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伊倉おはぎ暗示解除ゲーム ①/Novel by じぷのん

伊倉おはぎ暗示解除ゲーム ①

1,557 character(s)3 mins

Xにて公開していた「暗示解除ゲーム」を一部見直してpixiv向けに再投稿したものです。

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『しばらく作業に集中したいから配信はお休み期間!』

そのポストを最後に、しばらく音沙汰のなかった伊倉おはぎ。
基本、配信がなくてもヒプナーを吸おうとTLに出没する妖怪みたいな生態ゆえに、ヒプナー達も心配が募っていた中。
突如として、前触れもなくXに配信告知がポストされた。

『【復活!!】復帰配信!お休み期間のこと話すぞ』

配信の内容自体に怪しいところは見えない。
ただ、まるでポストもしなかったのに急に生えてきた配信。
気をもみながらも、それはそれとして復帰はめでたいということで配信は開始した。


「お、なんか突発の割に随分集まりいいじゃん!みなのものうつろめ~~」

その配信は、いくつもおかしな点があった。
まず、復帰配信と銘打っているのに、本人が「突発雑談」と認識していたこと。
次に、お休み期間に関しての話題を出さないこと。
それどころか、コメントにその話題が上がっても、意図的に内容がスルーされていた。
そして極めつけに、いつも通りの雑談配信のレイアウトに追加されていた、注意書き。


 『伊倉おはぎは休んでいる間に催眠洗脳され、暗示をかけられています』
 『休んでいたこと、暗示を受けていること、そしてそれらに関係する話題は、認識できません』
 『暗示は3つ。それぞれ特定のワードがトリガーとなって発動します。』
 『みごと全ての暗示を発動させ、暗示内容をコメントすれば、全ての催眠が解除されます』
 『タイムリミットは配信終了まで。クリアできなかった場合、暗示は自然に解けるまでそのままです。』
 『何もしらない伊倉おはぎを、どうぞお楽しみください。』


「んー…?集まってる割に静かじゃない?もっと話せー!」

注意書きにざわつくコメント欄も、伊倉にはまるで見えていないかのような反応をする。
「催眠」「洗脳」といった、普段から配信で頻出する単語は反応するが、
「伊倉が催眠にかかっている」という方向に話題がいくと、とたんに無反応なのだ。
とはいえ、まだからかっている可能性も残っている。
そもそもが催眠フェチが高じて配信者をやるような人だ。そういう企画配信、というどっきりかもしれない。
そう思いながら、暗示のトリガーに関する方向へ話題が移っていったとき、変化が起こった。

 [でも何もなしにトリガーって言われても候補が多すぎるとこはある]
 [時間停止に絞ってローラーとかはありですけどね。『フリーズ』とか]
 [これがオリジナルなやつだと流石に出ない、ヒントありきになるぞ]

考察コメントが流れる中、3つ目のコメントが画面に出た瞬間。
コメントを目で追っていた伊倉の様子が変わった。
すっ、と背筋が伸び、表情が笑顔に変わる。
そして、自分の発言をばっさりと切り上げ、別の台詞を言い始めた。


「はい、伊倉はヒントロボットです。ヒントをお教えします。」
「時間停止のトリガーは、停止と解除の2種類です。どちらも『らおは』の文字が入ります」
「次のヒントは、暗示を1つ発見すると回復します。」
「ヒント使用ペナルティを適用します。ペナルティとして常識改変が行われました」
「一人称が"催眠人形"に変更されました」
「伊倉は配信者モードへ切り替わります。」


「………んあっ。でさ、催眠系のゲームって幅も広いしほんと母数少ないから。新作はほんと嬉しい!」
「催眠人形、前のやつめっちゃ好きだったからなー!さすがに配信じゃできなさそうだけど…」

一瞬、機械的に話しはじめたことなどなかったかのように、伊倉は前の話題に戻っていた。
そして、「ヒントロボット」の言っていた通り、ごく自然に一人称も変えられていた。
ヒプナー達は、ここへきて事態が本物であることを理解した…。

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