破れつづけるラップについて +α
ペンギンです。
この前、ラップをくるくる引っ張ってて思ったんですけど、
ラップって、ここ↑がこんな感じで開いて、
そこからラップがバーッて出てきて、
ピッて切って使いますよね。
時折、ラップの歯が当たったり、何かの拍子でピリッと端っこが破れると、
そこからバーッと傷口が広がっていって、
「ちょっと引っ張ってれば元に戻るだろう」なんていう甘い考えをよそに、
どんどん取り返しがつかなくなる。
いつしか、2つの小さいラップが並行して走るようになってしまう。
こうなってしまうと、もう簡単には戻れない。
引っ張れば引っ張るほどどんどん溝が深まっていって、距離が開いていく。
しかも、小さいラップもさらに分派していって、
のれんみたいに細長くなった島々が形成されていきます。
これはもはや、小宇宙といっても良い。
同じ1つのラップだったものが、少しの裂け目をきっかけにどんどん別れていき、独立していく。
こうなるともう、「最初からそれぞれ違うラップだったんじゃないか」という感覚になってしまいます。
色も違うし、素材も、質感も、用途も、何もかも違う。
各々の透明な道があって、各々の意志でまっすぐ進んでいく。
1枚岩だった時にはなかった「意志」が、ラップに芽生えている。
1枚岩の時よりも、はるかに力強く、各々の意志で行動している。
もしかしたら、ある一派は、水のように透明で清潔な「青い島」を形成するかもしれない。
もしかしたら、ある一派は、燃え盛る大地に根を張った「赤い島」を形成するかもしれない。
またある一派は、文明のいきすぎた進展によって廃液と汚濁にまみれた工業都市のような終焉を迎えるかもしれない。
もとは同じ1つのラップだったのに、裂け目が物理的な境界を形成し、物理的な境界が文明・文化の境界を形成し、
それぞれの発展を遂げていく。
今となってはもう誰も、「もとは同じ1つのラップだったんだ」というルーツを知らないし、知ることもできないし、知ろうとすることすら出来ない。
この感じが、なんかすごく、
『ワンピース』っぽいなあって、思ったんです。
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