アカメカブトトカゲの習性と個性について
はじめに
基本的には臆病で警戒心が強いアカメカブトトカゲ。
「餌を食べるシェルターを飼育しているようだ」と海外でも日本でもよく言われている。
私もそう思う。
ただそんな習性を持ったアカメカブトトカゲでも、十匹十色で、ちゃんと個性もある。
自分自身が飼育しているアカメカブトトカゲってどういう個性をしているんだろう?となった時に、判断材料として他の飼育者のアカメカブトトカゲの個性がネット上にあると少しは判断しやすいのでは?って事で、私が飼っているアカメカブトトカゲの紹介とそれぞれの個性を掘り下げてみたものを記録しておく。(紹介したいだけじゃないんだよ?)
ポム(pomme/♀)
名前の由来
アカメカブトトカゲの特徴と言われている、目の周りの赤い模様。
赤い果実の定番、フランス語でリンゴという意味。
個性
ポムは初日から人間をあまり恐れず、ケージ内を動きまわるのが大好き。とてもおてんばでマイペースな性格。私がピンセット給餌をしていたら、今頃は慣れてくれていたんじゃないかなってのは少し心残り。ミスト(水)が大好きで、稼働すると巣穴から出てきたり、ほぼ毎日池で泳いでいる。
コオロギだけでは飽き足らず、魚や貝も大好物。
基本的に寝る時は一匹。ただ寂しい(?)ときもあるようで、日中ピートを散々無視していたのに、夜になるとピートの体に寄り添うように寝る時もある。(ピートからしたら若干扱いが難しそうではある)
そのマイペースさは突出していて、子供が構ってアピールしても動じない。
飼い始めた頃からずっと不思議なことが一つある。うちは飼育ケージからテレビが見える位置にあって、テレビをつけるとシェルターから出てきてしばらく見ている時がある。最初は気のせいと思っていたけど、消すと引っ込むので、ポムにとってはテレビの映像は何かしら気になる存在なのかもしれない。
ピート(peat/♂)
名前の由来
ピートの体の色が通常のアカメカブトトカゲより若干茶色が混ざっていることから。
茶色を連想する泥、黒を連想する炭で泥炭(でいたん)。それを英語にしたもの。
響きも気に入ってる。
個性
ピートは初日から臆病で、人間が活動する時間はシェルターから出ないのを徹底する。たまに写真を撮らせてもらう時は大体油断している時。
ポムが大好きで、生活の中心がポム。
ポムが起床すれば活発になるし、ポムが寝るならおとなしくなる。日中は自身のシェルターの暗い陰からポムを目で追うのが日課になっている。(ホラーじゃないよ!)
目と目が合えばどこに居ようとぶるぶる震えてアピールするが、そっぽを向かれても深追いしない紳士。
基本的に寝る時は自身の子のフィグと一緒に寝ている。一時は子供二匹、卵一個を担うイクメンっぷりだった。
たまにポムから川に行こうよと言わんばかりのボビングがあるが、ついていく時のウキウキっぷりは、カメラ越しにも伝わってくる。
ピートはポムが外に出ないとシェルターから離れないので、そういう面でもポムの存在は大きい。私がこの二匹をできるだけ隔離したくないのは、ピートはポムが居ない環境でどうなるのかが分からないのが怖いっていうのがあるから。
フィグ(fig/子)
名前の由来
おそらく雌だろうと踏んで、母親の名前の赤い果実をベースに、泥炭を配合した土壌と相性が良い、そんな果実といえばイチジク。
生まれてから7ヶ月間、ずっと1号と呼んでいたのもあり、この呼び方にも愛着はあった。第一子という意味でも、どうにか組み込めないかと考えた時に、英語にすればFemale Ichi Gou(雌1号)に出来ると気づいて決まった。
個性
薄明薄暮性と言われるアカメカブトトカゲ。
実際にポムとピートは早朝と夕方の活動が多い。
だからと言って昼間に寝ているわけではなく、シェルターの中で目を開けてじっとしている。昼間に完全に寝ている姿は見た事がなく、しっかり瞼を閉じて寝ている時間は22時から5時くらいの印象。
対してフィグは二匹より寝る時間も起きる時間も遅めで、朝も昼も夕方も縦横無尽にケージ内を動きまわり、魚鑑賞や木登り、川での水遊びをしている。
目があってもポムのようにあまり逃げないが、逃げる時はピートのようにとんでもなく早い。
母親のように更なるおてんばっぷりを発揮するのか、父親のように臆病だけど謙虚で優しくなるのか、はたまた…。
どうなることやら〜。
見た目
同じように見えて、実はそうじゃない見た目。
私はこの1年ちょっとの間で、見守りカメラ越しでもどちらかを見分ける事ができるようになった。
普段どういう行動をするか、どういう癖があるかも把握しておくと、きっと分かるようになると思う。
ピートはおちょぼ口が愛らしくて、ポムは右目の模様にビックリマークが付いてたり、背中のトゲもまるで違う。
だからたまーーーにピートを目視できると、背中のトゲトゲっぷりがめちゃくちゃカッコいいなって。
もしもこのトゲに防御的な役割があるとすれば、ピートの性格とトゲが非常にマッチしているとも言える。はたまた強さの象徴なのか、体温調節のためのものなのかは分からない。
まとめ
アカメカブトトカゲは確かに警戒心が強い。
しかしその中でも個性やそれぞれの物語りがあると分かれば、餌を食べるシェルターでも可愛らしく思えてくるんじゃないだろうか。
他の飼育者さんのアカメカブトトカゲも、私が知らない魅力的な個性がきっとあるはず。
自分の飼ってるアカメカブトトカゲはどうだろう?と考える際に参考になれば。
おしまい。



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