スノボ村瀬心椛、“679文字”の心境告白 スロープスタイル完璧な高難度トリックも得点伸びず「正直着地した瞬間金メダル獲れた」【冬季五輪】
ミラノ・コルティナ五輪はスノーボード女子スロープスタイル決勝が現地2月18日に行なわれ、女子ビッグエア金メダリストの村瀬心椛(ここも)が85.80点で銅メダルを獲得した。ラン3回目で完璧なトリックをみせたが得点は伸びず逆転できなかった。中継番組のインタビューでは悔し涙を流した。 【画像】ビッグエア金に続き2個目!スノボ女子スロープスタイル村瀬心椛を厳選ショットでお届け! 女子ビッグエアを制し2冠を目指す村瀬は、決勝1回目のキッカーで「フロントサイドダブルコーク960」を決めて79.30点と高得点をマークした。2回目は「トリックコーク1260」にトライしたが、着地に失敗。その一方で、五輪初出場の19歳・深田茉莉が87.83点で暫定トップに立った。 この時点で2位の村瀬は勝負のラン3回目で勝負をかける。キッカーで「フロントサイドトリプルコーク」「キャブ960」「バックサイド1080」を完璧にメイク。高難度トリックに会場は大きく沸き上がり、村瀬自身も着地と同時にガッツポーズが出た。確かな手応えを胸に得点を待ったが、結果は思ったほど伸びず。深田を上回れず優勝はならなかったが、村瀬はすぐに新女王のもとへ歩み寄ってハグを交わした。 競技後は一緒に競い合ったと仲間たちと健闘を分かち合い、笑顔を浮かべていた村瀬だったが、やはり悔しさは隠しきれなかった。表彰式後のフラッシュインタビューでは、「2冠、“金、金”を目指し、そのための完璧なルーティンができて、優勝できたと思ったのですけど。思ったような点数が出なかった」と答えた。 続けて、「今までで一番良いランを皆さんにお届けできたので、ものすごく嬉しいですけど、銅は悔しいです。皆さんの期待に応えられなかったのが、すごく悔しいです」と正直な心情を明かした。時折、悔し涙をぬぐいながら「もっと修行しないといけないと感じました。この悔しい思いを次のオリンピックにぶつけようと思います。ありがとうございました」と先を見据えた。 そして競技後、村瀬はインスタグラムを更新。偽りない本音を、実に679文字で綴った。 「正直着地した瞬間。やっとスロープスタイルでも金メダル獲れた。そう思ってしまいました。今までの辛い思いや苦労してきた事。全ての事を着地した瞬間思い出しました。私は本気でここの舞台に立ち、全力を出し尽くしました。皆様の期待には応えられませんでした。二冠獲ってたら相当カッコよかっただろうな。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい」 「動画を見れば見るほどもの凄く苦しくて、やり切った技でやり切ってない様な感覚が残っていて凄く辛いです。Worldでもこんなに点を引かれた事が無かったので、オリンピックでこんな風になるとは思ってもいませんでした。メダル2つ取れたことは物凄く嬉しいです。だけどこんなんで終われるわけがない。今の私の気持ちです。率直な気持ちですみません」 「だけどそのぐらいガチで挑みました。こんな悔しい気持ちは一生ありません。忘れません。でもこんなんでクヨクヨしてる場合じゃない。私はまだやれます。まだ出来ます。満足するまで足は止めず挑み続けます。自分らしい滑りがまた歴史に名を刻めるように」 「日本に帰る時は笑顔で楽しんで帰ります。皆さん日本で待っていてください。皆さんで勝ち取ったメダル。皆さんのおかげで獲れたメダル。素晴らしい景色を見せて下さった皆様ありがとうございました」 「サポート応援ありがとうございました。夜中までテレビで張り付いて見てくれた全国の皆様ありがとうございました。これでビックエア、スロープスタイル、沢山の方に知ってもらえたかな。これからもスノーボード盛り上がるといいな。次こそは本物の王者になりたい。なってみせる。 ここも」 構成●THE DIGEST編集部