金大は20日、人間社会研究域の50代男性教授が学生に暴言などを繰り返し、研究者に対しても教育や研究の権利を侵害する行為があったとして、出勤停止1カ月の懲戒処分にしたと発表した。期間は21日から3月20日までの1カ月間。
金大によると、男性教授は2022年度から23年度にかけて、学生に人格を傷つけるような暴言や威圧的行為、経年劣化で破損した物品の弁償を迫るなどのアカデミックハラスメントを繰り返した。別の研究域所属の研究者にも教育研究上の不当な権利侵害、研究発表に関わる不適当な言動などのパワーハラスメントがあった。
学生と研究者は24年8月、金大の総合相談室に被害を訴える相談申出書をそれぞれ提出。相談を受けて金大は同大教員と事務職員によるハラスメント調査委員会を設置し、行為の存在を確認した。金大によると、男性教授は行為を認め、反省しているという。
金大は、教授の氏名やハラスメント行為の具体的な内容などは被害者のプライバシー保護のため明らかにできないとしている。和田隆志学長は「極めて遺憾であり、職員の研修受講の徹底など再発防止活動を一層強化し、社会的信頼の回復に努める」とコメントした。
金大によると、「ハラスメント行為」を理由とする懲戒処分は18年度以降、今回を含め3件目。
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