<日本ハム2-5西武>◇11日◇札幌ドーム
日本ハム吉川光夫投手(26)が粘投も実らなかった。2回に2失点したが中盤以降は無失点に抑えた。球数100球を超えた8回。先頭打者木村に決定的な右越えソロを食らった。この回3失点で万事休す。「8回の1発とその後の四球ですね」と淡々と振り返った。今季自身最長の8回を執念で投げきったが、8安打5失点(自責3)で2敗目。西武岸とのエース対決に投げ負けた。
観客席には恩人の姿があった。プロ2年目のオフに米ハワイ・ウインターリーグに参加。当時、通訳を務めた当地在住の矢口昇さん(43)が、来日の合間を縫って札幌ドームに駆けつけていた。約2カ月の武者修行を経て成長した姿を、この日は見せられなかった。パ・リーグの開幕6投手ではただ1人の未勝利となった。「チームが勝てないと意味がないので」と責任を背負い込んだ。吉川の春は、まだ遠い。