危険球退場は、95、99、05年に記録した桑田(巨人)、08年3度の浅尾(中日)に並び最多となった。