【あいさつ全文】退任の巨人原監督「個人的な話をさせて。私の心境は1点の曇りもございません」

  • 巨人対DeNA 最終戦セレモニーで巨人阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(中央左)を抱き寄せて耳打ちする原監督(撮影・宮地輝)
  • 最終戦セレモニーで巨人阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(中央左)を呼ぶ原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 最終戦セレモニーで巨人阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(左)と握手する原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 今季最終戦を勝利で飾り、ファンの声援に応える巨人原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 最終戦を勝利で飾り、喜ぶファンに手を広げてあいさつする巨人原監督(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA 5回裏巨人の攻撃中、舌をだして笑顔の原監督(右)。左は阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA 最終戦セレモニーで辞任を表明した巨人原監督は、大声援の中、手を振り引き揚げる(撮影・浅見桂子)
  • 最終戦セレモニーで巨人菅野(左)からの花束に笑顔を見せる原監督(撮影・宮地輝)
  • 最終戦セレモニーで巨人岡本和(手前)からの花束に笑顔を見せる原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 今季最終戦を勝利で飾り、ファンの声援に応える巨人原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 1回裏巨人の攻撃で、「名将 原辰徳監督」「原監督 感謝」のボードを掲げるファン(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA 今季最終戦を勝利で飾り、巨人阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(右)と握手する原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 今季最終戦を勝利で飾り、あいさつする巨人原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 5回裏巨人1死一、二塁、坂本の併殺打についてリプレー検証を求める原監督(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA リクエストを要求する巨人原監督(撮影・宮地輝)
  • 巨人対DeNA 4回裏巨人1死、大城卓の投手強襲内野安打にニヤリとする原監督。奥は笑顔の阿部ヘッド兼バッテリーコーチ(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA 1回裏巨人の攻撃前、並んで笑顔を見せる、左から巨人阿部ヘッド兼バッテリーコーチ、原監督、大久保打撃チーフコーチ(撮影・浅見桂子)
  • 巨人対DeNA 退任する巨人原監督はファンに手を振りグラウンドを後にする(撮影・滝沢徹郎)
  • 01年、02年度の巨人新体制発表でスタッフと笑顔で写真に納まる
  • 89年、近鉄との日本シリーズ第5戦で満塁本塁打を放ち、両手を突き上げて喜ぶ
  • 80年、ドラフト会議で巨人入団が決まり自宅玄関でで母勝代さん(右)と笑顔
  • 05年、秋季キャンプを訪れた父貢さん(左)と話し込む
  • 11年、新日本プロレスの真壁にスリーパーホールド
  • 14年、春季那覇キャンプの沖宮参拝で獅子にかまれる
  • 14年、秋田遠征でなまはげのお面に向かってファイティングポーズ
  • 11年、アントニオ猪木さん(右)とダァー!
  • 22年、贈呈された伊勢エビを手にポーズ
  • 13年、よみうりランドから贈呈された優勝記念ケーキを前に胴上げポーズ
  • 巨人対DeNA 最終戦セレモニーで辞任を表明した巨人原監督は、大声援の中、手を振り引き揚げる(撮影・浅見桂子)

<巨人1-0DeNA>◇4日◇東京ドーム

ありがとう、若大将。巨人原辰徳監督(65)がDeNAとの今季最終戦勝利後のセレモニーでのあいさつで、今季限りでの辞任と、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)に指揮官のバトンを託すことを表明した。監督通算17年目の今季は4位で、2年連続でCS進出を逃した。同一監督の2年連続Bクラスは球団史上初。3年契約の最終年となる来季を待たずに身を引くことになったが、巨人のユニホームを身にまとい、さわやかに、熱く戦い抜いた。思いの丈を伝えた最後のあいさつを、全文でお届けする。

  ◇  ◇  ◇

2023年、10月4日、全日程が終了しました。ちょっと早すぎます。規制もなくなり、たくさんのファンの方にグラウンドに足を運んでいただき、大声で声援、歓声、たくさんいただきました。1年間、本当にありがとうございます。

あらためて、ファンあってのプロ野球、ファンあってのジャイアンツ、本当にそう思いました。本当にありがとうございます。チームは昨年度、Bクラス、「奪回」という目標の中、懸命に戦ってまいりました。先ほどのビデオを見ていると優勝しているかのようなゲームが多い。しかし、道のりは険しいものでした。選手、コーチ、スタッフ、全力で戦い、1つになり、戦いました。しかし力及ばず、成績、みなさんの前で誇れるものはなく、期待に応えることができませんでした。これがひとえに監督である、私の責任です。本当に申し訳ありませんでした。とはいえ、ここにいる選手たち、来年も戦ってくれる選手がたくさんいます。ユニホームに悔しさを刻んで戦い抜きます。今年と変わらない、温かい声援をよろしくお願いします。

これから個人的な話をさせていただきます。

22歳、巨人に入団しました。選手15年、コーチ3年、監督17年。35年、戦い抜きました。現在、65歳。その時々のオーナー、正力さん、渡辺さん、そして現オーナーの山口さん、育てていただき、託していただき、感謝しています。しかし、勝負の世界が厳しいということは当然理解しております。

17年監督をやり、父の教え、最後まで生きたことがあります。考え事、悩み事、心配事。監督になれば増えると。ただし、床に頭をつけたら寝るんだと。どうしても考えたい。そういう時は部屋に電気をつけて椅子に座って考えろと。最後の最後までこの教えは教訓とし、エネルギーとしました。朝はいつも希望に満ちて、よし、今日はやるぞと目覚めた。これがあったからだと思います。球場に来れば勝利、勝つことを考え、最善策とはなんぞや、全力で1日1日、1試合1試合、戦って参りました。このような成績に終わり、山口オーナーとしっかり話しました。

Bクラス確定の夜に、2つの約束をしました。1つは、辞任します。もう1つは若い新しいリーダー、阿部慎之助くんに、チームを託そうと。そういう決断をしました。本当に、ジャイアンツファンの皆さま、そしてベイスターズファンの皆さまも残っていらっしゃいます。野球ファンの皆さま、本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

私の心境は1点の曇りもございません。晴れ晴れとした気持ちでバトンを阿部に渡し、マイクも渡します。本当にありがとうございました。

【動画】一時代を築いた名将 巨人原辰徳監督、今季最終戦白星で飾り球団歴代単独1位1291勝